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週刊少年ジャンプ 09年 09号 感想
 LEFT 4 DEADを遊びたいけど、まだFallout3も全然序盤だし我慢の一手だ。うん。


 アイシールド

 う、おお……凄まじいダイジェスト展開だ。
 せっかく始めた世界編ですが、こうまで超光速で処理されていくのを眺めていると、読者的には色々と勘ぐっちゃいますよね。例えば、打ち切り前に最後の複線(パンサー)を処理するため、世界編を始めたからダイジェストなのか、世界編を始めてからアンケが落ちたから、ダイジェストになっているのか、とか。

 仮に米国戦以外はどうでもいいからという理由でダイジェストにされているのならば、いっそ一回戦目で米国と当てちゃっても良かったんじゃないかなー。スラムダンクだって、最終試合となる山王戦を全国大会の早期に持って来たんだし。


 ワンピース

 自己申告してくれたおかげでようやく気付きましたが、そっか、ミスタースリーは最強のアバカム使いなんだ。単純に懐キャラ大行進となっているだけではなく、それぞれが脱獄に役立っているというのは良いですね。逆にいうなら、ルフィ一人ではエース救出は不可能であり、バギー達を助け出したのは展開上必須だったということでもありますし、構成的に考えても美しい。


 ナルト

 あんだけもったいぶっていた新術が、これといって決め手となることもなく、ごくあっさりと流されていて吹いた。飛ばせるようになったまでの創意工夫とかも描かれてないんで、ナルトのすごさとかも伝わってきませんし。仙人モードになりさえすれば、接近戦用の技を飛び道具として使え、ボロボロになるはずだった腕も傷一つ負わずに済むもんなのでしょうか。GN粒子みたいな万能っぷりだぜ。

 あと、カエルさんはわざわざナルトまで一緒に飲み込まんでも、そのまま口寄せペインを食べちゃえばいいと思います。
 というか、いくら視界が悪くても食われたら気づくよなあ。


 トリコ

 当初は貧弱な坊やだった小松も、今では非常時に落ち着いて松茸狩りを楽しんでいる辺り、キャラの成長を感じました。成長したというか、単に図太くなっただけというか。
 基本、この漫画は小松が驚き要員として読者と視点を共有していくわけですが、調理パートとなるやいなや、ココやサニーといった普段は小松(読者)を驚かせてばかりいる実力者が、逆に驚き要因として読者と一緒に小松の実力に感心するというのは、上手い対立構造だと思います。

 冒頭で、GTロボの一機がさっそくリーガルマンモスに撃破されているのもナイスですね。以前にも書いたけど、僕はモンスター勢にも頑張って欲しいと願っているので。
 事前に何だか手ごわそうな獣を二匹狩っていたから、倒されたGTロボが特別にショボかったわけではないことも分かりますしね。


 ブリーチ

 今さらになって出てきたヤミーさんですが、一体どんな影響を及ぼすのか想像もつかないぜ。今の一護なら、こいつくらい瞬殺できそうなイメージあるし。


 犬まるだし

 幽霊オチにしつつも、たまこ先生に対して失礼すぎるというどんでん返しが盛り込まれていたのはすごいな。直前まで若干の怪奇テイストが存在したのに、それが完全に笑いへと昇華され、スッキリした後味になってしまった。


 リボーン

 外部の敵に対しては常に一つでも、お肉が食べられなかったら部下を半殺しにするザンザさん。お前は何を言っているんだ。
 天野先生的に、あのシーンはコメディとして処理しているんだろうけども、実際の内容としては兵力の減衰という形で本筋へもろに影響を与えてしまっているわけで、これはあんまり上手くない一手だったよなあと思います。
 せっかく、格好良いことを言ってるのに、あの行動で全て台無しだよ。


 サイレン

 厨二病全開な目標を口走りながらも、そのために現在踏んでいるステップがお金集めというのが、地味にスケール小さくて可愛かったです。いずれは世界を滅ぼすけど、現段階では一生懸命に貯金を続ける悪の組織。
 何だか、フロシャイム川崎支部でもそのうち世界を征服できそうな気がしてきたぜ。


 銀魂

 紛れもないバカ話なのに、何だかいい話っぽく処理されているのが逆にツボりました。
 これ、狙ってそうしてるんだとしたら、相当に難易度の高いフリだよなあ。ラストシーンで、読者がツッコミを入れて初めて完成するわけだし。


 バクマン。

 作画が同じ先生なためか、今週は読んでてヒカ碁的なテイストを感じました。社清が登場する辺り。
 多分、最初は「何だこいつ?」という感じだったキャラが情熱を秘めていたと分かり、主人公らと意気投合するというプロットが似ていたからでしょう。しかし、それを一週で過不足なくまとめ上げてきたというのは素晴らしい……!

 で、今週のエピソードで何気に注目すべきポイントは、初めてサイコー自身が積極的にストーリーへと口を出しているということじゃないかな。
 今まで彼は、元々シュージンに誘われたからという動機もあってストーリーにはほぼノータッチというスタイルでしたからね。丁度、シュージンも煮詰まっていることですし、これを機に自分自身でストーリーを考えるということにも挑戦していく、これは伏線なのかもしれません。

 以前にエイジが、「(サイコーの方は)一人でも登ってくる~」という発言をしてくれているので、サイコーが独力でそこそこの作品を作り上げても、それなりの説得力がありますしね。エイジのお墨付きは、トリコの太鼓判並に頼もしい。


 ぼっけさん

 カメラを奪い取る → 携帯電話の画像データでも大丈夫
 という流れは、きちんと能力バトルをやっていて良かったと思います。テンポも良かったしね。
 難点を挙げるとするならば、それを打ち破る方法に捻りが少し足りなかったかな。結局、敵が油断して画像から手を抜いちゃったのが勝因だったわけですし。火事場の馬鹿力とかでどうにかされるのに比べたら、百倍マシではありますが。


 ヘタッピマンガ研究所R

 相変わらず、この漫画に出てくる先生方は魅力的で仲良さそうだぜ。松井先生かっくいー! 他の先生方もどんどんゲスト出演させて欲しいなあ。個人的には、バクマンのお二人がどういうキャラ付けをされるかに興味がある。

 んで、「キャラ>構図」のお話は現存する二つの新連載スポーツ漫画に対する助言ということでよろしいのでしょうか。


 トリガーキーパー(読切・後編)

 どんでん返しとして用意された「敵の捜査官も真相を知りませんでした」という展開は、非常に良かったと思います。敵味方含めて画面に出てきたキャラは、全員が善人だったということでさわやかな余韻を感じさせますし。トリガー能力が移った云々はちょっと強引すぎて「うん?」という感じだったけど。

 ただ、それだけにトリガー能力がメデューサ様のベクトルアローと丸被り状態なのは頂けなかったなあ。あのアニメ、月曜夜六時なんていう思いっきりゴールデンな時間帯にやってるし、同じことを思ったジャンプっ子は多いと思うんですよ。ラスボスの復活話に全然出番がなかったばかりか、翌週でようやく合流した途端にそこらの物に頭をぶつけて気絶するマカちゃん(主人公)を見て、サクラちゃんを想起したジャンプっ子も多いと思うんですよ。


 ネウロ

 ふと思ったんだけど、イレブンが弥子さんの恐怖体験を一生懸命にトレースしていったなら、最終的に行き着くのはかつての怪盗サイなんじゃないかな。
 もしかしたら、その辺りを足掛かりにイレブン→サイへの回帰を図るのかもしれないね。
 つーか、皆さん一発キャラなのにほんと濃ゆいなw


 ぬらりひょん

 あー、夜雀って触れたら問答無用で視力を奪う論理系能力者ではなく、毒の羽を駆使する能力者だったのか。なんかこう、物理的なシークエンスをひとつ辿ってしまったため、バケバケしさが若干減じられてしまっているのは、僕的にちょっと残念です。

 でも、それに対するつららちゃんの対策(左目にヒャド)が見事に能力バトルをしていたと思うので、それで相殺かな。つららちゃん可愛いよつららちゃん。


 To LOVEる

 対象が男の場合
 本編の通りルパンダイブ → 金ダライ
 対象が女の場合
 レズブレイ → 動きが止まったところへ金ダライ

 という鉄壁の布陣ですね。分かります。

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by ejison2005 | 2009-01-28 00:26 | ジャンプ感想 | Comments(13)
週刊少年ジャンプ 09年 08号 感想
 コメントで勧められたので、赤マルを購入して秋本先生の新作読切「KAKIMARU」を読んでみました。
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 …………………………。
 …………………………。


          ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 俺が読んだ事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『時代劇だと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったら何の脈絡もなく恐竜時代にタイムスリップした』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    タイムリープだとか時を駆ける電車だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


 秋本先生、あなた疲れてるのよ……(スカリーの口調で)。
 そして全然関係ないけど、今週のプリキュアが面白かった。変身ヒロインとは思えない威力の攻撃をぶちかますプリキュア五人組とか、ノリノリでフリーザ様ゴッコを始める館長とか。
 でも、一番輝いてたのはブンビーさんだ。異論は認めない。


 銀魂

 五周年突破記念の人気投票が、なんと二回目だったことに超ビックリ! 何故だかもっと頻繁にやってる印象があったぜ!
 この漫画に限らず、女性層の人気が高い作品は総じて人気投票が多いイメージが、僕にはあります。俺は先入観に囚われた男だよ。

 それはさておき、根性入ったお通ファンであるはずの新八がチップスの存在を知らないのは何故なんだぜ。

・なんちゃって遊戯王のコーナー
 空知先生が優れている点は、誰もがお通ちゃんネタでくるだろうと予想したところへ、あえて裏方バンドのメンバーやらスタイリストやらを投入してくる、その発想力ですね。何つーか、正しい意味で期待は裏切らず、予想は裏切ってくれている感じ。ちゃんと自分自身が定めた枠の中、それを超えるか越えないかというギリギリのところでサプライズを与えてくれてるんですよね。
 その枠をぶっちぎっちゃうと、予想「だけ」は裏切れても単に滅茶苦茶なだけの結果に終わってしまうわけで、今回のこれは非常にクレバーな作劇であるといえるでしょう。

・終盤の逆転ネタ
 何というか、こんなもん絶対カードゲームの範疇超えてるだろwwwと思いながら読んでたんだけど、そういや、本家遊戯王も(特にペガサス編辺りでは)こんな感じだったと思いだしました。
 確か、キースがペガサス(の操るトム少年)に敗れたバトルなんて、「このカードによって地面は割れてるはずだから、別にそんな効果は記載されてないけど、あなたの攻撃は無効でーす!」とか何とか言って負けるんだよな。あの頃の遊戯王は、カードバトルというよりTRPGだった。


 ワンピース

 本編とは全然関係のないことで恐縮ですが、ワンピ世界って物が溶けない毒もあるんだなーと思ったw
 驚異であることには変わりないんだけど、今まで出てきたあれは酸だよなあ。

・ジンベエ登場
 さて、大昔から存在をほのめかしていたというジンベエが、満を辞しての登場となったわけですが、ここでジンベエを半死半生の状態にしているのは、何気に上手いなーと思ったり。
 彼がどういう人物なのかを示すのにも好都合ですし、何よりエースと二人で「凄い実力者だけどHPが激減してて役立たずと化してるコンビ」を結成できますからね。あくまで主役はルフィなのだから、NPCが目立ってはいかんのです。
 蛇姫様の能力を封じたことといい、そこら辺は徹底しているね。


 ナルト

 主役登場前に切り札を使ってしまったばかりか、守りの要であろう吸収ペインを無策で裸単騎特攻させるとは……大した奴だ。
 というか、これって要するに吸収ペインが健在だと来週発動予定の新術がかっ消されてしまうから、ていのいい生贄にされてしまっているわけなんですよね。これが岸本先生の悪いところで、主人公をちょっと甘やかし過ぎている。楽チンな修行で会得した仙人モードといい、今回の吸収ペインの件といいね。
 これ、普通の文脈でバトルを描くのなら、術を発動したいけど吸収ペインがいるためにそれを出来ないナルトが、いかにしてこの状況を打破するのかに重点を置くよな。

 そしてどうでもいいですけど、今週で螺旋丸をちゃんと分身と作ってるのを見て、安心したのやら何やら。やっぱり、ナルトはナルトだよ。アルティメット化した悟飯など目じゃないくらいに増長していることも含めて。


 トリコ

 サニーの正体は髪の毛……つーか、要するに糸使いでした。髪の毛使いっていうと、ラブ・デラックスの山岸由花子とかを思い浮かべてしまいますが、あっちと違ってこちらは肉眼で見えないということで、あまりビジュアル的にキモくないのがいいね。
 フライ返しについては、実は能力の性質上、同じ力でそのままカウンターしてしまうというのはかなりのバカ設定になるんだけど、それをトリコに言わせてるのはずるいなーと思ったり。この男にこんな力強く断言されてしまっては、納得するしかないじゃないか!

 でも、その後に、
「ダイニングキッチンの中で サニーに勝てる奴はいない…!」
 と言ってしまったのは結構な失点なんじゃないかな。それは破られてしまうフラグだ……! (そして海からスタージュン機上陸)


 リボーン

 ライガーってのは、こういう動物だそうです。ちなみに、トラのオスとライオンのメスだとタイゴン
 ライガーが雑種の名称だというのは、これを読んで初めて知ったなあ。俺、今までずっとシールドライガーのことをライオン型ゾイドだと思っていたよ。スーパーロボット大戦Kが楽しみだよ。


 バクマン。

 サイコーwwwww最低すぐるwwwww
 いやはや、今週は素晴らしい「お前が言うな」だったなあ。爆笑してしまった。てめーだって、小豆とイチャつける状態だったら似たようなことするんだろーが。
 ちなみに、こんな書き方してるけどサイコーのことが逆に好きになってきましたわ。一週回って可愛く思えてきた。親友が先んじて童貞喪失(大げさ)しようとしてることが分かったんだから、ラストの焦りも得心できますし。

 ちなみに、アシスタントについてはこのスレがとても興味深かったです。他には、みにまるさんのブログとか読んでみるのもいいと思うよ。

 個人的には、全く経験&技術がなくてもベタから雇われる~というのが意外でした。何だかライン工みたいだ。


 マイスター

 四つの強豪校を紹介するページで、「何て雑魚っぽい連中なんだ!」と思わせてしまうのが、この漫画の全てを象徴してるよなあと思うわけです。
 黒子もそうなんだけど、それなりの実力派高校というふれこみの主人公チームでさえ、読んでて大した連中には思えませんし。


 トリガーキーパー(読切・前篇)

 色々と置いといて、ヒロインの能力が今現在大絶賛放送中のとあるアニメに出てくる僕の好きなキャラのそれと、描写がとてもとてもとてもとてもとても似ているのが、むっちゃ気になるんですけど……。
 ベクト……げふんげふん。


 ぼっけさん

 テレパシーで会話してるはずが、うっかり声に出しちゃって恥ずかしがってる菩怪がとても可愛かったです。グロンギだってここまで世間体は気にしてなかった気がする。

 で、彼らが素直に喫茶店とかで集まらず厨二ごっこをやっているっていうのは、やっぱり警察による捜査とかを恐れてのことなのかな? だとしたら、第一話で感じた、
 >>少年漫画界の標準から考えたらあまり高いものではないと予想できるので、ちまちまとしたご近所バトルが展開されていく気がビンビンします。
という問題も、さほど気にする必要はないのかも。ちゃんと近代兵器には負けうると自覚し、忍んで行動してくれるのならば寄生獣みたいな展開を期待できますし。


 ぬらりひょん

 今週リクオに小物呼ばわりされてしまった玉草ですが、読んでる僕としてはそんなに小物っぽく見えないところが不思議なところ。
 取ってる行動そのものはとってもテンプレートで、分かりやすい悪党というイメージなんですけどねえ。それをここまで堂々と行い、「部下となったからには使い捨てでも文句は言わせないぜ!」と断言しちゃってる辺りが、清々しくて好感を抱けたのでしょうか。

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by ejison2005 | 2009-01-22 19:04 | ジャンプ感想 | Comments(7)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない レビュー

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)

伏見 つかさ / アスキーメディアワークス


俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)

伏見 つかさ / アスキーメディアワークス


 本日ご紹介する「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は、茶髪でピアスな今時の女子中学生だと思っていた妹の秘密を偶然にも知ってしまった主人公が、それをきっかけに今まで疎遠だった妹との距離を少しづつ縮めていくという物語です。

 さて、本策最大の特徴はといえば、何をおいても一人称で繰り広げられる主人公の語りの面白さ、にあるでしょう。一人称視点で語りが面白い、というのは要するに心理描写が上手い、ということですね。


 ところで、「他の媒体に比べて、小説は心理描写がやりやすい」って意見、よくあるじゃないですか? こういった意見を目にするたび、個人的に思っていた事柄があるんですよね。


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   ヽ:ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::     _  `゙''‐''"  __,,',,,,___       /~   ヾ::::ツ,、-/
     `ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ-    _|  、-l、,},,   ̄""'''¬-, '  ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
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       l;、-'゙:   ,/      ゞ=‐'"~゙゙') ./. \    /  '''"/::::;:::;r-''‐ヽ
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 僕は小説って言うのは、基本的に書かれた文章を触媒に脳内で映像を作り上げていく媒体だと考えているので、やはり最終究極的には漫画アニメ映画その他の媒体群と対して変わりがないと思うんですよ。
 絵という形式を取ろうが、映像という形式を取ろうが、文章という形式を取ろうが、最終的に脳内で組み上げる情報が同じなのだから、その媒体でつまらんと感じるようなシーンは、やはり他の媒体に置き換えてもつまらなく感じるだろうと、考えているわけです。

 ではなぜ、冒頭のごとき意見が存在するのかと問われれば、そりゃまあ、偉大なる先人たちが書き綴ってきた小説作品の中に、優れた心理描写を誇るものがあり、それを多くの人が読んできたからでしょう。

 小説……ていうほど文学作品読んだ経験は無いんで(笑)、ラノベも小説の括りでよくね? と、いらん中置きを入れつつ、ラノベ限定で話を進めますが、小説における「惹きつけられる」心理状態の表現技法は、二つに大別できると思います。

 ふたつの内、ひとつ目は、そのキャラが何を考えてるのか、あえて直接的には書かず、キャラクターの行動を通じて読者に伝えるという方法。主に三人称で使われている印象かな。
 例)背後から響き渡る爆発音。山田は不満げな音を洩らす腹を片手で押さえつけながら、半眼で背後へと振り返った。
 これは、漫画やアニメなんかと同じベクトルの技法ですね。読者の中で組み立てられる映像を元に、意味を汲み取ってねというやり方。

 もうひとつが、文章そのものを面白くして、本来ならば動きの少なく、単調になりがちな心理描写を盛り上げてしまうという方法。主に一人称で使われている印象です。
 例)背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とか、そういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである。
 要するに、退屈になりがちな心理描写の渦中、装飾的な言葉を多量に織り交ぜるなどし、無理矢理にでも盛り上げていくという、力技です。
 これは確かに小説独自の技法であり、例えば西尾維新先生なんかはこれを用いて話を面白くする大家なわけですが、これを指して「他の媒体に比べて、小説は心理描写がやりやすい」というのは大違い。あくまで手段として存在するだけで、難易度はクソ高いと思うよ。人を魅了する語りが簡単に出来るのならば、人はいつでも落語家になれる。


 で、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は、そんな高難易度を乗り越え、後者の方法で主人公の内面を描いていくわけですが、これがもう、本当にテンポが良く、ページをめくる手が一時も休まりません。
 彼の語りにおける最大の特徴は、とにかく自分が妹のことを何とも思ってなく、何とも思ってなく、何とも思ってなく、向こうだってこちらを路傍の石くらいにしか思っていないことを、あらゆる語彙を尽くしてユーモアに表現していることですね。にも関わらず、実際に取っている行動は妹を助けるもののみなわけで、神視点である僕たちはそれを読みながら「素直じゃないなあ」とニヤニヤしてしまうわけです。

 ところで、「ユーモアに表現している」と書きましたが、これは非常に重要な点ですね。何せ、「俺は妹のことを良く思ってないですよ~」という意を込めた文章であるわけで、平直に書けば単なるイヤな奴に終わってしまう可能性が大です。あくまでも、読者には主人公のことを好いてもらいながら、意味合いだけを汲んでもらわなければならないのです。
 そして、作者である伏見先生は、それを行うのが抜群に上手い。本当は割とドライなことを言ってるはずの主人公が、先生の巧みな文筆捌きによって、途端にウェットで受け入れやすい表現へと生まれ変わっている。これはもう、技術が優れているというより、感性が優れていると表現すべきでしょうね。ジョークの技術で優れているのではなく、ユーモアな感性で突出している。

 技術は後付け感性は先付けという僕の持論からすれば、この作品から感じ取れる暖かみは伏見先生オンリーワンな代物なわけで、是非とも皆さんにも、この面白さを共有して頂ければなーと思う次第です。



 ※この作品のレビューをするならば、「妹の秘密=オタク趣味」についても触れるべきかもしれないが、そういった枝葉末端の要素よりも、もっと貴重なものがこの作品には存在すると思うんだ。

 ※でも、このレビューではんなもん伝え切れてないと思うんだ。嘆くべきは我が身の未熟さよ。

 ※素人のブログだからギリギリ限界これでもありだと思うけど、レビュー的には切腹もんだな。

 ※でも、言い訳は欠かさない見苦しい管理人23歳冬のことである。

 ※実は今回、戯言レビューのリターンマッチであったりする。結果は大敗北。
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by ejison2005 | 2009-01-19 01:11 | ノベル | Comments(13)
週刊少年ジャンプ 09年 06・07合併号 感想
 たまには、発売から一週間経ち、タバコを買いに行ったところでジャンプ発売に気づく、そんな時があったっていい。それが自由に生きるということだ。「ロジャー・ザ・ネゴシエイター」。


 ナルト

 今回、新年一発目の巻頭を飾ったにも関わらず下絵掲載部分の存在したナルトですが、正直……下絵部分の方が上手く感じられてしまったのは僕だけでしょうか? 何だか、中学で習った美術で、下絵だけならいい感じに見えても、色を乗せたら全然ヘボくなるというあの現象を思い出しました。ていうか、そんだけ岸本先生のペンタッチがヘロヘロになったということなんだよな。

・そういやいつの間にか復活してる地獄道
 あんまりにも自然に溶け込んでるのでさっぱり気がつかなかったのだけど、何でこの人ってば復活しているんだろう。所詮は木の葉丸の仕事だし、止めを刺せないことに定評のある螺旋丸だから、仕留め切れていなかったのだろうか……。
 でも、そんな螺旋丸をいつの間にか片手発動できるようになったナルトが、再生ペインを倒しちゃっているという罠。チャクラ量の差とかそういうのも考えはしましたが、この術ってパワーよりも技術がモノをいう代物だった気がしますし。
 そして螺旋丸といえば、今回ナルトは影分身なしで発動しているっぽいんですよね。仙人モードよりも、螺旋丸を片手発動できるようになっている方がビックリだぜ。そして螺旋丸を片手で発動しているという事実の方が、はるかにナルトの成長を感じられるぜ。

 そんなこんなで十周年に突入して尚、何だかなあな感じのナルトですが、唯一、ツナデがベホマズンで力を使い果たして戦力外になっているという展開だけは良かったと思います。その他大勢が命を取り留めた理由としては妥当なものに思えるし、最大戦力が他の物事に注力せねばならないがために、全力を発揮できないという展開は好きだし。
 まあ、参戦したらしたでデフレしてた気も(ry


 ワンピース

 危惧していたバギーの戦闘力をどうするのかという問題ですが、思いのほか能力を上手に活用してくれました。バギーを活躍させつつも、バラバラの実の弱点をちょこちょこフューチャーしていき、最終的にそれが足を引っ張って彼が窮地に陥るという展開も美しいね。
 あとは、ルフィの男気に心を打たれつつも、ちゃっかり離脱を考えているのがとてもバギーらしくて良かった。六つ子の魂百まで! そう簡単にはキャラが崩れないぜ! それもこれも、尾田先生がキャラに注いでいる愛情の賜物だね!

・なんかいたドルドルの人
 あー、そういや、以前の扉絵連載でバロック・ワークスの面々はすったもんだと色々やっていたのでした。確か、脱獄寸前までいったけどクロコダイルがそれを良しとせず、引き続き監獄生活を送ることになったんだっけ。
 基本、ルフィと面識のあるキャラが再登場していくことになるんだろうけども、その路線でいくと他にはどんなキャラが……と思ったら、あんがい入獄している顔見知りは少ないことに気がついたという。空島編以降の敵は天空人だったり、捕まってなかったり、政府側の人間だったりだし。


 トリコ

 えー? ちょっとサニーってば物を知らなさすぎなんじゃねーのー? 四天王のくーせーにー。
 ……とか思ってたんだけど、そういや、トリコ以外の四天王はあんまり食文化発展に寄与していないという設定を思い出しました。ココはプチ引退、サニーは偏食で不勉強、ゼブラは投獄という内わけなのだろうか。

・トリコは強いのかそうでもないのかという問題
 デビル大蛇戦におけるココの「致死性の毒なら瞬殺っすよwww」発言といい、今回軽々とロックドラムを吹っ飛ばしたサニーの攻撃といい、何だか最近トリコの実力が霞むような展開の多いこの漫画ですが、実際問題、彼って純粋な戦闘(殺傷)能力そのものでは引けを取っちゃってるのかもしれないなー、と、ふと思いました。
 と、いうか、ココの「致死性の毒使ってれば瞬殺っすよwww」発言の衝撃が大きいのかもしれない。あれは本当にびっくりしたなあ。いや、毒使いとしては「攻撃命中=相手は死ぬ」って非常に正しい姿なんだけども。
 そこへきて、今回サニーがロックドラムをあっさり吹っ飛ばしてしまったので、ちょっと主人公の強さに疑問を抱いちゃったわけです。
 いやま、ココの毒だってデメリットは存在し、サニーの攻撃も何らかの仕掛けがあることは今までの展開で明示されており、なおかつトリコは万全の状態ではないのだから、威厳が損なわれているわけじゃないと理屈じゃ分かってるんだけどね。理屈じゃ分かってるんだがなあ。人間の感性って難しいね。


 リボーン

 ザンザスさんとベル&フランが我がままを貫いたとばっちりを受けて、死にそうになってる晴れの人と雷の人を見てると何だかなーと思えてならないっす。どシリアスにやるなら全員で真面目に、コメディタッチでいくなら全員が肩の力を抜いてないと、読んでるこっちとしてはどんなテンションでいればいいのか分からなくなり、困惑する一方だ。


 新春4コマ祭り2009

 この企画を見ると、やっぱ四コマ漫画って独自のセンスが必要とされる世界だよなーと強く強く思います。まあ、今回は一作品一ネタという形式だから、あずまんが形式を採用できたりする一般四コマ漫画と比べるのは酷な話なんだけどね。

 で、それはそれとして、個人的に一番ヒットして感じられたのがバクマンでした。ほら、僕ってパロネタ大好きな人だから……。
 逆に、一番つまらなく感じられたのがこち亀かな。こち亀に宇宙へ進出する要素なんざどこにもねえよ。


 スケットダンス

 そう……冒険の書の管理人は、それはそれはもうパロネタが大好きなのだ……!
 と、いうわけで、ベジータ・GTロボ・新妻エイジの三連荘パロディは凄まじい破壊力でした。特に、新妻エイジを落とし所に持って行ったセンスには脱帽。
 というか、この三つを見てみるとエイジのキャラデザインって相当に良く出来てるんだなーと、関心することしきり。全てが現実でまかなえるファクターだというのに、組み合わせてあの性格を乗っけると、ここまで突き抜けた存在になるんだな。

 ※至朗田シェフも合わせると四連荘、だった。ごしかぁん!


 ダブルマメダイチ(読み切り)

 あー、ジャガーの連載開始時期って黒猫と同時期だもんなー。うすた先生、いい加減に描きたいネタが貯まってんのかなーと、特に根拠もなく思ったとさ。何でそう感じたんだろう? 人間の感性って難しいね(二回目)。

 と、これだけで終わるのはどうかと思うので真面目に感想書いてみるけど、第一に、純粋に面白かった。登場人物全てがどっかお脳のクラッシュした性格をしながらも、それでいて読者に不快感を与えないさわやかさに満ちており、読んでいて素直に彼らの不器用な恋愛を応援したくなる、そんな作品でした。
 第二に、登場人物の自己紹介に代表される、新房演出を思わせる特殊な演出が随所に散りばめられており、うすた先生のチャレンジ精神がそこから透けて見えた。漫画を読んでいるというのに、まるで映像作品を目にしているかのような、不思議なドライブ感を得られました。

 総合すると、今までの看板作品からは作風を変えつつも持ち味は失わず、それでいて新しい演出を行うなどチャレンジ精神に満ちており、うす田先生のテンションの高さが伝わってくる良作だったと思います。新年開始早々からいい仕事をしてくれるぜ!


 バクマン。

 ん、んー? シュージンが王道のストーリーを作れるかどうかという問題は、「すっごい才能あるよ!」だけで済ませちゃうのか。これはちょっと残念というか、肩透かしな展開だなあ。これ、シュージンの努力とか葛藤とか、そういう諸々を描いていく格好の機会を、丸々スポイルしてしまったんじゃないの??
 いやまあ、「教科書通りだからこのままでは駄目」というオチはついてきたんだけど、教科書レベルにまで達するのだって相当な苦労が必要だと思うのですよ。

 ただ、この漫画的はかなりの速さで(おそらく連載一年目辺りで)亜城木コンビをプロの漫画家にするつもりっぽいんで、それを睨むのならこの展開も納得ではありますね。二人はまだ、本誌に読み切りすら掲載できていないわけで、こんなとこで何週もつまづくわけにはいかんのでしょう。

 ぶっちゃけた話として、「漫画のストーリーで悩む主人公の相棒」なんて構図は、漫画として絵的に厳しいし。間がもたん。


 ぼっけさん

 おー、ちゃんと変身ヒーローの哀愁みたいなものが描かれています。サユがヒノを傷つけちゃったのも、彼の境遇をおもんばかってのものですし。スプーン渡した教授がむかつく人なのは、そういう役どころなだけだしね。
 ムヒョの難点は登場人物の思考回路がもれなくショート寸前だったところなわけで、こういう風に前作の欠点をしっかり是正しているのを見ると嬉しくなるわけです。

 また、単純に主人公が過去に起こった事件で今も苦しんでることを描写するだけではなく、その回想を通じて過去にも菩怪絡みで社会問題が起こっていたらしきことを示しているのも上手いですね。そういったバックボーンがあるから、教授がむかつく人なのも説得力がありますし。

・菩怪の世界
 ここで出てきたハンコ菩怪も、なかなかいい味を出してますね。菩怪が単純に人間を襲うだけではないことが分かり、不思議空間で普通に生活してるっぽい菩怪の描写と合わせて、菩怪という存在の不思議さを増しています。
 同じくムヒョの欠点として、不思議なものがあまり不思議に見えない(もしくはツッコミ所だらけ)、というのがあったんで、一連のシーンには驚くことしきり。西先生はこういうのがやりたかったのか。


 ネウロ

 女子高生探偵桂木弥子と魔人脳噛ネウロの最後の事件に……という引きで終わった今回のエピソードですが、考えられる可能性としてはこんな感じですかね。

・女子「大」生探偵桂木弥子と魔人脳噛ネウロで探偵業を続ける
・ネウロとシックス死亡or行方不明。弥子は普通の生活へ。
・ネウロとシックス死亡or行方不明。弥子は一人で探偵業を続ける。
・ネウロとシックス死亡or行方不明。弥子は洗脳が解けたサイと探偵業を続ける。

 とりあえず、現状のネウロはアイテムで魔力を回復しただけで謎が食えてないから、リソース尽きかけなのは間違いないと思うんですよね。単に、ジェニュインではそれを削り切れなかったというだけで。
 ですので、ネウロが死亡するという展開も確率としては結構高いと思ってます。それか、単体では死にそうになるけど弥子さんのおかげか何かで何とかなるか。
 個人的には、ネウロが魔界へ帰るなり何なりして、サイと探偵業を続けるってのが一番ありそうな展開だと思うんですよね。何つーか、一皮むけた二人の旅立ちって感じで、美しく終われそう。
 それにそれなら、個人的に最終回の必須条件だと思っている「物語的に終わるべきだけど、彼らの新しい活躍をもっと見たい。でも物語的に終わるべき」という要素を満たせますし。

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by ejison2005 | 2009-01-13 19:01 | ジャンプ感想 | Comments(17)