<   2007年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧
週間少年ジャンプ 07年 39号 感想
f0029827_5131917.jpg

うみねこのなく頃にドラゴンクエストソードを購入したよ~。
あまり話題に遅れたくないですし、プレイするのはうみねこが先かな。クリアした暁には、僕の珍推理を公開してみせましょう。
……今度もああいうオチだったらさすがに嫌だなあ(笑)。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


リボーン
ストーリー的にも最高潮で盛り上がるべきところを、最高の演出でビシッと決めたという印象のお話でしたね。天野先生はたまに拳から塩を飛ばしちゃったりする時もありますけど、何だかんだいって決めるべきところをキチッと決めてくれるのが素晴らしいと思います。
ちなみに、具体的にどの部分が演出的に良かったかというと、やはり歴代ボス大集合から初代の顔見せに至るシーンと、ラストの見開きニューウェポンお披露目ですね。尚、一人だけフォークをドシリアスに握り締めている四代目に関しては、積極的に目を逸らそうと思います。
確か、前にリボーンが「歴代ボスの中にはフォークを武器に使った者もいる」と言ってたからその整合性を取るためなんでしょうけど、彼だけビジュアル的にものすごく損をしてますね。こう、みかんの中にひとつだけりんごが混ざっているかの様な、確かな違和感を感じます。
彼のボンゴレボス就任エピソードとか、非常に気になりますね。
「おいおい、今度のボスは常にフォークを携帯してるんだけど、ありゃ何なんだ?」
「お前はどこぞの食いしん坊探偵かっつーの」
「前のボスは、ものすごくナイフを扱うのが上手いマフィアの鑑みたいな人だったのにな」
等々、様々な反発が生まれそうです。
まあ、そこら辺を詳しくツッコんでいくと、設定上この中の何人かは若き日に「リ・ボーン!」と叫びながらパンツ一丁になって大騒ぎしていてもおかしくないのですがガガガ。
仮に少女時代の八代目が主人公の番外編を掲載する日がきたら、脚本は長谷見先生が担当するよ。


ワンピース
う~ん、ホグバッグは単なる小悪党だったなあ。
いえね、それならそれで別に構わないんですけども、事前に「シンドリーちゃんの写真が大量に飾られた私室」を見せたり、「チョッパーが尊敬している医師であり、実際に能力はある」という点を描写してしまったりしたのはいかにもまずかったというしかないです。
僕とかもろにそうなんですけども、このパターンだとやっぱり「一見すると悪人の様に見えるが、実際にはシンドリーに対する純真な愛からこの様な悪事へ手を染めているのである」というオチを想像してしまいますからね。
どっこい、蓋を開けてみれば単なるアイドルオタでシンドリーちゃんも動いてさえいればどうでもいいぜ! というトホホな人だったと。オマケに、忠実な下僕とする事も可能なのにあえて反抗的に振る回せるというとことんアレな性癖の持ち主ときたもんだ。
きっとこの人、ツンデレ喫茶とか大好きだよ。オプション使いまくって定期預金とか解約しちゃうタイプだよ。
期待値が高かっただけに、これは効いたなあ。

「あァ、飛べ飛べ!! おめェら2人揃って飛び降りやがれ!!」
事前にホグバッグの口を塞いでゾロ(偽)とサンジ(偽)の同士討ちを誘った辺りは戦術として面白かったんですけども、肝心の決め手がこんなだったというのは非常にがっかりです。いやホグバッグさんや、あなた天才医師なんだからこのくらいは見抜こうぜ。
ただ、ここでストレートに同士討ちが終わるのを待ったりせず、もうひとつ「押し」が欲しかったという尾田先生の心情は理解できるものがあります。確かに、ここで今回のエピソードにおける「オチ」を入れておくのとそうでないのとでは、満足感がかなり違いますし。
でも、個人的には普通に同士討ちの終了を待つか、割って入ってドサクサに紛れ、塩を放り込んで欲しかったかな。今回、十分すぎるくらいにホグバッグの株価が下がって、これで止めを刺された結果になってますし。


ナルト
昼間っから酒を飲むのはシチュエーション的に百歩譲って(仕事が終わる時間帯にしとけば良かったのに……)是としても、道端でゲロを吐いてる綱手さんが現状火影に最適の人物とは……木の葉の里オワタ\(^o^)/
時代の火影として挙げられた名前が、カカシ先生にナルトというのがまた末期症状を感じさせます。他にもっとマシな人材はいないんかい。

あっさり確定、ナルトの両親
これといった盛り上がりもへったくれもなく、ごく普通に世間話でナルトの両親が明かされてしまいました。所々でボカそうとする努力は感じられますが(結果として二人の会話が非常に不自然なものとなっている)、ここまでやるならストレートにばらしちゃった方が逆に男らしかったかもしれません。
ここ最近、盛り上げようとしてはこけるというパターンが続いているナルトですが、それでもひとつだけ評価するべき点があるとすれば、それは「風呂敷を畳もうとする努力が感じられる」という部分に集約されるでしょう。
暁のボスは明かされましたし、うちは兄弟の確執もそろそろ決着がつきそうな感じです。バトル内容は大いに問題があるとはいえ、何だかんだで暁のメンバーも順調に消化していってますしね。
他の看板漫画がまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ、ダラダラと続いていきそうな現状を考えると、畳む作業に入ってるというのは褒められるべきだと思う。

とてつもなく死相が漂っている自来也
本来なら、大蛇丸相手に相打ちなり何なりに持ち込むべきところでサスケに手柄を横取りされてしまうという、変態仮面と決着をつけずに何故か陽電子砲を防いで二代目変態仮面となったムウ・ラ・フラガさんみたいな立場の自来也ですが、それだけにキャラ処理の都合で殺されそうな気配がぷんぷんです。果てしない死臭を感じる。
ここで「強キャラがリスクを犯してびびりながらも任務を完遂」(要はノブさんですが)したりしたら、大分この漫画を見直すと思うんですけども、そんな事は無く普通にやられちゃうんだろうな。


サムライうさぎ

f0029827_5134238.jpg

↑このシーンにおける用心棒の皆さん達に、DMC信者と同質のものを感じたのは僕だけでしょうか?
戦闘シーンは省略されてしまいましたが、
「うおおー! あれは悪鬼羅刹修羅豪傑無双うさぎさんの『地獄の赤兎馬蹴り』だー!」
とか、
「ああー! あっさりやられちまったぞ!」
「いや違う、あれはわざと後方に跳んで衝撃を逃したんだ!」
「さすがは悪鬼羅刹修羅豪傑無双うさぎさんだー!」
みたいなやり取りがあったんだよ。


うすた×日和!! 増田×ジャガー!! (特別企画)
何せギャグ漫画ですから百パーセント僕の感性で書いちゃいますけど、個人的にはうすた日和がグッジョブで増田ジャガーが微妙……というところでしょうか。
何がつまらなくかんじたのかというと、うすた先生の方はちゃんと芭蕉さん達のキャラを理解した上で自分のユーモアを上乗せしているのに対し、増田先生の方はジャガーさんではない何か別のキャラになってるんですね。それは今回のコラボ企画でやる必要はないだろうと。
厳しい書き方になりますが、研究不足だったというところでしょうか。
のだめカンタービレに出てくるジャンが指揮者コンクールの時、「どんな曲でもいつもジャンはジャン」という意味の感想を与えられていたのですが、大体そんな感じですね。日和でもジャガーでも、いつも増田先生は増田先生。


ムヒョ
「え~っ!! いやいや私の円様が~~」
という台詞で、「ああ、ティキの主張はあながち間違っちゃいねえなあ」と強く強く思いました。それは世界貿易センタービル跡地で、「ビンラディン最高~!」と言う様なもんじゃないでしょうか。
というかその前の、
「えっ!! マジで!?」
「エンチューに極刑!!?」
と騒いでるシーンも相当に謎ですね。何でそんなに意外そうなんだろう。彼、立派な重罪人ですよ。いっぱい人も殺してるよ。
しかし、それはそれとしてエンチューがちゃんと殊勝な態度で罰を受け入れたのはきちんと評価したいです。極刑が無期の幽閉というのはよく分かりませんが、作品のテーマ的にも一環してますしね。


アイシールド
も、盛り上がらないまま終わってしまった……。
「東邦VS武蔵」とか、「湘南VS海南」みたいなのを期待していたのですが、どうにもこうにも肩透かしという印象が拭い去れませんでした。
せっかくなので、成功例である両者を元に分析してみますが、やはりアイシとこの古典漫画二つとの違いは「対戦相手双方を描写してきたかどうか」になりますね。ダイナソーズはどうにもこうにも、ポッと出の印象が強いです。
スポーツ漫画においては、「主人公チームと試合をした事があるかどうか」というのが、重要なのかもしれませんね。最も慣れ親しんだキャラである主人公達を、ある意味試金石として使用する事で親近感を増すわけです。
それに何より、この試合で問題なのは「アメフトをやってるようには思えない」事なんじゃないかな。ダイナソーズと対戦する際は、勝利条件が「点を得る」から「選手の負傷を防ぐ」に変わってしまうんですよね。すごい異物感。
準決勝とかその辺の試合ならまだしも、決勝戦にそんな色物チームを持ってこられてもなあ。
選手潰しなら石田師範も似たようなもんなのですが、「分かった上で」やっているのとそうでないのとでは、こうまで差が出るものなのか。
とりあえず、セナ達は先人に習って「背中に丸太を打ちつける」特訓でもしてみてはいかがでしょうか。


To LOVEる
あら、噛み犬が出てきたけどザスティン様オチはありませんでした。読みが外れたか。
ところで、もえたんの第八話に、
キャラクター「みんな脱がしましょう」
長谷見先生(脚本担当)「原作者から怒られる」
キャラクター「なに言ってんの脚本家さん。あんたそういうの得意でしょ」
というシーンがあったらしいんですけど、まったくもって正当な評価だというしかありません。幽霊を脱がすなら、精神世界にでも潜らせればいいじゃない。
ストーリー的にも、「春菜ちゃんが死ぬかも」と(どうせ助かるのが見え見えでも)危機感を煽りつつ、最後はいい感じに脱力するオチでとても良いTo LOVEるでした。この毒気の無さが大好きだ。


アナアキーズ(近未来杯出展作品)
なかなか面白いキャラ設定紹介でした。
次は、このキャラを使って漫画を描く事に挑戦してみて下さい。
とまあ、非常に辛らつな書き方になってしまいましたが、しかし、こう書くしかない。
解説を入れるとすれば、「悪人と主人公がただ何となく戦ってるシーンの合間合間でひたすら主人公の設定を解説する」作品ですからね。


エム×ゼロ
「三日の成果を全てプレートから消去する」
という言葉の意味がよく分からなかったです。
確か、この作品における魔法は教科書みたいなものから魔法をカードへインプットする方式だから、普通の魔法なら理解できるんですけども、今回の場合は九澄自らに特訓を課して制御方法を学ばせたわけですから、プレートは全くの無関係だと思うのです。九澄の脳がプレートと直結でもしているのなら、話は別ですが。
それに、「駄目ならまた以前の中途半端にしか使えない状態に戻す」というのも、普通に意味が分からなかったです。
多少なりとも習熟しといた方が、明らかに危険度は下がるんじゃないかな。普段の生活に戻ってから、自力で更なるスキルアップを図ってもいいんですし。
そりゃあ、一人前になりかけの状態が一番恐ろしいとはありがちな話ですが、この場合は取り得る選択肢を減らそうとしてるだけですからね。精神的な面では問題なしと判断されてる以上、今回は当てはまらないと思うのです。


バレーボール使い(最終回)
ああ、やっぱり打ち切りでしたか。まあ、妥当なところですね。
僕としてはキャラにも魅力を感じられず、ギャグ部分では笑えず、これといって絵に魅力も無い本当に評価する部分が見当たらない漫画という印象でした。特に画力の不足が大きいと思う。超えるべき最低部分を越えていなかったというか。
とりあえず、次回作ではギャグなのか真面目にやるのかきちんと方針を決めといた方がいいんじゃないかな。
[PR]
by ejison2005 | 2007-08-29 05:14 | ジャンプ感想 | Comments(51)
週間少年ジャンプ 07年 38号 感想
僕はジャンプ感想を書く際、アニメをBGM代わりに流している事が多いのですが、今回はICEというOVAをレンタルして再生していたんですね。
で、この作品は何やら素人集団に声優の真似事をさせているのが売りらしいんですよ。ええ、一人か二人ゲストとして招き「ザクとは違うのだよ! ザクとは!」と叫ばせて旧作を汚したりとかそういうのではなく、キャラクターのほぼ全員が素人によるアフレコなのです。いわば、究極の素人声優アニメ。

f0029827_4195771.jpg

f0029827_4201978.jpg

f0029827_4202762.jpg

八月某日、私はプロ声優の有り難味を嫌というくらいに思い知らされたのだった……。
参考までに、ニコ動で一部がうpされてたから張っときますね。

ちなみに、これより酷い部分は結構あるよ。

いや、マジでこれは認識変わったわ。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


アイシールド
カラー表紙の部分に「一年生チームVS上級生チーム」の企画があるんですけども、読者プレゼントが「一年チームが勝った場合、抽選で五名様に特注デビルバットぬいぐるみをプレゼント」「上級生チームが勝った場合、抽選で百名様に泥門デビルバットオリジナルリストバンドをプレゼント」となっているのは何故なのでしょうか。
数が違うのは一品辺りの値段が違うのが原因でしょうけども、そもそも品物を変える理由がよく分からないよ(同じ品物の柄違いとかならともかく)。

「人間夢見るとロクな事がねえってよ……」
あまりにも見事なテンプレ死亡フラグ展開で、思わず爆笑しちゃいました。
で、ひとしきり笑ってからふと冷静になって思ったんですけども……ここって例えテンプレでも、死亡フラグビンビンでも、笑わせちゃまずい部分だよね。
真面目に分析してみたんだけど、やっぱりアレですね。笑ってしまう原因はキッドがタックルを食らってる理由が、「彼の油断」以外に全く見当たらないところ。
最初読んでる時は、「メンバーが全員ヘルメットを脱いでキッドに向き合う中、改めて決意表明するキッド」という構図に思えたんですけども、後の状況から考えると「ヘルメットを脱いでキッドに向き合うメンバー」は彼自身の脳内イメージに過ぎないんですね。
要するに、今回のお話は客観的に見た場合、

ちょっと試合がいい感じに運んでたので、プレイ開始しているというのにキッドが幸せトリップモードへ突入していたら、当然の様にタックルを食らって大怪我してしまいました。

と、そういう内容なわけですね。
これ、実は誰あろう峨王少年が一番驚いてるんじゃないかな。
「え!? ちょっと?? 急にボサッと突っ立ってたから罠かな~と疑いつつボールを取ろうとしたんだけど、本当に完膚なきまでに棒立ちだったのか受け身すらせずモロに食らわれちゃったよ! よく分からないけどごっつあんです!」
とか思ってたりして。
例えるなら、ダイとの最終決戦中に大魔王バーンが急に「はう~! もうすぐ地上が余のものだよ~!」とか呟きながら妄想モードに突入して、その間に放たれた必殺剣が原因で敗北するようなものです。


ワンピース
スリラーバーグ編は、全般的に戦闘がとても面白いですね。
頭脳戦の様相を呈していたウソップVSペローナ戦と違い、今回ゾロが行った戦いは、基本的にガチの斬り合いなんですけども、あらかじめ「ぶっ倒れてるゾロに悠然とそれを眺めるリョーマ」という構図を見せ、ついでにダメ押しでブルックが敗北宣言までするというミスリードを行っていた事で、「一体どのタイミングでゾロが敗れるのか?」という緊張感が常に維持されています。
結果、ワンピースのバトルにおける大きな難点である「緊迫感の無さ」が緩和されており、それが面白さを生み出しているのです。
また、今回のバトルは、あらかじめ二人に飛ぶ斬撃で壁破壊のデモンストレーションを行わせる事によって、「(少なくともこのエピソードの中では)一撃受けたら真っ二つですよ」と提示し、一撃に死の重みが宿ったというのも大きいですね。いかにワンピキャラといえども、ナメック星人や男塾の生徒じゃないんだから四肢の再生までは不可能でしょうし。
極めつけは、ゾロの放った止めの一撃が「炎属性の必殺技」である事だと思うんです。思い出して欲しいのですけど、ウソップが前に火炎弾を放ったらゾンビ達が逃げ惑っていましたね。リョーマも同じゾンビであるのに違いはないのですから、塩同様に炎がかなり有効である事は文字通り火を見るよりも明らかです。
更に、それ(弱点を突いた事)をゾロが説明しなかったのも重要なポイントですね。これがナルトだったら、サスケVSデイダラ戦の様に決着がついた後、懇切丁寧な感想戦が展開された事でしょう。そしてだれると。
総合的に、とても良く出来たバトルだったといえるでしょう。普通に読んでるだけの人なら、「ゾロがすごい技を繰り出して勝利した」で納得できるだけの殺陣が繰り広げられてましたし、僕みたいに深読みしたい人に対しても「何気にゾロは敵の弱点(=炎)を突いていた」という十分に溜飲が下がる展開だったのです。
ワンピースは知っての通り日本で一番売れている少年漫画なわけですが、それはこの様にライトな読者もヘビーな読者も分け隔てなく満足させるからなんだなあ。


ナルト
あっれえ、ナルトの方もイタチ同様に影分身だろうと思っていたのですが、ひょっとして本体だったのでしょうか。
「兄弟だと思ってるからだ…!!!」
という宣言は、影分身だとするといかにも興醒めしてしまいますし。まあ、本人だとしても十分にアレな台詞ですが。兄弟というかブラザー? アッー!
いや、設定的には影分身がこの台詞を口にしても何ら不自然ではありませんし、来週何事も無く消えて本体に記憶を渡してしまうのかもしれませんけども、その場合だと「影分身はリモートコントロールではなく、あくまで自立して活動している」という関係から、今回の決意表明が「ナルト本人ではなく、同じ精神性を持った別人の言葉」になってしまうのですね。それはちょっと、シーンの性質的にまずいだろうと。

普通に酒を飲む綱手
えーと、あなた確か前にナルトが休日だというのに唐突な呼び出しを受けてちょっと遅れたけど到着した時、お叱りになってましたよね。自来也じゃないですけども、本当に自分の言葉へ責任を持った方が良いと思いますよ。
いやま、ここは「老齢の二人が口実を作って昔を懐かしむために飲み屋へ出かける」というシーンだからあまりツッコむべきじゃないんですけども、それにしたって「オーバーリアクションで喚き立てつつ次のシーンではあっさり合意している」というのは何昔か前のギャグセンスだと思ったもので。


ブリーチ
ラストシーンのザエルアポロさんに爆笑。
お笑い番組に出てくる新人芸人みたいな格好ですね。それも、閃光の様に消えていくタイプ。
きっと、芸風はあるある系でラストは、
「今日は皆ありがとう。僕はとっても、スエルニーと叫びたい気分だ!」
と言って何となく締めた気になるんですよ。
そして2ちゃんにはアンチ系スレばかり立ち並ぶという。僕は何でバトル漫画を読みながら、こんな妄想をしているのでしょうか。


リボーン
作品タイトルにもなっている主人公専属のコーチが、あえてこの重要な局面で脇役の特訓に回り、更には真の力まで解放するという展開が非常に新鮮でした。
ふと気づいたんですけども、実は未来に来てからこっち、ツナにスポットが当たる機会が極端に減じているんですよね。特に、γ戦では徹頭徹尾して無関係な立場でしたし。山本と獄寺は愛されてるな。
それだけではなく、主人公であるツナの方も「最強キャラによる修行」という美味しいシチュエーションなのがグッド。


ネウロ
今回明かされた、出生が十七年前で本来の性別が女性という経歴から察するに、サイって事件が解決した暁にはアイさんの姿を(ちょっと若々しくアレンジしつつ)借りて弥子さんと同じ高校へ通ったりするんですかね。
と、ドリームした後に気づいたけどこれまで散々人を殺してきたのだから、さすがに円満解決が無理があるかもしれません。良くてシックスさんと無理心中かな。

新しい血族「シックス」
これまで色んな所で指摘されてきたサイと刹那さんの類似性ですが、どうも同じ一族の出身だったみたいですね。ファイブさんとかがいるのなら、きっと舌べらに「5」の文字が刺青されていてすぐ相手の名前を忘れるんだよ。


シュガーヒーロー(金未来杯出展作品)
とてもとても爽やかな作品でクオリティが高いとは思うのですけども、でも何か微妙な雰囲気が漂って感じられる印象。
思うに原因は、前半にカタルシスが全く存在しない事でしょうね。一応、設定的には「超凄いはずの主人公が実は全然大した事なかった!」というわけで意外性を与えられてるんですけども、肝心要である主人公の凄さが登場人物の説明台詞でしか語られず一切描写されてないために、読み手がそうと認識できず、ストーリー的な意味では全く機能していないのですよ。
ちょっと難しい話をするけども、スポーツ読み切り漫画のテンプレートとして、
①最初に主人公の運動性能を描写する(試合をさせたり街中の喧嘩で圧勝するなど)
②中盤で敵チームと試合を開始するも苦戦する(原因はそのスポーツの素人だったからなど)
③後半でコツを掴んだり火事場の底力を発揮したりして逆転勝利
というのがあるじゃないですか。多分、皆さんも今まで幾度となくこういった展開の読み切り作品を目にしてきたと思います。
オリジナリティがどうとかそういう話はとりあえず脇に置いとくとして、このテンプレートの利点は①と②……要するに前半と後半で二度に渡ってカタルシスを得られる事なんですね。
しかし、最初に書いた通り、この作品は①が行えていないのでカタルシスは③でしか得られない。メリハリがついていないといい換えても良い。それは、とても損をしているんじゃないかな~と僕は思ってしまったわけです。
あと、主人公がチームの窮地に参戦できた理由が「よく分からんけど気迫が凄いから」だというのも現実性が薄くて残念なポイントでした。ここも、通常のテンプレートなら「①で主人公の実力が示されていたから指名された」という合理的な展開になっていた事でしょう。
とはいえ、そうひどい出来じゃないのは間違いありません。今年は豊作ですね。今までの金未来杯は何だったんだろう。


勇者学
勇者部が出てくる話はおしなべてクオリティの高いこの作品ですが、今週も非常に面白かったです。
ちゃんと武器屋の店主を再登場させてくれているのも嬉しいですね。最初は一発屋気味なキャラでも、こうやって繰り返し登場させてスポットを当てていく事でキャラクター性は深まっていくのです。例えば今回だと、「以外に(でもないけど)この店は歴史が浅い」という情報が新しく提示されました。
そして、そこから流れるように校長へプレゼント(魔法使いっぽい杖)をあげて鋼野の住居へ連れて行ってもらうという展開にしたのもナイス。キャラからキャラへの繋げ方が上手かった。
気付けば、この作品をどんどん好きになっている自分がいますね。脳内ジャンプランキングでは割と上位に位置しています。


サムライうさぎ
今まで、伍助は性的な事に関して全くの無関心であるのかと思っていたんですが、遊郭に関して具体的にイメージを浮かべている辺り、そんな事もなかったみたいです。寝床も同じだし、こりゃ合体する日も近いかも分からんね。
しっかし、今回はアダルティなネタでしたね。お子様が読んだところで、半分も意味を理解できないんじゃないかな。


エム×ゼロ
前回の引きが引きだったので、ベストキッドごっこ(何の関係もない事をしていたら強くなる)でもやるんじゃないかと思っていたのですが、そんな事はなくきちんと論理的な特訓でとてもとても面白かったです。ハンターの修行話を読んでるみたいだった。
ところで、作中のキャラが誰もツッコんでないんだけど、ひょっとして九澄って湯水の様にポイント使ってませんか。
もし、柊父がその辺の事を伝え忘れててポイント激減とかいうオチだったら、また彼の株価が下がっちゃうのでそこはちょっと心配かな。


ディーグレイマン
デジャブだらけでどっからツッコんだらいいものやら……。
とりあえず、それを置くとしても「魔術とは何なのか」くらいは説明するべきだったんじゃないかな~。


To LOVEる
幽霊が春名ちゃんに憑依 → そして古手川さんのブラをスリ取る
という凄まじい展開に脱帽。何だそれ。何で幽霊がブラをスリ取るんだ。全く意味は分からないけど、恐ろしいまでにTo LOVEるだぜ。
ところで、ミオ&リサにとっての境界線が「パンツはOKでもブラはNG」である事が今回明らかにされましたね。それが明らかになったところで何が起こるというのかという話ですし、そもそも境界線を引く基準が理解できませんが、とにかく明らかになりました。
あと、噛み犬が出てきたからにはザスティンオチが待ち受けていると予想しておくよ。


ムヒョ
いやあ、エンチューが救いようのない逆恨み(というか経緯的に「逆恨み」ですらなく単なる「妬み」)野郎である事が繰り返し強調されただけでしたが、とにかく仲直りできて良かったですね。ハッピーエンドだ。

……じゃあ、罪を償ってもらうために改めて地獄へ叩き込みましょうか。
[PR]
by ejison2005 | 2007-08-22 04:26 | ジャンプ感想 | Comments(47)
To LOVEる布教 必要悪編
咆エロペン

f0029827_5143326.jpg

f0029827_5143813.jpg

f0029827_5144416.jpg

f0029827_5145037.jpg

f0029827_5145553.jpg

f0029827_515352.jpg

f0029827_5151418.jpg

f0029827_5152049.jpg

f0029827_5152771.jpg

f0029827_5153553.jpg

f0029827_5154136.jpg

f0029827_5155797.jpg

f0029827_516484.jpg

f0029827_5161496.jpg

f0029827_5162162.jpg

f0029827_5162924.jpg

f0029827_5163775.jpg

f0029827_5165166.jpg

f0029827_5165820.jpg

f0029827_517650.jpg

f0029827_5172887.jpg

f0029827_5174125.jpg

f0029827_5175841.jpg

f0029827_518897.jpg

f0029827_518177.jpg

f0029827_5182446.jpg

f0029827_5183290.jpg

f0029827_5183887.jpg

f0029827_518464.jpg

f0029827_51941.jpg

f0029827_5191374.jpg

f0029827_5192099.jpg

f0029827_5192996.jpg

f0029827_5194833.jpg

f0029827_5195677.jpg

f0029827_520746.jpg

f0029827_5201671.jpg

f0029827_5202441.jpg

f0029827_5203856.jpg

f0029827_5204637.jpg

f0029827_5205379.jpg

f0029827_521057.jpg

f0029827_521865.jpg

個人的には、ワンエピソード中に何かひとつかふたつくらいは起伏があった方が良いと思いますが(ネウロの純悪登場話は、起伏がものすごく多いから情報量が豊富なのですね)、それも時と場合と状況によるという事ですね。
疲れてる時とか、酒でも飲みながらそっち系統のアニメを見たり漫画を読んだりして活力を蓄えるのは僕だけでしょうか?
……うん、俺だけだな。

[PR]
by ejison2005 | 2007-08-12 05:27 | ジャンプ感想 | Comments(23)
週間少年ジャンプ 07年 36・37合併号 感想
というわけで、先週感想の中で書いてたカラブリ+を買ってみました。
コメントでも否定的な意見は聞かなかったから心配はしてなかったけども、やはり久保先生が見せるキャラの掛け合いは非常に面白いですね。明らかに連載する漫画のジャンルを間違えている。本編はもう年表でいいからこっちを連載して欲しい。
構成としては、前半のカラーページ部分がカラブリで後半の白黒ページがよくあるファンブック形式でした。正直いって後半部分は非常にどうでもいいですが前半のカラブリは面白かったよ。毎週ジャンプ買ってブリーチ読んでる人なら、割と満足度高いと思います。オススメ!
そして、後半のファンブック部分はどうでもいいといいつつ、これまたファンブック定番の性格診断はちゃっかり遊んでいるという。チャートを辿って漫画のキャラに当てはめるってあれね。ブリーチの場合は護廷十三隊のどの隊に該当するかを診断されます。
結果、僕の場合は九番隊(東仙さんのとこ)でした。なんだかんだいって、思いっきり楽しんでるね。
それでは、今週分と来週分のジャンプ感想と参りましょう。


ブリーチ
あそこからグリムジョーさんがもうひと頑張りくらいはするかな~と思っていたのですが、特にそんな事も無く普通に負けてしまいました。いっそ清々しいくらいに、「一護が主人公だから勝てた」という以外の理由が思い浮かびません。「勝ったからこそ主人公」なのではなく、「主人公だから勝ててる」感じ。
と、こんな文章を書いていてふと思ったんですけども、「俺は主人公だから絶対に負けないんだ! ウワハハハハハ!」とか言いながら、それまで死にそうなくらいボコボコにされていた主人公が突如として復活し、何の必然性もなく逆転するというのはギャグ漫画のオチには使えるかもしれませんね。というか、捜せばそういう漫画ある気がする。

ネルと織姫と一護のコント
引き続き宣伝しときますが、カラブリは全編こんな感じの内容です。面白いよ~。

一護のお説教
読んでて一護が何を言ってるのか全く分からなくて非常に混乱したのですが、おそらく原因は「何故か一護がグリムジョーさんに同情するスタンスになっている」事でしょうね。
というか、ひょっとして一護もグリムジョーさんが回想してた内容を知っているんじゃないでしょうか。そのくらいじゃないと、この言動は納得できない。逆にいうと、一護がグリムジョーさんの過去を知っている事にすれば割とすんなり納得できるのです。
ひょっとしたら、あの回想シーンは読者だけが知り得る事のできる漫画的表現ではなく、とつとつとグリムジョーさんが三人に語り聞かせていたのかもしれません。紙面に描かれなかっただけで、ちゃぶ台とかお茶とか煎餅とかを用意したりしつつくつろいでたんだよ。きっと。


ワンピース
前回、読者にはともかくとしてウソップ相手には「作画・矢吹健太郎、脚本・長谷見沙貴」の漫画みたいな展開を見せていたペローナでしたが、今回はTHE大量地獄を思わせる事態になってしまいました。非常にマニアックなプレイです。
ところで、実は今回ウソップがトリモチで動きを封じたり、衝撃貝を利用したトリックをしかけたり(これは状況に応じただけっぽいけども)、マニアックなプレイに興じたりする必要は全く無く、ストイックに勝ちを目指すなら普通に殺傷力の高い弾で攻撃を行えばそれで良かったのですが、それでもこの選択はナイスだったと思います。漫画的に。
今までも女の子(ナミとか)がダメージを受けたりする描写は多かったから、それ単品だと大して問題はないと思うのですよ。しかし、それは戦ってる相手が女の子という場合に限られるのですね。キャットファイト限定であり、男キャラがやっちゃいけない。悪役ならともかく、ウソップは主人公サイドの人間ですし。
ペローナ戦は、ワンピースという漫画の雰囲気を壊さず、「嘘つき」というウソップのキャラクター特性も活かした文句のつけようがないバトルだったんじゃないかな。

後日追記
コメントで指摘されたんですが、世界的に有名な剣豪なのはブルックの影が入ってる肉体でした。ソーリー!

一方ゾロ
麦わら海賊団が不死身の肉体を有しており、絵で見る限り切り傷のひとつも負っておらず、更には本調子でない(刀が三本揃ってない)以上、この後にむくりと起き上がってブルックの使ってた仕込み刀を借りるなりし、逆転勝利する展開が透けて見えますが、それでもこの導入は悪くなかったと思います。心を打つものがあった。
ところで、仲間入りした場合「昔は名の売れた剣豪だった」という過去を持つブルックがどの様な立ち位置になるのか、今ひとつ不鮮明なところがあったんですけども(何せゾロとバッティングしてるし)、今回の戦闘を通じてその辺が見えてきましたね。
どうも、ブルックは凄まじい剣技を持つ割に肉体の能力が足りなくてそれを活かしきれていなかったという設定みたいですし、今後はゾロの師匠ポジションをゲッチュするんじゃないかな。これまで、ゾロは我流で強くなってきたという設定ですし。戦闘力では劣るものの、その指導力で皆を導くという。要するにアバン先生みたいなもんかと。


銀魂
やばい、半分ギャグみたいなもんだとは分かっているのに、グラサンかけて格好つけてる亀梨さんの姿にちょっとときめいてしまいました。最初に格好悪いところを見せて、後から持ち上げてくるのが好感度を高めてるポイントでしょうか。別名ポップの法則。

骸(っぽいもの)と化してる亀梨さんの奥様
旦那である亀梨さんもギャグからシリアスへと転化を果たしましたし、案外、勝利の鍵はこの奥さんが握っていそうな気もします。
ありていにいって、玉手箱Gの効果で年をとりすぎてこんな姿になっちゃってるんじゃないかな。で、本来の姿を取り戻すと乙姫より美人だったり、乙姫の姉妹だったりすると。


ナルト
「これは断じてツンデレではない」と方々で言われて久しいカリンですが、では彼女を表すにはどの様な言葉を用いればいいのかちょっと考えてみました。

f0029827_212453.jpg

↑結果、思いついた言葉。

「大蛇丸の力を取り込んでから傷の治りが早い」

f0029827_2252859.jpg

岸本先生は、一体この「一ページ丸々使ってサスケがマントを羽織っている」というシーンを通じて、僕達に何を訴えかけたかったのでしょうか。深遠な命題です。

「だとすると待ち伏せしても時間の無駄になるね」
ここのところ、本気で意味が分からないんですけども、直前にカリンが、
「イタチの情報を持ってるかも知れねーから待ち伏せしたらどーだ」
と言っているのに、何で「待ち伏せは時間の無駄」という結論に辿り着くんだろう。
や、まあ、岸本先生の凡ミスである事は火を見るよりも明らかなんですけども、それにしたって台詞を書く時にその言葉の意味を反芻したりはしないものなのかなあ。僕もしょっちゅう誤字があるんで人の事はとやかく言えませんが。
水月の台詞を「無駄な戦いは避けたいね」とかにしておけば、違和感は無かったのにね。


ディーグレイマン
冒頭の「骸骨の仮面をつけてたたずむ男」を見たときに、「ベル」とか「セ」とか「ルク」とかそういう感じの単語が脳裏をよぎったのは僕だけでしょうか。

f0029827_2254564.jpg

特にこのシーンとか、いかにも蝕へ乗り込んでゴッドハンドと一戦交えそうな雰囲気じゃないですか。そういえば、主人公が片腕を失ってるのも共通してますね(こっちは武器化しただけですが)。
……はい、何かそろそろアレな領域へ突入しそうなので自重しときます。
あと、千年伯爵が魔導士というのは既出の情報でしたっけ? 何となく初めて出てきた情報の気もするんですけど、僕はあんまり熱心なDグレ読者じゃないから素で忘れてる可能性も高いので、ここはツッコミを自粛しときます。


To LOVEる
今週は「出る杭は打たれる」というTo LOVEる世界の法則が、ここぞとばかりに強調された一話でしたね。
この世界では、ララがちょっとした日常のアクシデントで水を浴びただけでもヌードを披露してくれますし、スケート場へ遊びに行っただけでもコスプレ大パニックが展開されます。
しかし、それは全て登場人物がそうと望んでいない場合のみです。というのは、登場人物が望んだ結果としてエロスを展開されると、非常に読後感が悪くなるのですね。具体的にいうと、真中とか真中とか真中とか。
よって、見えざる神の意思が働き常にサイコロの出目はファンブルかクリティカルかに二極化し、クリティカルを望めばファンブルが、ファンブルを望めばクリティカルが発生するのです。


クレイモア(特別掲載)
あ~、前回に引き続き黒の書関連の小エピソードですか。まあ、本編の方ではもう活用しようのない設定ですから、ここぞとばかりに使い倒したいのでしょう。
でもこれ、そんな積極的に読みたいエピソードでもないですね。「ああ、そんな事があったんですか」みたいな。しかも、既存の読者専用エピソード。
前にも書いたけど、ジャンプ本誌での掲載なんてそうそうあるチャンスじゃないのですから、もうちょっと新規読者獲得の方向で頑張るべきだったと思います。作品的にも、新創刊されるジャンプスクエアのためにも。


ネウロ
やはりというか、何というか、サイは純悪の前座でした。そして、前にコメントで「アンドリューさんが純悪なんじゃないか」と書かれていた方、的中おめでとうございます。べ、別に悔しくなんかないんだからね!

アイさんが死んだ! アンドリューさんも死んでた!
すげー! ここまで一生懸命に育て上げたキャラクターを、惜しげもなく切り捨てました。
ここで魅力的なのは、これだけの重要人物が死んでなお、それが「今起きてる事態の一部」に過ぎないという事ですね。アイさんやアンドリューさんは、物語の中心でヒロイックに死んだのではなく、あくまでストーリー進行の一部として殺されているのです。やろうと思えば、この人達が死ぬ部分だけでもワンエピソード作れそうなのに、何というリッチなキャラクターの使い方をするのでしょうか。
こういった、「ストーリーを面白くするために人気キャラでもサクッと死なせる」という面において、今週はとてもとてもハンターと同じ匂いを感じました。具体的にいうと、ネフェルピトー登場の辺り。
そういえば、「超有名な犯罪者であるアイを殺し、サイを追い詰める事によって世界規模の危機を感じさせる」という展開は、「一流のハンターであるカイトを殺す事によって世界規模の危機を感じさせる」というやり方に通じるものがありますね。


テニスの王子様
バトル漫画というのは、「強者を強者のまま敗北させる」というのが非常に難しいです。
何故かというと、基本的にバトルというのは白黒がついてしまう定めにあるからですね。勝負事なのですから、当然の結果です。
例えば、(修行したとかではなく現状スペックの)千歳少年がもう一回手塚部長に挑んだとしても、やっぱり敗北する姿しか想像できませんよね? これは、あの一戦によって二人の実力差がはっきりと定義付けられてしまっているからです。
ですが、これが(やはり現状スペックの)手塚部長と真田皇帝がもう一戦した場合ならどうでしょうか? 再び真田皇帝が勝つのか、手塚部長がリベンジを果たすのか、誰にも断じる事はできないと思います。つまり、この二人は試合によって白黒をしっかりとつけているのに、それでいてなおどちらが強いのか判別できない「ゆらぎ」を残しているのです。
これは、既存の作品で例えるとシグルイの「伊良子VS虎眼先生」辺りが近いかもしれません。確かに、伊良子が勝利しましたけども虎眼先生の方が弱っちいというイメージもないですから(むしろまだ虎眼先生の方が強い気さえする)。
手塚部長と真田皇帝という強キャラ二人を激突させ、引き分けなどでお茶を濁したりせずにちゃんと勝敗まではっきりさせているのに、両者の威厳を一切損ねなかったという点でこの一戦は非常に意義深いものがあるのではないでしょうか。


MUDDY(近未来杯出展作品)
「主人公の頭が悪いんだか良いんだか分からない」など、細かい問題も色々とありますが、最大の難点は「ストーリー開始時点で、すでに最終目標であるマディの正体を知っている」という事でしょう。
これは非常に頂けません。「マディの正体を知るために二人で旅へ出る」という導入であるからには、「マディの正体が明かされる」シーンを結末に持ってこなければならないのです。要するに、基本プロットが駄目駄目という事ですね。
にも関わらず、結構読めるのが不思議なところ。おそらく、マディの行動がリアルな「子供らしさ」を感じさせ、主人公も割としっかり保護者をやっているため。両者の好感度が高く感じられるのが理由でしょう。
その辺のキャラクター描写は上手いという事ですので、ストーリー構成の方を頑張って頂きたいところです。
今のところは、先週に引き続いてぬらりひょんの孫に一票で。


ムヒョ
都合よく敵の言ってる事をエンチューが信じ、たまたまロージーが持っていたアイテム(ちなみにいまだ魔法律協会の所有物)が敵のクリティカルな弱点という最終決戦でした。
まあ、後はエンチューにきっちりと罰を与えれば円満解決なんじゃないでしょうか。散々人を殺したりしてたのは事実なんですし、情状酌量くらいはしていいけど無罪放免だけは勘弁ね。
そういえば、何も悪い事をしてないのに何故か母の悪霊と一緒に地獄へ叩き込まれた女の子の霊は、今頃元気でやっているのでしょうか。


瞳のカトブレパス
あまりにもダサイ変身した時生の姿を見て、凄まじい打ち切り臭を感知しました。こりゃもう、通告されたっぽいね。ここぞとばかりに、ジョジョからの引用台詞を連発してますし。
本編に関しては、みちるさんがイヤボーンパワーで押し切ったりせず、「勝利に貢献する重要な役割を果たす」という点で留めたのが良かったと思います。カトブレパスの能力も効果的に使用してましたし。

[PR]
by ejison2005 | 2007-08-09 02:26 | ジャンプ感想 | Comments(36)
週間少年ジャンプ 07年 35号 感想
ドラゴンクエストソード、エレビッツ、フォーエバーブルー、機動戦士ガンダム MS戦線0079、スーパーロボット大戦OG、THE 装甲機兵ガングラウンド、グランドセフトオートサンアンドレアス……。
何かというと、今現在、欲しいと思っているソフトなんですけど全部はさすがに無理だなあ。
「冒険の書」を名乗っている身としてはドラクエを外すわけにはいかないのですが、他はどれをチョイスしたものか。
優先順位をつけると、時点はエレビッツ辺りかなあ……。その圧倒的な物理エンジンというものを体感したい。でも、フォーエバーブルーみたいに自分で楽しみを見つけていくゲームも遊んでみたいんですよね。どうしたものだか。
ともあれ、今週もジャンプ感想と参りましょう。


ナルト

f0029827_2392276.jpg

f0029827_2392931.jpg

カラー扉絵
ナルトとサスケの間抜けすぎる表情に吹きました。
多分、岸本先生の意図はそんなところに存在しないとは思うけども、これは単品でギャグとして成立していると思う。

暁首領の正体
ううむ、この漫画におけるラスボスだと思われていた暁首領の正体がトビだというのは別にかまわないんですけども、こいつまでうちは一族だというのはちょっとどうかと思います。
何がいけないって、主人公であるナルトと接点が薄くなってしまうという事ですね。
サスケにはもうイタチという最大の障害が存在するのですから、対比という意味でも暁の首領はナルトと何らかの因縁を持たせるべきだったと思います。今の状況だと、ナルト達が暁と戦うのはあくまでも降りかかる火の粉を払うためと、情報収集目的でしかないですから。
もっとこう、「貴様らぶっ倒したらあ!」という感じの、積極的に敵組織を叩き潰そうとする動機が欲しい。

クソの役にも立たないサスケパーティー
そういえば、この三人組って今まで全然サスケの役にも立っていませんよね。
あれだけの手間をかけて勧誘したというのに、むしろ積極的に足を引っ張る方向で努力しています。チャクラ切れの状態から召喚魔法だのルーラだのと大判振る舞いをしていたサスケですが、さすがにこれが止めとなったのか力尽きちゃいましたし。
唯一役立ったマダラ&サスケの口寄せも、いざという時の転送場所確保要員という意味でなら、別にこいつらじゃなくても何とかなりそうなもんだというのがまた。
いっそ、サスケの道連れは本当に無力な足手まとい的存在の方が良かったかもしれませんね。戦闘力皆無なヘタレだけど、特別な索敵能力を持っているという。
そういうキャラの面倒を見せながらなら、それを通してサスケの成長も描写できますし。


ワンピース
そんな余裕のある状況じゃないけど、ひょっとして今回のウソップはかなり美味しい目に遭ってるんじゃないでしょうか。
ペローナはあのスカートと呼ぶのさえおこがましい布切れをはためかせて空中を飛び回っているから、彼視点ではとてもとてもTo LOVEるな世界が展開されているはずですし、

f0029827_2395084.jpg

挙句の果てには合体まで果たしてますしね。
ついでにいつものツッコミを入れておきますが、岩をも砕く爆発と熊すら凌駕する怪力でのパンチを何発も食らったのなら大人しく死んでおきましょうよ。

「見つけたぞ……!!! あれがお前の本体だ!!!」
主人公側の不死身描写はいつもの事として、今シリーズはどの敵キャラにも必ず弱点(例:ゾンビに塩)を用意していて、それを突いて勝利するという展開になっているのが良いですね。
「弱点を突かれたんじゃあ、負けても仕方ないな」という感じで、読んでいる側もすんなりと展開を受け入れられますし、今回みたいに戦闘力で劣るキャラが勝利するという状況にもしやすいです。
ある意味、弱点の提示ってヒットポイントの表示に等しいですよね。「その条件さえ満たせば相手HPはゼロになるぞ」っていう。だからこそ、感覚的に分かりやすいのかもしれない。


リボーン
てっきり、目の前で人殺しが行われた事に対して何かコメントするのかと思っていたツナでしたが、完全スルーして雲雀との出会いや仲間の生存に大喜びしていました。出来ておるのう。どうやら、この中でマンモーニなのはγだけだったみたいです。
ところで、入江が登場したエピソード(単行本第二巻収録)を読んでみたんですけど、あの荷物の中に何か重要なアイテムが入ってたとかそういうオチですかね。

ビアンキとフゥ太合流
ビアンキはともかくとして、フゥ太の合流は本気で心躍るものがありました。ものすごく、「こいつなら何とかしてくれるぜ!」というオーラを感じたんだ。これは、ギャグ漫画時代に培ってきたものの勝利ですね。
コメディリリーフとして登場したキャラが、シリアスな場面でも(あくまでコメディ時代の能力でもって)活躍するという意味では、ネギまに通じるものがあるかも。
あれに出てきた忍者娘とかも、登場時は半ばというか確実にギャグでしたから。あの分身がまさかあれだけ役に立つものだなんて、最初は思いもよらなかったです。


サムライうさぎ
この人達は、一体何をしているんだろう……?
というかね、この対決は一体何をもって勝利とするのでしょうか。
普通の剣道なら、あくまで竹刀を真剣に見立てて行うため(刃を当てる様な切り方をしないと有効にならないのはそのため)、面や胴で決着がつくんですけども、この作品では決してそういった普通のルールによる判定を行っていません。というか、すでに審判すら存在しません。
結果として、相手を昏倒させるまで殴り倒す戦いになってるんだけど、竹刀でやるのは普通に骨だと思うんだけどな。木刀ならともかく。

「あくまで剣客として…決着をつけさせてもらうぞ阿部殿!!!」
そして、殴打合戦となっているのが災いして、僕はどうしても伍助の勝利を溜飲する事ができませんでした。これが普通の試合なら、伍助は何十回も負けてる計算だよ。普通に剣客として敗北してると思うよ。
あれだけぶっ叩かれた伍助がピンピンしていて、阿部さんが一回叩かれただけで戦闘不能になっているのも何だかなあ。ワンピースみたいなバトルです。
結論:伍助が勝ってたのは剣客としての実力ではなく、生命力と腕力。どこのタイタンフォームですか。


ブリーチ

f0029827_240656.jpg

f0029827_2401279.jpg

f0029827_240194.jpg

カラブリ発売
カラブリなんてものが存在したのか……。これ、読んだ人がいるならコメントで教えて欲しいんですけども、もし全編ギャグ話なのだとしたら是非購入したいです。僕は、久保先生のギャグセンスは本当に素晴らしいものがあると思ってるんで。
いや、別に普段がまるでギャグ漫画だとかそういう意味ではなく、たまに番外編でやるギャグ話が非常に面白いという意味で。
ことキャラのかけあいに関してなら、久保先生は本当に素晴らしい漫画家なんじゃないかな。

「我等を喰えグリムジョー」
ちょっと思ったんですけど、ヴァストローデになるメリットってどんなものが存在するんでしょうね。
今まで見た限りだと愛染さん達が暮らしている宮殿以外、この大虚達が暮らしてる世界は砂と岩くらいしかありませんし、人間型になれたからといって特にできる事が増えるわけでもなさそうです。
しかも、同じヴァストローデの仲間は非常に少ないですし、アジューカスとかを引き連れて徒党を組んでみたりしても、そもそも嗜好品などが存在しないのだから北斗の拳に出てくる悪党みたいに貢物を集める楽しみもありませんからね。
他にやる事もないから、とりあえず強くなる事だけを目指してるのかな。まあ、ここんとこ忘れがちですけど虚って地獄に落ちた悪霊みたいな存在ですし、らしいっちゃらしいのでしょうか。


エム×ゼロ
う~ん、ここは何らかの漫画的な制裁が欲しかったところです。意図せずしてとかならともかく、今回の九澄は明確な下心を抱いてプールに残っていたわけですし。
というか、目の前の男が誰のものとも知れぬ女子用短パンをはいてる事に関しては、完全スルーしてよいものなんでしょうか。そういった問題を避けて通っているために、どうしてもオチきっていない印象があります。

(九澄くん背中がすごい事に……)
ところで、ここのコマで愛花ちゃんが破けた九澄のシャツを気にするのって、どんな意味があったのでしょう。
後のコマではいつの間にかシャツが再生している(ラストではまた破けたけど)事と合わせて、何かの伏線なのかな。もしや鍛え抜かれた背中を見て性欲を持て余(ry


瞳のカトブレパス
いやあの、レーザー撃てるんならムキムキマッチョに変身する必要はないんじゃないかな……。僕が彼の立場なら、遠くからレーザーを撃ちつつ着実に始末するよ。幸いにも、周囲に遮蔽物や時を止めるための物品も存在しないのですし。
迂闊にも近付いたのが原因で彼はみちるさん覚醒という窮地を迎えてますし、レーザーは本当に不要な能力だったと思います。
あと、時生はそんなやばそうな場所を貫かれたのなら、さすがにダウンしとくべきだと思うよ。

みちるさん覚醒
典型的なイヤボーン展開という印象。
と、いうのも「戦えない自分に歯軋りする無力なキャラ」というのを……もっと直接的にいうと「広瀬康一」をやるのならば、彼女のキャラはあまりにもインスタントなんですね。積み重ねが足りないってやつです。
みちるさんが守護家頭首としての立場に、どういったメンタリティで向かい合っているのか。最低限、そこら辺だけは掘り下げといて欲しかったかな。


ベルモンド
色々と置いといて、剣で刺客の体を切り刻むシーンはカットしないで欲しかったです。さばく事が出来ないっていう言葉の意味がよく分からなくて一瞬、何事かと思った。剣を透過するからガードできないという意味か。
あと、敵が「坊主も含めて皆殺しじゃ~!」などという頭の悪い事をせず、きっちりベルモンドだけに狙いを絞ってきたのは大いに評価したいです。余計な犠牲を出さない様に配慮させる事で、彼らをステロタイプな悪人からプロの暗殺者へとランクアップさせている感じ。
そのせいか、潔癖症の人もどことなく憎めない印象ですし、彼らは上手に扱ってあげて欲しいな。


ぬらりひょんの孫(金未来杯出展作品)
非常に面白かったです。なんかもう、優勝決めちゃっていいんじゃないかというくらい。
難点をあげるとすれば、ヒロインがさらわれるくだりでしょうか。
まず第一に、いくらなんでも娘をさらっていくなどというのは現実性が低すぎますし、第二の問題として、ヒロインがさらわれなくてもストーリー進行には何ら差し障りがないのですね。いずれにせよ、クラスメイトの窮地を救ってあげたいと主人公は考えるでしょうから、かちこみを行うという結果は変わらないという。
しかし、最初に述べた通り、本当にレベルの高い作品だったと思います。これは是非、連載で読みたい。


To LOVEる
浴衣を着たんだから絶対にヌードを披露すると思ったのに(この時点で何かが間違っている)、今週はちょっと胸を揉んだ以外は全くエロイベントが発生しなくて当惑を隠せません。長谷見先生の身に何があったんだ!
しかし、内容的にはリトがそこそこ幸せな目に遭えましたし、(失敗するのが目に見えているとはいえ)告白という山場も用意されてましたから、まあまあなんじゃないでしょうか。こういうのばっかり続くようになっても困るけど。

[PR]
by ejison2005 | 2007-08-03 02:40 | ジャンプ感想 | Comments(39)