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週間少年ジャンプ 07年 26号 感想
ジャンプ編集長の発言……というよりも、打ち切りシステムに関するお話の補足記事をうpしときました。
コメントの返信でも書いたけど、僕自身、自分の書いてる事が絶対に正しいとは思ってませんが(というか普通に博打)、将来を担っていけそうな漫画が数年間全く出ないという状況になっている今、従来通りのやり方でやっていくだけでは駄目なんじゃないかと思うのですよ。変革が必要な時期なんじゃないかと。
あと、記事中でジャガーのアニメ化について書いてるんだけど、映画化も決定してた上にアニメはOVAだったね。
言い訳すると僕もネタバレを踏みたくない人なんで、ちょっとどころではなく情報収集が甘かったのです。文意は大して変わらないし、見逃してくれい!
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


ワンピース
スニーキングミッション中の三人が、「驚いて悲鳴をあげる」という間抜け極まりない理由で敵に見つかるのが、何だかなあという感じです。
これは僕がワンピのメインターゲットから外れてるから、という理由ではちょっと片付けたくないかな。
せっかく、「ラスボスの至近距離に隠れ潜む」という美味しいシチュエーションだったというのに、緊迫感というものが皆無ですからね。
このシリーズ全般にいえる問題なのですが、コメディ調でいくのが真面目にやるのかハッキリして欲しい。

「え? 私まで……!!?」
アブサロムの能力は単なる透明人間化ではなく、神の共犯者も混ざっていました。
ペローナの能力もそうなんですけど、彼らの能力ってガチで凶悪ですよね。アブサロムの能力で二人同時に消え、ペローナの能力で戦意喪失させていけば大概の敵に勝てるんじゃないでしょうか。
そして全然関係ない話ですけど、結局、神の共犯者で王に攻撃するのは誰なんだろう。


ナルト
た……たったの八人でローラー作戦ですか……。
かのダース・ベイダー卿も、ルーク・スカイウォーカーを探し出すためにわずか何千機かの探査機を銀河中にばら撒いただけで、
「まだ見つからんのか!」
とか言ってたんですけど、あなた方はもうちょっと世界の広さを知った方がいいよ。
ちなみに、パッと調べたところ静岡県の面積が732915平方キロメートルなんですけども、5キロ四方ずつ捜索してくという方法では、合計すると約29316回の探索が必要となります。
十分一回という超ハイスピードでこなしたとしても、48860時間が必要となり、一日十六時間労働でもおよそ3053日の時が経過する計算となります。
「忍」ぶ「者」と書いて「忍者」という字になりますが、その意味ではまさしく彼らは一流の忍者だといえるでしょう。
とりあえず、長生きしようぜ!
後日追記
いかん、酒が入ってたからか計算を間違えた気がする。
29316(回)×10(一回辺りの探索時間)で必要な時間が293160分となり、それを60(一時間)で割るから4886時間で、十六時間労働での日数に換算するとおよそ305日だ。全然違うじゃねえか、俺よ(苦笑)。
しかも、これは「最長の場合」でした。もうグダグダだな。
いずれにせよ、「八人でローラー作戦」はやめといた方が無難なのは確かだけど。少なくとも、静岡県の面積よりは捜索範囲が広いだろうし。


「かすかだが、うちはサスケの匂いがする…」
と思っていたら、あっさり見つかってしまいました(´・ω・`)
狭っ! 世界超狭っ!
ドラクエ3とか5ってフィールドを歩いていると昼から夜へ時間が流れていって、主人公達の行動日数から真面目に換算すると「世界小っちゃ!」って事になるじゃないですか。
もちろん、あちらの場合は「ゲーム内時間とはいえ何十日も経過する広大なフィールドにするとクソゲー化するから」という、お約束的な面があるからそうなってるんですけども、ナルト世界はリアルにあのくらいの小ささなのかもしれません。
ちなみに、超広大なフィールドのRPGが遊びたいならFINAL FANTASY XIがオススメです。かつて遊んだ事があるんですけど、移動するだけでリアルに一日が潰れて笑った。


ブリーチ
「ダメージ」という言葉を、普通に会話で使ってる人なんて初めて見ました。
もしかしたら、ザエルアポロさんの視点では各キャラにヒットポイントが表示されているのかもしれません。スカウターみたいな感じで。

「傷付いた時にこいつらを喰えば僕の傷は回復する」
ダメージ発言に続き、これまたRPGライクなお言葉です。
関係ない話ですが、本当に立ち上がるだけでもやっとの様な傷を負った時に、食って回復するタイプのアイテムで回復しようとする場合、真面目に考えるとなかなかハードな事になりますね。
ドラゴンボールでも、仙豆を食べるのが困難な時には元気な人間が無理矢理に喉へ押し込んだりしてたんですけど、大好物を食う事で回復するスターオーシャンとかでも瀕死になってるクロードの口へ強引にステーキを飲み込ませたりしてたのかもしれません。

「その名はグリームジョー・ジャガージャック!!」(あおり)

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前にアーロニーロさんも自分の名前を「マーロニーロ」と間違えて言ってましたが、今度はあおりにまで間違えられてしまいました。
ザエルアポロさんが最初に恋次へ自分の名前を強調したのは、「間違えるなよ! 頼むから間違えるなよ!」という彼の切なる願いだったりして。


To LOVEる
あれ、絶対に何か痛い目に遭うと思っていた立花ですが、特にそういう事は無いまま終わってしまいました。釈然としないぜ!
見ているだけでムカつくほど彼がウザいからというのもありますが、自分の他力本願な欲求で一方的に他人へ迷惑をかけたんですから、ペナルティは必要だと思うんだけどな。


ネウロ

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ここで手を叩いてる人の元ネタは知ってる人少なそうなんで解説しときますけど、寺沢大介先生の描いた漫画の登場人物だと思います。多分、喰いタンの主人公である高野さん。
個人的な感想として、弥子さんではまだ高野さんの領域には及んでいない気がします。ドラマ版ではダイヤモンドの真贋でさえ、食って見極めてましたからね。あの人。

「X」の隣にいる「i」
この過去エピソードは、普通に見事な出来ですね。
航空機を落とすトリックとかも、何か普通に実現性高いですし(少なくとも、漫画的な「嘘」としては十分)。
しかし、気になるのは現場に赴かないアイさんが、今回の事件へどうやって絡んでくるのかという点です。
ネウロが重大な危機に陥るのは弥子さんのモノローグから確定していますので、それによって自分の正体へと近づいたサイを見て、「限界が見えたから用済み」とばかりにアイさんが不意打ちしたりするのでしょうか。


ディーグレイマン
本編の感想は特に無いのですが、傷だらけで死者の冥福を祈るリナリーがすごく可愛かったです。萌えた。
「怪我をしてる美少女」というものは、どうしてここまで男心を昂ぶらせるものなのでしょう。もちろん、二次元限定の話だよ。
よくよく考えたら、「怪我した男の子」というのもカッコイイな。ちびまる子ちゃんにもそういうくだりがありますけど、小学生の頃とかは三角巾で腕を吊るしたりしてる生徒が妙に輝いて見えましたし(今になって思うと超不謹慎な話だ)。
まあ、とにかく怪我には浪漫があるんだよという事でひとつ。


瞳のカトブレパス
今回のお話は読み切り版の焼き直しみたいなもんですので、既に読み切り板を読んでいる身としてはあまり面白くなかったです。いや、よく出来てるんだけどさ。

屋敷へは主人に招かれるか結界を破るかしないと入れません
しかし、今回早くもこのエピソード限りであろう雑魚ヨーマに破られてしまっているわけで、意外とザルな警戒態勢です。
一応は警報機能も備えてるみたいですけど、気づくのが侵入して随分と経ってからだというのも何ともはや。
下手すると、普通に鳴子でも仕掛けといた方が役に立ったりして。
結局のところ、岸田さんが時生の存在へ気づかなかった事に対する理由付け的な設定なんだろうな。

「ちょうど2つあるんです。おいしいですよ、この店のラーメンは」
こういうちょっとした事で能力を有効に活用されてると、何だか心踊ってしまう自分がいます。
単なる戦闘用スキルとしてではなく、もっと総合的に能力を使っているということであり、これは突き詰めると、戦闘能力に特化していないキャラでも活躍していける世界観を構築しているという事ですからね。
せっかく異能者バトル路線でやっていくのですから、諜報活動タイプとか色々なバリエーションを出して欲しいと思ってたんですけど、これなら期待できそうです。

今回はヨーマ側から仕掛けてきたよ
「出奔した血縁者がいますよ」と言わんばかりの肖像画といい、明らかに志村家壊滅を狙っている敵ヨーマといい、ヨーマ側にも組織が存在するっぽいです。
きっと、肖像画に描かれている「出奔した血縁者」が敵の幹部だったりするんだよ。


サムライうさぎ
「伍助は連れ帰った猫をその後どうしたんだよ?」とか「お義兄さん動物虐待じゃね?」というツッコミを残している辺り、相変わらず詰めの甘い面はありますが、それでも大筋は良かったと思います。志乃ちゃんが惚れた理由としても、それなりに納得のいくものですしね。

マロは良い所のお坊ちゃんでした
あの借金はどうやって返済するんだろうと思ってたんですけども、どうやらマロに関係するエピソードで解決するつもりのようです。色々あった末に、マロの実家がパトロンになってくれるんじゃないかな。
ストーリー的にも、うさぎ道場は講武館へ全面的に喧嘩を売った形になってますので、何らかの後ろ盾がないと普通に闇討ちとかされて終わりますから。
あの宮元武蔵も、吉岡家っていうでかい道場に喧嘩を売った後、その門弟に命を狙われてエライ目に遭ったと聞きますし。


P2

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↑この人がヒカ碁の倉田六段にしか見えないんですけど、江尻先生は小畑先生のところでアシスタントとかをやってたのかな? 誰か詳しい人がいたら教えてください。


ムヒョ
「木偶化したアイビーとミックを見てキナ臭えとふんだんだ」
とは言いますが、ヨイチ視点だとアイビーに引導を渡したのがブープだとは知りえないわけで(普通は五嶺がやったと判断するはず)、先週に引き続いて何とも結果オーライな展開です。
ラストの札に書かれたメッセージとか、キッドが「いや、常識的に考えてお前らの罠じゃね?」と考えたらどうするつもりだったんでしょうか。
あと、アイビーはともかくミックはガチでムヒョ達の手にかかっているわけで、やっぱりヨイチ達は普通に復讐対象だと思うよ。


こち亀
微妙にオチてないのは気になりますが、ラーメン缶のアイデアはちょっと面白かったです。
まあ、最大の問題点は実在する事なんですが。
どちらかというと、何気なく登場していたギョーザの缶詰の方が大発明の気がする……。


ラルΩグラド
レッドフェニックスの情報について、ミオ先生が詳細に説明するシーンでちょっと笑ってしまいました。この人は、ラーダ神の神官技能でも持っているのでしょうか。
下手すると、オプスキュリアの能力とかも知ってそうですよ。

あっさりフェニックスの血液を提供
ここは、ちょっと意味の分からなかったシーンです。
常識的に考えて、「そのガキを助けたければ、私に勝ってフェニックスの血液を手に入れるしかないぞ! ぐわははははは!」な場面じゃないかな。ここは。
今回は普通に立ち向かってきたけど、ラル達が「ようし、スンスも治ったし一次退却して対策を練るぞ!」とか言ってたら、ヤヤちゃんちょっと寂しい事になってたのでは。

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by ejison2005 | 2007-05-29 05:47 | ジャンプ感想
続・ジャンプ編集長の発言について考える
本項は、前に書いた記事の補足です。

さて、ニュースサイト様とかに紹介して頂いた影響か、コメントで様々な意見を頂いたので、それを元に考察を深めてみようと思います。
まず最初に語っておきますが、

僕はアンケート&十週打ち切りシステムが悪だとは考えていませんが、現状には即していないと思っています。

アンケート&十週打ち切りシステムの長所と短所については、かがみさんが分かりやすく解説してくれてるのでそちらを参照して頂きましょう。嫌ってる人も多いとは思いますが、これがあるからこそ黄金期も生まれたわけで、そう一概に否定すべきものではありません。
しかし、現在の状況には全く適していないと僕には思えます。その理由を、ひとつひとつ解説していきましょう。

かがみさんが語ってくれてる様に、アンケート&十週打ち切りシステム最大の利点は、マシンガンの様に次々と漫画家を輩出していく、回転率の良さにあります。
「序盤に伏線を張りまくるタイプの漫画を描けない」などの短所は確かに存在しますが、「読者からの投票」というそれなりに公平な立場に新人達を置いて、次々とデビューさせる事が可能なのですね。
ジャンプという日本では最大規模のプラットフォームでより多くの人間にチャンスを回しているわけで、腕に覚えのある人間にとってはこれ以上に魅力的な漫画雑誌は存在しないといえるでしょう。
が、それは正常にこのシステムが機能している場合のお話。

ちょっとこの画像を見てください。

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小さくなってしまって申し訳ありません。エキサイトブログじゃ(何故か)これが精一杯。関係ない話ですが、To LOVEる布教コラではいつもこのサイズ制限で苦労してます。どうにかしてくれ。
ちょっと話が横道に逸れてしまいましたが、これは07年25号のジャンプ巻末目次の中で、積極的に編集部から保護を受けている(と思われる)作品を赤く塗りつぶしたものです。
具体的な作品名を述べると、
「ONE PIECE」、「アイシールド21」、「NARUTO」、「家庭教師ヒットマンREBORN!」、「BLEACH」、「銀魂」、「ラルΩグラド」、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、「D.Gray-man」、「ピューと吹く! ジャガー」
の合計十作品ですね。「テニスの王子様」は混ぜるべきかどうか悩みましたが、今回は除外しました。
こち亀を除いたこれらの作品に共通しているのは、アニメが放映中または放映予定であるという事です。
尚、ジャガーは次号でアニメ化が発表されるという情報が、あちこちで飛び交っているので加えさせていただきました。ネタバレを不快に思われた方には、深く謝罪させて頂きます。
通常、アニメが放送中の作品はメディアミックスを前面に押し出し、(人気を掴んだからこそアニメ化されるわけで、そこにやっかみを入れるのはお門違いである事を承知の上であえて書きますが)編集部からの手厚い保護を受けられる事が予想されます。
常識的に考えれば、アニメと連動して一気に稼ぐ事を狙いますからね。「武装錬金」みたいなのは蝶特殊な例です。
さらに、当たり前の話ですがアニメ化されればその漫画の人気が一層高まる事が予想されます。

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これまでノーマークだった作品に関してアニメ化を契機に知り、ファンになったという人は多いと思いますが、それほどまでにマスメディアの力というのは偉大なのです。
そうやって人気が人気を呼び、富める者はますます富み、格差は広がっていくわけですね。資本主義的なシステムの常です。

おっと、また話が横道に逸れてしまいました。
プロテクションを受けてるとおぼしき作品に関する話に戻りますが、最初の画像をパッと見て誰もが考えたと思うんだけど、その……まあ……多いよね。いくらなんでも。
現在、ジャンプで連載している作品は全部で二十一作品。そう、驚くべき事に誌面の半分をプロテクション枠が占めているのです。
子供の頃に誰もが経験したであろう椅子取りゲームを思い出して欲しいんですけど、席が少なくなればなるほど競争は激化します。こんな有様では、十週打ち切りシステム最大の売りである回転率の高さも出て行く方向にばっかり上がってしまい、残る方へはちっとも作用しません。
さらに、アンケートの方もメディアミックス作用で「富める者はますます富んでいく」状態の作品が誌面の半分を占めている状況では、真っ当に機能しているのか疑問符がつくところです。

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アンケートはがきを見てもらえば分かりますが、ジャンプのアンケートシステムは好きな作品を順に三つずつ書いていく仕様ですからね。
これだけの作品がアニメ化されていると、そちらの方にばかり票が集まってしまう状況が予想されるのです。
ぶっちゃけ、それらの作品は編集部的には「アニメ化にかかったお金の元を取るために、意地でも売り出していかねばならない」存在です。
つまり、プロテクション枠に関しては、実際に人気があるのかどうかを知る必要が無いとまで考える事ができるのですね。極論ですが、人気の有無を知る必要があるのは、プロテクションを受けていない残りの十一作品に関してだけです。
にも関わらず、票の大半はプロテクション枠に集まっていくという……。
これならば、打ち切って欲しい作品を順に三つずつ書いてもらった方がはるかにデータとして有用な気がします。「好き」で語るのではなく、「嫌い」で語らなければならないこんな世の中じゃ……。

さらに、アンケート&十週打ち切りシステムのもうひとつの長所である、「マシンガンの様に次々と漫画家を輩出していく」という部分も、現状では機能してるとはいえません。
何故かといえばそれはあなた、編集長自身が語っている様に有望な新人がいないからです。
ここ数年の新連載を振り返ってみても、それは明らかですよね。「斬」が連載されるなんて、本来なら漫画史に残るほどの大事件ですよ。いや僕はあの漫画好きだけども。
「下手な鉄砲を数撃って当てる」ためには弾丸をガンガン込めていかなければならないわけで、銃弾が少ない時に選んで良い戦法ではないのですよ。

「現状のジャンプに、アンケート&十週打ち切りシステムは不適切である」という僕の主張を説明し終えたところで、ではどうすればいいのか? という部分に話を移しましょう。
僕としては、前回の記事にも書いた通り、「あと二~三年くらいは上を目指さず、つまらないジャンプにするしかない。最底辺の売り上げになるしかない」と考えています。
ちょっと抽象的すぎる文章なので、反省してもっと具体的に述べると、「どんなにクソつまらない作品でも、とりあえず一年くらいは保護しようよ」という事です。
つまり、あえて回転率を悪くするわけですね。
これはどこの企業でもそうですが、即戦力になる人材というのはそうそう手に入るものではありません。では、即戦力にならない人材に対して企業はどうするのか……。
答えは簡単、育てるのです。教育するのです。
有能な人材を駆使して良い成績を残す。そんな事は、相当な無能でない限り誰でもできます。
管理職の評価というものは、普通の人材をいかに使って成果を出させるかによって決まるのですよ。
問題は、前の記事でも書いた通りに漫画雑誌だとそれが業績に直接響いて、編集長がほぼ確実にクビを宣告される事なんだけどね。
ちなみに、「どんなにクソつまらない作品でも」というのは必須部分です。「やっぱりこれは駄目っぽいから~」とかダブルスタンダードな事をやってると、これまでのシステムを敬遠していた新人層が取り込めませんから。

最後に、「果たしてジャンプの待遇は悪いのか?」という問題について語りましょう。
これに関しては、前回の記事のコメント欄にジャンプ作家の新人さんとおぼしき方が、「一新人」という名でコメントして下さっているので、せっかくですから引用させて頂きましょう。

>>ちなみに専属契約ですが、あれは半年契約のはずですよ。
>>新人でも大体契約期間中普通に食っていけるだけの金額は貰えますし
>>連載作家だともっと貰えるので、契約続く限りそれで生活には困らないかと。


また、かがみさんもコメントを入れてくだださっているので、そちらも引用しておきます。

>>なんかどうも専属契約の話は都市伝説っぽいですよ。
>>いや、実際あるんだけど、そんな悪いもんじゃなくて、むしろ打ち切りのための保証金みたいな感じらしいです。
>>まあ、どっかで聞いただけの僕なんかより一新人さんの方が信憑性があるだろうけど。
>あと、連載中にどのくらいお金かかるのか分からないけど、必ず単行本を出してくれるジャンプは、単行本の売り上げで大分ペイできると思いますよ。
>>単行本一冊で少なくとも100万は入ると思うので。(ジャンプの規模を考えると200万以上だと思う)
>>むしろ、秋田書店はどうやってるのかと思う。あそこ、売れない漫画は単行本出さないからなあ。


どうやら、冷静に考えてそんなに労働条件は悪くないようです。僕は、見事なまでに都市伝説に踊らされていたわけですね。いい加減な事を書いて誠に申し訳ない。
ならば、僕にいえる事はただひとつです。

漫画雑誌の編集部は、もっと漫画家の収益に関する情報をオープンすべきなのではないでしょうか?

これはもう、ジャンプだけの問題ではありません。他の雑誌についてもいえます。
前々から思ってたけど、漫画家の生活ってちょっと知られなさすぎですよ。
給料・福利厚生などの細かい労働条件を記すのは、求人をする上での基本です。それが無ければ、目指す側も何を待遇に関する指針とすれば良いのかさっぱり分かりません。
契約期間中に貰える給金の額や、十週打ち切りを受けた場合の平均的な単行本による印税収入などを何らかの形で明示するだけで、割と状況は改善されると思うんだけどな。

ところで、僕が大学の就職セミナーで言われた事なんですけど、

給料や福利厚生に関して説明してない企業は、ちゃんとその点に関して質問しなさい。
その際、曖昧な答えを出す企業は何らかの問題を抱えている事が多いです。
後ろ暗いところの無い企業は、必ずそれらに関して説明してくれます。


だそうです。そしてこれは、一般的な認識でもあると思う。
そりゃ、悪い噂だって広まりますよ。広まるとも。

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by ejison2005 | 2007-05-25 06:36 | ジャンプ感想
週間少年ジャンプ 07年 25号 感想
いつも通りに前置きを書こうとしたら、こんなにクソ長くなってしまった……。
明らかに、今回書いたどの作品の感想よりも力が入っています。僕は正真正銘のアホか。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


瞳のカトブレパス(新連載)

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ぐうううううっ! 俺の邪気眼が共鳴しているというのか……!
劇中でも岸田さんがつっこんでたけど、「不審」という字が服を着て歩いてるような主人公だぜ!
そんなわけで、読み切りが掲載されて以来、個人的に待ち望んでいた新連載です。
本格的な能力バトルを目指すという、その心意気に共感したんだ。
批判の多そうなジョジョっぽさに関しては、徐々に脱却していけばいいんじゃないかと思います。
荒木先生だって、最初は他の劇画から影響を受けまくりだったよ。創作っていうのは、積み重ねていくものなのさ。

そうだ、K都へ行こう
「ヨーマ」という妙なネーミングセンス(妖魔でよくない?)といい、そこは普通に京都でいい気がします。
架空都市にしておくと実在しない施設を登場させる時とか、気分的に楽なのかもしれないけど、冒頭から妙なひっかかりを感じるのはマイナスだと思うのですよ。小さな問題ではありますが、そういうのが積み重なって作品の明暗を分けるのだと思う。

ヨーマが近くにいると血の涙が流れます
ふと思ったんだけど、ヨーマが彼を倒したいのならば何匹か隠密行動に秀でた固体を選抜して、一定距離を保ったまま包囲尾行し続ければいいんじゃないでしょうか。
そのうち出血多量で倒れるよ、きっと。今回も結構な量を垂れ流してますし。
ジョジョがまさに出血量……というか、ダメージ描写全般に関していい加減なところのある漫画でして、例えば四部の『VSスーパーフライ』→『VSエニグマ』では、一日も経ってないのに、いつの間にか丈助の傷が癒えていたりするのですが、そこら辺も忠実に影響を受けてます。
今のところ、出血多量の恐怖を最も描いている漫画はロトの紋章じゃないかな? あれの幻魔剣は本当に恐ろしかった。

時を止めるから固い
割れたガラスを固定しておいたという戦法は、直前の半纏固定シールドと合わさって畳み掛けるようにカトブレパスの能力を強調していて、ナイスだと思います。
時止める瞳を受けた物体は過去の時間軸に置き去りとなるため、現在の時間軸上にいる存在では破壊できないとか、そういう感じの能力でしょうか。
わざわざ最強能力を封印してた以上は色々と誓約があるみたいですし、この作品は真面目に能力バトルをやる気満々みたいですから、次回以降の設定開示に期待しましょう。できるだけ説明臭くないといいな。


ワンピース
ラストの巨大なマリオを見て、その戦闘力よりも更にこのエピソードが長くなるであろうという点に恐怖を感じてしまうという……。
ひょっとしたら、ワンピにおける悪役の戦闘力というのは「どれだけエピソードを長くするか」によって図れるものなのかもしれません。
そう考えるとルッチさんとかは、
「ワシの出るシリーズは二年ばかり続くぞ」
となるわけで、これは確かに(読者としては)脅威だ。

影をとられた人は放流されます
多分、ほとんどの人がつっこんだと思うんですけど、そのうち飢えて死ぬんじゃないかな……。
僕としては、クロコダイルが使ってた海楼石の牢獄と同じ物を用意して飼い殺しにする事をお勧めしたいです。


アイシールド

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↑この手のシーンを見る度に連想してしまう。僕だけではないと信じたい。
あと、王城戦を通してセナよりモン太の方がクローズアップされていて、本城さん注意されたんだから入ってくんなよとは思いつつも盛り上がっていて楽しいのはいいんだけど、折角のセナVS進が食いまくられてるのはいいんでしょうか……。


ナルト
猫バアの店で買い物に費やした七ページには、果たしてどれほどの意味があるというのでしょう。
実はこの猫バアが、今後の展開に関わってくるとかなら理解できますが、さすがにそれはなさそうですし。
単にお揃いのマントを見にまとっているサスケ達を描きたかったというだけなら、別に買い物シーンは省略してもかまわなかったと思います。

それは精鋭8名!! (あおり)
たったの八人で拘束しようとするとか、何かものすごく暁が舐められています。
今までのエピソードを踏まえると、角都さんと飛段さんがヘボかっただけでイタチ相手にそんな少人数で挑んでも返り討ちが必定だと思うのですが。
昔は最強の忍者軍団という雰囲気だった暁ですが、最近はちょっと強めの犯罪者くらいの認識ですね。世界征服は遠そうだ。


ブリーチ
さすがは限界ギリギリまで疲れた後に、身体のほんの一部分を射抜くというきめ細かい条件を満たす事で能力を取り戻すクインシーの考えた作戦だけあって、無駄に繊細です。
初めて有効打を受けて混乱したザエルアポロさんが全然違う方向へ逃げていたら、石田はどうするつもりだったんだろう?

「世界には、君の知らない物もあるって事さ」
ザエルアポロさんはおろか、読者まで知らないんだけど、何なんでしょうこの術。
前に石田父と力を取り戻す治療(?)をやってる最中に、同じ薬品とオサレポエムで発動する術を用いて攻撃したりはしましたけど、あんなさりげない攻防を覚えてろというのは酷な話です。しかも、その時とは明らかに違う術ですし。
鬼道もそうなんですけど、何ができて何ができないのかが明確化されていないため、とてもとてもご都合主義的な印象を受けてしまうのですよ。


勇者学
「アニメ基地」やゲーム紹介の記事、そしてテアトルアカデミーの広告が掲載されている濃い赤色のページ群が終わった後に掲載されているのがメゾペンではなかったという事実に、例えようのない喪失感を感じました。
あ、本編の感想は特に無いです。
ごめん、メゾペンと比較しての悪口とかじゃなくて、「やっぱりこの場所には四コマ漫画が欲しいぜ!」といいたかったんだ。


サムライうさぎ
う~ん、今回の話はちょっと理解しがたいです。
伍助が志乃ちゃんとの絆を強固にするのと、松山さんに勝つのとは全然別の問題だよ。
これだと、単に気分が乗らないから苦戦していたという話になってしまうのですが……。
あと、背中を切られてる時点でかなりの重傷なんで、しじみなんぞ食う暇があったらとっととお義兄さんを助けて医者にかかった方がいいと思うよ。


ムヒョ
ヨイチは本当にドラえもんキャラですね。
先程補充したばかりとはいえ、ポンポンとよくまあ都合良くアイテムが出てくるものです。
あと、キリコを連れている事を本当に味方へ隠してるのはちょっとどうなんだろう。
ナナとか、現在進行形で自分には何の落ち度も無いのにキリコの身を案じているわけですし。
大体、今回はたまたまキリコが役に立つ局面だから結果オーライ的な面があるけれど、そうでなかったら、本当にただナナへ無用な心労を与えて終わるわけで、全くもってくだらない行動です。


エム×ゼロ
おお、今回のバトルはかなり楽しかったです。
特に、落ち葉が舞うシーンが絵的にも美しくて良かった。
……でも、それは単発のエピソードとして見た場合の話で、結局このクラスマッチで九澄が犯したリスクはM0をちょろっと使っただけというのが気になります。
物語っていうのは主人公を苦労させてナンボですし、それこそ本人が想定したようにM0のバーゲンセールでも行うとかした方が漫画的に面白かったんじゃないかな(ポイントを挽回するための新エピソードを作れるし)。
苦労といえば、愛花ちゃんのアシストも追い詰められた末に二人で考えた最後の策とかではなく、あちら側の一方的な思い込みから勝手に行動してそれが九澄に良い結果をもたらしたわけで、どうにもこうにも都合良すぎな印象を受けるのも気になりますね。世界が九澄を中心に回っている。
クラスマッチ編をまとめると、観月も放置プレイでしたし、悪役は主人公にロクな痛手を与えなかったしで、結局何を目的としたエピソードだったのかが分からない、という感じでしょうか。


ラルΩグラド
前回に引き続き、今回もなかなか楽しかったです。
「集団戦をやるぞ~!」と言いつつ個人戦の様相を呈してしまったのはやや残念ですが、初めてこの作品に登場した本格的なライバルキャラだというのが大きい。
すんなりと仲間にするのではなく、しばらくは敵キャラとして活躍して欲しいかな。
あと、ヤヤチャンヤヤチャン言ってるカゲの皆さんは、相変わらず楽しそうだと思いました。斬り殺されるのも、それはそれで幸せとか思ってそうだ。

スンス死す! (死んでない、死んでない)
ここでこれといった感情が湧かなかったのは、この漫画の明確な欠点ですね。何の感情移入もできてないから、置いてきぼりな気分になってしまいます。
ヤヤちゃんも強いのはいいんだけど、キャラとして魅力的かと聞かれたら答えがたいですし。


テニスの王子様
何のために挿入されたのかよく分からないヘリ送迎イベントですが、許斐先生の仕事ですから何らかの布石である事は間違いありません。
具体的にいうと、彼らが帰還した時に試合中の選手が打った球がヘリに直撃してテニスコートに墜落したりとかするんじゃないかな? で、ヘリの残骸からヅラのずれた跡部様が這い出てくると。
でも、これは凡百の発想だよな。
何せ相手は許斐先生ですから、確実にこの予想の遙か斜め上をいく展開になるはずですよ。菊丸が上空のヘリを足場にして、「真・ムーンサルト殺法」を披露するとかどうでしょう?


こち亀
両さんがただの性犯罪者にされていて、とても……とても悲しい気持ちになりました。


ネウロ
うおっ、本当に隣の席にいる人物が逐一入れ替わってる!
僕は、前に弥子さんへ化けたサイが鞄からナイフを取り出した時にも何ら違和感を感じなかったんですけど、ネウロという漫画においてその程度の異常は異常として認識するに足らない出来事なのかもしれません。いや、実際には松井先生の演出が上手なんだろうけども。
あと、先週の感想でアイさんには昔の髪型へ戻して欲しいと書いたんですが、ついでにサイも当時の姿へ変身して欲しいと思いました。思いましたとも。
ちょっと萌えそうになった自分がいる事を、否定できないかな。


To LOVEる
わあ、立花に関しては狙ってウザくしてるんだろうけども、本当に本気で心底ウザったいのでできれば早々に退席して欲しいです。
というか、今回の話って要するに真中がTo LOVEる世界へ迷い込むエピソードだよね。
かがみさんもTo LOVEる世界は出る杭が間違いなく打たれる世界だって書いてたけど、この世界は「求めよ、さらば砕かれん」が基本原則みたいなので、彼はきっと何らかの報い(?)を受けるんだろうな。
で、求めなかったリトだけがエロイ目にあうという。
この世界で女の子と仲良くしたいのなら、僧籍にでも入るのが近道かもしれません。

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by ejison2005 | 2007-05-23 04:24 | ジャンプ感想
ジャンプ編集長の発言について考える
本当は、いつも通りジャンプ感想の前置きでやろうと思ったネタなんだけど、予想外に長くなったので別記事にしました。
今週の感想は明日か明後日の深夜に更新すると思います。

というわけで、週間少年ジャンプ編集長のインタビューに関する記事を読んでみました。

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「泥臭い漫画が欲しい」という編集部の意向を語りつつ、「でもアンケが取れないから守ってあげない」と言う罠。
僕が漫画家なら、編集部の意向に沿った漫画を描くなら「アンケが取れなくても保護してあげる」と明言くらいはして欲しい。

とまあ、ちゅぱ衛門コラはさておき、僕の考えを真面目に述べてみると、「あと二~三年くらいは上を目指さず、つまらないジャンプにするしかない。最底辺の売り上げになるしかない」のではないかな~と思います。
こんな事を書くと、「お前はつまらない漫画を読みたいのか?」と思われるかもしれませんが、もちろんそんな事はありません。
でもね、有能な新人が集まらなくなってる理由はジャンプの待遇が悪すぎるからじゃないかって、そう思えるんですよ。
実際問題、あなたが超優秀な漫画家だったとして、今のジャンプが魅力的なプラットフォームだと思えますか?
思えない人が大半だと仮定して話を進めますが、ジャンプ作家を目指そうと思えない理由は単純に労働条件が悪すぎるからだと思います。
なんでも、連載を失敗して突き抜けると相当な額の負債を背負う羽目になるそうですし、その後も専属契約で囲い込みをされ自由に羽ばたけないとも聞きますが、これは一般の会社に置き換えると、
「入社時に専門技能の教育をするためと言われてお金を払わされ、その後に三ヶ月以内で業績を伸ばせなかったら最初に払ったお金をペイできない内にクビを宣告される。しかも再就職が困難」
と言ってるようなもんですよ。
有能な新人を求めているのに、労働条件は同じ業界内に存在する他の会社に比べてあからさまに劣悪。こうして考えると、何かのギャグみたいだ。
当たり前ですが、思い切って労働条件を改善し、良い新人が自分から来たがる環境を整えないと。
すなわち、「速攻で打ち切るのをやめ」「負債は会社が全面的に負担し」「囲い込みはしない」という事ですね。
問題は、漫画雑誌の場合だとそれが業績に大きく響いてしまうという事ですが、どうせこのままだとジワジワ低迷していくだけですし、どっかで思い切るしかないんじゃないかな。

と、気楽にいえるのは僕が無関係な立場だからなんですよね。
これを実行すると、業績が下がる責任を問われておそらく編集長のクビが飛びますから。
『業績を維持する』『有望な新人も確保する』「両方」やらなくっちゃあならないってのが、「編集長」のつらいところだな……。
僕は凡人だから、両方やる策なんか思いつかないよ。ブチャラティにはなれない。
何だか投げやりな結論になってしまった(´・ω・`)

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by ejison2005 | 2007-05-22 03:45 | ジャンプ感想
今さらロトの紋章&ダイの大冒険について語ってみる
「冒険の書」という名前なのに全然ドラクエと関連性のない当ブログですが、たまにはそれっぽい記事を書こうと思いたったので、

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版(1)
藤原 カムイ / / スクウェア・エニックス
ISBN : 4757517262





Dragon quest―ダイの大冒険 (1)
三条 陸 / / 集英社
ISBN : 4086180634





本日は、「ドラゴンクエスト外伝 ロトの紋章」と「ドラゴンクエスト列伝 ダイの大冒険」についてちょっと語ってみようと思います。
さて、題材がドラゴンクエストなのはおろかストーリーラインまで似ているこの両作品、簡単にあらすじを述べると。

伝説の勇者が旅に出て、悪い魔王を打ち滅ぼす。

冗談抜きに、この一行でまとめてしまえます。
それぞれ、勇者ロトの血やドラゴンの紋章という特殊な力を授かった勇者が序盤に自らの力と使命に目覚め、

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同時期にラスボスである大魔王の名を知り、その打倒を目指して旅に出るのです。
とはいえ、それだけだとあっという間に終わってしまいますので、道中では様々な騒動に巻き込まれていきますし、

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どちらの作品でも、大魔王の配下には超強い幹部軍団が存在していて、主人公の前に立ち塞がっては激しい戦いを繰り広げます。

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もちろん、その果てに和解し仲間となるのはお約束。
が、それらは全て大魔王討伐への道程で必然として盛り込まれているイベントであり、大局的に見ると少しも脇道へはそれていません。
最初に一行でまとめた通り、両作品は徹底して「勇者が魔王を倒す」物語なのです。恐ろしく単純な構図ですね。
にも関わらず、両作品は名作漫画として今でも多くの愛好者が存在します。
その理由は、散々指摘してきた単純さにこそあるんじゃないでしょうか。
当たり前ですが、およそ全ての物語にはゴールが定められています。ここでいうゴールとは、いいかえれば主人公の目的ですね。
恋愛漫画ならば想い人と結ばれるのが終点でしょうし、野球漫画なら甲子園へ行くのが到達点でしょう。
ところが、ゴールへの道を突き進むのはそう簡単ではありません。
漫画というものが雑誌に連載されてる以上、宿命的に市場のニーズに合わせたテコ入れが入ったり、人気作を終わらせると雑誌の売り上げが低下してしまう関係で引き伸ばしが始まったりするからです。
特に引き伸ばしというものは作品のクオリティを下げる最大の要因であり、これが原因となって憂愁の美を飾りきれなかった漫画は数限りありません。
何故ならば、そういった引き伸ばし目的のエピソードはよっぽど上手くやらない限り、本編の流れと無関係な方向へ進んでしまうからです。
当然、読んでる側としては主人公が目標を達成する姿を見届けてカタルシスを共有したいわけで、脇道へそれてしまったエピソードには大した興味が持てないのですね。しかも、引き伸ばしという目的上そういった話に限って無意味に長くなりますし。
面白さを持続する最大のコツは、常に本流へと乗り続けること……この二つの作品を読んでいるとそう思わされます。

それにしても、この二作品は本当に上手くやったものです。
上手くいった要因はやっぱり、最終目標の設定ですかね。
イマジンもバーンも、長編漫画として丁度いい分量にまとめられる規模のラスボスでしたし、途中の小目標として幹部軍団を用意したのも良かった。
幹部軍団と主人公を戦わせることで、「大魔王打倒」という最終目標への道筋を歩みつつ、一定期間毎にカタルシスを提示してくれてましたからね。
結局は、初期構想が素晴らしかったということなんだろうな。

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by ejison2005 | 2007-05-18 03:23 | 漫画
週間少年ジャンプ 07年 24号 感想
先週、何かを忘れてるな~と思っていたのですが、そうだ。赤マルジャンプの感想を書いてなかったんだ……。
いや、感想を書くも何も読んですらいなかったのですが。
いつもなら、何か一点くらいは読みたい作品が存在してお金が微妙にもったいない……でも買っちゃう(ビクンビクン)となるものなのですが、今回はそういうのが見あたらなかったんですよね。
まあ、そんなわけで赤マルに関してはスルーした次第です。期待してた人いたらごめんね。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


ぼくのわたしの勇者学(新連載)
早期の突き抜けを予感させる、鉄板の打ち切り漫画という印象でしょうか。我ながらひでえことをいってますけど、他にどんな感想を抱けというんだ。
う~む、読み切りの時はここまでつまらなく感じなかったんだけどな。むしろ、普通に笑ったりしてたのに。
しかし、主人公の名前を「鋼野 剣」としたのはちょっと共感を覚えました。個人的にはロトの剣や天空の剣を手に入れた時よりも、鋼の剣を購入した瞬間の方がよっぽど嬉しい。
でも、ファイアーエムブレムだと重い上に命中率も下がるから鉄シリーズの方が好きです。銀? あれはセレブの使う武器だ。


ブリーチ
?????
ザエルアポロさんの言ってることが、よく分からなかったです。
いや、僕の目からはバッチリと刺さって貫いた風に見えたよ。
今回彼が行っていた現象は、「最初から刺さってない」というよりも、「刺さった後に超速再生した」と説明した方がしっくりくる気がするかな。
はっ! もしやこれはザエルアポロさんが織姫と同質の能力を所有しており、サブタイトルの「Monster」が真に示しているのは彼だという伏線なのでしょうか!?

「何してんのよあんた…」
そういえば、この人は織姫の再生能力を知らないんでしたっけ?
だとすると、彼女視点では散々辱めた対象が身動きの取れない自身の下半身に両手を伸ばしてきているわけで、何してんのよというかナニしてんのよという感じでしょう。確かにこれは恐ろしい。


ナルト
暁の皆さんによる、一話まるまる使ってのまったりとした状況説明。
ここ半年以上の流れが、このワンエピソードに集約されている……! うん、嫌味だよ。
それにしても、暁のこの威厳の薄さと危機感の無さは何なんでしょうね。
自他共に認める作中世界最強メンバーである暁の人間が、二人も返り討ちにあったというのに「まあそれは置いといて」と言わんばかりの軽いノリです。比べるのは酷だと分かりきってはいるんですけど、ウボォーギンが死んだ時のハンターを踏まえるともうね。

九尾は最後に封印します
ここも、何だかな~という話ですね。
何ら機能していなかったとはいえ、「暁のメンバーがナルトを絶えず狙っているぞ!」というのはストーリー上の重大な枷となっていたわけで、それを自ら外してしまってどうするというのでしょうか。
いっそのこと、既に九尾以外は全て集まっていて、ナルトが捕まったらいよいよ封印像が破壊されるという状況の方が良かったと思います。
とにかく、この緊迫感の無さをどうにかして欲しい。

「鬼人・斬不斬の再来と呼ばれた神童ですよ」
もはや、何がすごくて何がすごくないのかさっぱり分からないこの漫画の現状において、斬不斬の再来と呼ばれることにどれほどのメリットが存在するというんでしょうか。
魔人ブウ編でフリーザ様を一撃で殺せるほどの達人だと喧伝するくらい、よく分からない基準の気がします。


ワンピース
「斬った所でゾンビだぞ、また立ち上がる」
という台詞で思わず笑ってしまいました。
この作品に出てくるキャラは老若男女ゾンビ問わず、斬られたくらいじゃ死にはしないと思うな。
むしろ、弱点を突かれたらきっちりと成仏してくれる以上、ゾンビの方が耐久性においては劣っているかもしれません。

モリアの能力はカゲを奪ってそれを従えるというもの
ガンガン敵が出てきた上、この先更に王家七武海の一人であるゲッコー・モリアとの対戦が控えているのかとうんざりしていた僕ですが、その能力が明かされたことで多少の希望が抱けました。
能力は危険だけど、彼本人はそんなに強くないというオチが待っているかもしれませんから。
恒例である「顔見せ戦闘での敗北」も、今回のお話でこなしましたしね。
ところで、肉体が違う以上は能力が使えないはずのルフィって、彼らの喜びっぷりに見合う働きができるものなのでしょうか。


銀魂
新撰組内のゴタゴタを見逃さず伊東に手を貸し、内部をとことん引っ掻き回しただけでも十分に秘密結社としてカッコイイ鬼兵隊ですが、「裏切り者なんか最初から信用してないよ」と示すことで更に格を上げた感じです。やっぱり、団結を重視する敵組織は魅力的だ。
トドメとばかりに列車を爆破することで、一枚上手の悪者ぶりを見せつけてますしね。


ネウロ
思いもよらず、アイさんの方がフューチャーされる形となりました。
コメントの方で「純悪=アイではないか?」という意見を頂いてたんですけど、この調子だとそれが真相かもしれません。
それはそうとして、アイさんは即刻昔の髪型に戻すべきだと思うんだ。

人を殺す石
調べてみたところ、どうも殺生石と呼ばれるもののようです。
この伝説とか特にそうなんだけど、日本の伝説はまず祟りありきで形作られるケースが多い気がしますね。
つまり何がいいたいかというと、弥子さんが人喰いの化け物として恐れられ、お供え物を用意されたりするのは極めて日本的な反応だということです。


サムライうさぎ
何で敵に貢ぐためにせっせと金策に励んでるんだろう……と思って調べてみたんですけど、本編でもチラリと伍助が触れている通り、好き勝手に決闘を申し込んだりすると挑んだ側も挑まれた側も罪人となって切腹を命じられるのが原因みたいです。伊良子や藤木がぬふぅ兄弟と戦う際、覆面をしてたのもそれが理由だったのか。
でも、奥さんを泣かされて乗り込もうとする場面にしては、変に冷静な気はするかな。お義兄さんというストッパーがいるんですし、もうちょっと強引に試合を挑んでも良かった気はします。で、お義兄さんから「……切腹させられるぞ!」と釘を刺されて止まるとか。

道場を質に入れるよ
ここは、「古臭い体面を捨て、妻のために頑張る」というこの作品のテーマとも合致していて、普通に見事だったと思います。
でも、借金の形に刀を求められて恥知らずと言わせるのは、このテーマを強調させるためにせよ強引だった気がするかな。
金貸しが担保を求めるのは当然の行為ですし、「ドけち!」とかならともかく、「恥を知れ!!」とは普通言わないと思う。


メゾン・ド・ペンギン
あちゃー、終わってしまったか。
個人的には嫌いじゃない……むしろ好きな部類の漫画だけど、でもまあ終わる理由も分かりすぎるくらい分かるし、仕方がないかな。
ところで、今後も何らかの四コマ漫画を誌面に入れて欲しいと願ってるのは僕だけでしょうか?
ストーリー漫画がずらっと並んでる中に、ちょこんと四コマ漫画があるとすごく嬉しいんだ。お弁当の中にある漬物みたいな感じで、何らかの箸休めが欲しい。


To LOVEる
春菜ちゃんが野放しにしたからああいう状況だったと説明した古手川さんの弁は、確かに今週の内容を踏まえると当たっているかもしれませんね。
バッジの実験をしてる時とか、春菜ちゃんは苦笑いしてるだけで何の助けも差し伸べてませんでしたから。
しかし、これは彼女なりに学習してきた成果といえるかもしれません。
ララの存在を置いても素でアニマル喫茶を提案したりするような人々ですし、この世界においてエロとは必然なのです。霊長の意思なのです。
それならば、古手川さんみたいにエロスを消去しようと積極的な介入を図るよりも、春菜ちゃんのように多少のエロスは仕方がないと苦笑いで流すくらいの方が、精神的なダメージは少ないといえるかもしれません。
つまり、これは春菜ちゃんにとってある種の自衛的行為なのです。
それに、古手川さんは自分から首をつっこむことで、本来なら春菜ちゃんがこうむるはずだった被害を引き受けてしまったわけですしね。
最強の護身とは、危ない出来事に関わらぬことなり……!

投票の結果、春菜ちゃんが委員長に
オチとしても古手川さんの報われないキャラを確立していて普通に良かったと思いますが、エロスに対するクラス全体の総意として考えると更に面白いかもしれません。
彼らは、ララに投票して積極的にエロスを推進させるのでも、古手川さんに投票してエロスを撲滅させようとするのでもなく、春菜ちゃんに投票してやんわりとエロスを受け流すことを決定したのです。
何だか、自然災害に対する考え方みたいですね。
無理に失くそうとすれば生態系を崩して手痛いしっぺ返しを受けたりもしますし、ある程度の被害は仕方がないと諦め、許容していった方が最終的な被害は少ないものなのです。


リボーン
未来のメンバーが減ってしまったのは残念ですが、展開そのものは非常に少年漫画らしくて良かったと思います。
主人公が分かりやすい雑魚敵と戦って、きちんと勝利するお話なんて久しぶりに読んだよ。
最近の漫画だと、素直に勝つことはまず無いですからね(例:チョコラテの人)。そして、それが原因となって主人公の強さをいまひとつ実感できません。
いつから少年漫画っていうのは、こんなひねくれたフォーマットが主流となってしまったんだろう?

「そういう…ことかよ」
どうやら、獄寺さん(24)が言いたかったのは、
「破棄したリングが必要となったので、過去から君たちを呼び寄せたんだよ」
とか、そういうことだったみたいです。
過去メンバーとの入れ替えも、それなりに意図があったわけですね、
……でも、それだったらイーピンやハルは未来バージョンのままでも良かった気はしますけども。特にイーピン。


アイシールド21
何かよく分からないうちに乱打戦となってしまいました。あの、「守備の王城」からいかにして点を取るのかが主題だったのでは……? 
ところで、どぶろく先生が監督ぶりを発揮してるシーンはちょっと嬉しかったです。この人、すっかり発言しなくなってましたし。


ラルΩグラド
今週はすごく楽しかったです。
敵拠点の攻略から新しい味方たちの確保までスピーディにこなしているため、ワンエピソードとしての情報量が多いというのもありますし、
敵が大勢いる拠点に乗り込む → だったらこっちも軍勢を引き連れていく
という思考がとても正しくて好感を持てたのが何より大きいです。
RPGをやっていて、城の兵士とかもっと支援に来いよと思った人もいるんじゃないかと思いますが、それを実行したかのような展開だ。戦いは数だよ兄貴ぃ!
ビグザムみたいなヒーローユニットは確かに強力ですけど、最近じゃどれだけ強くても、よく分からん回想シーンを入れられただけで一兵卒にやられちゃったりしますしね。
もっと具体的にいうとアーロ……げふんげふん。


ディーグレイマン
それは、大剣と呼ぶには微妙に重量感が無かった。
大きさの割には厚さを感じさせず、しかもコマ内に収めるのが大変だった。
それはどことなく、マガジンのワンピースで主人公が使ってた剣を思い起こさせた。

というわけで、アレンのニューウェポンがペラペラして感じられるんだけど僕だけかな?
あと、
「何の幻術(マネ)だ少年」
というルビを使った台詞に対し、
幻術なんかじゃないですよ」
と切り替えしたアレンは、さりげにエスパーだと思いました。こりゃ勝てんわ。
目に宿ってた力もパワーアップして車輪眼化しているとか、そういうオチでしょうか(ないない)。


テニスの王子様

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形容しがたい異臭がたちこめ、焼けた脂肪が焼肉の網にしたたり落ちた。

御けじめを……って、色んなとこでやってるだろうしいいか。

「熱ぢぃ~~~っ!!」「比嘉の恐ろしさはこれからだばぁ!!」
う~ん、ここはちょっと残念に感じられた部分です。
比嘉中に関しては、何も理由を説明せずに退場させた方が楽しかったと思うんだ。
別に、「肉を粗末にしたから敗北した」という自分の予想が外れてむくれてるわけじゃないよ。

「うけぇ~~~っ!!」「リョーマ君、何で何で~っ!?」
「俺は主人公でも容赦なくギャグ要員にして見せるぜ!」という、許斐先生の職人魂を感じたシーン。イヴ(にそっくりのロリっ子)を脱がせた矢吹先生と同じベクトルです。
でも、跡部様がコーヒー飲んで気絶するシーンでは、ヅラ(まだ疑惑だけど)を落としてくれなかったんだよね。微妙にすくたれてます。
これに限らず、今週のギャグはまだ理性の範疇なのでいつも程の破壊力は感じられませんでしたね。面白いんだけど、恐怖とか狂気は感じられなかった。


ムヒョ

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↑のコマがすごく面白かったです。
何だか、「身体測定を受けたくないと駄々をこねて逃げ出す小学生を追いかけて、無理矢理に身長を測ろうとしてる先生たち」みたいな構図だ。

「でなきゃ、エンチューに証明できねェんだよ……!!」
ギンジからすれば、「んなもん知ったこっちゃねえよ。確実に勝てる手段を選べよ」というところでしょうか。
やっぱり、魔法律家に関わるとロクな……といいたいところですが、現実にもいそうだなあ。変なこだわりで非効率的な方法を取る上司。


エム×ゼロ
今週は、いつにも増して強引な展開に感じられました。
大門といい、愛花ちゃんといい、その状況でその結論に至るのは無理があるでしょう。どこのキバヤシですか。
アイシのヒル魔とかとおんなじで、ちゃんと九澄は頑張ってるんだから、そこまでして持ち上げる必要はないと思うな。
愛花ちゃんに関してはもうすぐ連載一周年なんだし、魔法が使えないのをばらした方が美味しいんじゃないかというのもあります。
本来なら、柊父やルーシーの立ち位置は彼女がいて然るべき場所ですからね。

シャツが破れる程の一撃!
死ぬ! これ外れて変な所に当たったら九澄が死んでしまう!
パトレイバーの太田さんだって、あれだけ射撃が得意なのに乗員の死を恐れて末端部を狙ってたんですし、大門はもうちょっと自重すべきだと思うんだ。


もて王
嗚呼、これで終わりなのか……。
これもメゾペンと同じで、終わる要因ははっきりしているのでショックはそれ程でもないんだけどね。来るべきものが、ついに来たのかという印象。
それにまあ、漫画というのは惜しまれる内に終わるくらいが花だとも思いますし。ある意味、美味しい終わり方をしたとか思えねえよド畜生!
何だかんだで87週もやってきたわけですが、まだまだ読みたかったなあこの漫画。
ストーリー的には、幸運香という過去エピソードで登場したアイテムを上手に使って解決したのがディ・モールト素晴らしかったです。
そして連載が終了した今、気になるのは大亜門先生の今後ですよ。
先生の作風全てを凝縮した作品であるもて王は打ち切りとなってしまったわけで、今後の道が、
①漫画家から足を洗う
②作風をガラリと変えた作品を発表して勝負に出る
この二つくらいしか思い浮かびませんからね。
勘違いしてほしくはないんだけど、①はネタとかじゃなく大真面目だよ。霞食って生きていけるわけじゃないんですし、安定を求めるのも立派な選択肢です。
でもまあ、亜門先生ならきっと②でしょうね。
今はとにかく、次回作に期待しましょう。

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by ejison2005 | 2007-05-16 01:36 | ジャンプ感想
恋姫無双 プレイ記 ⑦
前回までのあらすじ。

泥水関・虎牢関という難所を突破し、ついに帝都洛陽まで到着した連合軍。
しかし、驚くべき事に洛陽は、人っ子一人……。

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……いや、正確には変態が約一名と麗人らしき少女が二人ほどいるにはいたのですが、ともかく基本的に全ての住人はいずこかへ神隠しにあっていました。
とにもかくにも、彼女らを保護しようとした一刀軍は、謎の白い装束に身を包んだ一団に襲われます。どういう理由でか、執拗に一刀君の命を狙う白装束軍団……。
からくもそれを撃退した一刀君達は、保護した少女(変態に関しては積極的に忘れましょう)に話を聞きます。
すると、驚くべき事に彼女達の正体は自分達が討伐しようとしていた董卓とその忠臣たる賈駆であり、聞くところによると今回の戦いを仕組んだのは例の白装束集団とのこと。
果たして、彼らが戦いを仕組んだ理由は――?
そして、一刀君を狙う目的とは――?
多分、タイムパトロール的な何かなんだろうなと身も蓋もなく考えつつ、不定期にも程がある第七回です。
全然関係ないけど、白装束に身を包んだ宗教集団が山に立て篭もる事件があったのを思い出しました。何ていう事件でしたっけ?

さて、前回のプレイが終わってから一度の拠点フェイズ(内容は董卓&賈駆&呂布の自己紹介的なものでした)を挟み、例によって一刀君の独白で現状説明が始まります。

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「董卓の勢力が滅亡したことにより、反董卓連合はその役目を終えて解散となった」

……あー、前回ちょっと心配したんだけど、やっぱり行方不明になった人々に関しては絶賛放置プレイの模様です。
僕はそこまで詳しい知識が無いんで分からないんですけど、前にコメントで頂いた情報によれば原典でも「洛陽に誰もいないよ大作戦」がとられたらしいのですが、どういう風に解決したんだろう? 誰か詳しい人いたら教えて下さい。

ともかく、自分達の拠点まで戻ってきた一刀軍は泥水関や虎牢関での活躍を聞いて傘下に入りたいと申し出てきた町の代表達に迎えられ、その勢力は以前に比べて倍増しました。
が、喜んでいたのは束の間。
前の戦いで王朝が群雄を統率する力を持ってないことが露呈してしまい、各地の諸侯は自らの領土を広げるために各地で小競り合いを始めます。
この辺り、室町幕府が力を失って各地の武将が領土の取り合いを始めた日本の戦国時代を思わせますね。

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「そんな中、戦火は俺たちが居る幽州にまで迫ってきた。本営を置いている啄県の近くにある、公孫賛の本拠地・遼西群が袁紹によって攻め滅ぼされてしまったのだ」

なるほど。どうやら今回は、公孫賛の救出エピソードになるみたいです。
何せ、曹操・孫権・袁紹が集まっていた話し合いの場では散々お世話になったりしてましたし、プレイ記に書かなかった場面でも色々と面倒をかけていました。
ぶっちゃた話、今まで出てきた女の子では一番ヒロインらしい気も――、

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「公孫賛も袁紹によってその命を絶たれたらしい」

したりしなかったええええええええええ!?
ちょ、ちょっと待て! 本気でそこは待つんだ一刀君!
何か一行でサラッと流しちゃってるけど、それ結構重大な事実だと思うんだ。
以前、

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「黄巾党を抑えてくれてありがとう。あなたが居なければ、この辺りに住んでる人たちが奴らに襲われてたよ」

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「なーに。ねぐらに帰る途中だったからな。ついでだついで」

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「本当にありがとう」

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「も、もう良いって」

というやり取りがあったりしたもんだから、てっきりサブヒロインとして軍勢に加わるもんだとばかり思ってましたよ! というか、散々お世話になった近場の武将だというのに一刀君は救援も送らなかったのでしょうか?

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やはりこの少年、今までとは何かが異なります。

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「力を貸して欲しいんだっ! 曹操に復讐するためにあんたたちの力を……っ!」

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「今、俺たちの国は袁紹の大軍に攻められていて、大変な状態なんだ。そんな中、軽々しくキミに答えを出すことはできない。だから……詳しい話を聞いて答えを出すのは、袁紹との戦いのあと……っていうのはダメかな?」

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「ああ。それでも構わない」

一方、連合軍編でちょこっと出番のあった馬超は国を曹操に滅ぼされて父を殺されたものの、自身は落ち延びてちゃっかりと一刀軍入りしていました。この待遇差は何故なんだぜ?
ともかく、迫る袁紹軍を迎え撃つために一刀君達は出陣します。

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「うー、そうあいつらと戦うの、めちゃくちゃ楽しみだなぁーっ!」

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「そうそう。その意気ですわ文醜さん。さすが名門袁家の武将ですわね」


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「さすがっしょー♪ ふふーっ、まっ、関羽も張飛もこのあたいに任せておきなさいって!」

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「任せますわ。これで袁家の勝利は疑いようがありませんわね。おーっほっほっほっほ!」

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「そうそう、疑い無しだって! うははははーっ」

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「…………………………………………はぁ~~」

一刀軍の作戦は、先陣を務めている袁家の二枚看板・文醜&顔良のコンビ(逆にいうと他は雑兵ばっかり)相手に派手な攻勢をかけてドサクサ紛れに関羽が一騎打ちを挑んで武将を討ち取ってしまおうというもので、

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「敵が多いほど破壊力が上がる」という馬超の奥義が早速うなりを上げ、大成を立て直そうと袁紹軍が下がったところで追撃をしかけ、目論み通りに関羽は文醜と顔良に直接対峙します。

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「南方にあると言われている伝説の楽園目指して、大冒険だよ、大冒険っ!」

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「ほら、行くよ! 伝説の楽園を探しに! あたいたちの冒険が今から始まるんだ!」

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「はあぁ~~~~~~~~」

ギタギタにはしたものの残念ながら雑魚兵士に阻まれ、首級をあげる事はできませんでしたが、二人は敗戦を袁紹に責められるのを恐れてどっかへ行ってしまいました。
一人戦場に取り残されてしまった袁紹は、本来なら中立であるはずの楽成城に大軍を背景として無理矢理入場し、

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子供を人質に取って、城主である黄忠に一刀軍との戦いを強要します。画像はイメージです。
たまたま楽成城に滞在していた趙雲からその情報を知らされ、本来ならば大陸の南に存在する荊州という場所出身である黄忠が、どうしてこんな近くに住んでるのかをいぶかしみつつ策を考える一刀君。
何せ、黄忠といえば劉備の家臣として大活躍した猛将。

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下手に戦えば、味方の被害は甚大です。繰り返しますが画像はイメージです。
結果として一刀君は、

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自軍最強の武将である関羽が一騎打ちで倒しもせず倒されもしないという絶妙な拮抗状態を保ち続け、

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その間に楽成城へ潜入した張飛と、最初から内部にいた趙雲が力を合わせて人質を救出するという作戦を考えました。くどいようですが、画像はイメージです。
そして救出ミッションは見事に成功し、

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「受けた恩義を返すため、私はあなた方に降ります。……この命、一刀様に捧げましょう」

一刀君は黄忠という心強い味方を手に入れました。
さらには、趙雲も今度こそ共に戦う事を誓い、ここに「五虎大将軍」として原典にその名を記されている五人の武将が集まります。
そして顔良と文醜には去られ、人質は取り返されて、一人残った袁紹とも一応戦いになりますが、袁紹軍の強さは八割方逃げてしまった二人が占めていたため、

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適当に突撃したらあっさりと勝利してしまいました。
こうしてドロンボーを彷彿とさせた袁家の三人組は表舞台から姿を消し、いよいよゲームはタイトル通りに曹操・孫権・一刀君による三国志の状態へと突入していきます……。

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ちなみに、袁紹はお約束どおりに落ち延びていたところで道に迷っていた二人と合流し、仲良く宝探しの旅に出ていたよ。


プレイ後の感想

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「おお公孫賛よ、死んでしまうとは情けない」

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「…………………………」

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(うわー、顔をひきつらせちゃってまあ)

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「アタシの存在意義って一体……」

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「本文で省略したとかではなく、本当に一行で済ませてたからな。あの男」

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「はっはっは、序盤で死んでしまった私だが、下には下がいたようで嬉しいぞ!」

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「…………………………」

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「あれ、どうした? 急に黙りこくって」

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「…………………………」

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「ねえ……ちょっと……何で沈黙しながらこちらへにじり寄ってギャアアアアアッ!

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「初めて知った。人間って、あんなに高く飛べるものだったんだな……」

続く!
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by ejison2005 | 2007-05-10 04:41 | ゲーム
ファイアーエムブレム 面白動画集
うえー風邪をひいて寝てました。そして寝すぎて変な時間に目覚めてしまった。でも、体調は回復した。
本当は恋姫無双プレイ記とかやりたかったけど、気力と体力が足りないので寝ながら見てた動画紹介で勘弁しておくんなせえ。
いつも以上に狭いネタだけど、いまだにエムブレム率が再燃しまくりなんだ。
ちなみに、全部ニコ動です。
ニコ動で見るギガンティック・フォーミュラは今期最強アニメだと思う。

ロミジュリエンブレム
黒川さんロミジュリはFEぽいっていってたけど、違和感無さ杉だぜ。

ラケシス回避しまくり
説明しづらいんだけど、聖戦の系譜は普通のシミュレーションと違って乱数表というのを使っている関係でこんな事は滅多に起きないです。マジ奇跡。
いや、普通のシステムでも奇跡だろうけど。

大好きなナンナを僕に下さい
ちなみにトラキアは未プレイ。
なんというすけこまし。ひと目見ただけで分かってしまった。

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このリーフの父親は間違いなく藤森ナッツ版キュアン。

私の宝物
このカップリングって、人気あるんだろうか?
僕はセティあんまり好きじゃない(フォルセティを継承させた事も無い)んで、いっつも独身だったなあ。

シグルド編 エンディング
注:限りなくネタバレです。注意しまくって下さい。
いつ見ても切なくなってくる……。
あと、キュアンに関しては敵がナイトキラーを所持しているのがものすごく理不尽に感じられたものです。トラバントがチート使って喜んでる人に見えた。

聖戦の系譜 全オープニング
注:レヴィンに関する重大なネタバレが含まれています。
これ、全部見るまでに16週も必要なんだよね。当然、僕も見たのは初めてでした。

おいでよ! しっこくの森!
しっこくハウスといい、どうしてこの男は毎度毎度微妙な登場の仕方をするのだか。

ボルトアクス将軍シリーズ
まずはこれを見て欲しい
よくわかるボルトアクス入門
ネオ・ボルトアクス将軍
入門の圧倒的なクオリティには驚くばかり。声がいいんだ。この声が。
将軍はトマホーク……とはいわないから、せめて手斧とか持っとけば勇将を活かせただろうに……。

マルス様の系譜 序章1/3
続きは各自でよろしく。
そして完成度たけeeeeeeeeee!
このROMあったら遊びたい!
そして王子は何で天空が使えるんだ(笑)。

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by ejison2005 | 2007-05-06 01:33 | ゲーム
犬マユゲでいこう レビュー
唐突ですが、僕はたまにこう考える時があります。
「何かを説明したり伝えたりするのに、最も優れた媒体は漫画なのではないか?」
……と。
いきなり何を言い出すのかと思うのでしょうが、実際問題として文章で長々とひとつの物事を描写するよりも、一枚絵でパッと見せられた方がはるかにイメージしやすいのが人間という生き物なわけで。
しかも、漫画は単なるイラストと違って絵と文章の二つを駆使する事のできる優れた媒体です。詰め込める情報量が半端じゃありません。
皆さんも、小学生の時に図書室で学研の漫画を読んで過ごした事のある人は多いでしょう。ちなみに、僕は世界の偉人シリーズが好きでした。
そういった、いわば「レビュー系漫画」とでも呼ぶべき作品の中で僕が最も愛している作品が、

犬マユゲでいこうソルプレーザ
石塚2祐子 / / 集英社
ISBN : 4087794180





本日ご紹介する「犬マユゲでいこう」です。


この漫画は月刊Vジャンプで連載しており、僕も毎週感想を書いている週間少年ジャンプの読者コーナーでイラストを担当したりしている石塚祐子先生のエッセイ的なスタイルをとっているのですが、特徴として実在のVジャン編集部員が極端に漫画的なキャラとしてデフォルメされて登場したり、架空のロボット等が登場したりしてドタバタコメディを展開するというものがあげられます。
特に、この漫画の二代目&現担当編集者であるイヨク青木こと伊能昭夫編集部員の扱い方はすさまじく、

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何故か編集長の地位を狙っている事にされていたり、何かとネタキャラ扱いされています。
で、イヨクさんや他の架空キャラと一緒に、

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ゲームの世界(上の画像は剣神ドラゴンクエスト)に潜り込んでドタバタギャグを繰り広げたり、ゲーム内容で理不尽に感じた部分へツッコミを入れたり(商業誌の連載作品としてはかなりロックな行為)してレビューとするのが本作の基本的なスタイルです。

……が、本作は石塚先生がまさに「やりたい放題やっている」漫画であり、真っ当なゲームレビューを行う事は滅多にありません。
どのくらいやりたい放題かというと、

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何の脈絡もなく10年以上も前のゲームボーイソフト(当然白黒)のレビューを行ったり、

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ぶっ飛んだ時には、何故か牧場へ行った体験談のレポートになったりもしています。くどいようですが、連載雑誌はVジャンプです。
商業誌で連載するという事は、当然ながら利益を生み出さなければならないわけで、そうなると自然に内容は大作ゲームのレビューになったりとかするものなのですが(参考文献:いい電子)、それを考えると本作はかなり同人作品的な気質を持っているといえるでしょう。
これは本作を語る上で非常に重要な事で、お知り合いのサイトでたまに書かれているのですが、創作物というのは全く同じ環境なら締め切りや内容的な誓約(例:ぺージ数)を受ける商業作品よりも、製作期間や内容的な誓約を受けずに好きなだけクオリティを高められる同人作品の方が、当たり前ですがより面白い作品として仕上がります。
ですが、当然ながら営利活動として会社の支援を受けたりできる商業作品と個人(又は有志の集まり)による同人活動では全く同じ環境を整えるなど不可能であり、通常はそこら辺が内容の差として出てくるわけですね。
が、犬マユは上でも書いた通りに同人作品的な性質がかなり強く、商業作品でありながら恐ろしく自由気ままな内容にする事を黙認されています。
当然、表現したい事を自由に描いた方が作り手も気合が入るわけで、そこら辺が他の作品にはない独特の味わいとクオリティの高さとなって表れているのです。

また、石塚先生のゲームを遊ぶ姿には共感できる部分が多く、

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例えば、名作ダンジョンRPGウィザードリィではキャラのグラフィックが表示されないのを逆手にとってパーティーメンバーに動物の名前をつけ、彼らが活躍する姿を妄想してみたり、

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「ゼルダの伝説時のオカリナ」(wiiのバーチャルコンソールで配信されてます)では、主人公リンクについてくる妖精ナビィを本気で剥がそうとしたり、自分なりの楽しさを開拓する事に余念がありません。
僕なんかはもう、感銘を受けまくりですね。
別に楽しんでいないわけではないんですけど、ここのところは「本気でゲームを遊んでいるか?」と聞かれたら、ノーと答えるしかない状態ですし。ゲーマー失格ですよ。
最近だとファイアーエムブレム 暁の女神感想)に、

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フリーダ様というビジュアル的にもクラス(女騎士)的にも僕の好み一直線なキャラがいたのですが、「弱いから」という理由でベンチウォーマーにしちゃってましたし。昔の自分なら、意地でも最前線で使い続けたはずです。
この漫画を読んでいると、ゲーマーというのは「ゲームを遊ぶ人間」ではなく「ゲームを楽しむ人間」である事を思い出させられるのですよ。


そんなこんなで、本作は石塚先生がやりたい放題したい放題にする姿を面白おかしく描いた漫画なのですが、ゲームを積極的に楽しもうとする姿に感嘆させられたりと、真の意味でゲーマーたらんとする人間には何気に深い味わいが得られたりもします。
最近、ゲームを遊んでいるのではなく、ゲームに遊ばれていると感じたりしている人なんかには、特にオススメしたい作品ですね。

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by ejison2005 | 2007-05-04 04:57 | 漫画
週間少年ジャンプ 07年 22・23合併号 感想
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↑管理人の心理状態。
昨日は連休の締めに一日中健康ランドで過ごしてたんだけど、逆に疲れた。
焼肉も食って来たよ。トング食いはさすがに自重したけど。
ところで、折り込みカラー広告で紹介されているドラゴンクエストⅨがすごく楽しみです。
前にこういう記事を書いた事もあるんだけど、僕はDSで発売する事を全力で支持するよ。
できれば戦闘はアクションのままが良かったけど、シンボルエンカウントだからしたくもない戦闘は回避可能ですし。
いや、実際には敵の足が早いんで逃げ切れないシチュエーションとかもあるわけですが、完全に運任せのランダムエンカウントと違って逃げる努力は可能です。
結果は同じでも、プレイヤーにある程度の選択権があるというのはとても大事なのですよ。
多分、TRPGでゲームマスターをした経験があるとその辺は理解してもらえるんじゃないかな。
それでは、今週&来週分のジャンプ回想と参りましょう。


ワンピース
ラストの「鼻唄三丁矢筈斬り」を見ると、だるいだるいと思っていた雑魚軍団の皆さんにも、それなりの意図(見せ場作り)が込められていたんだなと思います。それにしたって、ちょっと多すぎるとは思うけども。

とても良かった戦闘シーン
今回は戦闘時に滅多な事では苦戦しないロビン(もっというならサンジやゾロも)が、油断してるところを速攻で戦闘不能に追い込まれてるのが楽しかったです。
やっぱり、能力者バトルで最強の戦法は待ち伏せと不意打ちですね(普通の戦いでもだけど)。
これはワンピの戦闘面における良心と呼ぶべきもので、クロコダイル戦の時とかもそうだったんだけど、この漫画の戦いは強者必勝ではなく、作戦次第では弱者が実力を覆す事も可能なのです。
このシリーズは(最初から出さない方が良いとはいえ)テンポ良く敵を片付けていってるので、キャラの不死性というワンピの暗黒面も目立ちませんし、尾田先生グッジョブだと思います。

ヘビーヌンチャク
フランキーのこれを見ていて、何かものすごい既視感を感じたのですが……。

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↑これだ。
フランキーもそのうち、
「これはいい石柱だな……」
とか、
「なかなか石柱も武器として使えるじゃないか」
とか言うんだよ。

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すでにその兆候も見られますし。凄ェ!
尚、彼岸島十九巻は、好評発売中です。


ナルト
漫画を読んでいて、これだけ「どうでもいい」と感じた事は今だかつて無いかもしれない。
そのくらい、この展開に希望が見出せないです。
それならそれで、何かこちらから積極的に楽しむ努力が必要なんだけど、今のところは特にアイディアが浮かばないかな。
ところで、
(そういうことか…君麻呂)
と重吾が連想してるシーンでは、そのままサスケに襲いかかるのかと思いました。
だって、君麻呂がサスケを助けたのは大蛇丸のためで、その大蛇丸はサスケに殺されちゃったんだよ。
君麻呂も今頃は草葉の陰で、友達甲斐のない奴とか思ってそうです。


ブリーチ
エネルギー波で消滅させるのはともかく、女の子に蹴りを入れて嘔吐させたり足をもいだり、別の所では売女呼ばわりしたりと、今週は久保先生の作風でも僕が最も下品に感じている部分が強調される形になっていて、普通に気分が悪くなりました。
拷問シーンで指を切り落としたりとか、そういうのとは全く違う必然性の無い残酷シーンですからね。

来週以降の予想
「何の! こんなに遅い矢しか撃たれない僕の方がスエルニーさ!」
「何の何の! 遠距離攻撃しか無いと油断してもらった僕の方がスエルニーだよ!」
「何の何の何の! 表皮を傷つける事すら不可能な攻撃しかされない僕の方がスエルニーさ!」
果たして口先対決はどこまで続くのか! こいつは見物だぜ!
どうでもいいけど、

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DMC辞典の事例みたいな言語センスです。


アイシールド
先週の感想でもちょっと書きましたが、せっかく絵で表現できてるんだから台詞を多用する必要は無いんじゃないかな~と。
何がいけないかというと、台詞で行動の意図を説明しちゃってるせいで読んでる時に手が止まってしまい、こちらに考える余裕が生まれてしまっているんですね。
で、考えながら読んじゃうとそんなに大した事をしてるわけでもないなあ……と僕なんかは、思っちゃうのです。もっとグワァーッといって欲しい。
ブリーチの感想にネタで口先対決と書きましたが、今回のアイシが丁度そんな感じになっちゃってますし。
ヒル魔の天才性を演出するためなんだろうけど、作戦そのものは「この状況ならこれがベストだ!」というものですし、そこまでマンセーする必要はないんじゃないかな。ちゃんと司令塔としての役割は果たしてるよ。
↑こんな風に文句を書きましたが、ラストでモン太がひっくり返すシーンは、正しく少年漫画をしていて良かったと思います。
例え、投げる直前だった高見の腕が何故か投げ始めの状態に戻っていたりしても。

ちょっと真面目な話
コメント欄でそういう話をしてたんですけど、最近あらためて通し読みして、この漫画はこの漫画で割と穴は多いなと思いました。見る目変わったかも。
ですがドラゴンボールしかり、聖闘士星矢しかり、週間連載を続けていて穴が生まれない方が不自然なのですし、アイシはちゃんと読んでいて期待させてくれるので、僕にはまだまだ楽しんで読めるレベルかな。
万人に受ける作品なんぞ存在しませんし、大事なのはどこで抜きん出るかだとTo LOVEる布教のコラとか作ってる身としては思うのですよ。


ディーグレイマン
またお手軽パワーアップか……。
何かある度にイノセンスが進化してますよね、アレン。
イノセンスもイノセンスで、こないだ進化した時だって似た様な事を言ってたんだからまとめて進化しとけよという感じもします。宝くじの当選発表じゃあるまいし、徐々に盛り上げてどうするというのでしょう。

アレンが元帥と同等の実力者へ!
ティキ「でも俺、前に元帥殺しちゃってるんだよね」
アレン「(´・ω・`)」
何か勝てそうな気が一瞬したけど、単なる気のせいだったぜ!
ところで、アレンは腕が締め付けられる感じがしてイノセンスが発動できないのをしきりに気にしてましたが、真空状態なんだから体液&血液の沸騰とかも、もうちょっと気にした方がいいよ。
この戦いが終わって、ティキの作った空間から出てきたら臓器が色々とヤバイ事になって顔色がドス黒くなってたりして。なんちゃってノアが誕生しそうな勢いです。


ネウロ
ウェー、純悪の正体はサイでしたか。ちょっとがっかりしたかも。
葛西さんの登場時に色んなサイトで語られてましたし、確か僕も書きましたがサイは「自分探し」っていう目的があるから絶対的な悪とは違う気がするんですよね。
もしかしたら、葛西さんが純悪(真)の部下で、サイには目的があって接近したとかそういうオチかも……無さそうだな。真の悪とか言ってますし。


ショルダータックルヤスザキマン(読み切り)
とても面白かったです。うすた先生やるなあ。
弱音を吐きつつも、最後の最後ではちゃんと人助けをする安崎マンはむしろ悩む事によって好感度を高めてますし、最終的にはちょっぴり幸せになれてますし。
それにしても、この漫画の敵キャラは妙に人間味があって闇生物を思い出させます。自殺したり選挙に出馬したりしてたからね。彼ら。
と思いつつシャンゼリオンのwikiを読んでたら、一番下の方にマサルさんでパロった事があるって書いてありました。うすた先生もシャンゼリオンファンだったのか!


To LOVEる
やはり異常な状況というのは、常人を放り込めば引き立つものだと再確認しました。
例えばDMCとか、ジャギ様がいないと今ひとつ締まりの無い漫画になるはずですし。
本当はリトが負うべき役回りではあるのですが、彼は感覚が麻痺したのか、滅多な事ではつっこまなくなってるんですよね。
是非、古手川さんは宇宙人関連の事情を知らないまま、ララ達に振り回され続けて欲しいです。

「1年の時はA組のクラス委員の西連寺さんが甘いせいで、あなたたちも好き勝手やっていたようだけど、私が同じクラスになった以上そうはいかないわ」
これだ! この感覚が欲しかったんだ!
今までのTo LOVEるは、制止する者が誰一人いない状態でひたすら突っ走っていくという、ツッコミ不在のギャグ漫画みたいな状況でした。
しかし、古手川さんが要所要所で現実へ引き戻してくれるおかげで、単なるエロ描写であった部分が笑い所としても(それなりに)機能しています。
いや、僕とかは前からケラケラ笑ってたけど、それが少数派だという事は自覚してるよ。
ところで、古手川さんの言う「好き勝手」とは学園祭のアレやバレンタインの校内総淫獣化を差してると思うんですけど、だとしたらよく立ち向かう気になれたもんです。
普通、その状態から想像できるのは校内陵辱系アダルトゲームみたいな無法地帯と化した教室ですからね。
すごい勇気だ。感動した。


サムライうさぎ
色々と置いといて、「わけのわからない事を口走ってしまう」くだりは本当に不要だと思いました。普通に書き損じるだけでいいじゃない。お面の下で涙を流すだけで十分じゃない。
飽きるくらいに書いてる事ですが、福島先生はこういう部分で読者の感情移入を妨げてしまい、とても損をしていると思うのですよ。

「じゃあね…コレお礼ね!!」
人妻が懐に仕舞いこんでいた贈り物 ← こう書くと妙にエロイね
もし豊臣秀吉が美少女だったら、草履を懐で温めるあの有名エピソードは一転して萌えイベントですよ。
……うん、書きながら自分で自分が血迷ってると感じた。

(くそう…オレの居ぬ間に…志乃に何をした!!?)
何をしたというか、ナニをしたんだろう?
……うん、書きながら自分で自分が(ry


テニスの王子様
すごい……非美形キャラが二人も大ゴマを使いながら、トングで焼肉を食ってる……。
こういうのを見てると、腐女子漫画というレッテルが単なる気のせいなんだと再確認できますね。

氷帝はペナル茶を宍戸が担当
何がどうとは説明しづらいんだけど、駐車場へ向かって駆けて行く宍戸少年の姿がとても面白かったです。
ポイントは、他の面々と違って彼の場合は能動的に外へ駆け出してる節があるところかな。
君、実は結構余裕があるんじゃないかい?

比嘉中脱落
これは宍戸少年が駆けて行く姿に輪をかけて「すごく面白いんだけど、何が面白いかは説明しづらい」シーンですね。
で、伊達に感想が遅れたわけではなく僕もそこら辺を真面目に考えてみたのですが、ポイントは「肉を粗末にしたから」という常識的で理解しやすい理由で負けるのかと読者が思ってるところへ、

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↑不意打ちでこの理解不能な構図を持ってくる事だと思うんです。
これによって常識から非常識へと僕らの感覚は暴力的に揺さぶられ、「あ、面白い」と思えるんだと思います。

後日追記
どうして常識から非常識へ僕らの感覚を揺さぶれば面白くなるかというと、漫画におけるギャグというものが、基本的に常識的な状況下で非常識な出来事を起こして笑いを得るものだからだじゃないかな。


ムヒョ
もし、視力ではなく聴力や味覚が失われているだけだったらどうするつもりだったんだろう?
何か、最初の仮定からしてものすご~くご都合主義的なのでは……。
ほぼ確信してましたからね、彼ら。

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by ejison2005 | 2007-05-02 01:37 | ジャンプ感想