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オシエシラバス レビュー

オシエシラバス(1) (ヤングガンガンコミックス)

高尾 じんぐ / スクウェア・エニックス


 「オシエシラバス」はいわゆるひとつの家庭教師モノ漫画です。


 あらすじ

 女子高生の主人公が古本屋で参考書を買ったら、中から「持ち主を志望校に合格させることが使命」と言い張る家庭教師が出てきたよ!


 ありがちな題材で無難に構成したストーリー

 え~、あらすじを見て頂ければ分かる通り、ぶっちゃけこの漫画はストーリーだけ見れば特に目新しい要素がないです。いわゆるドラえもん系作品のテンプレートを、無難に無難に組み合わせている。
 唯一、新しいというか珍しい要素といえば、題材となっているのが「家庭教師」であるということでしょうか。ありそうでないよね、家庭教師。ジャンプのアレはバトル漫画になってはや数年だし。

 一応、つかみというかフックとして「参考書の中から家庭教師が出てきた!」という設定が存在しますが、それが意識されるのは本当に序盤も序盤だけで、別に魔法的なサムシングが扱えるわけでもなく、悪く言えば地味~な作品に収まってしまっているとも言えます。

 しかしながら、短所というのは裏返せば長所になる場合もままあり、この作品の場合は、それがかえって魅力となっているのです。


 今作においても「高尾じんぐ」らしさが光る

 作者の高尾じんぐ先生といえば、前作「んぐるわ会報」でもそうでしたが、「漫画キャラらしい漫画キャラ」というのは登場させず、現実の延長線上に存在しそうな登場人物同士で、淡々としたかけ合いを行わせることに定評のある漫画家です。

 それが顕著に表れているのは絵柄であり、

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 やや硬質な、それでいて写実的な背景と、現在流行っている路線に比べればかなりマイルドなデフォルメに留まったキャラデザインが特徴となっています。
 分類すれば萌え系作品に該当する本作ですが、その画風とかけ合い時の落ち着いた空気が合わさって、他の作品とはまた違った、独特の味わいを持っているのですね。

 萌え系と言えば、原色の絵の具をぶちまけたかのようなキャラキャラとした雰囲気の作品が多い昨今において、セピア調のもの柔らかな雰囲気を持った本作は、確かな個性を持って屹立しているといってよいでしょう。


 とはいえ、全編が全編そんなムードで描かれているというわけでもなく、

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 要所要所では、きちんとボケたりオーバーなリアクションを返したりします。
 そして、それがアクセントとして機能し、上述した高尾先生の個性を際立たせる形になっているのですね。


 百合もあるでよっ!

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 まとめ

 そんなわけで、「オシエシラバス」は穏やかなかけ合いと画風、そして百合が楽しめる家庭教師コメディです。

 華やかなだけじゃ物足りない、というアナタに是非。

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by ejison2005 | 2011-07-29 02:57 | 漫画
仮面ライダーオーズ 第43話 感想
 「ハゲタカと対立とアンクリターンズ」

 ウヴァさんwwwww
 いやあ、廃品回収のおっちゃんに憑依して移動して来たり、生き返れた欲望が「リア充爆発しろ」だったり、生き返らせてもらっといて「フン! 俺の実力だ!」と言い放ったり、他の諸々がどうでも良くなるくらいのウヴァさんデーだったわ。どうしてあなたはそんなに面白いの。

 何よりも凄まじいのは、終盤のワンエピソード消費して復活しときながら、ウヴァさんに何か出来そうな気が一切しない点だよなw ろくでもない目に遭う事だけは容易に想像がついちゃうけどw


 6枚揃ったけど自力で肉体維持は無理でした
 設定的にはコアメダルの3分の1を破壊されたからですけど、お話的にはまあ、最終的にアンクを生かすためだよなー。3枚破壊してこの状態なら、クジャクとコンドルをもう1枚ずつ割っとけば完全に以前の状態に戻りそうだし、タジャドルも引き続き使えるし。
 というわけで、レッドメダルが更に破壊されるのはほぼ確定だと思いますが、問題は戦った後、アンクをいかにして仲間へ引き戻すのかということ。
 刑事さんとアンクは二者択一ですからね。やはりここは、「オーズが戦うためにはアンク(のスローイング技術)が必要だ!」ということで、刑事さんが身を引くのがベストでしょうか。番組終了後は、モモタロス達みたいに憑いたり憑かなかったりでひとつ。
 しかし本当にそうなった場合、んな社会人の隠し芸みたいな能力を買われて元鞘へ収まることになるのか。芸は身を助けますなあ。


「でなきゃ、コアを全部砕く!」
 こえー! 火野さんマジこえー! なんかこう、グリード化というかゴンさん化が着々と進行しつつあるような気がする。
 しかしながら、ここでウダウダと悩まないのが火野さんの魅力でもあるよなあ。生半可な主人公ではこうはいかない。こいつにはやると言ったらやる……。

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 まあ、ジョルノほどクレバーなわけじゃないから、土壇場では葛藤とかあるんでしょうけど。


 VSハゲタカヤミー
 肉弾戦に強いわけではなく、バースバスターがしっかり通じる程度には皮も薄いという事で、本当に突風芸頼りなヤミー。案の定というか何というか、対策を取られてシャゴリタで挑まれたらあっさり負けちゃったね。
 しかし、最近は亜種コンボで戦う機会が少なかったからあらためて思ったけど、オーズの戦闘で一番面白いのは亜種コンボ使ってる時だよね。そもそものコンセプトが、頭、胴、脚の様々な組み合わせを見せよう! というライダーなわけだし。
 今回の戦闘では、タコレッグで踏ん張りつつクレーンアームでバースも固定し、ゴリラパンチ&セルバーストで空中を逃げるところを撃破しているわけだけど、これだけライダーに備わったギミックが駆使されるとステゴロ派の僕も嬉しくなってしまうわけですよ。
 リスクがでかいということで、去年のエクストリームに比べればプトティラは控え目な出番に留まっていますが、それでも出さないわけにはいかないからなあ。


「コアメダルは必要だよ。破壊してはいけない」
 ※今年のMOVIE大戦的な意味です。
 大人の都合を意味深に代弁する男、鴻上光生である。
 最終的には火野さんに前オーズみたく全メダルをスキャンして暴走して欲しいと思ってるんだと思うけど、単に興味本位で見てみたいだけって気もするなあ、この人。


ウヴァさん「力が欲しいか……?」
 ここ、よく考えたら爆散して落っこちていた位置とは違うんだけど、手摺からも自分で跳ねあがって来たし、ひょっとして自力で移動したんだろうか。パネェ!
 紫や赤も相当特殊なメダルだったけど、特殊性という意味ではウヴァさんが一番なんじゃなかろうか。惜しむらくは、備わった特殊性が戦闘力に全く結びついていないところ。


 グリードだよ! 全員集合!
 カザリさんの「え? 何でお前らが復活してんの??」という表情がw
 カザリさんは、前半、中盤にあれだけ暗躍しといて、後半になるや否や急に空気読んで家猫化しちゃったのが運のツキかなあ、と思う。ウヴァさんを出し抜けたのはリスクを省みずにメダル取り込んだことと、情報戦で優位に立ったからなのに、今度は自分が同じ失敗をするという。


 次回予告
 そしてこの次回予告である。カザリさんあかん! このタイミングで完全体は死亡フラグや!


 今週のゴーカイ
 志は既に一人前のヒーローである鎧だけど、唯一の難点は過保護に過ぎることだというのが、ジョーとの対比で分かりやすく浮き彫りにされてましたね。ここはそのうち、克服回がくるんじゃないかと思う。
 しかし、豪竜神は本気の本気で売りに来てるよなあ。三段変形というプレイアビリティの高さに加え、隕石破壊という印象に残る活躍までやってのけてるし。あとはもうちょっと、ドリル時での活躍が多ければ言う事はないんですが。

 お手製大百科に対する各自のリアクションでは、意外と真面目に読みこんじゃってるマーベラスが面白かったです。事件発生まで熟読してたぞw

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by ejison2005 | 2011-07-26 04:52 | アニメ
週刊少年ジャンプ 11年 33号 感想
 ピングドラムは、そろそろ基本的な設定や状況を視聴者(つーか双子)に開示してくれてもいい気がするの。というか、双子がとっととエロイ時の妹さんに聞いて欲しい。「……今はまだ語るべき時ではない」という答えが返ってきたとして、それも立派な情報なんだし。
 今のところは情報を小出しにして引っ張る方式のアニメなんだから、ちょっとずつでもそれを切り崩していかないとモチベーション的にきつくなってくる気がするんですね。

 それをせず、コントや演出でここまで引きつけてくるのは凄いと思うけども。


 ナルト

 が、我亜羅パパよえーっ! よく風影になれたなオイ……。
 先週読んでた時は、「当然こっから何かの術を使って我亜羅を窮地に追い詰めるだろう」とか思っていたんですが、ふっつーに封印されちゃったよ。砂金の比重は砂より重いとか言ってたのは何だったんだぜ。

 過去回想に関しては、先週も述べましたがかなりどうでもよかったです。


 トリコ

 漫画ではなく、先週やったアニメの方の話ですが、グルメスパイザーをゴミみたいに投げ捨てるスタージュン様(小松の包丁を品定めするあのシーン)を見て、そりゃそうだよなと思いました。誰がどう見てもいらんよあんなもん。

 サニーですが、リーガルマンモス編でのスペックが「20万本・25メートル」だったんで、軽く倍くらいにパワーアップしてる計算になりますね。トリコの方もそろそろ20連くらい、いきそうだからなあ。そのうち、射程が長くなりすぎてバトル時のコマ割りが面倒くさいことになるんじゃなかろうか。

・デスフォール攻略開始
 今回の自然環境適応はサニーのおかげもあってかなりアッサリ終わりそうだけど、事前に内容が分かっていて対策してきたんならそらそうかな、と思ったり。前にも述べた通り、それはテストでカンニングするようなもんじゃね? とも思うけど、どうせ中には猛獣がいるんだろうからそいつとのバトルで困難さを演出するのでしょうか。


 バクマン。

 港浦さんが公式でもちゃんとクズ扱いされてちょっとだけ溜飲が下がりましたが、まだだ! まだ俺は満足しねえ! 路頭に迷うまで追い込むんだ! と考えてしまう辺り、どんだけ僕はこのキャラが嫌いなんだろう。しかも嫌われキャラとして成功、というわけでもなく、持ち上げるべきジャンプ編集部の一員として描かれてるのよね、彼。

 そんなことより本編ですけど、電話先の相手が原作ってだけだと今は亡き七峰編の焼き直しみたいになってしまうし、ジャンプに不満を持つ人間同士で結託して内部から何らかの復讐行為を行うって展開ですかね。
 電話先の相手の容姿をシュージンに似せているし、東さんをサイコー、電話主をシュージンと対比させてまた誌面バトルでもやるんでしょうか。
 年齢的に知り合いだろうし、ここで中井さんが関与してきて痩せるなり更生するなりしてくれるといいな。

・ぱんちらファイト
 まあ、いつも通り設定聞いただけでは大して面白くなさそうな作中作で、それだけなら語ることもあんまりないんだけど、服部さんの顔芸で何とか頑張って「面白い漫画を読んでる雰囲気」を生み出そうとしてるなーと思ったり。
 最終的には、漫画読んだリアクションでダルシムになって地球を救えばいいんじゃないかな!


 リボーン

 色々置いといて、ツナがボンゴレの後継者として何らかのアクションを示さないと、オチるにオチないんじゃないかな、このエピソード。

 何だかどうしょうもないくらいの雑魚っぷりと小者っぷりばかりがクローズアップされてしまったデイモンさんですが、彼が行動を起こしたきっかけは「こんなボンゴレを守る価値はあるのか……?」と思ったことにあるわけですし。
 ツナには主人公として、デイモンさんをフルボッコにした人間として、行動でもって答えを示す義務があると思うのですよ。


 スターズ

 おお、ちゃんと筆記試験とかあるのか! そして全国から宇宙を目指して集まった102人の中で総合2位とか37位とか55位なのか! ハンパねえ! なんか僕でも宇宙にいけそうな気がしてきた!
 う~ん。前にも宇宙のステルヴィアとの比較で書いた気がするけど、SF設定ではなく、現実の延長として宇宙学校をやるとやはりこういうところで無理が出てくるのかな、と思います。宙地君はともかく、他二人もすげえ勉強できる設定だったならすまない。

 だがまあ、そんなことはどうでもいい。男のライバルキャラもどうでもいい。
 大事なのは女子中学生のピッチリスーツ姿なんだ。それも飛び抜けてスタイルがいいわけではなく、あくまでも女子中学生的な体型なのが良い良い。
 それを着てのリアクションも素敵ですね。ガンスルーするのではなく、ちゃんと男子の目にさらされて恥じらいを見せている。ブラボー! 何故もっと早くピッチリスーツを出さなかったんだ!!!!!

 不安があるとすれば、以前ちょこっと出てきた宇宙服やバーチャル映像を見る限り、今後宇宙に出た場合には鎧みたいなのを着込みそうなことでしょうか。ば、馬鹿なー!


 SINS(金未来杯作品)

 んー、なんか一般的なイメージからくる天使と悪魔の役割を入れ替えてみただけって感じの読み切りでした。

 第一の問題は、最初に書いた通り、「入れ替えただけ」になっていることですね。あえて天使を悪者として描くことで伝えたいテーマというものが、一切感じられない。ぶっちゃけ、これなら悪魔が悪者で主人公が悪魔払いの専門家でも何の問題も無い。
 あまりにもテンプレすぎるから、とりあえず一般的なイメージと配役を変えてみましたってのじゃ、あんまりにもあんまりだと思うのです。

 第二の問題は、被害者が誰もいない件。いや、一応冒頭の女の子とか小学生の少年とかが襲われてはいるんですけど、物理的に襲われるところを主人公が助けました、はいおしまいでは被害者役を振った意味がない。
 被害者の役割ってのは、モンスターに襲われてドラマを生み出すことにあるわけだからね。物理的な損害以上に、精神的な損害を受けることが重要なのです。
 例を挙げると、「病気のおとっつあんを一生懸命支える可哀想な町娘に見惚れた悪代官が、親切なふりして近づき借金を背負わせる」というストーリーがあります。このにっちもさっちもいかなくなった娘さんをマツケンとかが救う事によって、主人公カッケーとも思えるようになるし、町娘さんは調子イイ奴に引っかかってはいけませんよ、という教訓を得て成長を果たすわけです。
 少年が天使のアドバイス通りに行動するシーンはあるんで、描こうとした片鱗はうかがえるんだけどね。この設定ならば、読み切りとしては過分なバトルシーンを少々減らした上で開始時から天使の言いなりみたいな状態にしておいた方が、襲いかかられたシーンに意味合いが生まれたと思います。天使との交流が少なすぎる。

 一応、全体として好意的に解釈すると、天使の力で告白しようとした人間に対し、奇妙な方法でも自力で告白する主人公で対比のドラマを発生させ、優しくしてくれたのがお互いだけということで友情ドラマを発生させようとしたのだと思いますが、まずどちらかにテーマを絞った方がいいし、少年が「あいつに比べて天使なんかに頼ろうとした僕はなんて愚かだったんだ……」と気づかないと対比もへったくれもないんで、そこら辺が改善点でしょうか。


 マジコ

 最初から三人でかかれば絶対勝利だったんじゃないですかね。


 鏡の国

 ラブコメでこういう描写があるといつも思うのですが、わらわらとヒロインに群がる男達はTウィルスにでも冒されているのでしょうか。

 しかし、それにしても松川さんは可愛い。個人的には、このままキマシタワー状態でいて欲しい。この主人公はかなり強くヒロインへの想いを描写してるから、下手に惚れると何か不憫な感じになってしまうし。
 その点、メインヒロインへの百合的な立ち位置ならば、仮に主人公とメインヒロインがくっついちゃっても居場所が確保できるから幸せ度は高くなると思うのですよ。
 サブヒロイン派に残された救いの道……それは主人公ではなくメインヒロインへ惚れさせることだった!


 超能力者斉木楠雄のΨ難(読み切……り?)

 なんだかよく分からんが、麻生先生はどんな扱いを受けているのだろうか。

 ネタとしては、最初は結構真面目に燃堂君の死を警戒していた主人公が、どんどん面倒くさがっていくのが面白かったです。

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by ejison2005 | 2011-07-25 06:09 | ジャンプ感想
「王道の難しさ」を真面目に考えてみる
 王道は難しい……よく聞く気もするし聞かない気もしますが、とにかく王道作品と聞くと「簡単そうに思えて実は難しいジャンル」というイメージがあります。え、ないって? そこは話を合わせて下さい記事が終わってしまいます。

 というわけで、台風も荒ぶってることですし、ちょっとインドアで王道の難しさを真面目に考えてみることにします。……日にち置いたら台風去っちゃったけど。



 まずは定義を決めよう

 さて、ここでひとつの問題が浮上します。それはズバリ、「何を差して王道とするか?」というもの。

 試しに王道漫画……と聞いて、ドラゴンボール、スラムダンク、ワンピース、北斗の拳、その他様々な作品を皆さん思い浮かべると思いますが、どれもこれも、それぞれの作品毎にてんでバラバラな特徴を有しています。ジャンルも違えば、主人公の能力も年齢も目的も何もかも違います。そりゃそうです。ゴーカイジャーだってみんな同じじゃないから確かめたがるのです。ただ一つだけの宝が誰にも眠っているのです。

 試しにgoo辞書で王道について引いてみましたが、その答えは、

1 儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。
2 《royal roadの訳語》安易な方法。近道。「学問に―無し」

 と、いうもの。とりあえず、僕らが求めてる王道の定義ではなさそうです。有徳の君主が仁義に基づいて国を治める作品しか認められないのでは、ジャンプに王道漫画は無いという話になってしまいますし、ほとんど全てのクリエイターは安易な方法を取ろうと思って作ったわけではないでしょう。

 というわけで、しょうがないから独自の判断で勝手に定義を決めることにします。ちなみに僕は産湯に使った時からジャンプっ子なので、基本的にジャンプのヒット作を参考にしてます。


1 主人公はヒーローであり、精神的には既に完成されている。半人前ではあっても、半端者ではない。あくまでメンタル面での話であって、実力が伴う必要はない。

 悟空もルフィも花道もケンシロウもダイも幽助も、みんなみんな、精神的には完成されたところからスタートします。ルフィはエースを助け損ねて涙を流しちゃったけど、あれはフィジカルな実力が足りてなかっただけで、別に自分の考え方や人生観が未熟だったから泣いてたわけではない。
 閑話休題だけど、ジャンプのバトル漫画において、よっぽど工夫しなければ修行パートが退屈になりがちなのは、「修行を通じて主人公の精神的成長を描写する」という修行パートが持つ性質と相性が悪いからじゃないでしょうか。ただ単純に技設定が増えたりレベルアップしたりするだけで、ドラマが発生しないのですね。
 だからそれぞれの修行パートにおいて、悟空はクリリンと友情を深めたし、ルフィと幽助は修業後へ一気に時間を流したし、花道はヒロインへのフラグ立てをしたし、ケンシロウはそもそも修行しないし、ダイはハドラー様が単騎特攻しに来たのでしょう。

 とまれ、皆さん人間的には成長する余地がなく、成長するのは主人公に影響を受けたサブキャラ達なのです。


2 主人公自身に因縁のある事件を描いてはならない。正確には、描いてもいいがメインに持ってきてはならない。

 ジャンプのヒット作で興味深いのは、どの作品における事件も、本質的な意味では主人公と関わりが薄いということでしょう。まあ、戦闘能力の関係上、どれもこれも「俺がやらなきゃ誰がやる!」な状態であることは確かですが、王道作品の主人公として思い浮かべるような奴らは、仮に戦闘能力が足りなくても戦いへ赴くような奴らです。というか、それが原因でピンチに陥りパワーアップってのはまさに王道だし。
 また、戦ってる内にライバルとの因縁が生まれることはままありますが、それは戦い始めた動機ではない。あくまでも、スタート地点こそが大切なのです。

 これを外れると、一気に勧善懲悪な王道路線から逸れてしまうと、僕は考えます。
 例として、みんな大好き「ガン×ソード」の主人公ヴァンは復讐を目的として行動し、それを完遂するまでの物語を展開しますが、彼を差して「王道作品の主人公だ!」と言う人はほとんどいないと思います。大変に魅力的な人物であるにも関わらず、です。
 それは基本的に彼が、自分の抱えている問題を解決したに過ぎないからではないでしょうか。困難さのグレードを下げてしまうと、友達に貸してたお金を返してもらいに行くようなお話なのです。そこにヒーロー性はありません。ただの格好良い復讐鬼がいるだけです。

 また、ゴーカイシルバーこと伊狩鎧は初登場時、転んだ子供に手を差し伸べるべきだとマーベラスに言い放ちました。それは世界を救う戦いも、転んだ子供を助けるのも、困難さの度合いこそ違えど、本質的には同じ行為だからそう言ったのです。そこには明確なヒーロー性が存在します。
 まあ、結果的には過保護な行為だったわけですが、都合の悪いことは気にしな~い。

 要するに、被害者がいて、それをヒーローが助ける物語こそが王道と呼べるものなのではないでしょうか。自分が困難な状況に置かれてるからそれを打開しようとする話では、ヒーローが生まれないのです。
 ファミレスバイトの如くシフトまで組んじゃう音撃戦士、仮面ライダー響鬼の関東十一鬼衆がヒーローなのは「人助け」を自らの使命としているからなのでしょう。


 さて、ここに挙げた二つの条件を満たした作品こそ「王道作品である」と、とりあえずこの記事では定義します。



 それが定義だとして何が難しいの?

 はっきり言いましょう。おそらく、超難しいです。

 では何故難しいのか? それは上記の定義によって成立しなくなる、物語のパターンを列挙して語りましょう。


1 最初ダメダメな主人公が成長して格好良くなる話を描けない。

 ピクサーのヒット作大否定です。続編が作られるまでの超人気作である、「トイ・ストーリー」も「カーズ」も、最初は精神的に未熟だった主人公が成長する過程を描いたお話なのですが、この定義だと王道ではないことになります。
 ここで注目すべきは、ピクサーの作品が最初を見始めた人はほぼ確実に最後まで見るだろう映画であるという点。
 そう、ジャンプでこれをやると打ち切られちゃうのですね。そりゃそうです。ジャンプ式アンケートシステムは、その週その週で票を集めるのですから、いくら「ほぼ確実にその主人公が成長する」と保証されていたところで、その週単独での評価を見れば低いものになるのは仕方がないことでしょう。しかも、最近の新連載は成長する必要性があることを認識してないケースもままあるし。
 テレビアニメや特撮の場合も同じで、主人公が駄目人間だったら、視聴率は落ちますし玩具も売れません。キバッて逝く羽目になります。

 嫌な奴を見てストレスを溜め込むために娯楽作品を手に取る人間は、ほとんどいません。マジョリティであることを差して王道と称するのならば、創作物の基本であるこの形式はそう呼ぶに相応しくはないのです。
 というか、一定期間毎に敢行される漫画雑誌や、週一で放送されるテレビアニメ、特撮などが主な創作物の供給源である現代日本の情勢に置いては、そういった作品が王道足り得ないというのが正確ですね。ラノベなんかも、最初の十数ページで読者の心を掴まないと売れないらしいし。


2 主人公自身が深い関わりを持つ事件を描けない。

 定義決めの際にも触れましたが、自分自身の問題を解決する主人公の物語は、王道足り得ません。だってヒーローがいないから。水戸黄門は、いつだって旅先で縁もゆかりもない人々を助けているのです。
 また、ジョジョが6部以降、妙に燃えないのは、この問題が大きいんじゃないかと僕は考えています。徐倫にしろ、ジョニィにしろ、事件へ関わった動機は自分の問題を何とかするためだからね。だからしばしば、導き手であるジャイロの方が主人公なんじゃないかと我々は錯覚させられたわけです。
 対して、5部までの歴代主人公はみんな、外部から事件に関わる奴ばかりです。作中の言葉を借りるのなら、黄金の精神を持っているのです。ジョナサンがDIOにへりくだるようなゴミ虫だったら壮大なサーガは始まりませんでしたし、ジョセフは人助けをする中でドンドン事件が大きくなっていきました。承太郎は母が倒れる前の花京院戦で明確に法で裁けぬ悪は自分が裁くと言い放ちましたし、丈助は無敵のスタープラチナが何とかしてくれるのを待つばかりの男ではありません。そしてジョルノは、セリエAのスター選手に憧れても良かったところを、わざわざギャング・スターに憧れたのです。
 おっと閑話休題。

 主人公自身が被害者であり、その状態から這い上がろうとするのはこれまた創作物の基本です。這い上がる過程そのものがドラマであるからですね。
 しかし、それは読み手であったり視聴者であったりに、ストレスを与えることになってしまいます。何せ我々は、作中の主人公と視点を共有しているわけですので、彼らが受けたストレスはそのままこの身に降りかかります。

 結局、先に述べた通り、ストレスを溜め込むために娯楽作品を手に取る人間は、ほとんどおらず、マジョリティであることが王道ならば、この形式はそう呼ぶに相応しくないということになってしまうのですね。



 以上、二つのパターンがこの王道定義によって不可能となります。これが本当に厳しい。だってこれ、文中でも述べた通り基本パターンなのだから。
 試しに自分の本棚に収まってる漫画へ目を向けて欲しいんだけど、この二つのパターンに収まっていない作品がどれだけあるでしょうか? それだけこの二つは、物語を織りなす際において重要な、基幹となる部分なのです。

 何故、基幹となっているのか? それは、主人公自身がドラマを生み出すのに必要なパーツだからです。
 言い換えてしまえば、

 王道作品というのはすなわち、主人公が単独でドラマを生み出すことができない作品である

 ということなのですね。

 王道の難しさっていうのは、すなわちそこへかかっているのだと僕は思う。主人公自身はドラマを背負っていない。そのため、脇役や被害者を助けたりする過程でドラマを生み出さなければならない。かといって、主人公なんだから当然、お話の中心にいないわけにはいかない。恐るべき矛盾構造です。

 うん、難しいね。解決策全然見えてこないね。そりゃあ、サイコーやシュージンだって苦悩するわというお話でした。

 ちなみに、この記事を書くにあたってインスピレーションを得たコラム

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by ejison2005 | 2011-07-22 03:40 | 漫画
仮面ライダーオーズ 第42話 感想
 「氷とグリード化と砕けた翼」

 今週分かった非常に重大な事実:コアメダルは破壊可能。
 そしてこのタイミングの次回予告で、よりにもよってアンクと共にノコノコ復活している昆虫類幹部怪人である。ウヴァさん逃げてー!
 だーまーさーれーてーるー!


「そろそろ俺の上司の出勤時間なんだ……」(キリッ
 だ……ダセェー! これはちょっとダサすぎるぜ後藤さんwww
 アンキロサウルスヤミーさんもこれにはビックリだよ。「ええ!? 自力でどうにかするんじゃないの!?」みたいな。
 そして相変わらずトドメを刺せないセルバースト(バスター)である。タトバキックもそうだけど、オーズのライダーは応用技や派生技で倒しちゃうことが多いから、一番のメイン必殺技が全然活躍しないよね。


 グリードの感じる世界
 味覚の失調っていうのは先週段階だと身体が弱ってきているフラグなのかと思ってましたが、語感がグリードのそれと同様になっているということだったのねん。
 で、多分これ、メダルが10枚揃っていた時の真・完全体モードだったなら、さぞかし世界は美しく見えていたのでしょうなあ。満たされないっていうのは、満たされていた状態を知っているってことだからね。
 一瞬、グリードってのは人間と合体しちゃえば幸せに生きられるんじゃないかなあと思ったんだけど、アンクはその状態でも復活の為に行動していたから、そういうもんでもないんでしょうね。まあ、そりゃそうか。僕だって、「感覚的には幸せになれるからオラウータンになってくれ!」なんて言われても断固として拒否するし。


 真木先生のパーフェクト終末講座
 このシーンはいいですね。というか、いきなりヒャッハー! とか言いながら襲いかかったりせず、とりあえず説得から入る敵キャラクターというのはかなり好き。そりゃ、戦わないで目的達成できるならそれに越したことはないもんな。
 同時に、説明臭さを限りなく抑えた状態で状況説明を行う事も出来るわけで、真木さんのキャラクター性を活かしながら状況把握もさせてくれる、非常に丁寧なお仕事だったと思います。
 丁寧な仕事といえば、会話中に真木さんが謎のお茶会セットwithキヨちゃんを広げているのもポイント。会話ばっかだとダレちゃうからね。確か小林先生は、シンケンジャーの時にも長台詞のシーンは折神と遊ばせたりするよう、脚本段階で指示してたんだっけ。
 後藤さんのターザンごっこもそうなのかどうなのか、非常に気になるところです。何故後藤さんは、シリアスなシーンでもネタに走るのか。


 ふと思ったんだけど
 やる気満々でメダル貰いに来てるこのシーンの真木さんですが、ここで火野さんが素直に「うん、いいよ♪」とか言って全紫メダルを譲渡していたら、10枚揃っちゃって元の木阿弥になっちゃうんじゃなかろうか。

紫メダル「うおおおおおっ! ……ふう。ごめん、ちょっと興奮しすぎてたよ。大人しく封印されとくね」

 みたいに、まるで賢者モードのごとく。実際、10枚揃ってた時は特に悪さしてないわけだし。


「何しろ前例がない……人がグリードになるという……」
 「予想と違ってました。てへ☆」というフラグにしか聞こえねえw
 具体的にいうと、「抱えてる欲望が大きすぎて取り込むのに時間かかってます」というオチの気もします。そうすることで、いざ真木さん戦となった時、「私より欲望が大きかったのかウギャー!」という展開に出来るし。紫メダル自身がもう少しパーソナリティを見せると、その辺もハッキリしそうなんだけどなあ。


「800年前に暴走したオーズは……そういうことかもしれないねえ」
 ちょ、そういうこと言うと本当にグリード化した初代オーズが出てきそうだからヤメテ!

 そういや、オーズの暴走に関してですが、僕は大前提として最終話付近で火野さんも暴走すると思ってます。煽られた危機が実際に起こっちゃうのは、特撮に限らず創作物のお約束。アンクの取り込まれだって、キッチリやってのけたわけだしね。


 ちょっとアンニョイなメズール姐さん
 繰り返し渡されてたみたいだから、さすがにイラッとしていたのだろうか。やだなー。この二人は最後まで仲良しでいて欲しい。大事な個性だと思うし。


アンキロ「みんなー! 一緒にオーズを呼んでー! せーの……!」
 ヒーローショーでお約束のアレが凄惨になり過ぎててなんかワロス。
 しかしこれ、たまたまクスクシエで仕事とかしてたら聞こえなかったんじゃなかろうか。放っといたらテレビ中継とかされてたんですかねえ。
 ヤミーだけでも感知されるのにわざわざこんなことしたのは、脅しちゃったせいでバース単体で来るかもってのを懸念してのことでしょうかね。


「オーズってなんだよー!」 → パリーン!
 ※残念だが当然。スポンサーの怒りを買った人間らしい最期といえる。


「ねえ、アイスって美味しいの?」
 ここ、すげえいいシーンだよなあ。思わずちょっと泣いちゃったよ。軽く絶望させた後に希望を見せる。それを敵キャラのちょっとしたひと言でやってのける。今までの積み重ねもあって、屈指の名場面になってたと思う。


「違う! お前のメダルじゃない……あいつのだ!」(プットティラノザウルス~♪
カザリ「えっ」
トラ缶「えっ」
 犠牲になったのだ……販促の犠牲にな……。


 やった! アンキロサウルスヤミーを倒したぞ!
 ※あとは見てるだけです。
 せっかく格好良く撃破したのに……後藤さんェ……。


「都合の良い神様にしてはいけない……」
 これはマンセー型ダメ主人公の対極というか、ウルトラマンの論理的な問題ですよね。
 ウルトラマンガイアじゃないけど、ギリギリまで頑張って駄目だった時にこそヒーローは助けに来てくれるものであって、最初からその力を頼るのはお門違いだという。
 ウルトラマンは性質上、衆目にさらされた中で戦うからよくこの問題が取り沙汰されるけど、基本的には人知れない暗闘であるライダーで触れるのは非常に珍しい気がします。


 ショウタロウ退場
 まあ、彼に対する物語的な要請は、

・アンクがグリードの力を保てない理由付け
・アンク消失による後半の山場作り

 であるわけで、お仕事全部終えての退場だったと思います。別に何か用があるわけでもないのにズルズル生き延びてる昆虫の人とは大違いの潔さだw


 アンク復活!
 破壊されたコアメダル以外は取り込めてることから、やはり以前の予想通り、レッドメダルがショウタロウバージョンへとアップデートされてたせいで取り込めなかったんですかね。それがショウタロウの消滅によって元へ戻り、通常のグリードに戻れたと。
 の、割に右腕しか出してないから、またなんか中途半端な状態なってる気もビンビンしますが。どうあがいても完全体になれんし。


「あとは……」
 ※メイクアップとか合成とか色々面倒なのです。察してください。


 今週のゴーカイ
 どんなにイイこと言っても騙されんぞ! チーフはきっと自分が楽しみたかっただけだ!

 リュウオーンさんは今度こそ爆砕しちゃったけど、プレシャスの再生能力が~と言われてたから、また5年後くらいにしれっと再登場するかも分からんね。

 というか、敵幹部が復活してくるってのは本当にすげえサプライズだったなあ。普通これ、VSとかでやるネタだろうし。いつも以上にゴージャスなレジェンド回だった。

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by ejison2005 | 2011-07-19 06:13 | アニメ
週刊少年ジャンプ 11年 32号 感想
 シリコンスチーマーっていうの買ってみたんだけど、すごい便利ですねこれ。野菜の切れっぱと、あと何か肉とか魚とか海老とか豆腐とかがあれば簡単に一品でっち上げられる。しかもヘルシーだ!

 ところで、シリコンスチーマーっていう字面をパッと見ていやらしいことを考えた自分の中学生的感性に愕然とした。


 ブリーチ

 月島さんの能力はあれですかね。一般的なジャンプ読者ならまず一度は小学生時代に体験しているであろう、「もし自分が人気作品の登場人物だったら」っていうアレみたいな感じで考えればいいんですかね(違います)。月島さんは自分が全てを解決したらっていう俺ツエーな妄想するタイプじゃなくって、ピッコロさん的ポジションから美味しく主人公をフォローするタイプだったかー。

 修行した結果、右腕は軽々と防がれ、左腕も軽傷しか与えられてないチャド(まあ友人だし手加減か)と、新フォームになって間もないのにろくな活躍もさせてもらえない一護にはほっこりしました。
 前者はともかく、後者はナルトの九尾フォーム時にも書いた通り、結構致命的だと思うけどね。


 トリコ

 先週危惧したクインの出番ですが、移動係ならばなるほど、この巨体もうなずけるし、パーティ行動時の出番も多いかもしれません。キッスもそうだけど、高速移動できる乗り物があると主要キャラピンチ時のインターセプトも説得力が増すしね。まあ、さすがに仮面ライダー555くらいまでいくとやり過ぎですが。

 サニーがグルメ番長さんから習ったというのは、「自分のスタイルにこだわり過ぎて力を発揮できてないから、気にせずどんな状況でも本気出せ」とか、そういうところでしょうか。こないだアニメでやってたGTロボ戦も、最初から問答無用で破壊しようと思えば楽勝でトリコの援護しに行けたわけだし。


 ワンピース

 ちょwwwデッケンさん極端から極端に走りすぎwwwww
 遠いところから防御不可能な物体を撃ちだそうという発想自体は至極真っ当なのに、何でまた自分自身も死にかねない破れかぶれアタックを仕掛けてしまうのか。心中なの? 心中するつもりなの?? ああ、一人の男が何の気も無い幼女に唾をつけ、やがて年月を経るうちに愛を抱き、それが叶わぬならば共に散ろうとする……人間とは、いや魚人だけど、とにかく何と業の深い生き物なのか。

 なお、魚人島崩壊の暁には当然ながら、このご時勢に超巨大津波が発生すると思われます。ルフィー! 早く来てくれー! ジャンプの危機だー!

・ホーディーさん一世一代の大告白の巻
 お前かよ! そしてこのタイミングでバラしちゃうのかよ!
 これ、下っ端にも知らされていなかった(一緒に驚いてる)みたいだしなあ。来週辺り、新生ホーディー王国は士気がガタガタになっていたり、内部崩壊を起こしていたりするんじゃないでしょうか。今週出てきたヒャッハーな人達はどうだか知らんけども、他の構成員たちはあの一件が大きなきっかけになって仲間入りしたであろうことは想像に難くないし。
 騙されたと知って反旗を翻した連中もまとめて殲滅した先にあるのは、独裁スイッチオチじゃないですかね。

・非常にしょうもない捕まり方をしているジンベエさん
 まあ、さすがに何らかの作戦があってのことだと信じたいです。


 バクマン。

 どう考えてもシュージンが励ました方が効果的な場面で(実際決定打になったのは彼のひと言)、何故か名乗りを上げたサイコーはあれですかね。最近、自分がせっかくアイデアを出してもシュージンが先に思いついていたというage潰しを受けてたから、ここらで主人公らしさを発揮しとこうと思い立ったんですかね。

 そして、一番会わなければならない港浦さんとエイジは会わないのであった。エイジはともかく、今回の件って港浦さんが原因の部分がかなり大きいから、来週辺り彼を思いっきり反省させ、ついでに具体的な改善案を絞り出させるエピソードでも入らないと、いまいち釈然としないぜ。


 ナルト

 「父親の告白!! なぜ今…!?」というのが今週の煽りですが、それはこちらがお尋ねしたいというか何というか。
 我亜羅が絶賛屈折していた中忍試験編当時に明かされるのなら意味もあったんですけどねー(明かされたっけ?)。今はもう過去を乗り切ってるわけで、我亜羅パパはクズなままとしておき、我亜羅の「俺は過去と決別するんじゃアタック」もしくは「過去は水に流したあんたは許すぜアタック」によってサクッと倒しちゃった方がページも節約できてよかったかもしれません。

 この辺り、終盤に差しかかってもそう簡単には終わらせてもらえない作品の悲哀が溢れてますね。


 鏡の国

 おお! この展開は松川さんが正式にサブヒロインとして登録されたと考えていいんですかね。やったー! ついでに妹さんルートを実装してくれることで更に充実したアンケートライフが認可される気もします。とはいえ、鏡から出て街中でバッタリはきっとあるでしょう。
 メインヒロインにはあんまり萌えてないけど、まあ、メインヒロインの仕事は舞台装置的なところが大きいですから。この子は普通より設定上の制約が大きいので、出来るリアクションも限られてきますし。
 やはりラブコメは、自由な立ち位置を確保できるサブヒロインに限るよね。

 しかし、リュックサックもいつの間にかなくなってる辺り、本当にエロプレシャスだけ持って来ちゃったみたいだけど、着替えとかどうするんですかね。よく考えたら食事も必要だし。紐へジョブチェンジするしかにいのか。


 銀魂

 あまりに高レベルすぎるため本編への感想は拒否させてもらうけど(最高に面白かったです)、やっぱハラ減った~一宿一飯の恩義系ストーリーって多いんですかねえ。悟空にルフィと、何となくジャンプ主人公の完成形として思い浮かべるキャラの属性付けに使われてるもんなあ。

 ところで今回の話、ネームとして登場してる部分はやはり鉛筆描きなんですかねえ。だとしたら、今週はいつもよりスケジュールが圧迫されるであろう土曜発売なわけで、色んな意味で空知先生は出来ておる。


 タカマガハラ(金未来杯作品)

                       ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                         |∧  
                     /  /
                 (^o^)/ てめえが血液を
                /(  )    思い通りに出来るってなら
       (^o^) 三  / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  まずはこの左腕で
          ぶち殺す

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 本編ですが、ランダムエンカウントモンスターを主人公が倒して終わりという、読み切り時のトリコ同様非常にシンプルな形式のため、世界観や主人公に独自の魅力を持たせるのが重要なんだけど、どちらも作りこみが足りないかなあ。
 主人公に関してはもう触れたのでさて置くとして、この世界観だと一般生徒が大人しく登校してる理由も、能力者の存在が世間に知られていないのも説明がつかないんですよね。主人公の所属組織であるタカマガハラも、比喩で天空に存在すると言ってるのか、それとも本当にそんな装備で大丈夫かな人達なのか、いまひとつハッキリしませんし。

 例えば大番長だと数多くいる学生能力者が事実上日本を牛耳ってるから、ということでその辺の問題を軽く決着つけてるわけで、冒頭とクライマックスで二重に同じことを説明するくらいならば、そのような設定を盛り込んでおくべきだったかもしれません。

 あと、主人公がどんなに頑張っても弾かれたナイフはそのような刺さり方をしない気がしますが、もしかしてこの番長さんはとてつもないノーコンだったのでしょうか。登場時のルーレットごっこも、ひょっとしてガチでどこに刺さるか自分でも分かってなかったのかな。


 スケットダンス

 本来このエピソードが終了してもおかしくない地点からボッスンを転がしに転がしまくるのが面白かったです。やはり彼はマンセーされるよりも、三枚目であってこそ輝く主人公だ。


 スターズ

 最終試験と聞いた時は試験終わるの早っ! と思ったけど、滞在二週間という事で結構長くやりそうな気もしますね。それにしても、この段階の少なさは何事かという気もするけど。まあ、真面目に英語とか化学とかの試験やられても主人公通れないしなあ。


 マジコ

 長男さんは最初から共に行けという話だし、殴られた瞬間吹っ飛ぶだろという話だけど、とにかく18歳ルーちゃんを描きたくて仕方なかったという心意気は伝わってきました。

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by ejison2005 | 2011-07-17 06:23 | ジャンプ感想
2011年 夏アニメ ファーストインプレッション
 書いてくよー。


 神のみぞ知るセカイⅡ

 はい、そうです。すいません。書き忘れてました(苦笑)。というわけで、これだけ春アニメの感想ね。

 つっても、基本的には一期同様、幸せなアニメ化だったと思います。ごくたまに、やたら間延びして感じられるシーンがあったりするけど、そこまで目を立てる程の問題には思えなかった。

 ただ、三期があるのかどうかはかなり微妙かなあと思います。いや、微妙というより、僕個人としてはこっから先の、正確に述べると女神云々が絡んでくる辺りからはあんまり好きじゃないのよね。本作最大の売りである要素(ギャルゲ手法を用いてのリアル女攻略)が、かなり削減されてしまうから。
 今の原作に対する興味は、面白さがどうというより「いかにして延命を図るか」という技術的あるいは商業的側面に対するものがかなり大きいです。元より、長くやればマンネリ必定な基本コンセプトをいかに殺さず、長期化して見せるか。


 快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~

 安心と信頼のパチスロアニメ。リオといい戦国乙女といい、最初から変に力入れることは放棄してるのが全面的に見て取れるんですけど、それが故に安心して見ていられる。

 更にこの作品は前二作に比べ、予算が下りたのか何なのかは不明だけど、とにかく作画がグレードアップしていること、土台たる「変身魔法少女モノ」というジャンルの方法論が既に確立されていることから、一段と安定感が増していると思う。

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 例えるならそう、ハンバーグ定食の如き、定番中の定番なお味。でもね、僕はそういうのが好きなの。

 まあ、それでも多少の変化球は込められてるんだけどね。この作品、主人公達がいかにして力を得たのかという点はガン無視して進行していたし。
 それでもスムーズに視聴することができるのは、「主人公達が今何をやるべきなのか」という点が明確に提示されていたからでしょう。そうすることによって、主人公達の活躍を序盤から盛り込みつつも視聴者が置いてけぼりにならないよう誘導灯を設置することに成功しているわけで、別に何も考えてない作品ではないよ。


 ゆるゆり

 ツインエンジェルが定食料理だとしたら、こちらはデザートといったところでしょうか。百合といいつつその実友情というのが売りっぽいけども、しかし、僕の観点からしてみればそれこそがまさに求めている「百合」であるのだよ。閑話休題しそうなので以下レスひ不要です。

 はい、要するにいつものアレです。女の子同士がキャッキャ仲良くやっていてストレスフリーならば満足なのです。自分でいうのもなんだけど、度し難いね。


 神様ドォルズ

 僕と契約して隻になってよ!

 今期は視聴者を全力で置いてけぼりにする作品がかなり多く、この作品も大分そんな感じはあるのですが、主人公が過去に隻の力でなんかろくでもない事件を起こしちゃったこと、中二病のライバルが主人公をイケイケだった頃に戻したいこと、要するに作品全体というか主人公の目的は過去の過ちを繰り返さないようにしつつライバルを止めるというものであること、妹キャラが可愛いことが、端々から伝わってくるようになっていたので、置いてけぼりにされずに済みました。

 続く第2話で、神様がどういう存在なのかも説明されたしね。あとはもう、力を捨てた主人公にそれを取り戻す決意を固めさせることで成長を表現し、ライバルをぶっ倒すという未来が見て取れるから、意外と安心して視聴できそうです。

 問題は、どのタイミングで主人公を発奮させるかだよなあ。戦闘力なし、精神的にも未熟、でも事件の中心にはいるという現状の立ち位置はかなりフラストレーションを生み出しやすいものなので、とっとと再契約するくらいでちょうどいいんじゃないかと個人的には思うわけですが。


 うさぎドロップ

 なんか原作では成長しちゃうらしいんだけど、そっかー成長しちゃうのかー。いや、それはそれで楽しみ方があるのですが、僕としては成長しなくても全然オッケーなのよ?

 似たようなコンセプトである高杉さん家のおべんとうが最初からヒロインと恋愛にも発展しうる、という描かれ方をしているのに対し、こちらは「俺が立派に育てたらあ!」だからね。その部分というか決意を大事にして欲しいとは思う。


 THE IDOLM@STER

 あ、アイマスってアイドル達が本業そっちのけで卓ゲを遊ぶ作品じゃなかったのか……(当たり前です)。

 まあ、ぶっちゃけこんなPVモドキな第1話から何をどう判断すればという話なんですが、題材とキャラの多さを考えれば理解も納得もできるファーストエピソードだったんじゃないかと。

 問題は、「キャラとして」顔出ししちゃったPだよなあ。しかも、いかにもな気弱系優柔不断型主人公という。彼次第で、作品の評価は大きく上下すると思う。


 まよチキ!

 ヒロインはどう見ても執事服姿の方が可愛いんだけど、きっと女装したら「見違えた……」とか主人公が言い出すんでしょうなあ。

 女の子達は可愛いんだけど、暴力的な上に自分勝手であり、更にそこへ気弱系優柔不断型主人公を上乗せすることで、ストレス度は倍率ドン! な作品だと思う。せめてヒロインがキレる理由に正当性があればよかったのですが、普通にこれこの子の不注意だしなあ。


 猫神やおよろず

 これもまたストレスフリーで愛でることのできる作品なのですが、惜しむらくはファーストエピソードをキャラの関係性が固まっているところから始めてしまっているところ。

 萌える萌えないっていうのは、関係性の構築過程に依存するところが大きいと思われるわけで、既に皆さん仲良しなところからスタートしちゃうと、大幅にそれが減じてしまうのです。
 多分、原作はそっから始まってると思うんだけど、普通に主人公が古美術店へ転がり込むところからでよかったのではないでしょうか。


 異国迷路のクロワーゼ

 ジ・アニメーションとついてるからなのか、はたまた別の理由によるものなのか、ARIAと同系統の作品ですね。我々の暮らす現代日本からは大きく異なる環境へ跳び込んだヒロインが、現地の人々とハートでウォーミングな生活を送るという。
 相違点は、ヒロインが一方的に現地の文化を受け入れるだけでなく、現地の人々もヒロイン側の文化を受け入れていくということでしょうか。ウンディーネ見習いだった灯里ちゃんの成長に焦点を置いていたARIAに対して、こちらは導く側である鉄職人さん達も成長していくわけですね。

 そうやって文化の違いを軸にしたドラマを生み出しつつ、登場人物達が皆イイ人なため鬱屈としたものを生じずに済ませているという。

 物語ってのはキャラ同士の対立構造で紡いでいくものなんだけど、それはストレス発生要因となるため、萌え系作品とは相性が悪いんですよね。それを防ぐための答えのひとつは、対立する双方に自分の意志ではどうにもならない理由(この場合だと文化)を用意するってことなのかな、と思った。


 神様のメモ帳

 う~ん、友誼を深めるべき探偵団達がことごとくイヤな奴らなんですけど。少なくとも、いきなり謂れもなく人を馬鹿にしてくるような奴らを好きになれる人はそうそういないと思う。まして、彼らが馬鹿にしたのは受け手と視点を共有する主人公であるわけで、これは間接的に受け手を馬鹿にしたにも等しいわけですし。
 印象が悪いところから関係をスタートさせ、仲良くなっていく作品など星の数ほどありますが、何も考えず地の底まで貶める作品はそうそうないと思うのですよ。

 あと、ヒロインが主人公を助手に起用した理由もよく分かりませんでした。主人公は頑張って行動したかもしれないけど、あんだけ炊き付けらりゃ、聞き込みくらいやったらあ! となる人材は数多くいそうだしなあ。主人公とヒロインを結ぶ、オンリーワンな関係性のスタートとしてはかなり弱いと思う。

 というか、これ、オリジナルエピソードらしいんですよね。原作の一巻に色々仕掛けがあるからだそうですけど、それを差し引いてもやはり素直に原作通りやった方がよかったのではないでしょうか。

 全然褒めてないんで気に入ったところを書くと、ネットの世界は広大だとかうそぶきつつ、実際の捜査は真面目にドサ回りして行っていることですかね。そうそう、ネットは広大だけど広大じゃないからね。パソコンをカタカタやっただけで、何故かあらゆる情報を仕入れたりとか、駄目な作品じゃありがちなところです。
 同時に、ヒロインの大事な大事な属性も失われたような気もしますが、僕はラーメン屋でバイトしてる子の方が好みだからいいや。


 バカとテストと召喚獣にっ!

 この作品にいうべきことはただひとつ! 今度こそ原作準拠でやってくれということだけだ!
 そう、珍しく原作既読なんですよ。この作品。前期のエピソードシャッフルっぷりと、それに伴う勿体無いネタ消費の数々には悲しみを覚えたので、今度こそちゃんとやって欲しい。


 輪るピングドラム

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ 

 ヒロインが一回死亡する辺りまでは、かなり丁寧というか手堅く手堅く進行させているんだけど、そっから先のぶっ飛びっぷりにもう何とコメントすればいいのやら。

 ただ、結局のところ何をすればヒロインは助かるのか? ピングドラムって何? などの重要な要素については一切触れていないため、本当にただぶっ飛んでいるだけでガイドビーコンのひとつもないのは気になるところ。

 アニメだからね。すごい映像だと思うし、思わず何度か見返したけど、できればエピソードを伴ったすごい映像であって欲しい。次回辺りにでも手早く基本情報を提示してくれれば、遡ってあのシーンにも意味合いが生じるわけで、そういった観点でも早期の情報開示を求めたい。


 ロウきゅーぶ!

 ヒロインのやる気満々っぷりや、それに触発されて精神的成長を果たす主人公などは監督型スポーツ作品として、とても面白かったんですけど、その状態を作り上げるための設定……要するに、先生同士でいがみ合った結果、廃部に追い込まれたり練習日が増えたりするっていうのがちょっと気になるかな。

 部活動って、しかも小学校のそれって、根本的にはレクリエーションだからね。学校側がそれ奪ってどーすんだ、という話。これによって、姉御肌であるべきお姉ちゃんキャラの威厳が地に落ちた印象もあるし(大体こいつのせいだから)。


 セイクリッドセブン
 BLOOD C

 ランダムエンカウントモンスターを倒したんですか!? やったー!

 で、この二作は一体、誰が何をやる物語なのでしょうか。


 いつか天魔の黒ウサギ

 上二作にもいえることですが、登場人物が自分達だけ理解している情報のもとに行動なされても、こちらは理解も共感もできないのです。


 NO.6

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by ejison2005 | 2011-07-14 04:39 | アニメ
仮面ライダーオーズ 第41話 感想
 「兄妹と救出と映司去る」

 今週、どうにも納得いかないんだけど、プトティラ負けるのはないなあ。
 第一に、今までの戦闘描写から考えて、レッドメダルが8枚揃ったくらいで対抗できるとは到底思えない。全盛期のカザリさんとショウタロウ、ついでにヤミーの3人がかりでかすり傷ひとつ与えられない実力差があったんですよ。プトティラには。
 感覚的には、
 紫>>>>>越えられない壁>>>>>赤>>>>>お笑いカルテットの壁>>>>>その他
 くらいのものだと思う。
 第二に、ここで紫メダルがヘタレるとセットで真木さんの威厳まで減ってしまうw というか、これが特に困る。
 当面、真木さんにはボスキャラポジを務めてもらわなきゃならないからねー。その戦力がヘボく思えるような描写は控えた方がいいと思うのですよ。


 綺麗なアンク現る
 こうして見ると、つくづくアンクの中の人は演技の幅広いよなーと思う。そして、心なしか居心地悪そうだw
 多分、救出した後にアンクをどうするかは刑事さんの決断次第になると思うんで、そのこともあってか今週はほとんど心中を明かしてくれませんでしたね。何で傷が治ったのかも明かされてませんし。まあ、傷が治った理由に関してはなあなあで済ませそうな気配もプンプンしますけども。
 まだ完全に治ってないからまたアンクを受け入れるのか、はたまた完治してるけど平和のために……というか投球技術のためにw アンクを受け入れるのか、もしくは更に別の結末が待っているのか。


 おや……エビフリャーの味が……

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「なんか味が分からなかったけど……まあ、このくらいなら……」

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「死ぬよ」

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「えっ」

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「頭がおかしくなって死ぬ」


 というわけで、小林先生のセルフオマージュみたいな感じも漂う味覚消失フラグ。うっかり忘れてたけど、小林先生って殺る時はキッチリ殺りにくるからなあ。下手するとこれ、火野さん死んじゃうんじゃなかろうか。
 死ななかったとしても、今さら紫メダルを取り出したくらいで身体の異常が元通りになるとも思えないし、張り切って不可逆の方向へアクセル踏んできましたね。いい危機感だ。もっとやれ。
 やっぱ、最終的には剣崎さんみたいな結末を迎えるしかないのかなあ。それか、取り込んだ紫メダルの力を抑えるため~とか言って、刑事さんの代わりにアンクの寄り代にでもなるか。


 ついでなので

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「一枚足りないのが気になる」

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「はっ?」

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「一枚足りないのがめっちゃ気になる」

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「お引き取り下さい」



 そういえばウヴァさん
 何やってるんだろうねあの人(遠い目)。
 今週なんか、アンクもいないことだし甘言を弄するには絶好の状況な気もするんだけど、そもそもあの状態で移動とか出来るんだろうか。
 このまま最終回まで野ざらしにされてても、それはそれでウヴァさんらしくて笑えるけどさw


 みんなで訓練
 ここぞとばかりに亜種コンボ出しまくってて吹いた。
 そして、重要なのはサポートのメダル投げ能力という、平成も20年以上続いているこのご時勢で、アナログすぎる弱点が発覚するのであったw
 要するに、オーズドライバーが持つ玩具ギミック上の弱点が発覚する形になってるわけなんだけど、そんなことで苦戦する特撮ヒーローというのも珍しいなあ。
 そして、過去最高に軽い理由で発動されるコンボであった。いいんだろうか、これ。


 火野さんの決意
 あくまでも兄妹の前から去るというだけで、戦いそのものは継続するというスタンスでいいのかな。まあ、ここまで首突っ込んどいて無責任なことするわけにもいかないか。
 同時にこれは、なし崩しの状況から脱却し、明確に自らの意志でグリードとの闘争へ跳び込むと決意するシーンでもあるわけなんですが、そこはあんまりフィーチャーされなかったかな。そういう性格であることは、これまでにも散々描かれてきましたし。まだ「手が届く範囲で助けられる」こと。


 後藤さん参戦
 ずっとここで待機してたんならテラ不審者。
 後藤さんも初期から考えたら、本当に丸くなったよなあ。アンクってば皆から愛されちゃってるね。


 VSアンキロサウルスヤミー
 変身解除ビームは撃たなかったのか撃てなかったのか。
 メダルホルダー抱えて途方に暮れてるオーズの姿は過去最高に格好悪いぜw


 今週のゴーカイ
 大いなる力を集める最も効率の良い方法>本を読む。
 ですよねーという感じだけど、誰が情報集めてどっから出版してんだその本w

 そして黒騎士さんだけかと思いきや、まさかの兄弟同時出演である。せっかくだから炎のたてがみ使って欲しかったけど、変身能力と共にアースも使用不能になってるのかな。
 できれば、ギンガマンの大いなる力も玩具化して欲しかったなあ。設定的にもパワーアニマルと星獣は似てるし、被っちゃうから出せなかったのだろうか。

・次回予告
 ヒャアッ! もう我慢できねえっ! 冒険だ!
 30作記念作品であり、テーマ的にも似通ったところがあるということで、もっと重大な局面に登場するのかと思ってたけど、そんなの知ったこっちゃねえとばかりに向こうから来やがったw

 とりあえず、轟轟剣は貸してくれるみたいだけど、こっちの大いなる力は玩具化されるのだろうか。

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by ejison2005 | 2011-07-12 05:33 | アニメ
週刊少年ジャンプ 11年 31号 感想
 【日経】ガラパゴス化した日本勢世界で存在感低下。

 個人的には、開発費の高騰っていうのが一番ヤバイかなあと思ってます。どうせ僕は海外に住んでるわけでもないし、それに比べればガラパゴス化などどーでもいい。
 商売っていうのは安く仕入れて高く売るのが基本なのに、高く仕入れてお値段据え置き……というかSFC時代とかに比べたら格段に安くなってるんだもんなあ。そりゃ、衰退だってする。金がなけりゃ人を育てることもできなくなるのは、僕みたいな素人にだって想像つく。
 かといって、グラフィック抑えてアイデアゲーだけ作れるわけもないもんねえ。決して逃げられないチキンレースは確実にあるのだと思う。
 真面目な話、100年に1人くらいの偉人が謎のオーバーテクノロジーでちょちょいと解決してくれるくらいしか解決方法なくね?


 鏡の国の針栖川(新連載)

 主人公が、抱えた秘密を周囲に漏らさぬよう頑張るというストーリーの、あらゆる意味で三度目の正直感溢れる新連載。叶先生はよほどこの形式が好きなんでしょうか。

 過去の連載作品と明確に異なるのは、主人公の相棒に抜擢されたのが男性キャラではなく、ヒロインその人であるということですかね。
 確かに、振り返ってみれば過去の作品ではヒロインに対しても秘密を隠さねばならない設定であったため、変に距離感を保つような形になってしまい、ラブコメなのにあんまりラブらないという変な状態になってしまっていた面があります。
 今回は鏡のギミックによりそれを克服しているので、前二作に比べ、ヒロインとのイチャイチャが増えそうなのが嬉しいですね。

 しかし、鏡かあ。どんな展開になるのか全く予想がつかないぜ。とりあえずは、どっかから手がかりを仕入れて呪い解除に挑むとは思うんだけど。本筋はともかく、入れ替え要素を活かしたラブコメというのが想像もつかないので、そちらも楽しみです。

 あと、鏡の能力は今回提示した範囲に留めておいて欲しいとは思います。エムゼロの時は、新能力に次ぐ新能力で、当初のコンセプトを捨てに捨てて主人公保護に走ってた印象があるので。


 ワンピース

 パワーアップした結果、とりあえず中二ファッションへ走ってみたホーディさんにはひとしきり笑わせてもらいましたが(色違いの服を何着も持ってたのだろうか)、いや、ほんと、これどうなんだろうね。
 何とかルフィにワンパンKOされないくらいまでパワーアップするのは良しとして、その方法が物語の流れと全く関係ない麻薬飲んでたらなりましたーて。

 さすがにこのまんま進めるのはどうかと思いますんで、四皇の女海賊さんとか、または他の誰かが、何がしかの思惑をもって麻薬流通にいそしんでたんですかね。


 トリコ

 ときめき小松アル再開……! やっぱ小松が四天王全員まとめて面倒見る展開かなー。小松総受けだったかー。

 しかし、ここしばらくは日常話が続いてたんで忘れかけてたけど、やっぱりトリコの魅力は困難な環境での冒険にあるんだな、とデスフォールの説明シーンで強く思いました。サニーの修行の成果っていうのは、デスフォールの水をひたすらダイニングキッチンで弾き飛ばしながら内部に侵入するってことかな。
 その場合、デスフォールでの修行っていうのは、グルメ界でのフォールツリーを想定しているのだろうから、本気でトリコ1人でいけって話になっちゃうけども。

 ところで、クインって今後はどのように出番を確保するんですかね。画面内に収まらない巨体ってだけで、相当に出番を制限されそうな気がしちゃいます。テリーでさえ、いまだに小松と共に長編食材探しへ同行したことはない気がしますし。


 スターズ

 主人公が抜きん出た素早さで積み木をクリアしたのは前回触れていた空間把握能力として、案の定というか、ちょろ~く試験を突破しちゃったなあという感じ。しかもメインとなったのが主人公の特殊能力という形にしちゃうと、試験のお題目であった「どんな状況でも仲間と力を合わせ問題を打開する」という要素がおざなりになってしまいますし。
 また、主人公トリオが最初から素晴らしいチームワークを発揮してしまっているため、せっかく喧嘩したりしながら力を合わせて何とかするという、キャラ立て的にもシチュエーション的にも美味しい状況だったのが台無しになってしまっているのも困ったところ。

 基本的にはこういう状況ならば、男二人で喧嘩してるところをヒロインが介入して仲直りさせ、そっから協力して頑張ってどうにもならなくなってきたところで、主人公が特殊能力を発動させたりするもんじゃないかな。幸い、空間把握は時間がかかるから~とか言い訳しつつ制約を絡めたりもできるわけだし。

 もちろん、現実的には喧嘩ばっかするような奴らが宇宙目指せるわけないんだけどね。そんなこと言ってたら漫画にならんし。


 スケットダンス

 ボッスンが抱いた斜め上かつ固い決意により、ドジと無茶振りの数々がオチとして昇華されていたのがすごく綺麗でした。


 バクマン。

 元素記号を使った能力バトル……新妻エイジ先生がバトル漫画、作家を原作者に迎えての超能力漫画に続いて目指した新境地は、おっぱいバトル漫画だったのか!
 なお、聖痕のクェイサーは秋田書店より絶賛発売中です。

 しかし、今まではまだ漫画家同士での競い合いでやっていたのが、いよいよ本格的に雑誌を私物化してきたなー。これ、内部からネットにバレ情報でも掲載された日には、凄まじい勢いで祭りと化すのではないだろうか。

 連載当初から引っ張ったネタを用いてのエイジ連載終了編のエピソードですが、結局、終わってみると各人勝負の勝ち負けによる爽やかさや悔しさしか言及せず、ひとつの作品を円満終了させたエイジの心境とかは触れないんだなーと思ったり。
 いやま、前にも述べた通り大人の事情もあるから触れるに触れられないんでしょうが、そこへ触れないと戦い方を票稼ぎにしただけのバトル漫画でしかなく、本質的にはジャンプ作家を題材にする意味がなくなっちゃうんですけどね。
 かといって代案もなく。どっか上手い落とし所はないものか。


 めだかボックス

 ネジを総とっかえした後は当然シャッフルしなきゃいけないんだから、これってジョーカーの件を除けばクリーンファイトしただけでは……。

 あと、何となくカイジっぽいことしたかったのは分かった。


 マジコ

 普通にルーちゃんをさっさと倒してとっととシオンを殺せば、いや、いっそのことガン無視してエマちゃんだけさらっていけば勝利条件達成だったものを、アホな余裕見せて逆転負けするって、岩本先生は今回のシリーズで駄目なバトル漫画の展開を網羅するというクエストでも己に課しているのでしょうか。

 しかし、幼女に百発殴ってもらえるというのは素晴らしいご褒美ですね。


 銀魂

 クwwwソwwwがwwwww

 いやあ、最後まで素晴らしいシリーズでした。当初懸念していた、エリザベスの正体をさらしては魅力が低下するのではないかという問題を綺麗に解決しつつ、ダイナミックなオチへと転化させるとは。しかもこれ、銀さん達が記憶を失わずに済んだのは、絶対ヘルプだけ消してレギュラーエリザベスの記憶を消されてなかったからだよなw

 それでいてイイ話……だったのカナー? まあとにかく、終始凄まじい振り幅でこちらを翻弄してくるエピソードだった。これは銀魂じゃないと味わえないテイストだわ。
 感動はドブに投げ捨てるもの。


 エニグマ

 うん、さすがにここまで色々とやりたい放題なら「勝手に出ろ」「勝手に復讐しろ」なんだけど、まあ多分、こっから出ると能力が使えなくなったり、お喋りできなくなったりするんでしょうね。

 ここで主人公達が協力を拒否しちゃうと話が進まないから受け入れる流れになるとは思うんだけど、問題はやはり、したい放題して行方不明者まで出してきたエニグマへの悪感情だよな。キャラクター達がではなく、読者が抱く。
 よほど納得のいく理由でない限り致命傷になりかねないと思うのですが、どうなるのか。


 リボーン

 パワーアップした主人公の全力を引き出すことすら出来ず逃げの一手で、さらにそれすら失敗してゴミみたいに焼き殺されるとは……。

 いや、なんだろう。こう、言葉に出来ないほどの哀れさってのも世の中には存在するんですね。


 ぬらりひょん

 んー、特に洗脳へ言及されることなくエルフェンリートごっこされちゃってますし、やっぱこの人達は自発的にリクオ抹殺へ動いてたんですかね。はりきって登場した新妖怪の方には悪いのですが、正直そっちの方が何倍も気になるのです。どんだけ治安悪いんだろうか。


 戦国アーマーズ(最終回)

 特に思うことはありませんでした。

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by ejison2005 | 2011-07-11 06:11 | ジャンプ感想
2011年 春アニメ 感想
 毎度毎度、ファーストインプレッションは書いてるのに感想を書いてない作品があるって?

 市民、その情報はあなたのセキュリティ・クリアランスでは公開されていません。


 日常

 なのの制服姿かわゆい。あと前から思ってたが生足エロイはあはあ。
 まったく! こんなロボット作ったはかせは天才だな! まったく!

 本編ですが、基本的にはテンポよくギャグエピソードを連発してくれてる(この手法で作られたギャグ漫画原作アニメは面白いことが多いよね)のですが、途中で変な日常風景映像を流すのはちょっとな~と思います。でも、最新話ではなくなってたね。おかげでダレが大幅に減じた。

 うん、ファーストインプレッションで書いた時と感想は変わらない。僕的にはどのエピソードもツボに入ってます。


 TIGER&BUNNY

 テレビ中継されるヒーローだから訓練時代のイザコザがあり
 テレビ中継されるヒーローだから普通に司法関係のトラブルが生じ
 テレビ中継されるヒーローだから街の重役からのお願い(子守り)には逆らえず
 テレビ中継されるヒーローだから犯罪者とのセルゲームもシームレスに行われる

 という具合に、本作最大の特徴でありオリジナリティである部分を常に下地へ置いた作劇なのが好印象。まさにこのアニメでしか見れないストーリーであり、オンリーワンなのであります。
 一方で、ヒーロー達を善良な能力者の代表、ウロボロスを悪質な能力者の代表としたX-MEN的な要素も見えてきましたが、こちらはあんまり拾わなそうかな。
 タイバニの場合、原典となった作品群よりも密接に無能力者たる一般ピープルと結びついているため、やろうと思えばいくらでも掘り下げられるとは思うんですけどね。それよりは、バニーと虎徹の関係性へ重点を置きそう。どこぞのアトリーム星人みたいに守る価値がどうのとは言いださないと思う。
 この作品のヒーロー達には、あんまりそういうことで悩んで欲しくないっていうのもありますしね。そういう当たり前の倫理観で悩む段階はとっくに卒業してる人達だろうし。

 とにかく、古くから脈々と受け継がれてきた遺伝子を正統進化させた素晴らしい作品であると思います。最終回まで安心して楽しめると思う。
 ちなみに、ヒーローの中ではワイルドタイガーが一番好きです。主人公派。


 DOG DAYS

 予想通りというか、悪い時の都築脚本で全力全壊したなあ。
 というか、主人公がいなくても別に問題なく事件が解決しそうだったり、登場人物が明らかに多すぎだったり、最大のシークエンスである戦闘の緊迫感を徹底的に削ぎ落す設定を山盛りにしたりと、「作劇においてやっちゃいけないこと」をこれでもかというくらいに行いまくっているのがまず、すげえ。ここでは3つしか挙げなかったけど、本気で問題点を列挙していったら多分この記事、本作への悪口だけで不毛に費える。

 では何が良かったかと問われれば、女の子が可愛かった。また、緊張感ゼロであったが故に、ストレスなく見ることができた(褒めてるけど褒めてないよ)。
 ちょっとロリ目な美少女達が良質な作画で動き回っていてストレスフリーならば、そこそこ満足してしまう。それが冒険の書管理人なんだな……。
 できれば、可愛さというのが「見た目の可愛さ」だけでなく、「エピソードを伴った可愛さ」であれば良かったんだけどね。


 戦国乙女~桃色パラドックス~

 ヒデヨシちゃんが最後まで可愛かったです。はあ、癒されるわ~。

 ちなみにこちらの作品がストレスフリーでかつ、「見た目の可愛さ」に加えて「エピソードを伴った可愛さ」を持たせた例ですね。

 あと、こちらのサイトで言及されていて、なるほどなーと思ったんだけど、精神面で既に完成されている主人公の扱いが非常に上手かった。ヒデヨシちゃんが介入し、ノブナガ達を成長させたからこそ、「ああこの世界はこれから良くなっていくんだろうな」と思えるラストになったわけだし。
 精神的には完成されてても、徹底的に無力だから、主人公無双みたいなことにはなってないしね。揺るぎなく最強だけど精神的に未熟なノブナガとは、実に良い対比だった。


 STEINS;GATE

 前々回辺りからようやく本筋開始。誰がどう見ても明らかにアニメ向きではないお話を、それでもほぼ忠実にアニメ化せねばならない時がある。商売ですなー。

 ちなみに、ここからしばらく続く流れが、原作で一番面白いと(僕が)感じた部分です。

 うっかりネタバレしちまいそうだから、この辺で。


 逆境無頼カイジ 破戒録篇

 なんか凄まじい勢いで沼編も消化していってますね。おかげで、沼編最大のウィークポイントである展開のダルさがほとんどない……つっても、本番はここからですが。
 当然、削っている部分もあるわけですが、話に違和感を覚えるような削り方ではないし、いい仕事してくれてます。

 ところで、ダルイダルイっつっても、それは原作をリアルタイムで追っていた当時抱いた感想で、改めて単行本で読むとそこまで気にならなかったりしました。もしかしたら、ワンピとかもそうなのかしらん。
 ましてや、大量の原作ストックを急激に吐き出すアニメ媒体でなら、ほとんど気になることはないかもね。それにしても、消化スピードが半端じゃないと思うけど。まさか、17歩までやるのか……!


 まりあ†ほりっく あらいぶ

 うむ、ファーストインプレッションで思った通り、「主要メンバーが出揃って安定感が漂う時期」が最初から最後まで続いた。
 新キャラの類もほとんどなしということで、ここまでテコ入れを徹底的に拒絶した作品というのも珍しいんじゃないでしょうか。それ故、マンネリ的に感じられる部分も多かった(何せほとんど宮前さんの変態ネタだけでもたせている)のですが、その一点で記憶に留まりそうなアニメでした。


 Aチャンネル

 ゆる~い作品のようだけど、学年の違いからくる別れへの切なさを物語の縦糸にして、一貫した流れを持たせていたのが好印象。トオルちゃんはかつて一度それを体験しているわけだけど、るんちゃんだけでなく、ナギともユー子とも仲良くなった現在で行われる別れは、かつて訪れた以上のものだったんだね。まあ、家近いんだけどな!

 あとはまあ、キャラクターへの演技のさせ方が素晴らしかったよなあ。一挙一動がきゃわわ。
 ただ、キャラソンは興味のない僕みたいな人間には少々きつかったです。


 よんでますよ、アザゼルさん。

 ニコニコで視聴するのが楽しい作品だった。
 基本的に2話でひとつのエピソードを構成する形になっているので、実質的には通常のアニメ作品と変わらないわけですが、前半部に相当するエピソードの先行きがどれもこれも気になるものばかりで、逆に引きを強くする結果になっていたと思う。

 しかし、アザゼルさん実質的な主役なのに、物語面ではほとんど活躍しねえなw


 アスタロッテのおもちゃ!

 それなんてエロゲ? とツッコミを入れたくなる血迷いまくった設定でありながら、まさかのハートフルストーリー。日本始まりすぎてて笑えるレベル。

 まあ、ハートフルになったのは、主人公が女王様の存在を不自然なくらいに無視してるからっていうのも大きいんですけどね。娘の養育に関しても、ロッテとの交際に関しても、何なら女王様とよりを戻すのかどうかについても、一切話が持ち上がって来なかったし。

 全てを丸く収めるには、士官学校卒業の人をロッテに見合うくらいの男に鍛え上げて、主人公自身は女王様とくっつくくらいしかない気もするけど、なんか主人公が普通にロッテのハーレム入りしても何となく八方丸く収まりそうなのがこの作品の恐ろしいところだよな、と思った。

 それにしても、やはり1話が悔やまれるよなあ。主人公が最後まで登場しないから、物語全体の方向性提示というファーストエピソード最大の仕事が果たされてないし。


 「C(シー)」

 世界設定は面白いんだけど、それをエンタメに落とし込めなかった作品という印象。

 第一に、主人公とヒロインがあまり良くなかった。最後まで他人(それも三國を妨害することで最も得する国の諜報員)から頂いた主張に突き動かされる主人公と、メイン回のひとつもないヒロインとでは、いかにも牽引役として弱い。他者からヒントを貰うくらいならいいけど、答えは自分で出そうな。

 第二に、バトル設定がまずかった。これがエンタメに落とし込めてない最大の要因ですね。
 技の強さごとに消費金額が違うというのはいいんだけど、同じ金額でもアセット毎に発動できる能力が全く異なるため、結局、普通の能力者バトルと変わらないんですよね。
 結果、資産消費に躊躇したり、どの技をセレクトするかに迷ったりでテンポを損なう上、主人公はともかく、敵側はどの金額でどんな技を使用できるか全く把握できてない視聴者には、蚊帳の外感が漂うという。
 そういった設定は一切なくし、アセット毎の特殊能力は使い放題。殴られた時のダメージ量で吸い取られる金額が変わる、というくらいにしといた方が、面白いバトルにできたんじゃないでしょうか。
 そもそも、細々としたリソース管理などは、ゲーム分野でこそいきる設定ですし。

 第三に、未来とミダスマネーの関係性が感覚的に理解し難い。利根川さんの名言はあるけど、あれは寿命を薄めて金を得るか、一息で命を失うリスクを背負って金を得るかという話だから、意味合いは全然違うし。

 最後に、謎の神様オチはないw 夢オチみたいなもんです。
 主人公というか、制作側は金融街を潰したいのか? 肯定したいのか? 潰したいけど潰せない消極的肯定をしたかったのか? まったく伝わって来なかったぜい。金融街って、事実上のラスボスみたいな存在なのに。

 そもそも、金融街を運営することで、あの神様()にどんなイイことがあるのかすら分からないのであった。


 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

 メインテーマに関する部分については、本当に最後まで文句の無い出来でした。

 ただ、テーマがテーマなだけに、真面目にそれだけを追っちゃうとあっという間に完結or似たようなエピソードの使いまわしになってしまうためか、この作品には様々なテクスチャ(女装とか女装とかゆきあつとか)が貼られているわけですが、そこを好きになれるかどうかだよなあ。

 僕にはかなりきつかった。ゆきあつというか、めんま以外の女性キャラの恋愛脳ぶりがちょっと。
 恋愛脳っつっても色々とありますが、これは嫌悪感を抱いてしまう性質のものです。


 電波女と青春男

 主人公ェ……。
 端から見て明らかに未熟な主人公が、ちょっと俯瞰気味の視点から偉そうな一人語りをなされると、大変微妙な気分になるんだな、というのがよく分かったアニメでした。ヒロイン勢は可愛いのになあ。特に女々さん。そりゃくんかくんかしたくもなるわ。

 今になって思うと、阿良々木さんは(前日譚で自分の物語を終わらせていることもあって)最初から完成された主人公だったんだなあ。ヒロイン達に対しても、否定からではなく肯定から入っていくし。

 青春男さんは、エリオに対して顕著だったけど、あらゆる物事に対して否定から入っていく印象がある。


 GOSICK

 主人公もヒロインも別に何もしなかったけど、問題は根本的な解決を果たしたんですよ! 猿渡さん!
 これには傭兵王カシュー陛下も苦笑いしたという……。

 トリックの微妙さも、ヒロイン以外の固体が無能過ぎて全然凄そうに思えない灰色狼の設定も、それに比べたら瑣末な問題だよなあ。

 ヴィクトリカちゃんは可愛かったです。


 CARDFIGHT!! ヴァンガード

 基本的には大会やってるだけなんだけど、その中で櫂君が嫁を激励したり、クソガキさんが本筋と全然関わりの無い因縁を清算しようとして盛大に失敗したり、ギャラティンさんがブレない沈黙ぶりを発揮したりと、飽きがこないように色々工夫してんなーという印象。

 特にアイチきゅんの弱さと成長は、他の販促アニメじゃ見られないオリジナリティとして、好感度高いです。ネタまみれな本作の中で、ここだけはネタにまみれてない気がしなくもないような気が微妙にする。

 そうやって下地を作った上で、次のシリーズからは通常のトンデモカードバトルもやってくれるんですかね。一粒で二度美味しいじゃないですか! やったー!

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by ejison2005 | 2011-07-08 04:54 | アニメ