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戦国スクナ レビュー

戦国スクナ 1 (ガンガンコミックスONLINE)

ねこたま。 / スクウェア・エニックス


 この世にタダより素敵なものはない……ということで、今日は新進気鋭のWEB雑誌、ガンガンONLINEで絶賛連載中の「戦国スクナ」をレビューするよー。

 ちなみに、こちらのページで1話と2話は試し読みできます。


 英雄女体化の観点では普通

 はい、最初にこの漫画をぶっちゃけて総括してしまうと、戦国時代の武将を少女化したコメディコミックスといったところでしょうか。それだけで全てを説明できてしまうとも言いますし、それを最大限有効活用した作品であるとも言えます。
 まずは、戦国大名の少女化という要素をどう調理しているかについて触れますと、まあ、他の多くの史実英雄女体化系作品に関しても言えるように、伝説に謳われる英雄像とコメディ節を強調化されたキャラクターとのギャップで萌えさせる&キャラ立ちさせるという、あの方式を活用しております。というか、英雄の少女化などというのは、ものすごく大げさにかつ、格好良く表現するのならば、史実の再解釈に他ならないわけで、で、あるならば、よりギャップを大きくして、そこに読者側の感嘆符が生じる余地を生み出すというのは、まったくもって当然の話ではありますね。
 この点において、本作は偉大な先達が記した道を踏み外すことなく歩み抜いていく、凡庸な作品であると言えるかもしれません。しかし、本作はそうはならなかった。それは、戦国大名の少女化へ、更に少女要素までミックスさせることによって生じた、愛らしさに起因しているのであります。


 微少女化によって作品としての個性が際立つ

 第2話の修行シーンが特に顕著なのですが、

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 この漫画は、スクナの小人設定を活かした描写が多いです。そして、小っちゃい彼女達の一挙一投足が、非常に愛らしい。ここで注目して欲しいのは、彼女達はただ愛らしいだけの存在ではなく、微少女としての可愛らしさを付加される前に、戦国大名を少女化したことによって生じる、ある種二次創作的な個性を備えているという点です。

 要するに、戦国大名少女化によって明確な個性付けを施されたキャラクターと、微少女というシチュエーション萌え要素とが、見事に混在し、互いを高め合い、作品性にまで昇華されているわけですね。

 舞台が現代日本であるというのも、それを引き立てる要因となっていて、我々日本人が共通項として抱いている限りなくリアルな空間を舞台とすることによって、微少女として何より大切な要素であるスケール感が際立ちます。これが戦国大名の少女化だからといって、安直に戦国時代を舞台にしていたら、いまひとつスケール感を得られずに、大事な個性を失う結果となっていたでしょう。あくまでも、彼女達のサイズを実感しやすい現代日本を舞台にするからこそ、この愛らしさが生まれるのです。

 そして、舞台を現代日本にすることは、更なる効能をもたらしてくれました。


 素晴らしき箱庭イズム

 本作は、あくまでも我々人間――霊長類ヒト科ヒト目ヒト――が生活する現代日本へ、主人公たち「スクナ」が間借りする形で生活するという体裁を取っています。それはもう、作中の至る所で強調されており、

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 「○○さんちの○○」という具合に、あくまでも居候させてもらっている人間側を主体として呼び合うことからもうかがえますし、

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 人間の築いた生活空間を間借りするという、彼女達の生活形態からも推し量れます。

 これによって何が起こるかと言えば、それは、我々読者への「突き放し」に他なりません。ここまで力を入れ、人間とスクナとの種族的特性の違いを強調されてしまえば、精神的な距離を感じずにはいられないでしょう。

 それにより、通常の漫画においては主人公と同じ目線へ定められている読者の視点が、この漫画においては、どこか遠くから、その活躍をながめる風になっており、日常の片隅で繰り広げられる、ちんまい彼女達の、ちんまい冒険譚を遥か上の視点からのぞき見るような、何とも言えない箱庭感を生み出しているのです。


 まとめ

 結論を述べるなら、小さいは可愛い 可愛いは正義ということですが、物理的な面でも、読者への精神的な印象面でも、スモール感を丹念に描いた稀有な作品であると言えるでしょう。

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 これなら、某ファミリーレストランのアルバイトさんも満足間違いなしですね!
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by ejison2005 | 2010-04-30 06:17 | 漫画
週刊少年ジャンプ 10年 21・22合併号 感想
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 ↑これを、

ユリっぺ → 菊川仁義(男坂)
音無&日向 → キリ&エルー(ダブルアーツ)
野田 → 戴宗(AKABOSHI -異聞水滸伝-)
藤巻 → 村山斬(斬)
TK → COOL(COOL -RENTAL BODY GUARD-)
椎名 → 村雨クナイ(謎の村雨くん)
その他 → その他ジャンプ打ち切り漫画の主人公
 
 に、入れ替えたMADか画像を誰かが作ってくれたら……こいつは……最高に気持ちがいいな……。


 ワンピース

 ううん。せっかくワンピ世界全体の情勢が目まぐるしく変化してきたというのに、ルフィの回想でそれをぶった切られてしまったのは、ちょっと残念です。それに、回想してまでことさらに強調しなくても、ルフィがエースを大切に思っていたことは、全ての読者が重々承知しているしね。分かっている情報を重複して伝えられるのは、ちと辛い。
 ただ、ダダン一家に関しては初出だし、彼らがこれを機会に物語へ深く関わってくる可能性も高いので、そちらに注目していきたいです。


 ナルト

「何でオレが困ってんのに助けてくんねーんだ……!?」
 って、そりゃアンタ、ビーは君の親でもなければ兄でもなく、むしろ場合によっては将来敵対する立場の人間なんだから、どんだけ困っていても助けてくんねーでしょうよ。

 しかし、尾獣を完全にコントロールした雷影の弟って肩書きだけ聞くと、確かに凄そうな気がしますね。実際のところは、鬼鮫がよく分からん作戦に傾倒していなければ、今この場には居なかった程度の実力しか備えていないわけですが。
 と、ここまで書いてから気がついたのですが、ナルトは鬼鮫と同格のペインを(一応)倒しちゃっているわけで、戦績だけで考えると、ビー<<<<<ナルトっていうことになるんだろうか。そういうもんじゃないとはいえ、なんか、急激にありがたみが薄れてきたな。


 ブリーチ

 最長の斬魂刀ではなく最速の斬魂刀だったと明かされたことによって、多少は威厳を取り戻したかのように見えた市丸さんが、今週はギャグっぽい描写で再びあっさり攻撃を防がれた上、もうちょっとで何とかなりそうとまで言われている件について。

 しかし、こないだの一心登場からダイレクトに崩玉発動まで繋げていても、ほとんど違和感がないよな。引き延ばしにしたってひどいもんです。


 ぬらりひょん

 おいおい三兄弟式神融合とか恰好つけといて、上着脱がしただけじゃねーか。むしろ刺青とか見せられたりして、恰好つけ返されちゃってるじゃねーか。最高のタイミングで不意打ちかましたんだから、そこはもうちょっと頑張ろうぜ。
 また、それを置いても三兄弟や黒田坊がどのタイミングでどのようにして離脱したかが不明瞭で、今週のバトルはちょっと物足りなかったです。

 ただ、ストーリー的には、妖怪サイドと陰陽師サイドが結束できるところまで進んだ上で、清十字団という互いにとっての要救助対象が窮地に陥るところまで進行させているわけで、停滞感を覚えさせないのは流石といったところ。
 ついでに清十字団への正体バレフラグも立ってきてますが、俺は清継君のフラグクラッシュ能力を信じるぜ! つっても、それじゃネタとして美味しいだけで、物語には全然絡めないんですよね。
 いい加減、彼らもギャグ円環を脱し、本筋へ復帰する時が来たのでしょうか。


 トリコ

 どのような原理で空を飛び、どのような生態の下で生命活動を維持しているのかサッパリ分からないリムジンクラゲは、トリコのレッグ技や自滅したトミーさんの切り札(笑)など、重要な場面でご都合要素が出張っていたアイスヘル編を象徴するかのような、超ご都合生物だと思った。
 これまでこの漫画に登場したクリーチャーは、どれだけトンデモな能力を持っていようと、現実の生物に通じる要素を必ず備えていましたが、こいつからは全くそれを感じないんですよね。完全に世界観を逸脱している。こいつの正体は、悪魔の惑星ブラックスターから地球侵略のためにやってきた宇宙怪獣か何かじゃないだろうか。誰もが勇気を忘れちゃいけない♪ 優しい心も忘れちゃいけない♪

 唯一、アイスヘルへ迎えに来るだけの動機と能力を備えているのがセツ婆だけで、しかし、彼女は個人であるがゆえに、通常の乗り物(トリコ達の乗ってきた巨大船とか)は使用不可能、ついでにライフへあっという間に到達できる程度の速度は必須! そういった縛りを受けての結果だとは思いますが、何とも残念な気持ちになるのです。

 ところで、乗り物で思い出したんだけど、滝丸の馬も地味に連れてかれちゃってるんだよね。今頃、馬刺しにでもなってるんでしょうか。


 黒子のバスケ(特別編含む)

 今回の黄瀬君に関する描写で素晴らしいのは、「これまでの限界を打ち破る」というイベントを「憧れへの決別」という彼の精神的成長へキッチリ結び付けていることですが、更に心憎いのは、このエピソードにて明かされたコピー能力の制約「憧れてる相手の能力はコピーできない」を踏まえた上で特別編をもう一度読むと、初見の時とは、また微妙に違った読感が味わえることだと思うのです。これ、コミックス化の際にも特別編→67話の掲載順を維持すべきだと思うな。
 また、今回のエピソードを見ていて気づいたのですが、
 黄瀬 → 憧れ
 黒子 → 考え方の否定
 青峰 → 競える相手
 という具合に、キセキの世代が他のキセキの世代に対して抱いてる感情って、今のところ個別化されてるんですね。緑間君だけはよく分かりませんが、「あえて袂を分かつという愚策を犯すことで~」みたいな自らのライフスタイルへの挑戦とか、そんな感じになるのでしょうか。


 バクマン。

 つまり……どういうことだってばよ!?
 いや、本当にサッパリ意味が分からないのです。お話が進行し、主人公がどういった行動を取るべきか迷うというのは分かるんだけど、その結果として、本当に意味不明なことをされても、読者は困っちゃうのです。人間が行動へ至る際には、必ず何らかの動機が存在しているものですが、今週のシュージンは、どのような動機の下でこのような行動に出たのか、皆目見当もつかんぜよ。
 唯一理解できる点があるとすれば、外部刺激へ事態の打開策を求めていることでしょうか。思考の袋小路へ陥った人間っていうのは、一人で悩んでいるが故に思考の袋小路へ陥っているわけで、その解決策が他者から発想を得ることだというのは、極めて自然なことです。

 ……と、ここまで書いて気がついたけど、要するに今週のシュージンは、服部さんに形を変えた「相談」をしているだけじゃないか! 今までの物語構造からも人間関係からも、1ミリたりとも脱却していないわけで、ドラえもん並に停滞したストーリーです。
 服部えも~ん! エイジに勝てるような道具を出してよ!


 銀魂

 えー!? 戦おうぜ! そこは断固として戦おうぜ! 乱戦でもいいから戦おうぜ! ただでさえ「次郎長という強敵を倒した後で華陀と連戦」という一番しんどい流れを努力レスで回避ているというのに、その上、「次郎長と一緒に華陀をボコる」という、更に楽チンな方向へ移行しているのは意味が分からんぜ。空知先生! 銀さんは主人公で、主人公の仕事は苦労することなんだから、そこはもっと心を鬼にしてあげて……!

 お登勢さんがピンピンしているのもかなりのガッカリポイントで、この人が元気そうにしていると作中全体に「何だか和解できそうな雰囲気」が溢れちゃって、せっかくのバトルなのに緊迫感が消失してしまうんですよね。何という茶番劇。
 死んだと思っていたヒロインの遺体が実は肉人形だったというあの展開を思い出しましたが、そういやあっちの漫画もこっちの漫画も、基本ベースは明治時代初期なのでした。だからって、こんなところでリスペクトしなくても良かったのに……。


 LOCK ON

 眼鏡外してアイドルモードはベタなキャラ付けながらも、ベタにはベタなりの良さがあるわけですが、この娘さんの濃ゆさはそういった何もかもを一瞬で吹きとばすだけのパワーがあると思った。

 あと、人間は比較対象で物事を判断する生物だから、いかに真田が濃ゆい人の魅力を引き出せるか力説するよりも、濃ゆい人の魅力を引き出せない平凡なカメラマンを一人登場させた方が、分かりやすかったと思いますよ。


 こち亀

 社会人からかき集めた血税を大量に投入し、ゴミみたいな応援団を結成して社会人を煽るというのは、今の世の中に対する何がしかの風刺なのかもしれないが、そもそも読者を不快にしているだけだし、きっと秋本先生はそんなこと考えてないのだろうという、絶望的な事実が私の胸を突きぬけていったのである。


 ボクのアイドル(読み切り)

 主人公に理不尽な要求を突きつける生徒会長と、それに諸手を挙げて賛同する役員たちの姿は、不快な男性キャラクターを書くことに定評のある河下先生の真骨頂という感じで、もうその時点で読む気がドンドン萎えていくのですが、それに加えて、アイドルに全く興味のない主人公にアイドル選出の仕事が押し付けられ、この企画にノリノリの生徒会長及び役員たちは全力でそれを拒否するという、整合性の無さに定評のある河下先生の真骨頂その2が同時に発動しちゃうと、僕の先を読もうという意欲は完膚なきまでにへし折られてしまったわけで……。
 一応、「面倒くさい仕事だから」と理屈付けらしきものをしている痕跡はありますが、それにしては役員たちのテンションが高すぎですし。そもそも、会長が凄まじい情熱でもって集めた女子生徒データブックから、適切な女子を選出して勧誘に向かうor向かわせればいいだけという気がするし。どう考えても、全くのゼロからこの主人公に行わせる理由はないよな。

 また、全体の流れとしても、「アイドルに興味の無い主人公が興味を持つようになる話」と「ヒロインに自分の考えを押し付けた結果、避けられてしまう話」とがひとつになってしまっているため、どうにも散漫な印象を受けます。ひとつの読み切り話というより、連載した作品の1話と2話をくっつけたお話という感じ。
 ジャンプNEXTでは、更にこの読み切りの後日談を載せるっぽいけど、それってもしかして、連載ネームとして用意した3話分のネームを使いまわしただけなんじゃ……。


 ハンター
                  
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       
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        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
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    /::::i::::、:::ヽ、:::::\:ヽ:\::::::ヽ:::、::ヽ::、:',
    /::i|::l::ト、ヽ::、:::ヽ:、::::::\::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::!
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   !ハ::|::::i::l:|心、:ヽ::\:ヽ_\、\:::ヽ:::|!::|:|i
    i、:!:|:、N{、ヒjヽゝ\ヾイ ヒj >、ヽi:、|!:|:l
     ヽ:!::トヽ ̄ l! `  ` ̄´ |::l::|:|j:,!:!  
      ト、::! u         j |::/lj:::!リ
        ヾ、  丶 -    u リイ:|リ      
        リヽ ‐、ー- 、_   /イ:::i
       rー'"ト:l゙、   ̄   ./  , |::!
      / ヘ ヾ ヽ、 _,. '   / |:'

               /|:::::::::::::::::::::ヽ.:.:.:.:、:.:.:.:、:.:.:.、.:.、.:.:.:.:.:.::`゛>
           /{::|:\:::::::\.:.:.:\.:.:.ヽ::.::.ヽ:.:.ヽ::::::::::.:.`゛ー- ..,__
: 何 :    /:|::',:ト、::::::ヽ、:.\:.:.:.\:.:.ヽ:.:.:\.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´   : : :
: が :   //:/:::|::',|::'、:::::::::\:.:\.:.:.ヽ:.:.:\:.:..\::::::::::::\、::::\    : : :
: 何 :  /!::|::l::::/|:::l:ヽ:\::ヽ:.:\:.:\.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:\::::::::::::\ ̄   : : :
: だ :   |/l::|::|::|:ト、:::::::::、、:ヽ、:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.\:.:.:.ヽ:::\.   : : :
: か :   |::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―\::::::、::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ. ̄   : : :
:    :   }//l::|:::|{(:::)ヾ、:::ヽ \!(:::) ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、   : : :
: わ :.  |/l::|::|:::|ヽ==''" \:ヽ、ヽ=='" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::\
  か     / ',|::|:::|   /   `゛       |!::::::::::::::::::::::::::::ト、::ト、_` ゛`
  ら      l::!::::ト、  '、 _         ||::::::::::::::::::::::::ト:ヽヾ| | ̄ ̄ ̄`ヽ、
  な     r'"´||',::::',                 |:::::/l:::::|\:::ト、ヾ | |     / / \
  い   /   ll ',::', 、 ーこニ=-       /!::/ ヽ:::|  ヾ、  ノ ノ  /  ,イ   ヽ、
       ,'    |  '、:, \ --       ,. '´ |;'  l ヾ、.   //     / |    l: l
      |   |!  ヽ;  ヽ       /.:    i!  /   ゛// |l      / |      | |

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        _-=三三三ミミ、.//!       l、:::::::::::::
     ==三= ̄      《|ll|ニヽ l∠三,,`\\::
        /              |||"''》 ''"└┴‐` `ヽ
         !             | /         
       |‐-、:::、∠三"`    | ヽ=     U   
       |"''》 ''"└┴`       | ゝ―-       
       | /           ヽ ""        ,. 
        | ヽ=   、    U    lヽ、___,,,...-‐''"  
.        | ゝ―-'′          |  |::::::::::::_,,,...-‐'"
          ヽ ""        ,.    | | ̄ ̄ ̄      
        ヽ、___,,,...-‐''"  ,,..-'''~            
          厂|  厂‐'''~      〇
        | ̄\| /


 あまりのシュールギャグっぷりに茫然としましたが、ラストの「天賦の才を持つ者が更に~」でようやく理屈付けられ、我に返りました。

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by ejison2005 | 2010-04-27 03:19 | ジャンプ感想
テルマエ・ロマエ 感想

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

ヤマザキマリ / エンターブレイン


 今、色々と話題の風呂漫画を読んでみました。せっかくだから感想をば。

 ちなみに第1話は、こちらのページから無料で試し読みできます。

 結論から言ってしまえば、この漫画は面白い。何故面白いのか、それは……、

 ナショナリズムを喚起しているから!

 なのです。


 皆さんも考えてみて下さい……我々日本人にとって、風呂とは一体、何であるのかを。
 おそらく、ほとんどの人は、自分たちが世界に冠たる銭湯種族であるとの意識を持っているのではないでしょうか? そしてそのことに、わずかな誇りと優越感を抱いているのではないでしょうか?

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 ↑多くの日本人が心の奥底で思っていること。
 テルマエ・ロマエは、そういった、我々が矜持としている部分を巧みに褒めそやします。ここでポイントとなるのは、主人公であるルシウス技師が感銘を受けるのは、基本的に未来の技術力ではなく、

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 我々日本人の快楽を追求する姿勢、風呂に対する執念であるということです。

 ここでちょっと思い浮かべて欲しいのが、「過去からやってきた人間がテレビを見て『箱の中に人がいる!』と驚く」という、タイムリープもので定番の、あのイベントです。これは、未知のテクノロジーと出会った人間の対応としてはごくごく当たり前のものであり、悪く言ってしまえば当たり前のことを当たり前に描いているだけのシーンです。
 しかし、本作は当たり前のことを当たり前に描かず、一捻り加えた。具体的に述べるなら、ガラス形成技術に驚くシーンなどの一部例外を除き、未知の(風呂)テクノロジーと出会った主人公の反応を、「『すごい技術だ!』と驚くあこがれ」としてではなく、

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 「これまで世界一の(風呂)文明国家に属していると思っていたのを粉々に打ち砕かれる屈服」として描いたのです。

 これによって我々は、

 自分達民族が密かに誇りとしてきた文化が、他民族の同じ文化を圧倒する、ある種の嗜虐的快感を得ます。そして、その嗜虐的快感こそが、ナショナリズムの発露なのです。

 オリンピック観戦が最も分かりやすい例なのですが、我々があれを行うのは、選手の健闘を称えるためでありますし、現在の日本のスポーツレベルを確認するためでもあります。しかし、それ以上に大きい理由として、

 自国が文化的活動で、他国のそれに打ち勝つ様子がみたいから!

 というのが挙げられます。そのために我々はテレビに食らいつき、新聞のスポーツ記事に一喜一憂するのです。え? 何? オリンピックはもっと高尚な活動だって? ちっ! うっせーな! 反省してまーす!

 何故、我々は文化的活動での勝利をこうまでして喜ぶのか……?
 それは、我々が「国家」という枠組みに帰属する「国民」であるから。そして、国民であるからには、その胸の奥に大なり小なりの、ナショナリズムを抱いているからです。我々は、他者への文化的活動で勝利を収めたという実績を得ることによって、ナショナリズムを満たしているのです。

 そして、この漫画が持つ面白さも、全く同質のものです。主人公・ルシウス技師が、日本の風呂文化に感服する姿は、大いに我々のナショナリズムを満たします。

 テルマエ・ロマエは、首相が国というものをなんだかよく分かっていないこんな国勢の中において、失われつつある我々の愛国心を呼び覚ましてくれている。だからこんなにも面白いのです。

 若者にとって、今は息が詰まるような世の中です。こんなご時勢では、自分に自信を持つことも、やる気を出すことも難しいでしょう。
 しかし、そんな時、このテルマエ・ロマエを読んで自分達が栄光ある日本人であることを思い出せば、明日を生きる活力が湧いてくるのではないでしょうか?

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by ejison2005 | 2010-04-23 20:15 | 漫画
スーパーロボット大戦NEO レビュー

スーパーロボット大戦NEO(特典無し)

バンプレスト


 スパロボNEO全クリしたよー。
 で、プレイした感想を歴戦のスパロボユーザー向けに分かりやすく、ひと言でまとめると。

 OG外伝の悪夢再び……っ!

   ∧_∧ やあ
   (´・ω・`)       /          ようこそ、冒険の書へ。
  /∇y:::::::\   [ ̄ ̄]         ジャンプ感想はサービスだから、まず読んで落ち着いて欲しい。
  |:::⊃:|:::::::::::::|   |──|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| うん、「また」なんだ。済まない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていないんじゃないかな。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
    ∇ ∇ ∇ ∇      /./|   でも、この事実を知ったとき、君は、きっと言葉では言い表せない
    ┴ ┴ ┴ ┴     / / .|   「ストレス」みたいなものを感じてくれたと思う。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/   |   殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     |   そう思って、この記事を書くことにしたんだ。
   (⊆⊇) (⊆⊇) (⊆⊇)      |
     ||    ||    .||       |   じゃあ、レビューを続けようか。
   ./|\  /|\  /|\


 こんなに俺と開発陣で意識の差があるとは思わなかった……!

 はい、もうね。説明するのもかったるいけどね。このスパロボNEOというゲーム、とにかくボスが固く、倒すのが非常にかったるいです。「あの」OG外伝を例に出したことからうかがってもらえる通り、ゲームの難易度として難しいのではなく、ただただ面倒臭い、ダルい。
 しかも、HPが10万とか20万とか越えてるボスキャラを一回倒して終わりではなく、増援やら仕切り直しやらで何度も倒さなければならないステージも多く、特にそういったステージの増えるゲーム後半では、ストレスのあまり発狂しそうになります。
 これはもう、シミュレーションゲームではない。精神嗜虐ゲームだ……!


 増援はストレスの連鎖を生むだけですよ、バンプレさん。

 上述した通り、本作は増援やステージそのものの仕切り直しが非常に多く、それはつまり、雑魚敵との戦闘もそれだけ多いということでもあります。
 しかし、本作は3D制作故の弊害か、ステージ・雑魚敵のバリエーションが非常に乏しく、気が付いてみれば、似たような場面で、似たような敵と延々戦わされる結果になっていたり。
 その上、後述する新システムの影響で、従来通りの単機無双は不可能なんだぜ……?
 僕らはゲームに新しい刺激を求めているのであって、同じことを何度も何度も何度も何度も何度もやらされる苦痛なんざ、お呼びじゃないのですよ。

 それだけならまだしも、本作ではHPが削れたボスキャラの、
「そろそろ本気を出しましょうか。ぬううううう!」 → HPが数万回復
 というイベントが、頻繁に発生します。
 しかも、それらのHP回復はシナリオ的に示唆されているものではなく、本当に気合やその場のノリだけで回復していることがほとんど。
 結果として、僕たちプレイヤーは「すごくHPの高いボスだけどあと○○万削れば倒せるぞ!」と思っていたところで、何の脈絡もなくその努力を裏切られ、否定され、ドブに捨てられることになるのです。
         ____   
       / \  /\ キリッ
.     / (ー)  (ー)\      
    /   ⌒(__人__)⌒ \    <HP10万のボスだお
    |      |r┬-|    |      
     \     `ー'´   /
    ノ            \
  /´               ヽ              
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.    
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))


          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ    <でも回復イベントあるから
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)     実質17万なんだおwwwww
| / / /      |r┬-|    | (⌒)/ / / //  
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ヽ    /      `ー'´      ヽ /    /     
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 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、 ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ

 こればっかりは実際味わってみないと分からんかもだけど、最初からHP17万のボスを倒すより、途中でHP回復するせいで実質HP17万のボスを倒す方が、こちらの抱えるストレスは遥かに大きい。
 人は、ただ絶望を突きつけられるよりも、目の前に見えてた希望を取り上げられることに、苦痛を感じる生き物なのです。


 NEOにだって長所がありましたよ……Kのそれとは比較にならないほどの優良なシナリオがね……。

 悪いところばっかり取り上げても仕方ないんで、良かった点も褒めると、まず、シナリオはすこぶる気持ち良いです。正直な話、いるだけ参戦の作品も多いし、シナリオを端折られている作品も多いし、四天王が二天王くらいになってるライガーとかもいるけど、それでも気持ちが良い。
 人類同士で争い合う作品は原作エピソードを全て消化した状態で参戦しており、その他の作品は、宇宙人等の対外的な脅威に対して立ち向かうというシナリオのアニメだったため、NEOは、過去のシリーズと比べても圧倒的に人類の団結力が高いです。お前の敵は俺の敵、俺の敵は皆の敵ってなもんで、一致団結して巨悪に立ち向かう彼らの姿は、まさに王道的なヒーローのそれ! 勧善懲悪バンザイ! こんな地球なら、惑星アトリームの新人防衛隊員20歳も満足してくれることでしょう!

 反面、ユニット性能の面でもシナリオ上の扱い的な面でも、少しばかり主人公の影が薄いという難点はありますが、まあ、それだけ違和感なく、版権作品の面子へ溶け込んでるということでひとつ。
 ちょっとばかり溶け込みすぎて、ラムネのキャラなのかリューナイトのキャラなのか、よく分からんことになってるペンギンとかもいたけどw


 楽しい新システムでしたね……。

 システム面でも、本作は格段の進化を遂げており、戦術的な要素はいつになく高いです。
 一番大きいのは、3D化に伴い、従来のマップ方式から、3Dフィールドの中を各ロボットが駆け巡るスクランブルコマンダーのそれと良く似た方式に変わっていること。SD化されているとはいえ、各ロボットは原作の大きさを踏まえた大きさになっており、例えば狭い街中だとリューナイトは自由に動けても、ゴーショーグンでは飛行せねば移動できなかったりといった現象が発生するため、マップの特性に合わせたユニット選択を迫られます。
 更に、本作はロボットの武器に特殊な効果を持たせられていることが多く、敵を大きくノックバックさせて進軍の邪魔をしたり、追加ダメージを与えたりといった、テクニカルな戦い方が可能。

 3Dがあまり関係のない進化として、今回は一度にマップへ登場できる数は少ないものの、母艦の中に全てのユニットが搭載されており、しかも、母艦に入っても気力が減らないというのも挙げられます。つまり、出撃ユニットを母艦に入れたり出したりすることで、全てのユニットをマップに出すこともできるということで、小隊システムのわずらわしさに対する、新たな活躍機会均等化アプローチとなっています。

 それに合わせ、今作ではユニットを複数で囲むことによってダメージを倍増させることが可能であったり、ダメージを受けることで回復というSP回復条件や、敵の命中率の高さからくる被弾しやすさなどから、従来通りの単機無双ではなく、複数による連携を重視した戦闘バランスとなっており、本来ならば、シリーズ中最も戦術性を高めたスパロボになっていたのであろうことが、うかがえる出来となっているのです。
 そう、本来ならば……。


 根本的な解決にはなりませんよね?

 それらの、本来ならば戦術的で楽しいはずだった新システムの数々も、何度も何度も繰り返し出現する増援、異常にHPの高いボスキャラ、それに加えて脈絡もなく行われるHP大回復と組み合わされば、あら不思議! マゾイックで苦痛にしかならないシステムへと早変わり!

 …………………………orz

 むしろ、敵を倒す上で、囲んだり被弾してSPを回復したり地形に合わせてユニットを入れ替えたり特殊能力の相性を考えたりといった、余計な工程が増えているため、悲しいかな、プレイヤーの寿命をストレスでマッハにしているだけなのよね……。作業量が減る分、従来通りのゴリ押し方式の方がはるかに快適だったことでしょうよ。


 これじゃ、俺……次回作を買いたくなくなっちまうよ……。

 そんなわけで、まとめるとスパロボNEOは、これまでのシリーズに比べて、3Dを活かした戦術的な新システムを多数実装し、勧善懲悪で気持ちの良いシナリオを備えているものの、過度なボスキャラのHPやうんざりするくらいに繰り返される敵増援など、従来の悪しきエッセンスと濃厚に合わさることによって、それらを全て台無しにしており、ひたすらプレイヤーへストレスを溜め込むゲームと化してしまっています。
 それらの短所に関しては、今までも散々指摘されていることですので、開発陣にはこれを猛省し、ストレスなく楽しめるゲーム作りを目指して欲しいですね。

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by ejison2005 | 2010-04-22 00:34 | ゲーム
週刊少年ジャンプ 10年 20号 感想
 銀魂

 Aだと思っていたことが実はBで、その真相事態はおおっと思わせられるものなわけですが、それをこのタイミングで明かすのは、ちょっと不味いんじゃないかな、と思うわけです。

 もう、読者的にもキャラクター的にもお話の流れ的にも銀さんは次郎長と対決せざるを得ないわけで、で、あるならば、戦いの決着がつくまでは次郎長の真意や華陀の正体はひとまず伏せておき、決着がついた後、「戦いの敗者は急にイイ人になる法則」と「真犯人は常に漁夫の利を狙う法則」の合わせ技にて、どんでん返し発動となった方が効果的だったんじゃないでしょうか。

 憎いアンチクショウだと思ってた方が、主人公の勝利に共感しやすいし、そうして倒した相手が実は倒さなくても良い相手だと分かった時、主人公と一緒にやっちまった! という気分になれようというものです。

 あと、野暮なこと言いますけど、次郎長さん美白っすね。


 ワンピース

 戦後処理編スタート。しかし、蛇姫様が合流する過程など、どうでもいい部分は豪快にはしょってくれているので、読んでいてだれることはありません。今週起こったイベントだと、さりげに茶ひげさんの辺りが好きですね。こういうのちょこっとだけでも描写されてると、勢力図が塗り変わっていくという言葉の説得力が段違いですし。

 モリアさんのリストラに関しては、力不足というよりは、一回主人公に負けちゃってるのが大きいですね。宿命のライバルというわけでもない以上、もう一回戦うのは紙数の無駄使いという気がするし、かといって、主人公の味方になってくれるようなキャラでもないし。
 本当は、最初に戦った際、殺すなり再起不能にするなりした方がいいんでしょうが、今更だよな。


 ナルト

 ナルトが謎のユートピアで涎を垂らしてるシーンは、イメージ図だというのは分かるんだけど、一見するだけでは全く理解できないよな。ナルトがどこかの無人島へ瞬間移動したかのように見えるぜ。
 「これはナルトのイメージ映像です」というのを伝える、漫画的表現が何ひとつ盛り込まれていないんですよね。こちらが一生懸命に、「こういう話の流れだからこのような意図で描いたのだろう」と、考察する羽目になっている。

 しかし、今回の町内会議五影会談は、ビーとナルトの潜伏場所が明かされた以外、前回出席できなかった綱手への決定事項確認作業にしかなっておらず、それはつまり、読者にとっては既に承知している情報を改めて提示されただけなわけで、白紙提出も同然の出来になってますね。丸ごと差っ引いて、非実在青少年規制問題に関する岸本先生のコメントでも載っけてくれた方が、はるかに有意義だったのではないでしょうか。

 あ、綱手様の発言内容ですが、人柱力が強大な戦力である以上、誰かがこういった発言をしないとそれはそれで不自然なので、必要な役どころではあります。それを、主人公の人生最終目標である火影に言わせんのはどうかというところだけども。

・「でも一応(イカかタコか)確かめないと…」

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 ブリーチ

 まあ、そりゃそうだよな。伸びる以外の付加能力があるよな。でも、13キロやで喜んでる市丸さんがあまりにも可愛かったんだ。
 要するに神殺槍は、殺傷能力を付加された虚閃や鬼道みたいなもんだと思えばいいのでしょうか。これは確かに強力だ。最初から黙って使っていれば、更に脅威だ。


 トリコ

 世間が13キロやで騒いでる中、さりげにもっと悲惨な目に遭ってるのは、他でもないトミーロッドさんじゃないだろうか。
 死ぬような思いで出したリ-サル・ウェポンが、全然関係ない相手とどっかに飛んで行ってしまった上、ようやく戻って来たと思ったら、新キャラの小技っぽい攻撃でゴミみたいに殺されちゃったんだぜ? どのツラ下げてアジトへ戻ればいいのでしょうか。

 どうやって帰還するんだという問題は、セツ婆登場でアッサリ解決しそうです。下手すると、調理道具や材料も持ってきていて、その場でセンチュリースープ完成ということになるかも分からんね。

 そして小松のニヤけ顔は、何だか青鬼みたいでした。


 めだかボックス

 うぎゃー! やーめーてー! 生爪剥がすシーンとか、リアルに痛々しくて目を背けたくなるのです。
 あと、超高周波を発したり音波に指向性を持たせるのは、もはや念能力の領分だと思います。


 バクマン。

 ああ、あれはガモウ先生的にも笑い所だったんだ。何せデスノートという成功例があるので、これはものすごい説得力だ。しかし、作中でも述べている通り、これは狙ってやれることじゃないとは思うんですけどね。
 そういった、一見不可能に思える事を成し遂げてこそ主人公だという見方もありますが、先週書いた通り、現状のシュージンではその前段階の「王道ファンタジー」を書き上げたことにさえ、説得力を持たせられないのが難点です。
 一応、服部さんの真意は他に隠されていることにし、それに気づかせることで、「現状のシュージン」から「服部さんの試練を乗り越えたシュージン」にレベルアップさせ、ネーム力の向上に説得力を持たせようとしてるのはうかがえるんだけどね。ただ、悟空が怒りという感情を得ることで「スーパーサイヤ人=戦士としての完成形」へと達したように、人格面での成長じゃないと、主人公への箔付けとしては弱いと思うなあ。これもある意味、亜城木夢叶という漫画家として、ひとつの完成形へと至る道のりなわけですから。

・「先生ここは亜城木くんに檄を飛ばして………」
 そういや、このアシスタントさんと亜城木コンビには何の面識もないわけですが、それでも彼のくん呼ばわりには違和感無いなあ。それだけ、亜城木コンビの人間力が低く感じられるというのもありますが、彼の方がはるかに楽しそうに漫画作業に従事しているからというのもあるかもしれない。器が大きそう。

・『シュージンは設定にずっと悩んでいた』
 「シリアスな笑い」も「設定」も、基本的に作品を面白くするための手段に過ぎないわけで、その構築に悩んでいるシュージンを見ていると、何とも本末転倒な話だなあと思わせられるのです。格ゲーで、特定の技を用いてのフィニッシュにこだわるあまり、せっかく追い詰めていたところを逆転勝利されてしまう、みたいな。
 とはいえ、この作品における「漫画」は料理漫画における「料理」みたいなもので、少しでも目新しい技法を盛り込んだ方が読者(=審査員)の高評価に説得力を持たせられるため、仕方ないっちゃ仕方のない話なのかもしれない。


 べるぜバブ

 な……なんだ……この外国人は何を言ってるんだ……?
 これまで散々、自分たちの方から喧嘩売ったり襲いかかってきたりしてきたくせに、何故この少年は被害者面しているのでしょうか。全くもって意味が分かりません。
 これはもう、雛見沢症候群の可能性を疑った方がいいかも分からんね。


 いぬまるだしっ

 ヒュー! 大石先生カッコイイ! 超カッコイイ!
 ジャンプという日本最大部数漫画雑誌でこの題材を扱いつつ、それはそれとしてギャグ漫画としてもきっちり落とす! いやー、これは本当にいい仕事です。ディ・モールト素晴らしい!

 ところで、「ちょっとした手負いの横綱」って何のネタだったっけ? グーグル先生に聞いても分かんないよー。


 こち亀

 そして、この工事が原因で中川コンツェルンの経営は大きく傾き、それがきっかけとなって日本の経済は急下降、世界経済もそれに引っ張られて急下降、世界は未曽有の金融危機へと追い込まれ、暗黒の時代が到来するわけですね。分かります。
 「就職できない若者」が、単に社交能力ゼロの人間として描かれてる時点で雑誌を引き裂きたくなりますが、
・重要な電気工事などは既にガッチガチに契約が固まってるはずでは?
・営業一筋三十年の中年とか絶対にいるはずだけど、そういう人はどうするの?
 などといった問題もことごとくスルーされているのも気になる。

 更に、根本的な問題として、両さんが頑張って雇用を作るぜ! というテーマのお話なのに、中川が一方的に財産を吐き出してるだけの結果になっているため、話としてもオチてないんですよね。せめて話の筋だけでも通してくれていれば、まだしも読めるものになっていたのでしょうが。


 ハンター

 いくらなんでも、ピトーが惨殺されるようなことはないだろうと思っていたが、そんなことはまったくなかったでござる。
 これ、来週の冒頭で、すでにピトーが八つ裂きになっていたといたとしても全く不思議じゃないですよ。すごく恐ろしい。会長が王と対峙した時だって、ここまで絶望的じゃなかったのに……!

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by ejison2005 | 2010-04-19 19:32 | ジャンプ感想
ヤングガンガン 10年 09号 感想

                l三`ー 、_;:;:;:;:;:;:j;:;:;:;:;:;:_;:;:;_;:〟-三三三三三l
               l三  r=ミ''‐--‐';二,_ ̄    ,三三三彡彡l_   需要を感じる・・・
              lミ′   ̄    ー-'"    '=ミニ彡彡/‐、ヽ
                  l;l  ,_-‐ 、    __,,.. - 、       彡彡彳、.//  
_______∧,、_∥ `之ヽ、, i l´ _,ィ辷ァ-、、   彡彡'r ノ/_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ 1     ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄     彡彳~´/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ヽ   ´ :l .l:::.         彡ィ-‐'′
                ゝ、  / :.  :r-、        彡′
              / ィ:ヘ  `ヽ:__,ィ='´        彡;ヽ、
          _,,..-‐'7 /:::::::ヽ   _: :_    ヽ      ィ´.}::ヽ ヽ、
      _,-‐'´    {  ヽ:::::::::ヘ `'ー===ー-- '   /ノ /::::::ヘ, ヽー、

 いや、単発ネタだけども。


 魍魎の揺りかご(新連載)

 ええい! 夢はどうでもいい! 早くクワダテ先生を出さんかっ!
 まあ、そんなこんなで前作の人気キャラクターを交えての新連載。これは正当な続編なのかな? それともスターシステム的な何かなのでしょうか?

 と、いう些細な疑問に関しては、「作者の遊び心」以上の答えが出てこないし、心底どうでも良くはあるわけですが、しかし、
Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして)How(どのように)したのか?
 という、根本的な情報さえも伝わってこないのは、心底どうでも良くはないわけなのであります。

 確かに先は気になるけど、それは伝えられてしかるべき情報が一切こちらに伝わってこないからという、説明欲求からくる感情であり、本来あるべき「テーマをどう消化するのか気になる」「あのキャラがどうなるのか気になる」という状態ではないんですよね。チュートリアルも何もないゲームで、更に説明書も同梱されていません、みたいな。世間ではそれをクソゲーと呼びます。

 確かに、最初に事件(イベント)を起こして読者を引き込むというのは有効だし、基本的に物語というのはそうあるべきだと思うけど、それは「最初に起こる事件(イベント)」だけで一話のページを丸々使えってことじゃないという、教訓を残した漫画として記憶に残りそうです。

 それと、殺人鬼さんの描写や先生の変貌から考えて、バイオハザードライクな設定の臭いがバリバリするわけですが、こういうのって、受け手が能動的に主人公を動かすゲームという媒体や、尺が限られている映画という媒体ならともかく、人気がある限り(なるべく)連載し続けていかなければならない漫画という媒体で、持続的に恐怖感を漂わせるのは至難の技だと思うんだけど、そこら辺はどう考えているのでしょうか。
 同じジャンルで生き残った例だと、学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEADPSYRENがありますが、前者はハナからゾンビを乗り越えるべきハードルとしてしか設定してないし、後者は超能力バトルになってるし、どうにも先行きが暗いと思うのです。トーナメントでもやりますか。


 荒川アンダーザブリッジ

 なんだか、ジャガーさんでたまにやる実験的エピソードみたいだ。やりたいことは分かるんだけど、そのセンスに地球人がついてくのはちと厳しいものがあるのです。しかし、読者にそう思わせた時点で中村先生の勝ちなのであった。が、それは真の意味で勝利と呼ぶべき代物ではなく、結局これは、勝利者なき戦いだったのであります。

 まあ、要するに誰得ですね。


 FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE

 皆で頑張ってガンダムを倒そうぜ! というお話。但し、主人公の救出対象はノリノリでガンダムのパイロットやっているがな! バーナード・ワイズマン伍長もビックリです。

 しかし、一人の「死者も」ではなく、「死傷者も」出していないというのは凄まじいなあ。ヴァンツァー乗りである以上、「撃墜=死」になる可能性が高いからということかもしれませんが、それでもすごい。潜入作戦の手際は確かに格好良かったけど、それでも吹かし過ぎじゃないかってくらいに凄い。

 まあ、こんな重大な任務で彼らのようなヘッポコ軍団が戦い抜いていくには、常木中尉にそのくらいの肩書きがないと説得力が無いってことかなあ。

 それにしても、彼らのやり取りを見ていると、何度も何度も撃退されちゃったせいで本当に人材が不足しちゃっているというのを感じられますね。あれだけ常木中尉を重要視していたというのも、頷ける話です。


 DARKER THAN BLACK~漆黒の花

 ものすごい勢いで幼女に死亡フラグを立てる話。この子が得意気に口を開くたびに、僕ぁ真庭蝶々さんを見送る真庭蜜蜂さんみたいな気分になっちゃったよ。何がこの娘さんをここまで駆り立てたのであろうか。しかもフラグ回避したように見せかけて、危険な状況でアイテムを取りに戻るという更なる死亡フラグを積み立ててるんだぜ?

 あと、ベイリーさんの能力は、能力者の優位性がさほど高くないこの世界において、凄まじい脅威だと思います。ヘイさんって結局、即死技が増えた近接戦士だもんな。


 マンガ家さんとアシスタントさんと

 今回の感想というより、この漫画全体の感想になりますが、主人公がリアルに脳障害を抱えた人のように思えて、見ていて生理的な嫌悪感を抱くというか、ありていに言って超キモイというか、耳の穴から小指を突っ込まれて脳味噌をグリグリかき回されているかのような、名状しがたい気分になるんですよね。

 本当、こういうこと書いてると我ながら人間力低いなあと感じるわけですが。でも、アサシンクリードで道を塞ぐ(自己検閲)を片っ端から(自己検閲)したのは僕だけじゃないと思うんだ。


 柚子ペパーミント

 何せ柚子さんだから仕方が無いという気もしますが、しかし、前回あれだけ苦戦していた相手に、ここまで優勢に戦っちゃうのを見ていると、何だかなあと思ってしまうのです。佐藤ゴツボ先生は意図的に王道から外してると感じられる描写が多くて、おそらくはそれが漫画家としての個性なんだろうと思いますが、こういう外し方は無意味だと思うな。

 あるいは、苦戦する柚子さんが覚醒して逆転し、そこでまた桜が吸血して逆転なんて攻防にすると、どこぞの少年漫画みたいなノリになってしまうから、それを避けたかったのかもしれないけど。

 それか、シャワー中に何かエロイ事を考えてドクドク鼻血を垂らしてたのでしょうか。うん、そっちの方がこの子のキャラだな。


 ニコイチ

 息子へのカミングアウトという、真琴さんにとって漫画キャラクター的な意味での最大試練は一番しんどいところを乗り越え、息子の人格や周囲の理解もあり、何やかんやで乗り越えられそうな雰囲気があるわけですが、しかし、学校等のいわゆる「世間様」へのカミングアウトという、真琴さんにとって社会的な意味での最大試練はまだまだこれからなのでありました。

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 んぐるわ会報(最終回)

 げげぇーい! 連載終了かい!
 いやこれ、書店でのフェアとかもやってたし、てっきり次期か次々期辺りでのアニメ化弾と思っていたので、ビックリです。まあ、それを言ったら、今のヤングガンガンはメディアミックスできそうな作品が飽和状態なわけですが。
 しかし、最終回で改めて思ったけど、松戸君という正ヒロインに支えられてるよね。この作品。とてつもない乙女力だ。

・つまり……どういうことだってばよ!?

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「――は間違っていなかった。が……ま……」

 死の間際、ついに会長はキラの正体を悟る。それを看取る松戸の邪悪な顔は、周囲を取り囲む生徒会役員達からは見えなくて――。

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「――の戦闘力は53万です。ですがもちろん、フルパワーであなたと戦うつもりはありませんのでご心配なく」

 校長先生を守るため、単身会長に立ち向かう松戸。しかし、会長の口から告げられる事実はあまりにも絶望的なものであり――。

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「――は一向に構わんッッ!」

 説明不要ッッ!

 まあ、真面目な話をすると、「あら里見 早いじゃない」って言ってるのが(また)留年した会長なんでしょうがガガガ。


 BAMBOO BLADE

 何と山田さんが勝っちゃったでござる。
 言うまでもなく、普通に作劇すりゃ、ここはウラが勝利してラスボスぶりをアピールする場面なわけですが、そこは王道回避で知られる土塚先生。普通には進めません。
 と言っても、土塚先生が凄いのは王道を回避することではなく、その後に回避してなお、面白く納得のいく展開を見せてくれることだと思っているので、期待したいのは次週以降ですね。

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by ejison2005 | 2010-04-18 20:18 | 漫画
1ミリたりとも声優に詳しくない俺がトリコの声優を夢想してみた
 まあ、タイトルのまんま。
 声優に関しては今まであんまり興味なかったけど、詳しくなれたら、まあ、知らないよりはアニメ楽しむ機会も増えるだろうし、訓練として、未アニメ化作品のCVを妄想してみようかと。


 小松

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 梶裕貴


 ココ

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 緑川光


 サニー

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 子安武人


 ゾンゲ

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 千葉繁


 テリー

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                       _,.-‐"':" ̄~゙'ヽ、       __
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   /   ぐ わ   |      /                |ノ/        \
  /    ら か     |     |                 )/.|   ・  オ   |
  |    .い ら    |     |          ,;';;,,    /ノ |   ・   レ   |
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  |     ・  い    |    /:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙;     |  ・   だ.  |
  |    あ  こ    |    `、;;::::::::::::::::;/ ),;'   :.'.,、   |  ・   っ  |
  |    る  と    |  ,へノ   `'''''"´   .:;     .:::_ヽ  |  ・   て   |
  |    ・        Y   \       .::;     ::::ゝ    .|  ・         |
  |    ・       ∧    \     ::::::、   .:;`     |         |
  |    ・       |ヽ丶    \;;  :::;;;;::..,,、. ::i       |          |
  |    ・       | `       \;;;;/    `゙"       \


 スタージュン

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 古川登志夫


 グリンパーチ

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 大塚芳忠


 トミーロッド

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 中尾隆聖


 トリコ

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 柚木涼香
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by ejison2005 | 2010-04-14 19:39 | アニメ
週刊少年ジャンプ 10年 19号 感想
 べるぜバブ

 何で因縁吹っ掛けてくるのかサッパリ分からなかった六騎聖の皆さんですが、今週ついにその動機が明かされました。子曰く、
「オレ達ゃ本気のてめーらをぶっ潰してーだけだ」
 ……そうですか。あ、上の台詞を発した人のARDF云々ですが、これは世間一般から考えてあまりに馴染みの薄い競技ですので、枠外に説明を挿入するよりは、大ゴマをコンパクトにまとめ、これに関して説明する小ゴマをいくつか挟んだ方が効果的だったと思います。
 そしてこの人は、手の中のリンゴを握りつぶすわけでもなく、かといって食するわけでもなく、戦う際は普通に放り投げてるのが非常に微笑ましかったです。室内(屋上だけど)なのに編み上げ靴だというのも含め、おそらく彼はかなりの厨二力を有していることが予想されますが、しかし、だからといってリンゴを握りつぶせる程の人間離れした力を有しているわけでもなく、食べるにしたってそんなにお腹が減っているわけでもなく、どうにも持て余してしまったのでしょう。うん、やっぱり可愛いな。

・ダイナミック☆セクハラ

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 こういう時、自分の筆力の無さを猛烈に悔やむのですが、とにかくこのコマが面白かったです。多分、発勁とか寸勁とか、そういう感じの何かを描きたかったのだと思うのですが、腰の動きが腕のそれに結びついて見えないぜ。


 リボーン

 三週間に渡って新しいキャラの顔見せに終始し、読者の誰もが予測していた「意外な正体」を明らかにしたエピソード。既定路線っぷりに関しては、それを外れてたとしても単に腑に落ちないだけのつまらない話になって終わりだから、むしろこれでいいのですが、問題なのはやはり、三週間かけても新しいキャラの顔見せくらいしかできなかった、という点ですね。かろうじて、エピソードらしいエピソードがあるのは炎真君くらいだし、その彼にしたって、もう少し深く交流して欲しかったとは思う。

 やっぱ、新キャラが八人存在するとして、その八人をバカ正直に描こうとするのは無茶ってもんだったということでしょうね。どうしても散漫な印象になってしまう。同じ尺を使うならば、今エピソードの中軸である炎真君一人に絞り、彼とツナとの交流を徹底的に描くいた方が美味かった。ツナがボス継承するというお話に、昔のツナを彷彿とさせる人間が登場したのだから、その人物に関してはどれだけ尺を使ったとしてもやりすぎということはないのです。


 バクマン。

「まだ一度も本気でやってないからだ」
 と言いだした時には、ついに亜城木コンビの保守的な精神性を是正する話を作るのかと思いましたが、別にそんなことはなかったようです。シンプルな設定で笑えてカッコ良いネームを作るのも、今まで一度もそのジャンルで勝負したことのなかった人間がバトル漫画として魅力的な絵を描くのも、どちらもかなりの難行のような気がしますが、そんなのは僕の素人考えに過ぎず、本気を出した亜城木夢叶先生にかかれば、このくらいお茶の子さいさいだったんですね。
 というか、そもそもの話として、「死ぬ気になる」「本気を出す」ことそのものが、人間にとって凄まじい試練なんじゃないかと思いますが、そんな僕の考えはお二人にとってあまりにも低レベルな代物だったようです。

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 亜城木夢叶先生は偉大です。亜城木夢叶先生は偉大です。本当の漫画の才能を持つ立派な漫画家で、彼らほどの漫画家はいません。並の手練じゃないぜ!

 真面目な話、このスピード感は素晴らしいものがあると思うんですよ。次々と新たな状況に主人公達を追いやっていくため、読んでいて決して退屈することはないし、次はどうなるんだろうと強い興味を持つことができる。
 しかし、主人公を苦境に陥れる以上に大切なこととして、陥れられた苦境に主人公は何を見、何を得、どう成長したのかを描くことが挙げられるわけですが、バクマンはドライブ感と引き換えに、これをかなり失わせてしまっている。だからこそ、読んでいてどこか物足りない印象を受けるし、読者の好き嫌いをハッキリと分けてしまう結果になっているんだと思う。
 僕は、大切なものを切り捨てたことによってこの漫画が得ているものを気に入ってるから、普段はそれに迎合してるけど、今回のように、主人公が大きな努力を払わなければ乗り越えられない試練をサラッと流されてしまうと、流石においおいとなってしまうのでした。

 どうでもいいけど、デレた秋名さんが可愛かったです。


 ブリーチ

「ボクの卍解は13キロも伸びるんやで(´∀`)」
「……(俺の必殺技もその気になれば13キロくらい届きそうだけど黙っていよう)」

 冗談はさておき、同じ卍解斬魂刀を受け止めることで、天鎖斬月が久しぶりに卍解らしい威厳を取り戻してるのが良かったです。一護が普段からぶん回してるせいで切り札らしさが消失しているのと同時に、直撃してもノーダメージなケースが多いせいで枯れ枝のようなイメージを抱いていましたが、そういえば相当に強力な武器だったんだよな、これ。市丸さんも完全に失念していたのか、これには驚きを隠せません。
 この機会に、残月さんは主人公のメインウェポンとして、名誉挽回していって欲しいものです。


 銀魂

 シリアス話だとかそういうのはお構いなしに、お妙さんが容赦なく無双しているのが最高に面白かったです。短編のギャグ話で積み上げてきたキャラクター性が、シリアス長編でも活かされていると凄く嬉しい。もしもお妙さんが雑兵如きに追い込まれるようなことがあったら、かなり失望していたと思うよ。僕はね、フルメタル・パニックでも主人公の高校を占拠したテロリストの皆さんは、用務員さんの手で皆殺しに遭えば良かったと思ってるんだ。

 反面、ぱっつあんの活躍ぶりにはげんなり。何、君はいつの間に名有りの強敵を一騎打ちで倒せるくらいに強くなっちゃったの? ああん?
 彼の活躍は本当にがっかりだ。ナミが戦闘で活躍した時と同じくらいがっかり。それとも、ピラコちゃんは飛んでるだけで喜んでた十本刀の彼と同等程度の力しか備えていなかったのでしょうか。


 トリコ

 逆境に活路を見出し、最後の希望を手にするお話。
 スープを絞り取る方法も、鉄平がその決意に至る過程も納得のいくものでしたし、崩壊してゆくグルメショーウィンドーと最後の一滴を手にする小松の対比は、「料理人は不必要ではないか?」というこの漫画が抱えていた問題に、絵として答えを見せているようで、なかなかに印象的でありました。


 メルヘン王子グリム(読み切り)

 ↑特に感想が思い浮かばなかったので、とりあえずタイトルだけ書いてみました。


 LOCK ON

 センターカラー付きの前後編を用いて主人公が語ったエピソードテーマ……それは……!

 知らない人にホイホイついて行ってはいけません

 というものでした。

           Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
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      `'ー---‐'''''"    _,,,,,... / ,' 3 `_,,..,,,_----‐'''''"
   ヽーっ      ⊂⌒  ε ', ヽ  / ,' 3  `ヽーっ
    ⌒_つ     ⊂_⌒ ⊂   |,,,|_   ⊃ ⌒_つ
   ‐'''''_,,..,,,,_       "'''''‐---ー/,'3 `っ-‐'''''"
    ./ ,  ∪,,`ヽ,,,,,       `‐‐‐'´
    l ,3  ./ ,' 3  `ヽーっ
    `'ー---l   ⊃ ⌒_つ

 カメラマン……何の関係もねえ……。

 そういった点を差し置いても、他にいくらでも犯罪表現のしようがあったものを、わざわざレイプ描写にしているのはどういう了見なんだろうね。せめて品性くらいは持とうね。まあ、銀魂でもたまにおいおいと思わせる台詞はあるけど、スタンスと人気が全然違うし。


 いぬまるだし

 イルカにビビッてる姿を見て、「だよねー! 怖いよね!」と強く共感してしまいました。僕もエサやったことあるけど、あいつらマジ恐ろしいぜ。牙とかズラーと生え揃ってるし、海面数メートルの高さでも強靭な尾ビレの力で到達し、正確にエサのみを口にしてまた海に潜って行くんだ。あれはハンターだよ!


 ハンター

 パームが見たものは、ピトーを惨殺しているゴンの姿であると予想。
 や、さすがにそんなことはないんだろうけど、でも、ゴンならマジでやりそうだから困る。プフが行った余計な手回しも、ピトーの死亡フラグを更に積み上げただけのような気がしたよ。

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by ejison2005 | 2010-04-12 23:44 | ジャンプ感想
2010年 冬アニメ感想
10年冬アニメの感想を、総括する形でひとつ。一応書いとくけど、今回のアニメ感想は単発だよん。


 天装戦隊ゴセイジャー

 この作品については、物語を語る以前に、何故「あの」横手先生を最も大切な第1話に起用し、その後一カ月ばかりのエピソードを担当させてしまったのか、そればっかりが気になってしまいます。
 一応、説明しておくと、横手先生は商業的にズッコケたと大評判なゲキレンジャーのメイン脚本家。実績から考えると、新番組のファーストシーズンを任せるなど、怖くてとても出来たもんじゃないはずなのですが……。ここら辺、製作側ないしスポンサー側がよほど脚本を軽視しているか、特撮界が深刻な脚本家不足なのか、あるいはそれらの要素が複合した事情があるのか、大変に興味深いところではあります。

 そんな超脚本家先生の手で送り出された天装戦隊は、仲間内で種族差別発言を繰り返し、何の脈絡もなく伝説のロボットが復活し、カード能力はどのような制限があるのかサッパリ分からず、その他、矛盾などを挙げていけばキリが無いほどの凄まじいスーパー戦隊でしたとさ。一年間この役に拘束される役者さんも、参加している他の脚本家さんも、皆一様に不幸です。

 しかし、この醜態は横手先生だけの責任かといえばさにあらず、むしろ横手先生自身もある意味では被害者と言えるかも知れません。それを感じさせるのが、設定関係のちぐはぐさです。
 本作の設定を大胆に要約すると、動物の力で戦う天使の戦隊がカードを駆使して宇宙人を撃退する、というもの。つまり……どういうことだってばよ!?
 うん、あのね。色々と混ぜすぎです。
 ジャリ番である以上、こういった諸々の設定は玩具展開を睨んでのもの(特にカード)なのでしょうが、この設定から考えるに、本作の企画意図は「動物と宇宙人と天使が大好きな子供にカードを売って大儲け」といったところでしょうか。二兎を追うってレベルじゃねーぞ!

 大体、成功した商品なんてのはコンセプトをきっちり絞っているものですし、企画段階から失敗が約束された作品だったということなんでしょうなあ。

 最新話を見てから追記

 ごめん、俺が間違ってた。やっぱ、基本的には横手先生に原因があるわ。この本は企画意図とか語る域に達してない。


 仮面ライダーW

 皆大好き三条先生がメイン脚本家を務めるライダー。ビイトの続きも読みたいです。
 まだ必殺技を使われていない形態があるのは気になるものの、状況に合わせて盛んに行うフォームチェンジを軸とした殺陣や、霧彦さんの顛末に代表される明るい中にも満ちたダーティな雰囲気、ラスボスとして降臨せしロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ王など、様々な部分から視聴者を楽しませてくれる良作です。

 ただひとつ気になるのは、主人公である左の人が、あまりドラマ的な求心力を持たない点。
 これもゴセイジャー同様、大人の事情が多分に絡んでくるお話なのですが、彼の人生における主題である「恩師の死に対する贖罪」という問題は劇場版にて消化されるため、テレビストーリーに置いてはほとんど触れられることがない。これが非常にマズイ。おまけに宿命のライバルである霧彦さんは風都の風になってしまったわけで、ドラマ的な側面で見た場合、彼の役割がほとんどなくなってしまった。言うなれば、ドーパントを倒す機械状態なのです。そりゃ、警察署へお茶飲みにも行くよ。暇だもの。

 その分、現状は照井が物語のけん引役となり、左の人はそれを先輩として導いたり助けたり助けられたりしているわけですが、あくまでも主役は左の人なわけで、何かこう、ミュージアムと戦う上での強烈な動機付けが欲しいところではあります。


 ハートキャッチプリキュア

 幼女向け番組の底力を見せつけたアニメ。え、大きなお友達向けだって? いやはは……。
 物語として上手いのは、番組モチーフである「花」を人間の心のメタファーとして見立て、主人公コンビが怪物を倒す行為を、「被害者の精神的成長を促す」という行為へ押し上げている点。当然、主人公コンビはそれを受け、自分達自身も何らかの精神的変化を果たすわけで、これは主人公の(精神的)成長という物語における至上命題を、怪物とのバトルという販促活動と密接に結びつける、優れた設定だと思います。
 これを最も顕著に表しているのは、青い子が怪物を生み出してしまったファーストエピソードでしょう。あれは、戦闘を忌避していた赤い子がそれを受け入れ成長する過程を描きながら、青い子の抱える問題も解決していた、素晴らしいエピソードでした。

 朝っぱらから獣によるスカトロプレイを見せられる点や、赤い子から失われた新八成分など、不満点もありますが、今後も視聴するのが大変楽しみな一作です。


 はなまる幼稚園

 ヤングガンガンは購読してます。つまり、そういうことです。
 原作の良い点をおおむね踏襲しつつ、アニメオリジナルでの遊び心もうるさくない範囲で行った、非常に堅実な作品。
 この系統の作品で最も避けて欲しい、後半から急にシリアス展開といったこともありませんし、1クールにわたって、ひたすら幸せ時空を描き切った良作だったかと。

 しかし、アニメになって改めておもったけど、何故掲載誌がヤングガンガンなのだろうか? 解せぬ……。


 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

 軽音楽部でウィッチーズなジブリがARIAする感じのアニメ。つまり……どういうことだってばよ!? これを全部ぶち込んだ結果、何が生まれるんだという期待感を持って視聴に臨みました。
 で、結果として生まれたのが、まあ……よくある前半ユルくて後半急にシリアスという、萌え路線アニメとしてもっとも避けて欲しかった展開。正直な話、全編通して常にユルユルな日常を描き切ってくれていたら、消化できていない設定が多々あったとしても評価する気があっただけに、この流れには残念だと言わざるを得ない。設定がちゃんぽんな分、せめて物語全体の路線だけは一定させるべきだったと思うんだけどな。
 あ、最終話での停戦シークエンスに関しては、ツッコミ入れたらキリがないので触れないです。失禁話における品の無さも。人間の生理行動は下手にやると汚いだけなのにね。


 バカとテストと召喚獣

 原作は読んでます。
 まあ、このアニメを見て思うのは、原作でも扱いに苦労している試召戦争の設定を、メイン軸に持ってくるために色々といらん苦労してるなあ、ということ。
 や、ひとつのお話として考えた場合、そりゃタイトルにまで冠してるんだし、召喚獣の要素を使ってまとめた方がスッキリはするのでしょうが、しかし悲しいけどこの原作、別にそれで人気を得ている訳じゃないのよね、という。
 むしろ、それを重視するあまりにエピソードの時系列を入れ替えるなどし、原作で高評価を得ているポイントであるコメディ要素を減退させてしまっているわけで、これはハッキリと失敗であったと言えるでしょう。
 とはいえ、早々に2期が発表されたことを考えると、これもある意味、仕方のない決断であったと言えるかもしれません。
 足りないもんね……原作ストック。多分、あの原作をアニメとしてテンポ良く消化していくと、2~3回で1巻分消化してしまうだろうし。2クール分は厳しい。同じくらいのテンポで原作を消化した(らしい……読んでないので)とらドラとは違い、別に原作の終わりも見えてないし。
 そりゃ、アニメオリジナルエピソードも大量投入されるよ。仕方ないね。


 ひだまりスケッチ×☆☆☆

 なごむわー。
 ぶっちゃけ感想と言えばこのワンワードのみなわけですが、この手の作品でそれ以外のことを考えさせられても困るわけで、これは僕に用意できる最大級の賛辞なのです。
 変わらないユートピアが売りの世界において、今期は新入生という異分子が変化を起こしているわけですが、既存組の空気を壊すこともなく、まあまあいい感じ。ただ、個人的には上手く溶け込ませたというより、既存組に比べてキャラとしてのパンチ力が弱かったため、なし崩し的に取り込まれたようなだけのような気がしないでもない、かな。キャラとしてのパンチ力というか、下級生なんでプロフィール的な序列でも下側だし。
 だがまあ、とにかく良し!


 おおかみかくし

 原作は未プレイ。
 なので原作がどうなのかは分かりませんが、少なくともアニメにおいては、「きっとこういうことなんだろうなー」と視聴者が簡単に予測しそうな内容が、そのまんま真相だった現代伝奇という感じ。だから少なくとも、アッと言わせられるような展開はなかったし、アニメとしても極めて平板な出来になったと思う。

 この作品がキツかったのは、意外性のない真相と、主体性の無い主人公という、2大要素が合体しちゃったことでしょう。分かりやすすぎる真相でどれだけ展開のスリリングさが失われたかについては触れずに置くとして、特に問題なのは後者です。
 この作品のテーマは、人間に良く似た異種族との共存(正確には病原体らしいけど)にあるわけですが、主人公は徹頭徹尾状況に流されるだけで、一切これを追うことが無かった。それが作品としての価値を決定的に低下させてしまっている。

 そんな状況になってしまったのも、主人公に当てられた役割が被害者Aから最後まで脱することがなかったという、その一点に限るでしょう。事件へ意志的に働きかけてさえいれば、それを通じて、テーマに触れる結果となっていたでしょうから。
 結局、物語を導く主役の役割は、あくまでも探偵かそれに準ずる立場のものでなければならなかった、ということですね。この場合における探偵というのは、別に真相を解き明かす人間のことではありません。真相を解き明かそうとする人間のことです。

 まあ、要するに、主人公のくせに事件へ関わる動機がゼロで、事件から逃げようとする動機が盛り沢山だというのはどうなのよ? というお話ですね。視聴者は事件に迫りたいのに、その代弁者たるお前が距離を置きたがっていてどうすんのよ、と。
 父親なり妹なりが犠牲となるとか、何かこう、彼が事件へ積極的に介入しようとする動機が欲しかったよな。

 最終話にはノーコメントで。


 とある科学の超電磁砲

 前半1クールは面白かったです。
 2クール目の内容には原作者が大きく関わってるとか何とかネットで見かけたんだけど、ラスボスの唐突な狂人化を見て大いに納得。ああ、これは確かに原作の(悪い)エッセンスだ。
 このアニメに関しては、以前にちょっと触れたことがあって、その際、評価したのは基本的に原作の問題点を補っているところだったわけで、改めて原作の抱えている問題点を浮上させられてしまうと、何ともコメントに困ってしまうのでした。


 デュラララ

 原作は未読。
 全くどうでもいい人物のどうでもいい生い立ちなどを、三十分に渡って延々と語り続けた2話だけは死ぬ程つまらなかったですが、それ以外の面ではここまで、とても先の気になる面白いアニメだったと思います。一見関係なさそうなそれぞれのエピソードの端々に、ダラーズの謎や製薬会社の陰謀などを匂わせ、視聴者に対する求心力を与えていたのが大きいね。そして、そんな流れとは何の関係もなく借金取り立てて暴れてた平和島さんはマジ素敵です。
 ただ、違法な人体実験まで行っていたからには、何らかのファンタジックでマッドサイエンな薬品が開発されていたと思うんだけど、それに関しては触れられないままだったのが残念。まあ、(何故か)警察には通謀されなかったのか開発責任者は逃れられてるんだし、今後日が当たることもあるのかな。

 2クール目は、今までいわゆる「信頼できない語り手」をやってきた為、状況に流されがちだった主人公が、どう能動的に動いてくれるかに期待したいです。

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by ejison2005 | 2010-04-11 19:01 | アニメ感想 
2010年 春アニメ感想 ②
 前回の続き。


 いちばんうしろの大魔王 感想

 予約機能を裏番組の大魔神カノンに回してしまったため、己の記憶力に全てをかけての感想。
 見終わって一番に感じたのは、何とも形容し難い居心地の悪さ。次いで、かつて見たとてもとてもとてもとてもとても構図の似通った、ある作品のあるお話を思い出すわたくしなのでありました。
 そう、

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 怪獣使いと少年ですね。このアニメの主人公はまぎれもなくメイツ星人と同じ立ち位置であり、彼を排斥しようとするヒロイン&クラスメイト軍団には、メイツ星人を射殺した市民がダブッて見えます。さしずめ、それを傍観者の立場で見守る僕たち視聴者の立場は、ウルトラマンジャック(郷)といったところでしょうか。

 散々前振りもしたことですし、今後は主人公に眠った魔王としての力が覚醒していって事件を起こすのでしょうが、その原因がクラスメイト達による彼への排斥にある限り、我々はムルチが暴れるのを呆然と見ていた、郷隊員と同じ視点で画面を見つめるだけなのであります。
「勝手なことを言うな……怪獣をおびき出したのはあんた達だ」

 しかし、どうでもいい話ですが、あのカラスはとんでもないSFガジェットですなあ。あれのおかげで、ファンタジーかと思いきや、既定路線の未来に立ち向かうSFチックなお話になってるし。モノレールも含めて、魔法という名の超科学で発展した未来世界ってイメージだよね。リリカルなのはみたいな。


 大魔神カノン 感想

 うっはあ、これはすごい。笑っちゃうくらいつまんねえw 僕、途中から真面目に見るのが辛くなっちゃって、他の作業しながら見てたもん。
 え、感想ですか? メンヘラ気味な女主人公が、引っ越ししたり町へくり出したりラーメン食ってる様を見ていただけなのに、僕はどうやって感想をひねり出せばいいんだろうか。とにかく言葉が出てこない。圧倒的な虚無感がそこにはある。
 その上、殺陣のシーンまでヘボイもんなあ。お前ら、超人だと言い張りたいのなら目の前の金網やぶるくらいのパワーは見せてみろよ、と。普通の人間よりも強いんだと察せられるシーンなんて、消火器殴打に耐えてる場面しかないじゃん(しかも微妙に目を回していた)。

 そんなわけで、大魔神の登場を待たずして番組視聴の打ち切りを決意する管理人なのでありました。


 荒川アンダーザブリッジ 感想

 ヤングガンガンは購読してます。つまり、そういうことです。
 この作品はギャグが面白いのも大きいですが、超エリートなダメ人間であるリクが、ニノさんやその他とのふれ合いを通じて足りないものに気づいていくというフォーマットを序盤に提示し、以降はブレることなくそれにまい進していってるのも大きなポイントですね。
 骨子として分かりやすい主人公の成長劇があるから、物語の視点は決して散漫にならない。見ていて大きな安心感がある。


 WORKING!! 感想

 ヤングガンガンは購読してます。つまり(ry
 屋台骨として主人公の成長劇を据えた荒川とは対象的に、停滞した世界の中でおかしな登場人物のかもし出すゆるい雰囲気を楽しむタイプの作品ですね。4コマとそうでない漫画の差とも言う。
 現実のファミレスに存在するだろう、せちがらい要素の廃絶されたファンタジー空間を存分に楽しめる作品だと思います。
 DQN客という不快因子の乱入を店長が蹴散らし、元の平穏が取り戻される辺りが、この作品の何たるかを象徴してるよね。


 閃光のナイトレイド 感想

 スパイで超能力者で第二次世界大戦前の上海で、と、アニメノチカラ枠ってのはちゃんぽんにしなきゃならん制限でもあるのかとツッコミたくなるようなアニメ。まあ、軽音楽部でウィッチーズなジブリがARIAする感じの前番組に比べりゃ、選捨選択されていて良しとしましょうか。

 お話として勿体ねーなーと思えたのは、テレポート能力者が淡々としすぎていて、能力使用に関するトラウマを抱えているとサッパリ伝わってこなかったこと。あれ、途中まで単に使用制限があるからケチッてるだけかと思っていたよ。
 そこら辺をもっと前面に押し出せていれば、彼の苦悩を軸に諸々の要素を絡めていくことができ、同じ筋書きでもかなり焦点が定まったものになっていたと思えるだけに、本当に勿体ない。
 後述する迷い猫程ではないけど、何に対して注目すればいいのか、いまいち分からのです。ちゃんぽん設定なんだから、基本的には登場人物の苦悩や成長を追っていく形にしかしようがないと思うんだけどな。その過程でなら、自然と諸々の要素をふれていくことになるだろうし。

 その他として、序盤に主人公が時計を気にするシーンは、説明台詞ではなく視覚に訴えて設定を消化しようとした気概は買いたいけど、いまいち上手くいってないのも残念。使用時間の制限を気にする主人公が描写したいのなら、ストップウォッチ方式とかの方が分かりやすかっただろうね。時代設定が引っかかるのかな?


 迷い猫オーバーラン 感想

 マジンガーZって、兜甲児が乗らなければ真の力を発揮できないじゃないですか。あれって鉄人28号の「いいも悪いもリモコン次第~」とは完全に意味合いが違っていて、甲児君が乗るからこそ、神にも悪魔にもなれるのだと思うんだよね。
 まあ、つまり、それが僕の矢吹先生版に対する感想です。

 本編ですが、何というか、失敗した群像劇って感じですね。ただせわしなく、あっちゃこっちゃへカメラを動かしてるだけ。色んな登場人物を画面に映して動かせば、それだけで掘り下げが終わると思ってる。そうじゃなくって、人物の掘り下げってのは、ある物事に対する反応の違いで行うのが基本(のひとつ)なんだけどね。
 例えば「新作漫画のネタを考えよう」というお題に対して、僕なら「主人公の葛藤を書こうぜ」となるし、かがみさんなら「触手出そうぜ!」となるわけです。そしてそれこそが、キャラを差別化し、立てていくという行為なのです。

 しっかし、こんないちいち語尾に「~じゃないんだからね!」とつけそうなヒロインは初めて見たなあ。逆に新しいぜ。

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 フゥ~ッ!
 何の説明もなくギャグだと認識させる努力すらなく瞬時にヒヨコが生まれた卵といい、ひょっとしてこの情緒不安定ぶりは、地球によく似た別の惑星が舞台だという暗示なのだろうか。


 薄桜鬼 感想

           ル√    .:.:.:.:.:   ̄``ト、
          rル ;;: ::   .:.:.:.:.:.:..  J  リ     や
         ルリ  ;;: ::   ,;:;ミ≧=_-、::;i    る
   ニ     ルリ ,r‐'三ミヽ  ;:;;;r予ェ-ュ、ミゞ|    じ
   コ    ヾミ ゞィェモ予 .:;`ヾ;:;  ̄`~` :|    ゃ
   :       ヾミi ´~,;,;1          |    な
   :       `i  .:;:/ `;:. .:;:;;:;.     |    い
            ', :;'^ゞ=ニソ^ .::;:;    ,ヽ   !
            ', :;' 、_,,、、、、,,, _ノ   ,:' i
            ゙,   `ー‐‐'杯¨´  ,:'  ノ⌒ヽ _, イ
              _」 .:;;`ニ三´jji!  , ' ,イ;;;:  ll1 |]]]]]/
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       _/ .:.:;:;:::;:;;;:;;;:「`ー‐ < 7  i;;:;:;.   j!,イ::::;;;;;;;
    ,.イ.:  .:.:;:;:;:;::;:;:;:;:;;ト、XXXX/   i;:;::.:   //::;;;;;;;;;;

 あれ、ノーチェックだったけど、すごく面白い。ひょっとしたら、今期のアニメでは一番興味を持って視聴してたかもしれない。
 それというのも、新撰組の隠している謎を物語の中核として据えられているからでしょうね。見ていて、全然視点がブレてない。主人公がこんな目に遭ったのもそれのせいだし、隊長の皆さんが右往左往する羽目になってるのもそれのせい。少なくとも、第1話では全ての事象がその謎を中心に動いており、視聴者もそれさえ踏まえておけばどんな場面でも問題なく楽しめるようになっている。
 この作品も、主人公が男装ヒロインだったり、伝奇的な要素がほのめかされていたり、隊長の皆さんはまああんな感じだったりで、割とちゃんぽんな設定なんだけど、このように物語の視点が定まってさえいれば、すんなりと受け入れられるんだよという、お手本のような仕上がりですね。閃光……げふんげふん……とかオーバー……おほんおほん……とかいちいち名前は挙げませんが、見習って欲しいものです。


 けいおん!! 感想

 素晴らしい第13話。や、第14話だっけ? 別に何かの含みがあるとかではなく、非常に良い意味で続きものとなっているのです。とにかく空気アニメ。綺麗な空気って、口に含むことで甘みが感じられると聞いたことがあるけど、まさしくそういう意味での空気アニメなのであります。

 まあ、この作品もこの作品で、第一話の中軸として新入部員勧誘を据えているからこそ、安心してこの幸せ時空に浸れるってのはあるんだろうけどね。


 RAINBOW 感想

 三十分で学ぶ飴と鞭の構図。アッー!
 あんちゃんは皆の気持ちが分かっているんなら、別に喧嘩売る必要はなかったと思うんだ。アッー! 要はこれ、暴力で掌握しただけだよね。アッー! で、その後に優しくしてみせると。アッー!

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by ejison2005 | 2010-04-07 14:41 | アニメ感想