<   2010年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧
25歳になりました
 いやまあ、本当にそれだけなんですが。
 本当は何か漫画のレビューでも書こうと思ってたんだけどね。ああいうのは、パッと「こういう路線で書こう!」というのが思いつかない限り、遅々として筆が進まないわけで、今回は諦めることにした。仕方ないね。
 そんなわけで何かネタとかあるかな~とか思ってたら、そういえば7月31日は自分の誕生日だったわけですよ。

 しかし、25歳かあ……死にたくなってきた。特に歌舞伎役者の結婚披露宴とかテレビで流れてるのを見てるとリア充爆発しろと思えてくるぜ。

 あまり私生活について触れる事のないこのブログにおいて、それを書く貴重な機会なんでついでに書いとくけど、仕事は見つかりました。バイトだけどね。前の仕事の半分くらいしか働いてないのに、手取りがあんまり変わらないってのはつまり……どういうことだってばよ?

 ちなみに、自分の場合だと、ひとつの仕事にこだわらずさっさと転職したのは正解だった。というか、こないだ新聞読んでたら、前の前に努めてた会社の会長が捕まってた。そりゃあそうだ、ありゃひどかったもの。盲目的に忠誠なんぞ誓ったところでろくな目には遭わないってことを、言葉ではなく魂で理解したぜ。
 でも、似たような境遇の人に薦めたりはしないよ。責任とれないもの。


 フリーターになった副次効果として、ブログの更新が学生時代と同等くらいに楽しくなってきた、というのもある。いや本当、社会人時代は文章書くのが苦痛で苦痛で。というか、仕事で性も根も尽き果ててたから、頭も全然回らなかったし。ぶっちゃけると、どんだけ閉鎖しようかと思っていた。
 でも今は楽しい。すごく楽しい。この頃、単発のレビュー記事が激増してたのはそのあらわれ。どれもこれも、以前から書こうと思ってたけど、気力も文章も湧かなくて断念してたんだ。そのレビュー記事を書くことができて非常に嬉しい。


 特にネタもないので、この辺でお開きにする。ここらで25歳としての矜持やら目標やらを掲げられたら格好いいんだけどね。生憎とそんなものはない。それでいいのかという気もするけど。

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-31 04:59 | 雑記
週刊少年ジャンプ 10年 34号 感想
 クソワロタwwwww

 DSの新FEはグラがあまりにもアレすぎて全く興味が湧かなかったんだけど、これはちょっと気になるなあ。噂に聞くきずぐすりも復活してるらしいし。
 いやまあ、俺、聖戦から入った人だから紋章の謎遊んだことないんだけどね……。
 遊んだことあるのは、聖戦、封印、聖魔、暁……とてもエムブレマーは名乗れんな。


 ナルト

 おお! すげえ! ちゃんと撤退した!
 そんなわけで一連の回想シーンは四代目の威厳と格好良さを維持するという点において、一定以上の成功を収められたと思います。
 だから、四代目視点のシーンはナルトの中で聞くなり記憶を共有するなりしたとして、イルカ先生とかカカシ先生とかが出演してた辺りはどうやって知ったのだろうかという点や、チャクラ残せばそんなことできるんかいという点は突っ込まないよ!

 ところで、屍鬼封尽って相手の魂を冥府に送るとか消滅させるとか、何かそういう感じの技だった記憶があるんだけど、それで九尾を半分封印したということは、今後、九尾はフルパワーに絶対なれないということなんでしょうか。最近、踏んだり蹴ったりな九尾さんですが、ますます不憫なことになってきたぞう。


 ブリーチ

f0029827_444844.jpg

f0029827_4441652.jpg

f0029827_4442375.jpg

f0029827_4442984.jpg

 本編の感想ですが、その戦法を使うならジッポライター用意しといた方がいいですよ。


 ワンピース

 残念ながら(?)サンジは己の性別を取り戻していました。でも、喧嘩ふっかけて即KOされる辺り、流石はサンジだと思います。いや、彼、別に戦績が悪いわけでもないんだけどね。何かオチ要員という印象がある。
 それはさて置き、イワさんはサンジを軽く倒せるくらいに強かったんだなあ。そんなイワさんが太刀打ちできないんだから、署長って本当、鬼の様に強かったんだね。あの時、とっとと脱出したのは大英断だったわけか。

 そんなわけで今週も、ルフィがどうなったのかは描かれず、周辺人物の近況報告に留まったわけですが、ここまで勿体ぶられると、一周回って楽しみになってきたぞう。何やかんやいってそこは尾田先生、日本最高部数の男だし。かなりの自信があって、ここまで引っ張ってきてるんでしょうから。


 バクマン。

 亜城木「これが私達の本気です」
 エイジ「その程度ではまだまだ私には勝てません」
 亜城木「もっとすごいテクニックを盛り込みます」
 エイジ「私の実力はこんなものではありません」 ← 今ここ

 何だかブリーチみたいな応酬になってきたけど、「トドメを刺す」というコマンドが存在しない漫画家同士の対決では、こうなるのもむべなるかな。PCPに存続条件が出されたのは、その辺を解決する苦肉の策なのかも分からんね。

・「クロウ出てる!! コラボ!?」
 今週のオチともなったコラボですが、これはエイジと秋名さんの交流がきちんと描かれた上で、その結実としてこの結果が示されているのが素晴らしいです。きちんと、キャラクター同士の関係性が進展したメタファーとして機能してる。何故、サイコーの時はこういう展開にしてやらなかったのだろうか。


 リボーン

 ジャミールのムウが呼ばれてもいないのにやって来ちゃったでござる。
 一応、確率は五分五分だとか言われてますけど、それで本当に失敗しちゃったら男坂を登るしかない以上、成功するのは目に見えてるわけで、事実上、ツナ達は何もしていないも同然なわけです。
 せっかくムウを例えに挙げたので、そのままドラゴン紫龍が聖衣修復を頼みに行ったエピソードを例えに用いますが、あれは紫龍が多大な苦労を払いながらムウのもとへ辿り着き、なおかつ、星矢のために命を捨ててまで聖衣を修復しようとしたからこそ、パワーアップした聖衣にありがたみとすごみが宿ったわけです。「紫龍が星矢への友情を燃やして修復してもらった聖衣にブラック流星拳如きが通用するわけないぜ!」ということですね。
 ツナ達ももうちょっと、苦労なり覚悟なりをタルボに(というより読者に)示した上で、バージョンアップして欲しかったかな。死ぬ気の覚悟って、この漫画的にも重要なポイントだと思うし。

 それはさて置き、アニマルリングまで消費して早くもバージョンアップかあ。未来でも初代ボンゴレファミリーの武器とか貰ってたけど、全然それを活用する場面がないまま終わってしまったから、パワーアップばかり矢継ぎ早に行ってる印象があるぜ。


 トリコ

 トリコがすっかり小松の保護者と化しててワロタw 真面目な話をすると、ガウリイに対するリナの魔法講座みたいなもんで、片方を圧倒的に無知or無力とすることで、専門的な知識を違和感なく解説することが出来るってやつですね。ついでに、小松とトリコが実際にコンビを組んでグルメ界でハントを行ったらどうなるか? というシミュレーションにもなっており、一石二鳥の描写であるといえるでしょう。

 ところで以前、環境変化に対する工夫というエッセンスがこの漫画から失われるのは残念だ、という意味の文章を書いて、コメントで「小松がいるなら大丈夫なのでは?」という突っ込みがあったんだけど、確かに、小松が素の人間でいる限りはそこら辺の面白さが失われる心配はなさそうで、あの心配は杞憂に終わりそうなのが嬉しいです。


 逢魔ヶ刻動物園

 この動物園にとって必要なのは行動展示ではなく、外部への宣伝だと思うんだ。

 そういった根本的な問題はさて置き、今週はチーターをカウンセリングする話なわけですが、本人が走るというのは逃走ないし狩猟の手段にすぎないと明言してるのに、結局、潜在的なランニング中毒だったので無問題です、というオチになるのはどうなんだろうか。
 今週の話で重要なのは、そういった動物視点で当たり前のことを言っているチーターに対し、いかにこの動物園の環境で野性を取り戻させるか、という部分に他ならないわけで、それをぶん投げちまっている以上、まずオチとして機能してない気がするんですけど……。

 ただでさえ、動物園を舞台にした意味が全く無いんだから、そうしてまで立脚したカウンセリング要素に関してくらいは、まともなオチ出しを期待したいのです。だってまだ三話目だし。


 花咲一休(読み切り)

 ああ、これはGI編でゴンとキルアが遭遇していた「○○さえあればこの子は助かるのに!」系イベントの変則型ですね。ファンタジーRPGにおける定番イベントのひとつで、TRPGにおいて使用する際は、救出対象をPCの近しい人間とすることで、強力な動機を発生させておくのがベターでしょうか。
 うん……つまり、何が言いたいかというと……別にとんちモチーフでなくてもよくね? ってことなんだ……。ごめんね、ワンパターンでごめんね。本当にとんちを用いる必要はあったのですか? 自分に自信を持てないでいる臆病な医師が勇気を振り絞ってアスクレピおる話ではいけなかったんですか? みたいな。最近の読み切りって、みんな事業仕分け可能に思えて他ならんぜ。

 そんなわけで、「とんちで衆生を救おうとする坊主」が「病に伏せる子を助ける」という筋書きの時点で、すでに前者と後者が全然マッチングしてないんですよね。そりゃ、くっつけようと思えばくっ付けられるけど、前者も後者も他の何かに置き換えることは余裕で可能なわけで、あまりにも必然性が薄い。

 更に付け加えるのならば、主人公はすでに過去の出来事内において調子に乗っていた状態から己の限界を知り、そしてそこから救いを得たというドラマを終えてしまっており、今回のエピソードにおいては、何ら挫折も成長もしていないんですよね。主人公というのは、物語を経験することによって物語当初の自分とは違う何かに生まれ変わっていくのがお仕事なわけで、それを完全放棄しているのはちと困る。連載作品の第何話か目というのならばともかく、この作品は読み切りという形態でひとつの物語を完結させなければならないわけで。
 むしろ、ちゃんととんちというモチーフに向き合い、その無力さに対してどう折り合いをつけるかという筋書きになっている分(その結論が条件付きランプの魔人というのはともかくとして)、作中で軽く語られるに留まっている過去エピソードを用いて筋書きを作っておいた方が、意義も面白みも遥かに増していたんじゃないでしょうか。

 あと、言うまでもなくこの作品は一休咄(これなんて読むんだろう?)を土台としているわけですが、それはもうすでにみんな好き好き好き好き好き好きっ愛してる方の一休さんでやっており、そのイメージがあまりにも強すぎるわけで、おとなしく別の題材を探しといた方がいいんじゃないかと思いました。どうあがいてもその呪縛からは逃れられそうにないし、ドラゴンボールから影響を受けてドラゴンボールみたいな漫画を描く様な状態になりそうです。


 こち亀

 僕もそうだから分かるけど、確かに毎日、スカイツリーが徐々に完成へと近づいてく様を見てるのは楽しいです。でも、別にそういうわけでもない人にとって、今週のお話はどういう印象を受けるのだろうか。


 ぬらりひょん

・(……何じゃこの………異様で邪悪な畏は) キリッ

f0029827_4445088.jpg

 てめー爺いっ! どこ見ながら言ってやがるwwwww

 いいぞ鏖地蔵! そのまま田楽刺しにしてやれいっ! いいかっ決して油断せずにトドメを刺すんだぞ! 高いところから落として安心したりするんじゃないぞ! 絶対に! だ!


 サイレン

 先週、近いことを書いたんで、折角だから今週もその辺ぶちまけておくテスト。
 駄目だw どうしても心鬼紅骨というネーミングで笑ってしまうw グラシアルウォールとかもこつこつと腹筋にダメージを与えてきます。僕にとって、笑いのツボはそこら辺にあるのかも知れない。

 あと、ヒリュー君。君は主人公チームの一員なんだから、もうちょっと綺麗目な技で敵を始末してもいいんだよ……?

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-27 04:56 | ジャンプ感想
高杉さん家のおべんとう レビュー

高杉さん家のおべんとう 1

柳原 望 / メディアファクトリー


 お弁当……! それは魅惑溢れる小宇宙!
 お弁当……! それはひとつの絆の証!

 本日ご紹介する「高杉さん家のおべんとう」は、そんなお弁当をテーマにしたラブコメ漫画です。

f0029827_5181582.jpg

 ん? 作るのは男だけど何か?


 あらすじ

 博士号(地理学)持ちのフリーター主人公(31)に、突然中一超美少女の義娘ができたよ!




















 それなんてエロゲ?


 モチーフたる「弁当」の使い方が抜群に上手い

 まあ、そんなわけで「ニュー速でやれ!」と言わんばかりの境遇となった主人公と、その義娘さんとが徐々に徐々にその絆を深めていくというお話なのですが、その作劇において、何よりも目を引くのが、タイトルにも抜擢されている「弁当」というアイテムの使い方です。

 これがね、非常に上手い。

 といっても、どこぞのグルメ漫画よろしく「来週……同じ時間に来てください、本当の弁当をご馳走しましょう」「なんちゅうもんを食べさせてくれるんや! これは弁当の革命や!」という展開になったり、弁当同士で味比べを行ったり、スーパーの半額弁当を巡って血で血を洗う激闘を繰り広げたりするわけではもちろんなく、ごく普通に主人公が弁当を義娘さんに持たせてあげるだけです。それだけで全てのあらすじが完結してしまう漫画。

 とはいえ、主人公の調理スキルはゼロに限りなく近い状態なため、義娘の口に合う弁当を作るため、彼は東奔西走する羽目になります。
 つまり、義娘との間に存在する溝を埋めるため、非常な苦労を負うことになるわけです。

 ここがいい!

 当然ながら、義娘さんはそんな主人公の苦労を察してドキがムネムネしちゃったりするわけですが、それというのも、全ては弁当が上手いからではなく、それに込められた主人公の心を感じ取ってのことなのです。

 言うなれば、重要なのはあくまで二人がお互い苦労しながら絆を育んでいくことであって、弁当はそれによって生まれた結果に過ぎないということですね。

 弁当など作ったことのない主人公が、空の弁当箱を覚えたおかずで埋めていき、その彩りが豊かになっていく様を使って、二人の仲が深まっていることを、視覚的にも物語的にも大変分かりやすく表現しているわけです。

 弁当といえば、
・離れたところで食べる
・普通は親しい者が作る
・作るのはメンドイ
 といった要素が思い浮かんでくるわけですが、この漫画はそれらのキーワードを上手く物語に活かし、年齢も食べる場所も離れた二人の間を繋ぐアイテムとして、有効活用していると言えるでしょう。


 小難しい理屈は置いといて義娘さんが可愛い

 さて、色々と理屈を並べてみましたが、ラブコメである以上、何よりも大切なのはヒロインのキャラクターです。ぶっちゃけ、これさえ立派なものならどんな糞作品でも(ry

f0029827_5183367.jpg

 女性漫画家の作品ということで、本作は極めて少女漫画的なタッチで描かれていくわけですが、まず外見が可愛い。すごい可愛い。

f0029827_5185115.jpg

 人付き合いが苦手でもちゃんと相手を思いやる辺りとか、いいね。すごくいいね!

f0029827_519496.jpg

 スーパーのお買い得品チェックとか欠かさない辺り、おい主人公テメー俺と代われ!


 まとめ

 そんなわけで、とにかくヒロインが可愛い。超可愛い「高杉さん家のおべんとう」。ヒロインが可愛いので、皆さん、ぜひ一度お手に取ってみてください。

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-25 05:24 | 漫画
パラサイトブラッド オンリーコンベンション 行ってきたよ~
 18日、Role&Roll Stationで開かれたオンリーコンベンションに参加してきました。



 というわけで、まずはパラサイトブラッドを遊んでみた感想。
 前提として、僕は前シリーズであるところのデモンパラサイトはリプ専です。


 今回のセッションはサンプルキャラクターから選択する方式だったため、実際のキャラ作成は行っていませんが、ルールを読んでみると、作成そのものはそんなに時間かからない感じ。いやまあ、どの悪魔寄生体を選ぶかに時間はかかるかも知れませんが。
 成長方式もデモパラ時代同様、フローチャートの中から選択していく方式なので、多分、遊んだことのある人はあっという間に埋められる。というか、デモンパラサイトのキャラクターシートでもあんまり問題なく遊べるとトークショーでぶっちゃけられていたw

 戦闘面について触れておくと、方眼紙などを用意した厳密なそれではなく、抽象的なタイプの戦闘。例え遮蔽物が目の前に存在したとしても、対象が「遮蔽を取る」と宣言しない限りは普通に射撃攻撃が当たる。悪魔寄生体のホーミング能力は世界一ィィィィィッ! 大体、このゲームにおける遮蔽物は射撃武器と同義くらいに考えてナンボだしw
 しかし、宝石展を守りに来たのに、陳列ケースを指して「武器に出来るよ!」は流石に無いと思うのでありますw 今回、PCが超お金持ちの組織に所属してるんで、賠償の心配はないということを実感してもらえるシチュエーションを用意してくれたのだと思うんだけど、救出対象を武器にするファンキーなプレイヤーはこちらの卓にはいなかった。心なしかGMが寂しそうだったので、あそこは乗っかってギャグシーンにすべきだったのかも知れない。
 閑話休題。
 ちょっと脱線したけど、基本的には殴って殴られての戦いになります。とはいえ、凝ろうと思えばいくらでも凝れる要素はある。そこら辺は各GMのサジ加減次第といったところ。特に、遮蔽物関連は色んな使い方(投擲や殴打の意)があるので、そこら辺を中心にシチュエーションを練ってみるといいかも知れない。DUSTの登場によって賠償の心配がなくなったしね!


 ストーリーというか世界設定ですが、デモパラから何年も経過した近未来。何やら世界的な地震が発生し、悪魔寄生体の能力が変化、パラブラのステータスになったのだとか。とはいえ、変化が起こったかどうかは任意で決めて良い程度の懐の深さはあるので、デモパラ時代に作ったキャラが影響を受けたかどうかは好きに決めるといいそうです。
 で、何より大きな変化ですが、PCが金持ちになったw や、正確にはPCの所属組織として選ぶことが可能な「DUST」が超金持ち組織なのですが。もちろん、セラフィムも現役で存在するよ。
 両者の違いを列挙すると、

 セラフィム
 知っての通り金と権力が無いw 共生武装や魔結晶をしこたま溜め込んでる。

 DUST
 金と権力がある。警察官を顎でこき使えるレベル。拳銃とかも自由に所持可能。でも、共生武装や魔結晶の蓄えは貧弱。専用装備のDUSTコートは変身しても破けない特殊素材だけど、コート一枚残ったところで何になるというのだろうかw

 というところであり、まあ、金が無いけど歴史は深い組織と、金はあるけど歴史の浅い組織といったところです。比較対象が存在するおかげで貧乏ロールに磨きがかかるよ! やったねセラフィムちゃん!

 後はドミニオンという新たな敵組織も登場。デビネスの皆さんとは違い、世界征服を目標として掲げる清く正しき(?)悪の秘密結社。幹部同士での勲功争いが激しい辺り、何とも分かりやすい悪役です。組織のトップがいなくなっちゃったため、「一番手柄を挙げた人が次期首領ゲーム」を行ってるらしいよ。もちろん、デビネスも健在で、二つの組織は対立しています。

 プレイヤーが強い公的権力を有するようになったおかげで、情報収集の面で色々と融通が利くようになったのがプレイ面での大きな変化じゃないでしょうか。警官隊に周りを囲ってもらい、その内側で市民の目に触れないようヴィシャスをボコッたりも出来るよ!


 そして、気になる新システムですが、まずはブラッドリンク。体液の交換(変態的なことは考えないように)によって、衝動の請け負いが可能となるこのシステムによって、かなり気軽に振り直しが行えます。ついでに衝動の均一化も可能なため、誰か一人だけ暴走寸前だったり、誰か一人だけほとんど素のままだったりといった状態も回避可能。衝動の蓄積に悩んでプレイ時間が延びるのを防ぐ思惑で作ったシステムだそうです。

 そしてもうひとつ、ヒーロースタンス。1セッション1回だけ使用可能で、ちょっとだけゲームを有利に傾けるシステム。各スタンスの詳細はルールブックでも参照してもらうとして、僕は出目の悪さをカバーすべくクレバーヒーローで遊んでみました。どっこい、1が二つも存在している時点で、そもそもの達成値が低いからあまり意味はないというw 6ゾロなんて都市伝説だったんや! コンスタンスに使いやすいのはイモータルヒーローかトゥルーヒーローでしょうなあ。ブリガンダインのガーディアンも凶悪そう。
 大穴としては、行動値遅めのキャラにダークヒーローという組み合わせで、そういうキャラは大体がフィニッシャー担当なため、最後の詰めに用いることが出来る。というか、うちの卓ではそれを用いてラスボスがぬっ殺されてましたw 力造先生オススメのスタンスらしいですよ!


 パラブラのゲーム性について簡単にまとめると、これはデモパラもそうだったらしいけど、キャラクターは非常に作りやすいし、戦闘もシンプルなので遊びやすい。無論、デメリットとして単純な分、カスタマイズ性が低くなっているというのが挙げられるんだけど、そもそもが初心者に遊びやすいゲームというスタンスなので、それは問題にならないでしょう。
 セッション時間は、三回ほど戦闘が盛り込まれ、途中でPCのレベル上げを行って5時間程度。これは、GMによる丁寧な悪魔寄生体・新システム解説を入れてのものなので、実際の卓では1セッション3~4時間くらいが目安でしょうか。

 え? なに? そんなことより聞きたいことがあるって? しょうがないな~あ。
 今回は、既存の悪魔寄生体でも調整が加わって脱げにくくなってます。え? 全裸と焼き肉こそ、このゲームの魅力なんじゃないかって……?
 部分破れ萌えってことだよ! 言わせんな恥ずかしい/////



 各卓のセッション後は、トークイベント。簡単にまとめ。

・初心者でも遊びやすいTRPGというコンセプトを残したかったので、版上げに伴ってルールが複雑化しないよう細心の注意を払った。

・ちょっとうろ覚えだけど、来月発売予定の小説「小悪魔ストライカーズ!」は当初、「パンデモニックストライカーズ!」とかいう名前だったらしい。全員がノリノリで決めたが一夜明け、冷静になった頭で考えると略称がパンストになってしまうという事実に気付き、慌てて第二案の「小悪魔ストライカーズ!」に変更したのだとか。

・「小悪魔ストライカーズ!」は当初のプロットに存在した、北沢先生一押しキャラクターが完成稿では存在を抹消されてしまったため、後から追加したのだとか。部隊内唯一の人間キャラクターという設定で、戦闘時はアイアンマンのようにパワードスーツを装着して戦うらしい。問題は、物語開始前の任務で肝心のスーツがぶっ壊れていることだ! 不遇キャラってイイね!

・今後出す予定の上級ルールでは、2~3種の悪魔寄生体を入れるそうだけど、それがどれかはまだ明かせないとのこと。

・既にリプレイ二巻の収録は終わっているらしい。ネタバレ気味なのでホワイト使うよ。隊長がガードレールぶっ壊して民間人を以下自主規制だとか。舞台は山奥の温泉だってよ! エロエロな未来しか予想できないね!



 トークイベント終了後は、サイン会に。北沢先生、力造先生、片山先生、イラストの新井先生のサインを頂戴しました。このルールブックは大事に使うぜ!



 そんなわけで、参加された先生方、富士見書房の編集様方、忘れちゃいけない参加者一同、皆さん一様にノリが良く、大変なごやかなイベントでした。パラサイトブラッドの今後が楽しみです。

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-20 05:27 | ゲーム
週刊少年ジャンプ 10年 33号 感想
 最近、「別に他の作品モチーフでも話が成立する」とか「作品モチーフに対する取材・考証・フェチズムが足らない」とか、そういった文章を書くことがあまりに多かったため、そこら辺の考えを別記事にまとめときました。


 ぬらりひょん

 おいおい、羽衣狐様の乳尻腹太ももがエロすぎるじゃねえか……! 爺い! どきやがれ!
 それはそれとして、爺ちゃんは優秀な偵察ユニットだなあと思います。羽衣狐様でさえ欺ける不可視能力持ちな上、そこらの雑魚妖怪なら瞬殺できる強さがあるし。ぶっちゃけた話、彼と羽衣狐様との戦闘は読者サービス(色んな意味で)以上の意味合いは薄いわけですが、ぬえの誕生が近いという情報を持ちかえることによって、本筋へ影響を及ぼせるし。

 それで、ぬえの正体は阿倍清明だったわけですが、こうやって具体像を挙げられてしまうと、ちょっと鵺への期待度が下がっちゃうなあ。前の感想でも書いたけど、僕は鵺さんには、得体の知れない存在としての登場を願っているんだ。や、まだ生まれてないから今後の描写次第だし、阿倍清明なんてこの上ないビッグネームなんだから、これはこれで全然ありなんだけど。

 しっかし、土蜘蛛さん元気っすね。

・番外編
 アニメ化に合わせた番外編で久しぶりの登場を果たすも、結局途中退場して空気に終わるカナちゃんェ……。


 ワンピース

 どうということもなく、普通に飛ばされていた仲間達の現況が語られるエピソード。
 ……うん、本当にそれだけ。一人一人のイベントに決着がついてるわけでもなく、普通に皆さん続きがある状態だし、そもそもロビンに至っては語られてもいないしで、これを単回で判断すれば、恐ろしく進展の無いエピソードだと思う。
 例えば前回なら、レイリーさんの到来から世界情勢全体の変化を予感させてくれてたわけだけど、出来れば今回のお話にも、そういった作品世界全体の動きを感じさせてくれる何かが欲しかった。一応ほら、ジャンプ漫画って一週間に一回のショーでもあるわけだし。
 唯一、モリアさんが死んだのでもなく、かといって無事でもない何らかの状態にあると分かったことだけが、進展と言えば進展でしょうか。


 ナルト

 至極どうでもいいことですが、これ、螺旋丸では致命傷になってない予感がプンプンします。大玉螺旋丸やら風遁螺旋手裏剣やらが出てきちゃった影響からか、もうヤムチャのかめはめ波みたいな扱いになってるよね、ノーマル螺旋丸……。
 逆に言えば、もしこれで大ダメージを負わせられていたら、今回の攻防は結構見応えのあるものになってると思う。印とか無しで即座に発動できる螺旋丸の利点も活かしつつ、四代目固有忍術の特性を活かしてるし、自来也→四代目→ナルトの繋がりも強調されてるし。飛んでったクナイがマダラさんの服の模様みたいになっちゃって分かりづらいとか、(どっちの攻撃が相手より一瞬速いかで決まる!)などのやや冗長な台詞回しとかは、いつも通りのご愛嬌ということで。
 と、心配してから言うことではないですが、これ、このまま決着がつく可能性も高いんですよね。四代目は、これから九尾を封印しなければならないわけだし。マダラさん、次回冒頭で適当に瞬間移動して逃げたりするんじゃないでしょうか。
 それで終わるのなら、一連の過去回想は四代目の威厳と格好良さを維持するという点において、一定以上の成功を収められると思う。


 トリコ

 いつかトリコの食費を考察したことがあるんだけど、それを元に考えれば、今回の焼き肉におけるお値段3762万円というのは、相当手加減して食っていたことがうかがえるんですよね。
 だからどうした? と言われてしまえばそれまでですが、こういうとうでもいいところを考えるのって楽しいじゃん? 今回トリコは、小松と大事な話をするつもりだったから、いつものバカ食いを控えて上品に食事を楽しんだんだよ。
 あとは、焼き肉屋へるスィ~における「僕の考えた飲食店」感がすごく楽しかったです。こういう風に、こんなお店があったら面白いな~と妄想する楽しさはすごく共感できる。ましてトリコは、それを行うことでどんどん作品世界に深みを与えられる漫画なのだから、こういった遊びはこれからも積極的に行って欲しい。

 そして、オゾン草に関する一連のエピソードは、そのままトリコと小松がコンビを組むエピソードにもなりそうなわけですが、これは先週号の感想で書いた、ただパワーアップさせるのではなく、キャラクターの内面を向上させた結果としてそれを行って欲しいという願望が、見事に体現されたお話になるのではないかという期待感を抱かせてくれます。
 そこら辺、しまぶーは割と外さない印象があるので、期待は大きいぜ。


 銀魂

 先週の段階で酷い話になる予感しかしなかったわけですが、その予想の遥か斜め上をゆく超酷い話で、空知先生は流石だと思った。


 バクマン。

 はい、全くもって予想通りというか、サイコーが小手先の技術を身に付けただけで事態が打開されてしまいました。しかも、それを得たことによって生じるリスク(これまでの画風を好んでいた層が離れるなど)は遥か彼方へ空気投げ。
 なんだろうね。結論としてそこへ至るのは良しとしても、そこへ至る過程ではまだまだまだまだまだ色々とドラマを生み出せる気がしてならない。あえて今回のエピソードで言うなら、サイコーは新アシスタントの彼が放ったひと言からヒントを得て、絵の明るさを増すという結論を出しているわけですが、どうせそうするのならば、もっと新アシスタントの彼と意見を交わすなり喧嘩するなどし、彼との人間関係を変化させた結果としてその結論を出しても良かったと思うのです。
 そうすることによって、名前がwikipediaにも載っていない彼のキャラクター性も深められるし、サイコー自身の人間性&読者への心証も改善されうるわけで、そういった仕事をしないのは、いかにも勿体無いと思えるわけですよ。少なくとも、変わった絵柄に対して新アシスタントの彼がどういう思いを抱いたのかくらいは、描写するべきだったと思う。ネタ振りにはいつだってオチを付けるべきなのだから。

・その頃の静河君達
 あ、良かった。フェードアウトしなかった。
 ちゃんと事態が最悪の状態になる前に上司へ相談する山久さんも、それに対して一肌脱いでみせる吉田さんもマジ有能。港浦さんは彼らを見習ってもっと頑張りましょう。
 そんなわけで一念発起した静河君ですが、一人蚊帳の外で燃え上がってないで、亜城木コンビなりエイジなりに影響を及ぼす形で頑張ってくれるといいなあ。というか、それが彼というキャラクターの存在理由であるはずだし。

・エイジと秋名さん
 エイジは本気とか冗談とか言う以前に、そもそも意味を理解してないに一票。


 逢魔ヶ刻動物園

 相変わらず図鑑知識を披露することでしか動物ラブをアピールできないヒロイン。これはもしかして、そもそも動物に人格を与えたこと事態が間違いだったのではないだろうか。
 彼らが人間性を獲得してしまっているせいで、物語はどうしても彼らとヒロインの交流によって、問題点を浮き彫りにし改善するという形にしかなりません。そしてそれは、先週も書きましたが、動物園を舞台にしなくても出来ることなのです。例えば、動物達を老人ホームのお爺ちゃんにし、ヒロインを新米介護福祉士としても、このストーリーラインは成立してしまう。ヒアリングとその実現という、ヒロインがやるべきことは変わらないのだから。
 というか、人格を持っちまってる時点でこいつらは動物でもなんでもないわけで、既にその段階でこの作品は破綻をきたしているわけです。

 そしてデッキブラシ一本で園内全体の掃除に挑むヒロインを見て、間違いなく実際の動物園に対する取材が足りないことも確信した。そこら辺の動物園をぶらぶらしてれば観察できるんだし、これはちょっと言い訳できないぜ。むしろ、集英社の名前が出せる以上、もっと突っ込んだ取材やインタビューをしてもいいくらいです。別に漫画家じゃなくても、そのくらいの営業力は社会を生き抜く上で必要なスキルだよ。

 ラストで、「器用だから」の一言で檻の改築を済ませてしまったことなどから、そもそも、そういった描写をリアルに行うつもりが無いという考え方もできますが、そういったところをリアルに描かないのならば、ますますもって動物園を舞台にした意味がないわけだし。先行き暗いなあ。


 SWOT

 突っ込みどころは無数にあるし、別にそれらを挙げてもいいんだけど、いまいちやる気が湧かない。あんまりこの漫画は愛せないかも知れない。


 サイレン

 「人間らしく~」「~だから俺は…まだ生きてる」という一連の彼らのやり取りを見て、という設定なんですね分かりますと思ってしまった俺は生涯この漫画をまともに楽しめないかも知れない。僕の中で彼らは、どこまでも厨二病を患わってしまったかわいそうな人達という扱いなんだ。首都の名前もアストラルナーヴァだし、アジトの一区画を元老院とか名付けちゃってるし。
 これでミスラさんが、「ボクは君達の厨二心を上手く煽った黒幕だったんだ」とか言い出したら神かもね。


 めだかボックス

 開き直りっぷりが清々しくて思わず納得しそうになってしまいましたが、問答無用でなんか変な特殊能力を使えるというのはやはりどうなんだろうか。
 しかも、そういった能力を使える原因たる精神的根源をどうにかするというのが、この漫画におけるマストなテーマであるわけですし。そこをわけ分からんまま曖昧にすると、今後何をやっても同じくわけ分からん曖昧な印象しか受けられないと思うんだ。いや、今までがわけ分かってたのかと言えばちょっとアレだけど。

 来週は、不知火がインターセプトすることによって危険な握手を防ぐのでしょうか。


 メタリカメタルカ

 格好付けながらマグマの中に棒を突き刺して立ってるトレンカさんですが、棒溶けて落ちますよ?


 少年疾駆

 なんか、来週か再来週辺りに付き抜けそうな気配がビンビンするんで、感想はその時にまとめて書きます。

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-17 06:15 | ジャンプ感想
最近のジャンプ作品は作品モチーフをないがしろにしすぎではないだろうか?
 最近のジャンプ感想内での読み切り作品や新人の連載作品に対する感想において、「別に他の作品モチーフでも話が成立する」とか「作品モチーフに対する取材・考証・フェチズムが足らない」とか、そういった文章を書くことがあまりに多い気がするため、そこら辺の考えをまとめてみる。


 最初に書いておくと、作品モチーフなどというものは、作品に対してオリジナリティを与えるために用意するものなのだと思います。
 そこら辺は、「カラフルな全身タイツをまとった集団が悪と戦う」「バイクに乗ったヒーローが怪人と戦う」などといったフォーマットのもと、毎年新作を作り出しているスーパー戦隊や仮面ライダーにおいて顕著なところで、何せ、彼らは基本的なところから大きな制約を受けているので、「宇宙警察」やら「冒険者」やら「鬼」やら「探偵」やらの、モチーフを与えて差別化を図る以外にない。
 視聴者に飽きられてしまったらそこでシリーズ終了な上、関連玩具を売らなければならないため、彼らはそういった点に対して非常に真摯であり、ひとつモチーフのもと、主人公やら敵組織やら変身後のパワーソースやら、全てを直結させているのが特徴です。特に、関連玩具として販売もされるガジェット関連へは力が入っており、携帯電話と見せかけて筆になったり、バックルそのものがコウモリ型のマスコットキャラクターとなったり、各種探偵グッズとなって情報収集において活躍したりと、いずれにおいても、作品モチーフを色濃く反映した作りになっています。
 話作りにおいてもそれは同じで、例えばシンケンジャーなどは殿様であるレッドのもとに家臣たる他のメンバーが終結し、現代を生きる侍の主従関係でなければ決してできない人間関係が語られていきますし、クウガにおいては、復活した超古代の首狩り族が巻き起こす殺人事件を主軸として物語が進行していきます。よほどプロデューサーや脚本家が迷走していない限り、「そのモチーフでなければ描けない」物語が形作られているのです。


 では、最近のジャンプ読み切り作品や新連載作品はどうなのか?
 フタガミダブルは別に人間へ擬態する怪物が敵でなくても話が成立しますし、KIBA&KIBAはファンタジー世界の騎獣ではなくSF世界のスピーダーでも話の進行には問題なさそうでした。LOCK ONはカメラマンというより性犯罪者を描くことに熱意を傾けていたし、僕がうっかり最終回の感想を書き忘れた四谷先輩の怪談において語られていたのは学校の怪談ではなくキチガイの犯罪行為です。

 こういった、別にその作品モチーフを用いずとも話の展開に支障がないという作品において、どのような問題が発生するのかと言えば、それは、

 オリジナリティがない!

 という問題が生じるのです。だって、別にその世界観を用いる必要のない物語なのだから。
 以前、ジャンプ読み切り作品におけるテンプレートという記事を書いたのですが、本当にこういったテンプレート的なものへ、適当な単語を埋めて完成させているのではないかという作品が、多すぎると思う。確かに定型を知らん人間には何も物語ることはできないけど、それは別にべったりと定型に甘えろって意味ではないはずです。
 何より、無数の作品が溢れているこの時代において、類型的な作品というのはそれだけでそれらの中に埋もれてしまう危険性を孕んでしまうわけで、そういった作品を描くことは、自分の手で墓穴を掘るに等しい行為であるわけです。

 では、どうすればいいのか? ここでそもそもの問題に立ち戻るわけですが、それは、

 作品モチーフを活用すればいいのです。

 分かりますか? 「活」かして「用」いるのですよ。テンプレートを穴埋め的に埋めるため用いるのではなく、それを中心として物語を、作品世界を構築するのです。

 トリコなどはその分かりやすい成功例でして、あの作品は「美味い飯を食べる」ことに全ての要素が直結している漫画です。主人公の職業である「美食屋」もそれを行うために存在しますし、キャラクターのパワーアップも「美味い飯を食べる」ことによって果たされます。敵組織である美食會との戦いも、「美味い飯を食べる」ために行われているのです。
 だからこそオリジナリティが生まれていますし、だからこそ、淘汰の厳しいジャンプ誌上において生き残りを果たしているのです。誰もが認める看板漫画たるワンピースだって、海賊モチーフでなければ語れない物語です。バトル漫画としての面ばかり見られてしまうこれらの作品ですが、お話の進行においては、きっちり「その世界観でなければ成立しない物語」を描いているわけです。

 僕は、ベテラン漫画家さんはもちろんのこと、特に新人漫画家さんに対しては、この「その世界観でなければ成立しない物語」という面をもっともっとも~っと重視して欲しいのです。だって、「その世界観でなければ成立しない物語」なんていうのは、それだけで、読者が作品を手に取る重大な理由足り得るわけですから。無数に存在する作品群の中に置いて、一段高くそびえる尖塔になれる可能性を手にできるわけです。


 これは、いくらか前、どっかの新聞において、何かの大きな小説賞に対してベテラン作家さんがしていたコメントの受け売りですが、創作というのは、無数の同業者が闊歩する原野の中において、自らの領地を切り取るに等しい行為です。いわば国取りゲームです。
 で、あるならば、既に誰かが堅固な城壁を築いてしまった領地を奪おうとするより、まだ誰も手を出していない土地を囲い込み、自分のものとしてしまった方がはるかに容易いことは言うまでもないでしょう。まして、この国取りゲームにおいては、手つかずの土地を己が手にすることによって、オリジナリティという無敵の城塞が手に入るのです。そして、未開拓の地を手にするための便利なツールこそが、作品モチーフなのですよ。


 読者アンケートという名のグフ・カスタムに怯え竦み、作品モチーフという便利ツールの性能を活かせぬまま討ち果たされていくのが、読み切り・新連載作品群の現状であるわけですが、それを打破するEz8は登場してくれるのでしょうか。

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-16 01:05 | ジャンプ感想
週刊少年ジャンプ 10年 32号 感想
 逢魔ヶ刻動物園(新連載)

 いつだか読み切りが載った作品の連載版。当時、この作品の感想って書いたんだっけ? 書いてないかも知れないけど、基本的に読み切り版を踏襲してるのかな。

 本編ですが、うん……これ、別に動物園を舞台にしなくても成立するよね。
 本作におけるヒロインの動機は二つ存在し、それぞれ「駄目な自分からの脱却」「とにかく動物が好き!」となるわけですが、比重として明らかに前者へ偏ってしまっているため、別に舞台がハンバーガー屋のバイトでもコンビニのバイトでも成立するようなお話になってしまっている。「俺達の使命はバトルシーンを掴みの一話に入れることだぜ!」と言わんばかりの動物強盗団の皆さんも、そのまんま普通の強盗にシフトすればいいし、園長も怠惰な店長キャラにしてしまえば済む話です。

 そうじゃないと思うんだよね。この作品の売りとすべきは、動物園を舞台としていることなんだから、もっとそこを押し出さないと。こんな他の作品モチーフでも成立してしまうような話作りでは、一切のオリジナリティが感じられない。主人公の動機描写で比重を置くべきなのは、むしろ後者の「とにかく動物が好き!」という部分なのです。
 にも関わらず、この作品はドジっぷりに落ち込む主人公のエピソードばかり挿入してしまった。僕が読みたいのは「私、動物大好きでね」なんていう主人公の自己申告ではなく、それ故に巻き起こるエピソードなのです。履歴書の動機欄が、漠然と書くのではなく、実際のエピソードに交えて書いた方が受けがいいのと一緒。どちらも、人間性の説明・紹介ですからね。園長に「そういうのはいいや」と自虐的なツッコミをさせている場合ではないのです。いや、そういう自覚ないのかも分からんけど。
 一応、なぐさめ程度でヒロインが図鑑知識を披露する場面はありますが、それで分かるのは図鑑を読むのが趣味ということだけだよ。

 トドメと言えるのが園長のキャラ付けで、罰を受けてそんな姿になったというのに、少なくともこのエピソード内においては一切それを反省も後悔もせず、その精神は何ら成長を見せません。
 主人公を導く完全無欠なキャラだというのならともかく、こいつの場合は明らかに問題点が存在するわけで、それを作品内で一切否定せずに野放しというのはどうなんだろうか。
 こちらもヒロイン同様、申し訳程度に「仲間がいなくなったらつまらんじゃろ」と言ってるんだけど、それ以外には一切仲間のことを思いやるシーンないしなあ。君は子供の頃にそんな姿にされて、それを解くために動物園を作ったり仲間を集めたりしたわけだけど、その間、いかなる心境の変化も無かったの? と問いたい。
 そもそも、彼が人間へ戻る過程を描く物語なのならば、動物の世話やら動物園の躍進やらを全て他人任せにしようとしている時点で答えとしては完璧に間違っているわけで、彼こそがヒロインのやっている立場に収まらなければならない人物であるわけです。
 それがヒロインとの交流によって正されていくのであれば、それはそれで物語のあるべき姿ではあるんだけど、今週のように完全に上からヒロインその他を使役していくような作劇をしているようでは、期待できそうにないかな。しかもそれをやると、ヒロインのやることが無くなっちゃうし。

 そして、そういった根本的な問題を差し置いても、象にキリンを貫通させてるシーンがなんだか生理的に受け付けられないほど気持ち悪かったり、こいつらはヒロインが来るまではどうやって生き延びてきたんだ? と突っ込みを抱いてしまったりと、細かい場所でも問題点はいっぱい。
 動物強盗団の皆さんも、高値で売れるとか無邪気に喜ぶ前に、喋る動物を見て何か思うところはないんですかね。


 ワンピース

 ほとんど全部レイリーさんが持っていく話。この人は立場に見合った威厳を維持しているし、その彼の提案で状況の打開と進展を図るのはすごくワクワクする展開ですね。この辺は、ロジャーとそれにまつわる人物を長年に渡って格好良く描き続けてきたことによって生じた、この漫画の大切な財産だと思う。
 シャッキーが披露したLばりの超推理も、女の勘ってことなら納得できるし。まさしく女性の感情的な問題によって匿われているわけだしね。

 しかし、実に一年ぶりくらいに麦わら海賊団の面々が登場するわけか……サンジの貞操は大丈夫なんだろうか。兄の死で辛い思いをしているルフィだけど、仲間が性転換を果たしていたらそれはそれで相当に辛いぞ。


 ナルト

 おお、ナルトでちゃんと興味を持ちながら読めたのは久しぶりだ。ちゃんと四代目はダサイ異名に恥じない働きをしているし、マダラさんの作戦も利にかなっている。四代目が戻ってくるまで一分にも満たないであろう割には、ものすごく大がかりな儀式を取り行っているけども。

 ところで、ラストシーンのイタチお兄ちゃんを見て思わず笑ってしまったのは僕だけでしょうか。老けてんなおい。


 バクマン。

 ……ガモウ先生は静河君をどうしたいのだろうか。彼、登場してからこっち、一ミリたりとも主人公と絡んでないのに、いつの間にかフェードアウトしようとしちゃってるよ。
 以前にも書いた通り、この作品からは後々に使えそうな種だけばら蒔いておいて、実際に使うか使わないかはその時になって決めるという考えが感じられるのですが、静河君はその煽りを最大級に受けた被害者といえるかもしれない。彼もガモウ先生の采配によっては、主人公達の前に立ちはだかる新たな強敵となっていたんでしょうけどねえ。
 描かれたものが全てなんで、もしこのままフェードアウトした場合、何の存在理由もないキャラに少なくないページを割いて終わってしまっただけになってしまいますよ。
 ところで、静河君みたいな性格の人がキャバクラにはまるってのが、いまいちよく理解できないのは僕だけなんでしょうか。や、僕がキャバクラいったことないから分からないだけなのかも知れないけど、彼みたいな背景背負った人は、あんまそういうのに見向きしない気がするんだ。

・今週の主人公周り
 サイコーが見せた気持ち悪い変顔の数々はひとまず置いといて(最近の小畑先生はヤケになってないだろうか?)、あくまで現状のPCPは試されてるだけに過ぎないという話が忘れられてないのは良かったです。というか、あれって亜城木コンビは知らなかったんだね。先週は勘違いしてた。知らなかったとはいえ、ナチュラルを下回った順位で満足してるのはどうかと思うけども。
 そんなわけでPCPを更にレベルアップさせる話です。修行展開です。PCPを生み出す過程そのものが既にそれだったというのに、またも同じようなことをやるわけです。もう勝負のリングには乗っかり、拳を打ち合っている状態だというのにです。
 何より嫌なのが、これだけ前振りしといて結局、「こういうアイデアを盛り込めばもっと面白くなるぜ!」という結論に到達しそうなところでしょうか。格闘漫画に例えるなら新必殺技を会得するようなもんですが、単にそれを身につけるのではなく、主人公が何らかの成長を果たした見返りとして習得してくれないと、感動は湧かないと思うんだけどな。

 秋名さんの情緒不安定ぶりに関しては……すまぬ……俺には言葉が見つからぬ……。


 リボーン

 色々置いといて、ほんの一~二世紀前の遺品がそんな超古代文明の遺産みたいな出土の仕方をするもんなんだろうか。


 SWOT

 脇役が主人公のために行動するもボコボコにされ、それを見かけることで脇役が自分をどれほど慕っているのかを主人公が察し、仲間の大切さを学ぶと、これだけ書けばひどくまっとうな構成がしかし、ここまで得体の知れない何かに変貌する杉田マジック。
 先週、校庭であれだけの大立ち回りを演じたというのに、生徒達が主人公の強さを全然認識してない辺りとか、何かもう色々と流石っす。


 銀魂

 終始ゲラゲラ笑ってたけど、ミッションコンプリートした新八に対する土方さんの反応が特にツボかったです。


 ぬらりひょん

 バトル漫画において、主人公が精神的成長も何もなく、ただ新技を身に付けて敵を倒すとこうなりますよ、というお話。
 なんかやり遂げたみたいな感じになっちゃってるし、実際、土蜘蛛さんを倒すという意味ではやり遂げてはいるんだけど、それはイタチとの鬼纏いに成功したからやり遂げたぞーというお話にしてしまっていいもんなのか? という。これなら別に、鬼纏うのが河童でも黒田坊でも良かったじゃん、と思えてしまうのです。たまたま、鬼纏うのに手頃なのがイタチだけだったから、イタチを鬼纏いました、みたいな。
 これが例えば、イタチとの確執が原因で最初の土蜘蛛戦に負けたよー\(^o^)/ みたいな話の流れなら理解できたんですけどね。
 要は、土蜘蛛に対する因縁が足りなかったんだろうと思います。災害みたいに暴れまわるキャラクターコンセプトとはいえ、本当に災害みたいにただただ主人公達をボコるだけではいかんかったということでしょう。

 そんなわけで、今週の感想をまとめると羽衣狐様ハァハァ。


 ブリーチ

 先週の予測が……当たった……だと?


 トリコ

 トリコの力や技はグルメ界に通用するレベルでした。まあ、ここで通用しないとか言われちゃったらそんな技で甚大なダメージを受けてたトミーさん涙目な展開になってしまうので、それは順当なところですね。
 しかし、サバイバル能力がまだまだ不足していた……! というわけでオゾン草編に突入したわけですが、細胞の能力を高めることで様々な環境へ適応出来ちゃうというのはちょっと残念だなあ。いや、鉄平初め色んな人が軽装でアイスヘルを動き回ってた時点で何おか言わんやではありますが。
 だって、装備などの工夫なしに適応できるようになっちゃったら、そもそも舞台を苛烈な環境にする必要がなくなっちゃうからね。主人公がそれに対抗するため様々な努力を行うからこそ、特別なフィールドを用意する意味があるわけで。
 アイスヘル編の寒さに耐える描写は割と気に入っていたので、そういったエッセンスが失われようとしているのは残念に思えてしまうのです。


 保健室

 イケメンモードのハデス先生を見つめる鈍さんのシーンで、エロイという感想しか出なくですいません。そういうブログです。


 めだかボックス

 巨大な釣り針に見えてならない善吉母の登場ですが、こういう釣り針なら咥えるのもイイね!

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-13 03:38 | ジャンプ感想
2010年 夏アニメ ファーストインプレッション
 需要があるのかないのか分からないけど、とりあえず、前期に引き続いてファーストインプレッションをば。


 デュラララ!!

 ……うん。何が言いたいかは分かる。春アニメ感想で書き忘れてたんだ。
 冬アニメの感想で期待した通りに、竜ヶ峰少年が「信頼できない語り手」から真の意味での「主人公」へと華麗なるクラスチェンジを果たし、彼ら高校生トリオのすれ違いやら葛藤やらを丁寧に描き切ってくれていて、大変に満足な一作でした。出来れば、あそこまで対立を煽った以上は親友同士の直接対決を見てみたい気持ちもあったけど、まあ、セルティとか杏里ちゃんとか事情を知っている人間もいるんだし、何より二人の性格的に、普通に和解して終わりだわな。
 ここ最近のリボーンがまさに、対立し得ない人間を無理やり対立させた結果残念な展開になってしまっているわけで、それを思うと、このアニメのこの展開は誠実かつ、賢い選択だったのだと思います。

 伏線を散りばめながら、それを徐々に回収していくトリッキーな手法も見事のひと言で、新たな謎に対する期待と、謎が解明される興奮とを定期的に味わわせてもらいました。ただそれだけでなく、それぞれの謎が提示・解決される過程で、大量に存在する登場人物一人一人に見せ場を与え、群像劇としての面白さを与えることにも成功している。
 原作を一巻だけ読んでみたところ、どうも、ここら辺の仕事はアニメスタッフ側の功績が大きいっぽいですね。正直な話、少なくとも原作一巻時点では、そこまで登場人物達を扱いきれていないし。いやまあ、同じ筋書きでも、原作とアニメではそれに費やした尺が全然違うんで、比べるもんではないのですが。
 様々にオリジナル要素を混ぜ合わせ、原作の特性を失わせないまま、より高いレベルの作品へと仕上げていくわけで、これは何とも幸せな改変だと思ったわけなのでありますよ。

 ひとつだけ難を感じたのは台詞回しで、「私はこれこれこういうことを考えているので、これからこういう行動を取りますよ」という感じの台詞が妙に多かったのが気になる。色々と置いといて、しらふの人間が発する言葉ではないと思うんだ。


 オオカミさんと七人の仲間たち

 ナレーションよ……。

f0029827_24344100.jpg

 冒頭やら物語の要所やらでちょろっと喋るというのならよく見かけますが、全編に渡って物語の舞台物語の設定キャラの設定キャラの性格キャラの心情その他諸々を事細かにナレーションがぶっちゃけ続けるアニメなんてのは初めてお目にかかったぜ! しかも、登場人物の台詞に被せたりしてるし。最初、DVD特典用のオーディオコメンタリーが放送事故で流れたのかと思ったよ!
 ナレーションてのは神の代弁者であり、彼ら彼女らが発する言葉は基本的に覆しようのない事実であるわけで、登場人物の立ち居振る舞いや行動からその心情を窺うという、創作物において大変重要な楽しみがごっそり奪われてしまっているのはどうにかならんものなのでしょうか。これ、小説で言うなら地の文でキャラの心情全てを断定調に書いちまうようなもんだよ!

 そんなわけで、ナレーションボイスの奔流によってさっぱり話が頭に入ってこなかった本作ですが、とりあえず、「借りはいつか強制的に返してもらう」というおそらく作品的に重要な要素くらいは、ナレーションの説明で済ませず、実際に強制協力させるシーンを入れてシチュエーションでもって理解させて欲しかったです。
 あるいは、最後まで土くれから実際に物品を作り上げるシーンが存在しなかった某アニメのように、このままそういう設定があるんですよ! と台詞で語ったまま終わらせるのでしょうか。


 黒執事II

 黒執事初のアニメ化。え、何でⅡなのかって? 何でなんだろうね。とりあえず、俺のログには何も残ってないな。
 そしてきっと、この作品も俺のログには全く残らなそうな予感がする。

 真面目な話をすると、視聴者を一本釣りにしてまで今シリーズのボスキャラ陣営を描写したのに、ご当主は自分で言ってる通りの小者だわ、セバスチャンと対決するのであろう新執事は劣化セバスチャンにしか見えないわで、敵陣営の矮小さばっかり見せつけられるというどうしょうもないファーストエピソードだったと思う。ひょっとしたら、そのままファーストエピソードにしてワーストエピソードになるかも知れないけど。

 もしかしてこれは、こんなどうしょうもない人達があのセバスチャンに喧嘩売っちゃったという愚かさを哀れみながら楽しんで下さいということなのでしょうか。


 アマガミSS

 原作は未プレイ。
 何だろう……この人達の恋愛が、ものすごくどうでもいいです。画面の向こう遥か彼方、ものすごく距離を隔てたどこかで学芸会でもやられてるかのようなしょうもなさを感じる。

 要するに、僕が彼らに全く感情移入できないということなんですが、これはどうしてなんだろうね。主人公が能動的にヒロインを落とそうとしているということで、あまり運命性とか必然性とかを感じないからでしょうか。だってそれ、他にもっと自分の好みと合致した魅力的な女性がいたら、そっちへ声かけてるってことだし。
 原作は恋愛アドベンチャーだから、むしろ、主人公たるプレイヤーが能動的にヒロイン達の中から一人を選び出し、攻略していく必要があるわけだけど、アニメの主人公がそういうスタンスではちとまずいってことなのかなあ。

 それを考えると、いわゆる「空から女の子が降ってくる」系のプロットはすごく良く出来てるんだね。そりゃ、王道ストーリーのひとつにもなるよ。


 伝説の勇者の伝説

 ※ちょっとネタバレ気味

 実はドラマガの竜王杯に参戦してた時から知ってます。知ってますなのは、原作の五巻辺りで脱落しちゃったから。嫌いじゃなかったし、今でも続きは読んでみたいと思ってるんだけどね。何でか離れちゃった。あの作品が長い年月を経てアニメ化かあ。EMEと伝勇伝……どこで差がついたのだろうか。

 そんなわけで、大本が短編一回限りの作品なので、そっちのエピソードをチョイスした気持ちはわかるんだけど、それにしては竜王杯参加時の竜が出てくる短剣のエピソードではなく、とり伝ファーストエピソードの方(だったよね?)だし、ちょっと意図が掴み切れんです。どうせ短編から選ぶのなら、後々の強敵が使用してくるあの短剣に関するエピソードを使えば良かったのに。

【第2話を見た後】
 あ……すごく面白い。


 祝福のカンパネラ

 あーたーまーからっぽの方が♪ ゆーめつめこめっるー♪
 というわけで、何も考えずにヘラヘラしながら視聴する感じのアニメ。
 主人公のフラグ立てっぷりが最初からクライマックスであることなどからも、善人達によるゆるゆる空間でのスーパーラブコメタイムを満喫してくださいという、制作側の熱いソウルが伝わってくる……嫌いじゃないぜ、そういうの。
 作画も良質だし、変にシリアスへ傾いたりせず、このまま平平凡凡とヒーリングタイムを演出していって欲しいなあ。すごく良い意味で、毒にも薬にもなってないと思う。


 生徒会役員共

 あの原作という時点で嫌な予感しかしてなかったけど、案の定、ひどすぎるネタのオンパレードだった罠。こうなるしかなかったんや!

 特段、縦糸となるストーリーがあるわけでもなし、この調子でハイテンションコメディっぷりを維持してくれれば何も言うことはないとです。


 みつどもえ

 あの原作という時点で嫌な予感しかしてなかったけど、案の定、ひどすぎるネタのオンパレードだった罠。こうなるしかなかったんや!

 矢部っち×ひとははガチだと思いややめておこう。


 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD

 あの原作という時点で嫌な予感しかしてなかったけど、案の定、ひどすぎるネタのオンパレードだった罠。こうなるしかなかったんや!

 ん? 原作は結局未完に終わるんじゃないかって? HAHAHAHAHAHA! 大丈夫! いつでも「俺達はこの世界で生き抜くんだ……!」ENDにできるから!


 世紀末オカルト学院

 責任者は長崎ちゃんぽんの熱烈な愛好者だったのかと突っ込みたくなるような出来だった前二作に比べ、作品モチーフをオカルトという題材一本に絞り上げ、ずいぶんとスッキリした構成に仕上がっている作品。アニメノチカラ……それはテーマをちゃんとフラッシュアップすることだった……!
 物語の舞台が世紀末日本だというのも、ラストシーンで空から落ちてきた恐怖のあれから察するに十分な意味合いを持っており、主人公脇役の行動原理含め、作中に存在するありとあらゆる要素の全てがオカルトというひとつのテーマへ絞り込まれていくのが心地良いです。

 主人公も、スタートラインが作品テーマに嫌悪感を抱いているということで、ここから徐々にそれと向き合い、受け入れていくストーリーが期待できる(※)ことから、今後も応援していきたいです。

 ※基本、主人公は物語の進展とともに度量を大きくし、目を背けていたものへ目を向けるようになるものだから。人これを主人公の成長という。


 ぬらりひょんの孫

 ごめん、何でこのエピソードを1話に持ってきたのか意味が分からない。伝勇伝は長編刊行までの経緯があるから理解できるけど、こっちはガチで理解できない。


 ストライクウィッチーズ2

 相変わらずどこか一点に存在する巨大な突っ込み所を除いては、ひどくまっとうな進行を見せるストーリー。そこら辺、こっちはもうそういうもんだと割り切っているので、以前と違い素直に本筋だけを追っていけますな。我ながらバッチリ調教されてる気はするけど。

 最初っから敵勢力同士の内ゲバを示唆したり、新たに強力な個体が投入されたっぽかったりと、前シリーズで軽く触れるに留まった敵の正体について核心を突く予感を抱かせるのが頼もしいです。いやまあ、本当にやるのかどうかは知らんけども。
 新キャラの投入などによるテコ入れも行うっぽいですが、主人公と仲間達が打ち解け会う過程の描写というのは前シリーズでやってたことの縮小再生産になりかねないという不安もあるし、何より、この世界観で語り尽くしてないのは敵の正体くらいのもんだと思うわけで、個人的にはやって欲しいなあ。


 戦国BASARA弐

 レッツパアリイィィィィィィィィィィ!
 というわけで、相変わらず見ているだけで脳汁ダクダク流れ出るタイプのアニメでした。

 でね、個人的にはラスボス(候補)が豊臣秀吉だというのが凄く嬉しい。僕は戦国武将の中では、彼が一番好きなんだ。なんのかんのいっても最初に天下統一した人だし。信長が本能寺で死ななかった場合、秀吉がどうしていたのかとか想像すると胸が熱くなるな! 僕的には普通に忠臣やってたと思います!
 戦国ものでは割と冷遇されることも多いだけに(第六天魔王さんのブレなさは異常)、ちゃんと強大な存在として描かれているのは非常に嬉しい。ビクンビクン。
 それに呼応して、伊達勢の描写が多くなっているのも特徴的だったかな。BASARAでそういうことを言うのはナンセンスですが、史実的にも因縁のある対決ですし、それもむべなるかな。

 全国規模の戦いなのにご近所戦争にしか見えないなど、数々の難点はありますが、そういったものを一蹴するほどの熱さと勢いに期待したいです。

 ところで、SQの漫画版徳川家康とアニメ前シリーズに登場した徳川家康がどう見ても別人なんだけど、あれはどういうことなの?


 デジモンクロスウォーズ

 最初から完全体を一掃したり、ロボットアニメ的な要素が打ち出されていたりと、色んな意味で新機軸のシリーズ……というか、見ていてこの感覚を過去に味わったことあるなーと思ってたんだけど、うん、電王が始まった時のあの感覚だ。
 シリーズに共通する基本フォーマットだけは踏襲しつつも、独自の要素をふんだんに詰め込んだ作品という感じですね。
 個人的にこの挑戦は歓迎というところで、なんぼ初代が面白かったと言っても、同じ路線で作ったってしょうがないからね。縮小再生産にしかならないし。それよりは、新機軸の面白さを模索する方が重要でしょう。

 とはいっても、その結果大コケしては仕方がないわけですが、第1話を見る限りでは、前半の小コントで主人公達の人となりを丁寧に伝えながらも、後半にキャッチーな要素を積み込みまくって見ている側の興味を持続させるという基本的なフォーマットをきっちりこなしているし、これは安定して楽しんでいけそうな気がします。

 で、マッドレオモンさんいつ死ぬん?

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-12 03:00 | アニメ感想 
2010年 春アニメ感想 完結編
 前期アニメの感想などをつれづれと。


 HEROMAN

 ヒロインがヒロインをデートに誘った(間違ってないよね?)辺りで視聴脱落。
 「正義感の強い主人公が悪い侵略宇宙人をやっつけました」という一文のみで、本当に全てを語り切れてしまうのはどうなんだろうか。
 そこら辺は主人公の内面が物語のスタートから宇宙人撃退まで大きな変化を果たしてない辺りに顕著で、普通に考えて、ある日突然意図せず超パワーのロボを授かり、それを使って謎の侵略者と死闘を演じたりしたならば、もっともっと精神的に大きな成長を果たすなり、逆に友人が改造されてしまったことなどが原因で鬱に陥るなり、とにかく変節を果たすはずだと思うのです。というか、それを描写していくという行為こそが何かを物語るということだと思うのであります。

 それはつまり、ダメ人間を主人公にした方がお話を転がしやすいということでもあり、まあ、春先の感想で懸念した通りに、主人公を完璧超人として設定しすぎちゃったんだよね。きっと。
 それをカバーするために、ヒーローマンを未熟な自我を備えた存在として描いたのかと思っていたけど、彼も物分かりが良すぎるくらいに良かったからなあ。これではスタンド……すなわち、主人公の持つ便利な特殊能力くらいの役割しか果たせていないため、自分の意思を持たせた意味が無いんじゃないでしょうか。モモタロスにしろ、フォンブレイバー7にしろ、バーディーにしろ、最初から主人公とベッタリ一心同体というわけではありませんでした。それは、主人公とその相棒たる彼らを衝突させることによって、そこから仲良くなっていく過程を「物語る」ことができるからなのです。

 原作がスタン・リーだというのも、そもそも日本では馴染みのないクリエイターである上に、直近の仕事である機巧童子ULTIMOがサッパリ面白くないということで、売りになるどころかマイナス要因にしかなっていない気がするし。
 原作者のネーミングパワーに頼るというのなら、「脚本:麻枝准」とでもしておけば良かったんじゃなかろうか。


 会長はメイド様

 男の娘が出てきた辺りで視聴脱落。
 駄目だ、どうしてもこの会長さんが好きになれない。しかもこれ、案の定というか、メイドである必然性がまったくないし。
 キャッチーな作品モチーフを選ぶことによってオリジナリティを獲得しようとしているというのに、その作品モチーフをないがしろにしてどうしようというのでしょうか。


 Angel Beats!

f0029827_19103458.jpg


 いちばんうしろの大魔王

    ,.へ
    /::::::::::::\         /ヽ.       
  /:::::::::::::::::::::\      /:::::::|
  |::::::::::::\:::::;::->──<::;;;_::::::|  ×  何やってるのか
 ノ::::::::::;:-/´  ,. -─-、    `ヽヽ.  ×
 ヽ、:/:::/  /          ヽ.´`ヽ.    -┼‐  | ‐十 o |   |
   /:::::/   /  /   /|     〉   ',   ,.-┘   |  _|    レ   |
  ./::::::,'  ノ  /  /|`メ、 |  /|  ハ  i  ',   '、__ つ レ (_,|ヽ   _,ノ
 /:::,.イ イ /  | ./-─‐-、レ' | /_ | ハ  i
く::::::::ノ   レヽレ'| "      レ'___ `/ |  ,ゝ       _|__   -┼- 、ヽ | ヽ   /
 `/    |.  |           `|  ハ ハ         |/-‐-、  |   |  └‐-、  /‐ァ
 〈. /    |.  ',   /´ ̄`ヽ.  "|Yノ レ'       '|   ノ ノ 、ノ  ____,ノ / (__ノ
  )ヘ  /  ',  '、  |    /  ,.イ ',       人___
    レ、    ヽ.  |>ゝ.,__/,.イ ノ  〉      ,.、  (
'\    )--ヽハV、 \_/ヽレ|/`ヽ(     ノ i  ⌒
  \/   `ヽ::::ヽ.\/ヽハ、         ./  'ァ- 、
  、/      ';::::::', (ハ) |:::Y`ヽ.     /  ノ、二{
─-〈       〉::::::|___ハ__|:::::|  ',    /   ィ{___,ノ
   ゝ、_、r‐`'"ヾ::::::::::::::::::i::::::::::::i   〉 /   ァ‐''

 おかしいな……俺……ちゃんと全話見たんだぜ……?

 どうもこの登場人物達は、この世界に存在する「何がしかの問題」にそれぞれの信念やしがらみに基づいて戦いを挑んでるっぽいのですが、ここがどういう世界で、「何がしかの問題」というのがつまりどういう問題であるのかが全く語られていないため、僕はそれに対し、賛成反対どちらのスタンスを取ればいいのか、喜怒哀楽どの感情を持てばいいのか、さっぱり分からんとですたい。

 主人公が地下迷宮の玉座に座る話まではちゃんと理解できたし、筋が通っていたと思うんだけどね。そっから先は「一体みんな誰と戦っているんだ」状態だった。


 荒川アンダーザブリッジ

 最初から最後まで面白く見れました。原作厨として満足です。
 ただ、シャフトの紙芝居演出っぷりをここまで意識した作品も初めてな気がする。


 WORKING!!

 最初から最後まで大変面白く見れました。原作厨として超満足です。
 荒川と比べてみると、こっちは大変誠実にアニメーションしてたと思う。登場人物たちの動きや表情の変化、そして唸りを上げる伊波さんの剛腕などが非常に心地良い良い。
 おかしな改変などもなく、最初から最後まで居心地の良い素敵ファミレス空間を描き切った良作だったと思います。


 閃光のナイトレイド

 まあ、春初めにちゃんぽん過ぎやしないかと心配した通り、どの要素も中途半端な結果に終わってしまったと思うのです。スパイものというほどハードボイルドではなく、能力バトルというほど能力を使わない上に使っても超地味で結局謎のカンフーが最強であることを千里眼持ちに証明され、歴史ものと言うには中途半端な描写で興味が持てず、歴史改変ものとしては原爆批判などに繋がる描写からケツまくって全力疾走し、友情ものとしてはあまりに淡々と感情を表すに留まるという、どこを向いているのか意味不明な状態に。

 もう、ダブルクロス・トワイライトでもアニメ化しとけば良かったんじゃないかな?
 このアニメがやりたかったことは大体描けるよ。


 迷い猫オーバーラン

 今なら言える!

 矢吹先生は偉大です。
 矢吹先生は偉大です。


 薄桜鬼

 おうふ! 全く期待しないままダラダラ見てた作品だったけど、最初から最後まですごく面白かったぜ!

 隊長格の皆さんを格好良く描くことに特化しながらも、うるさくない範囲で千鶴ちゃんの守られヒロインっぷりをアピールし、更には、分割二クールな上やや駆け足気味ではありながらも、ちゃんと新撰組の去就を描こうとしている。
 オリジナル伝奇要素に関しても、史実通りならば死亡してしまうキャラを生存させながら、千鶴ちゃんが守られなければならない状況を作り上げ、更には、史実に従えばこっから負け戦ロード一直線な新撰組に勝利の美酒を味わわせる働きも担うであろうという、一石三鳥な状態。上手いこと考えたもんだなあ。

 難を挙げれば、千鶴ちゃんと隊長格の皆さんとの交流をもっとじっくり描き、彼らが千鶴ちゃんに心惹かれる過程を強く打ち出して欲しいというところでしょうか。そもそも、原作ゲームの趣旨はそこら辺の幕末ロマンスにこそあるんでしょうし。
 でも、尺が足りないよなあ。ものすごい勢いで年月が流れていく理由もそこら辺にあるんだろうし。尺が足りねえよ。

 そこら辺は、そもそもがゲーム&グッズの販促なんだからそっちで楽しんでね、ということなんでしょうけども、普通の恋愛アドベンチャーだった場合、千鶴ちゃんが画面に出てこないのよねw 隊長の皆さんも格好良いけど、僕は男の子なんだよ。


 けいおん!!

 唯ちゃんは可愛い。本当に可愛い。
 ところで、僕は澪ちゃんとかが見せるオーバーリアクションが苦手だったりします。何というか、キャラが演技しているというか、自然体なリアクションに見えないんだ。


 RAINBOW

 火事の辺りで視聴脱落。
 「はい! あんちゃんが格好良いこと言うよー! 感動してね!」と言わんばかりのストーリー進行にうえっとしてしまったのです。あんちゃんは、普通にしていたら勝手に状況が格好つけられる状態になっていくという念能力者か何かじゃないだろうか。
 ああ、あれだ。説教臭いのです。

 とりあえず、作者があんちゃん大好きだというのは伝わってきた。そんだけ。


 四畳半神話大系

 なんというエンドレスエイト……!

 いやさ、毎回やっていることが違うから厳密には別物なんだけど、主人公が繰り返しを全く認識してくれていないため、根本では結局同じ状態になってます。

 HEROMANのところでも書いたけど、結局、物語というものは主人公の変化や状況の推移や人間関係が変化していく過程を描いていくものなので、それら全てが完全停滞したものを見せられたとて、ただただ退屈なだけなのです。

 しっかし、どんなに状況が変化してもタイムベントで元通りというのは、刑務所では穴掘ってそれをまた埋めるというあの話を思い出しますね。僕は別に囚人ではないので付き合う義理はありませんが、とりあえず最後までは見ました。

 で、何でひぐらし状態になってたの?


 B型H系

 ゆかりん! ゆかりん! ゆかりん! ゆかりんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー! あぁああああああ! ゆかりんゆかりんゆかりんぅううぁわぁああああ!!!









 ハハッ! ゲイリー!

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-08 23:48 | アニメ感想 
週刊少年ジャンプ 10年 31号 感想
 SWOT(新連載)

 斬でおなじみ、過ぎた先生の新連載。画力の向上っぷりには驚いたけど、あれから何年か経っていることを考慮すると、劇的なのかそうでもないのか、微妙なところではあります。まあ、漫画に努力点はないからね。結局、そんなに絵の上手くない漫画家という結論にしかなりません。

 んで、ストーリーですが、意外なことに、大筋そのものは悪くない感じ。主人公が他人との出会い・関係性を通じて今まで目を向けていなかったことへ目を向けるようになり、更には、それを守るため無償で戦いに身を投じるまでに至っている。主人公が精神的に一段高いステージへ昇る過程を描けているわけで、そういう意味できっちり物語しているのです。
 ただ、無数に突っ込み所というか、残念ポイントというか、そういったものが存在するため、プラマイでゼロくらいかな、という気はする。ネタ漫画的にはむしろ好アピールですが、まあ、普通に考えて駄目だよな。

 もうひとつ気になる点として、「ガリ勉」という主人公の特性というか、この漫画のアピール点と、不良とのバトル要素とがドラマ的にかい離しているというのが挙げられます。主人公が仙里算総眼図を使えるという理由付けくらいにはなってるけど、この能力って発展性ないし。
 例えば、仮面ライダーディケイドだと各世界を巡ってカードの力を取り戻すというドラマパートが、そのままバトルパートにおける主人公の戦力強化に繋がっているため、各パートとが有機的に繋がり合う、無駄のない作りになっています。が、この漫画の場合、仲間との勉強会というドラマパートが、バトルパートへ特に影響を及ぼさないため、ひとつの作品として、非常に無駄の多い構造になってしまっている。
 ガソリンとエンジンに例えると分かりやすいかな。ドラマパートというガソリンを注ぐことで、バトルパートというエンジンに火をつけるのが、ひとつの理想形だと思うのです。

 このまんまだと、ガリ勉という、唯一のセールスポイントを捨て去り、オリジナリティ皆無のケンカものになるか、バトル要素を完全に捨て去り、需要の見い出せない勉強漫画(どんなのか僕も書いてて想像つかない)にでもなるかの、二者択一な未来が予見されるかな。勉強とバトルをシームレスに結合させ、試験召喚戦争でもやりますか?


 ワンピース

 ルフィに心の救いを与えたのはサボではなく、ジンベエと離れ離れになった仲間達でした。とはいえ、ニュアンスとしては「心に棚を作ってそこへ押し込めろ!」なため、やっぱりエースに対する心の決着は、サボと邂逅した時につけられるのでしょう。

 しかし、その……何だろう……見開きページのルフィはちょっと気持ち悪いです。そこはかとなく、「はい! ここで感動してね!」という意図が押し付けられて感じられるのも嫌だ。尾田先生のこういうセンスは今ひとつ好きになれない。

 あ、ルフィ単体で答えを出すのではなく、ジンベエとの交流によってそこへ到達するというのは、物語を一歩前進させると同時に、ルフィとジンベエとの関係性を強化する働きもこなす、クールな仕事だったと思います。


 ナルト

 父方だけでなく、母方まで特別な家系だったことが明らかになったナルト。何でしょうか、名状し難い感覚を覚えてしまいます。結局、血筋が全てなんだってことだってばよ!
 つっても、わざわざ長い年月伏せてきた両親の正体が「ごく普通のラーメン屋でした」とかでも困ってしまいますし、エリートだと判明したなら判明したなりの苦労や心境の変化が発生するはずなのですが、果たして岸本先生にそういった諸々を描くつもりはあるのだろうか。

・「アレ? 女の子だったっけ?」
 アッー!
 母よ、過去回想まで駆使して息子をそっちの道に引きずり込むのはどうかと思うってばね。
 しかし、この「てばね」っていう口癖を痛がってるシーンに使用されると全く痛がってるようには見えないどころか口癖を使う余裕さえ感じられてしまう上、ミナトも微妙に滑った台詞を口にしているため、この出産シーンは何ともコメントに困る代物になっておりますな。


 リボーン

 というわけで、シモンは普通に敵でした。多分、天野先生的には信頼していた相手に裏切られたツナの激情とか、やむを得ずすれ違ってしまう悲しさとかを、あんなに一緒だったのに夕暮れはもう違う色な感じで描きたかったのでしょうけど、うん、あれだ、原因は書き置きが風で飛ばされてしまったことなんだ……。

 これで来週、「だって来てくれなかったから!」「はあ!? なんのことだ!」「え、いやだから……書き置き……」「え……何それ……?」「ちょ……机に置いといたでしょ……」「え、いや……マジで何の話……?」なんて展開になったりしたら、一週回って別に面白くはないか。
 炎真君の行動を促すトリガーになったのがあの書き置きに関する一件である以上、予想通りというか、このシリーズはもう、将棋やチェスで言うところのチェックメイトにハマッている気がする。

 むしろ、普通に状況を照合すれば和解して終わってしまいそうなこの状態で、天野先生がどのように段違い平行棒っぷりを維持するかの方に興味がシフトしてしまったかも知れない。


 ブリーチ

 ものすごく下衆なことをあえて書きますが、例えば、平和になって一護がAVをレンタルしようとした時とか、この内面世界はどんな変化を遂げ、それに対して天鎖斬月さんはどのような心境へと至るのだろう。

・助っ人登場
 もう誰が好機をうかがいながら見守っていても驚くには値しない状況ですが、誰が出てくるんだろう。ドン・観音寺とかかな? まあ、順当に石田父とかでしょうけど。確か一心とも知り合いだった気がするし。


 ぬらりひょん

(さっきのアレ…まだ感覚が残ってる…)(性的な意味で)
「信頼関係が無けりゃ無理だが」(性的な意味で)
「オレはきつかったぜ」「そりゃあお前が体力ないだけだろ」(性的な意味で)
「(淡島とは)やれねぇな」(性別が分からないし)
「お前が欲しい、イタク」(性的な意味で)

 冗談はさて置き、あなた方、目の前に超強敵がいるんだからもうちょっと緊張しましょうね。


 バクマン。

 んー、ジャンプ内で被ったらもう役を回してもらえなくなるって、マジなんでしょうか? だとしたら、心底下らねえなーと思うし、役と実力で順当に選べよ、としか思えないなあ。というか、キン肉マンとかケンシロウとか冴羽リョウとかはどうなってしまうのだろうか。時期被ってないんだっけ?

 それはさて置き、本編です。サイコーと亜豆さんの恋愛話です。この二人の恋愛話という時点でああまた電波ぶりを見せつけられるのかとげんなりするわけですが、今回はそれに加え、秋名さんがハイパーヒステリック女へと貶められるというトッピングまで加わっているゴージャス仕様。
 ところで、港浦さんは会ったこともない亜豆さんを下の名前呼び+ちゃん付けにしているのは何故なんだぜ。実は声オタで、密かにブレイクを祈っていたりしたのだろうか……。

 しかし、改めて思ったけど、サイコーと亜豆さんの恋愛がどうして電波なのかって、現実を全く見てないからだよなあ。大役のオファーを蹴ったりなんぞしたら今後の活動にどう影響するのかとか、PCPは今のところアンケがいいけど別にアニメ化の内定をもらっているわけではなく、どころか今は編集長によるテスト期間中なんだぞとか、当然心配してしかるべきことを誰も言及せず、フワフワしたことばっかり口にしてるんだもの。
 しかもこれ、ただリアリティが失われるだけならともかく、前者にしろ後者にしろ、それによって葛藤することでいくらでも話を膨らませられそうなネタなんですよね。それをエイジのフォローであっさり解決したり、主人公が頭の片隅にも置いてなかったりでは勿体なさ過ぎるんじゃないでしょうか。
 前者はともかく、後者はまだ死んだわけじゃないから、今後に期待したいところです。


 べるぜバブ

 主人公はケンカでボッコボコにされちゃったけど、でも、次に会う時は多分、バレーボールで雌雄を決することになっちゃうんだよね。
 バレーで決着をつけた後、改めてタイマンでも張るのでしょうか。ものすごく無駄な行程になりそうな気がするけど。


 少年疾駆

 だが少し待って欲しい。謎の少年が読心術を会得したのでもない限り、これは普通に格好つけながらナンパしようとしただけなんじゃないだろうか? そんで、あまりにダサイ台詞だと口に出してから気がついたものの、今更後へ引くことはできず、何事もなかったかのように立ち去って全てをうやむやにしようとしているだけなんじゃないだろうか?
 可愛いなあ、小学生。

 本編ですが、片方を封じてももう片方が攻めるから強いぜ! というネタは先週やったばかりだということを思い出すべきだと思います。


 メタリカメタルカ

 高圧の電気を浴びても傷一つ負わないどころか、元気に動き回れるバリアフリーっぷりと適当さ加減が何だか心地良くなってきました。


 サイレン

 親父が若い理由がよく分からなかったです。むしろ物凄い勢いで老けるんじゃ……。アラレちゃんであったね、そういう話。

[PR]
by ejison2005 | 2010-07-06 04:56 | ジャンプ感想