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ダイ・ハード 感想
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「今日はなんの日~?」

ダイ・ハード [DVD]

20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント


 ダイ・ハードを見る日だよ。いいね? (戒め)

 というわけで、クリスマスは艦これのイベントをこなしつつ何気に見たことのなかったダイ・ハードを見てました。これ、毎年テレビでやってて「今年こそ見よう」「来年こそ見よう」となってたんだよね。で、今度こそスタンバっておこうと思ってたらカーズが流れていたという。結局レンタルしました。

 で、感想としては不朽の名作と呼ばれるだけはあるな~という感じ。何がすごいって、悪役の魅力が素晴らしいのですよ。この作品は。

 いわゆる、B級映画というのは基本的に超人の主人公にスポットを当てた話作りがされます(偏見)。セガールなんかが分かりやすい例ですね。
 しかし、本作の主人公であるブルース・ウィリスはベテランの刑事でこそあるものの、あくまでそれ止まり。一人で孤島に乗り込み、大惨事世界大戦を引き起こすほどの超人的能力は持っていません。ヒーロー役としては、かなり地に足のついた設定です。

 どっこい、悪役はそれ以上の地に足の付きっぷりであった。本作はそこをねっとりたっぷりと描写している。むしろ本当の主人公はスネイプ先生率いるテロリスト(本当は強盗団)一派であるといえるでしょう。


 まず、本作最初の見せ場はスネイプ先生率いる犯人グループによるビル占拠です。そのスマートな手口はなかなかのリアリティを感じさせるものとなっており、そのものが映像的な見せ場であると同時に、「周到に計画を練った少数精鋭グループ」という彼らの組織構造を強く印象付けてくれます。

 そして、そこで彼らの春は終了します。だって、せっかく占拠したビルの中にブルース・ウィリスがいたのだから。

 あとはもう、彼らのうろたえ慌てる様こそが本作の見どころであるといえるでしょう。何せ、少数精鋭であるからちょっと哨戒に出てきた部下が殺され、サブマシンガンを奪われただけで「はわわわ、サブマシンガン取られちゃいました」と大変なびびりようです。
 でかいビルとはいえ、密閉空間に少数で乗り込んできちゃった以上、サブマシンガン一丁取られただけでも大変な脅威なのです。ブルース・ウィリスはちょっと強めの普通人として描かれてますが、彼らも彼らで用意周到計画周到なだけの普通人なのですね。

 しかも、調子に乗ったブルース・ウィリスは奪った無線機で警察を呼び、紆余曲折の末にビルを警察に包囲させることへ成功します。
 犯人グループはさらに追い詰められました。だって少数精鋭なので、マジになって警察が突入してきたら一巻の終わりなのです。一応、対戦車ミサイルは用意していますが、こんなもん何発も撃てるもんではありません。

 スネイプ先生はがんばって思想的テロリストを装いつつ、警察相手に時間を稼ぎます。どっこい、ここでまた邪魔をするのがブルース・ウィリス。虎の子の対戦車ミサイルをC4でビルごと吹っ飛ばしたのを皮切りに、やりたい放題のしたい放題です。もう許してやれよ。

 どっこい、ここで転機が訪れます。ちゃんとトイレに行かせてあげたりなどの紳士的振る舞いが功を奏したのか、馬鹿な人質がブルース・ウィリスの正体(そう、何者が暴れまわってるのかすらスネイプ先生たちは把握してなかったのです)を明かし、それがきっかけでブルース最愛の妻が人質に混ざってたことへ気づくのです。
 がんばれ先生! 負けるな先生! ハリウッドスターなんかやっつけろ!

 結論、駄目でした。

 敗因としては、そこに至るまでであまりにも部下が死にすぎていたのです。戦闘要員として数えられるのが二人。うち一名はタイマンでブルース・ウィリスに敗北して首吊り状態となり、残る一人は自分と仲良く人質の奥さん片手に高笑いの構図。あ、こりゃ駄目だわ。

 案の定、ふっつーに負けて犯人グループは全滅するのでありました。ちゃん、ちゃん。


 それにしても、スネイプ先生は本作における真の主人公であり、ヒロインでありましたね。彼の思考ルーチンを順に列挙すると、


「ジャパニーズ企業のビルを制圧です! スリザリンの本気を見るのです!」

「はわわわ、サブマシンガン取られちゃいました」

「はわ、はわ、警察に包囲されちゃいました」

「しかも、金庫を破るのに必要な部品を取られちゃいました」

「あわわわわわててはいけけけけけません。ちょっと早いけど警察の方は計画通りなのです」

「対戦車ミサイルなのです!」

「はわわわ、奪われたC4で切り札のミサイル破壊されちゃいました。というか部下が半分くらい死んじゃいました」

「はわ、はわわ、こうなると金庫破りの装置も心配なので様子を見てくるのです」

「はわわわわわわわわわわ、思いっきり待ち伏せされちゃいました」

「ふう、なんとかうまくだましてやったのです」

「はわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ、だませてませんでした。というか私がだまされちゃってました」

「なんとかきりぬけました。なんだかんだで部品も人質も手に入れたしもう安心なのです」

「はわわわわわ、遠慮なく暴れられてます。よく考えたら、殺したら意味がないので人質をどうこうするわけにもいかないのです」

「こうなったら、ダブル烈風拳とか使う人に影響を与えるような死にざまを見せてやるのです!」


 こんな感じです。なんだこの萌えキャラ。


 ちなみに、犯人グループの目的が金だったというのも、そりゃそうだよねという感じでとてもよろしかったです。
 ただそれだけならテンプレ悪党ですが、彼らは一生懸命に思想的テロリストを装いながら秘密裏に事を進めてましたからね。たかが金、されど金。ここまで人事を尽くして求めるのならば、むしろ天晴れというものです。


 そんなわけで、基本的なスタイルはB級映画のお約束を踏襲しつつも、悪役中心に描いて見せるだけでここまで違うものになるのか……という映画であったと思います。本当、(悪役にとって)大ハードな作品であったことよ。

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by ejison2005 | 2013-12-28 18:47 | 映画
テルマエ・ロマエ(映画) 感想

テルマエ・ロマエ 通常盤 [DVD]

東宝


 いくら面白い面白いって言われてもなー邦画で漫画原作とか地雷臭しかしねえぜ、と思いながら視聴してみたらいやはやこれは意外。そこにあったのは映画界のアベノミクスであった……!


 美術&エキストラ ~何故ベストを尽くしちゃったのか~

 まず、この映画をみて驚いたのは背景美術やエキストラの凝りようですね。

 例えば時代劇なんかでも背景にある町屋がいかにも現代建築技術で建てましたよ~という真新しい代物だったりすると何となく残念な気持ちになってしまうわけで、歴史モノを撮るならそれっぽい背景を用意できるかどうかは非常に重要なポイントとなります。

 が、この映画はまずそこで手を抜かなかった。どころか、調べたところによるとわざわざイタリアはチネチッタまでおもむき1000人ものエキストラを使って2週間に及ぶ撮影をするという凝りっぷり。

 その甲斐あってか古代ローマパートはハリウッド映画のそれと比べても遜色ないレベルで画面作りがされているわけですが、これ、すげえ勇気のいる決断だっただろうなあ。

 いやだって、そもそもヒットするかどうかサッパリ分からん代物ですからね。原作は話題作とはいえどちらかというとマイナーな類に位置する作品ですし、題材も古代ローマ×風呂というトレンドなんぞガン無視な代物ですし。

 もうちょっと手を抜いてもいいのよ……とこちらが一歩退いてしまうほどの徹底ぶりにまずは拍手を送りたい。


 主演:阿部寛の怪演

 そして、これも大きいのは主演である阿部寛の怪演技っぷりでしょう。日本人のくせに古代ローマ人を演じても違和感を覚えさせないルックスもさることながら、その演技力が今更ですがやはりすごい。

 特に感嘆したのはフルーツ牛乳や温泉卵を食べる際に見せた絶妙な間の取り方で、これはコメディリリーフも多く務めた阿部寛の面目躍如というところか、「このタイミングでこう演技すれば最も笑いを取れるだろう」と計算しつくされたリアクションが光ります。

 その他には、鉄面皮を一切崩さぬままアホなことをやる姿はまさに原作ルシウスのそれであり、彼なくしてこの映画は成り立たなかったといっても過言ではないでしょう。


 原作を活かしつつアレンジした脚本

 邦画のオリジナル脚本といえばハッピーバースデーデビルマンに代表される原作レイプばかりという印象を抱いていた僕ですが、この映画におけるアレンジっぷりには惜しみない賞賛を贈りたい。

 ひと言でまとめちまうと「原作のエピソードを活かしつつ持ち味を殺さない範囲でオリジナル展開へ持ち込んでいる」点が優れているわけですが、この当たり前に望まれることをやってのけられる作品がどれだけ少ないことか。

 特に大きいのは原作の面白さにおいて最も重いウェイトを占めている「日本はこんなにすごいんだよ」「日本の浴場文化は世界に誇れるんだよ」という点を終盤のオリジナルパートでも前面に推し出しているところで、原作の面白さをきちんと理解し、敬意を抱いてる人間による執筆であると感じられる仕上がりになっていました。


 まとめ

 そんなわけで、画面作り・役者の演技・脚本の完成度と三拍子揃った良作であったと思います。
 どうやら続編も企画されてるようですが、既にパーフェクトと言えるほど完成度は高いわけで、変に目新しい要素を加えたりせずこのままの路線でアップグレードして見せて欲しいですね。

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by ejison2005 | 2013-03-21 20:36 | 映画
崖の上のポニョ レビュー
用事で新宿まで出かけたので、ついでにバルト9崖の上のポニョを見てきました。どうでもいいけどこの映画館、本編が始まるまでの予告がクソ長くてイライラするなあ。設備はいいんだけど。
そういうわけで、せっかくだからレビューしておくよ。


微妙にネタバレあり!


ところで、本作の監督である宮崎駿といえばスタジオジブリであり、スタジオジブリといえば駿監督の息子が作った前作のアレっぷりが記憶に新しいです。
果たして、パパ宮崎は息子の汚名を挽回できたのか……!
結論からいうと、枕を並べて討ち死にだったんだけどね(´・ω・`)


☆ストーリー☆
――アタシの名前はブリュンヒルデ。心に傷を負った人面魚。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
全員で顔を寄せ合うシーンが、あまりにキモくてブラクラにしか見えないくらい数が多い妹達がいても、やっぱり海の中はタイクツ。今日もパパとちょっとしたことで口喧嘩になった。
サカナ同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆ そんな時アタシは一人で地上へ家出することにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ? 自分らしさの演出とも言うかな!
「あームカツク」……。そんなことをつぶやきながらクラゲに乗って海上へ出る。海底を掃除する船は嫌いだ。素で生命の危険を感じるし。
うっかりビン詰めになっていると、人間の男の子に助けられた。
「……!!」
……チガウ……海底のサカナとは何かが決定的に違う!
添い遂げるため人間になった。それが原因で天変地異が起こった。
バッシャバシャ。地球は水没した。ジブリがいっぱい(笑)。

……後半ちょっと苦しいな。


☆感想☆
さて、この作品をひと言で表すのならば「子供映画」というところでしょうか。ただし、純粋につまらないだけの作品を「子供向け」と定義するならばな!

そう、色々と置いといて、この映画はつまらなすぎるんですよ。そりゃもう、ゲド戦記が名作に思えるくらいのレベル。

つまらない映画といっても種類は様々ですが、この映画の場合、最大の悪因はストーリーの平坦さにあるでしょう。とにもかくにも、起伏に欠けているのです。
それが特に顕著なのは、後半の主人公とポニョへ試練を与えるくだりで、恐るべきことにこのチャプター、「種族が違っていても主人公はポニョを愛せるのか?」という趣旨なのに、主人公が種族の壁に悩むイベントが全く存在しなかったりします。麺抜きのラーメンというか、ルーの無いカレーというか、作品のメインテーマを描くべき場面なのに、この気抜けっぷりはどういうことなんだろう。

悩んでいる描写が全く無いため、クライマックスの愛を確かめられるシーンでも、主人公が何も考えていないように見えるのは非常に痛いですね。そりゃ今は純粋無垢な子供だから正体サカナ娘でも愛せるだろうけど、この先十年二十年と経ったら考えを翻しちゃうんじゃねーの? と思ってしまう。それくらい彼の決意は軽い。軽すぎる。
というかこの主人公、愛という言葉の意味も理解していない気がするんだけど、和風人魚姫な本作の主人公がそんなので果たして良いのだろうか……。


そしてもうひとつ大きなマイナスポイントが、理解し難い展開の数々でしょう。
母親が息子も同乗している車で、特に必要もなく命がけのドライブを慣行するシーンはその最たるものですが、後半のボートに乗った若夫婦との会話シーンもなかなかのもの。
これ、簡単に説明すると母親を探して旅に出た主人公とポニョが、その途中で出会った若夫婦から赤ん坊というものがいかに弱く、守ってあげなければならない存在なのかを教えてもらうというイベントなのですが、別にそれが物語の展開に影響を与えることはありませんでしたからね。

いかにも意味ありげなシーンだったので、きっと宮崎監督は何らかのメッセージを込めて挿入しているんだと思うけども、ストーリー全体の中で明らかに浮いてしまっているために、何ともスッキリしない感覚だけを受け手に残します。

作品テーマをダラダラと台詞だけで語り切った息子さんの作品も相当なもんでしたが、何らかの暗喩を込めればそれでいいというもんでもないんですよ。

また、(これは僕の理解力が足りないのも原因かもしれませんが)地球水没のくだりでは、その原因がポニョの人間化にあると気付くまでにかなりの時間を要しました。おそらく、「何故、ポニョが人間になると月が地球へ近付くのか」を説明していないのが原因だと思います。


☆宮崎監督は何をやりたかったのか?☆
一度は一線を退いた宮崎監督がわざわざカムバックして作り上げた本作。巨匠がそこまでして作り上げたからには、きっとかなり壮大な目標が存在したと思うんですよ。
実際、こちらのサイトでレビュられている通り、「死」を想起させる要素が妙に多いですしね。

しかし、惜しむらくは感想の項目で触れた通り、それが作品内で上手く消化できておらず、単に受け手を置き去りにするだけの結果に終わっている点。
例えば、エヴァなんかよく深読みされる作品ですけれども、あれはそれ以前にエンターテイメントとして完成されていますからね。自分のやりたい事をやるのは勝手だけど、受け手を楽しませずにそれだけやったって、ますます評価を下げていくだけだと思う。


……と、いうよりもね。僕が思うに、これらの要素には特に何のメッセージ性も込められていないんじゃないかな。
だってこの映画、今まで僕達がジブリ作品から受けてきたイメージによるフィルターを外したら、ただ単に起承転結が成立していない、子供向けの上っ面を被せただけの純然たる手抜き作品ですからね。いっちゃ悪いけど、「子供向けということにしておけば多少つまらなくても許してくれるだろう」という、安易さすら感じ取れましたよ。


宮崎駿がゲド戦記を見た時の動画があるんだけど、彼は当時の自分が発言した台詞の内容を思い出した方がいいと思うな。
ナイスブーメランというか、吐いたツバ飲み込みまくりだと思いますよ。今回。


最後に、一見するとハッピーエンドな本作ですが、人類滅亡を企てていたポニョの親父がそれを悔いることなく終わってしまったため、またしばらくしたら人類根絶計画の再建に取りかかるんだろうなあと思いました。
こういうところでも詰めが甘い。甘すぎる。

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by ejison2005 | 2008-08-10 04:45 | 映画
エイリアンズVSプレデター2 レビュー
AVP2 エイリアンズVSプレデターは、大ヒットした前作の正当な続編として制作されたアクション・ホラー映画です。どちらかというと今回はホラーに比重を置いており、グロシーンも頻繁に登場するので見に行くなら相応の覚悟をしておいて下さい。

さて、物語は前作のラストシーン直後から始まり、プレデターを苗代に誕生することでその因子を取り込んだ新種のエイリアン「プレデリアン」が誕生。それに慌てたプレデターが、宇宙船の内部にも関わらずプラズマ・キャノンを発射! 
当然ながら宇宙船は大破し、ブーメランの如く地球へ出戻って不時着。その衝撃か、はたまたプレデリアンとの死闘によるものか乗組員のプレデターは全滅するも、プレデリアンと宇宙船にサンプルとして保管されていたフェイス・ハガーは無傷のまま人里近くの森へと降り立ってしまった! さあどうしよう!? というのが本作の基本ストーリーです。

要するに、エイリアンが繁殖に最適な人里へ降臨してしまうという、リプリー達も散々心配していた最悪のシナリオが実現したものであり、プレデリアンと彼(?)が率いるエイリアン軍団はそのゴキブリ並な繁殖力を遺憾なく発揮し、街をあっという間に自分達の巣窟へと作り変えてしまいます。

本作はその舞台を活かし、地獄と化した町からいかにして逃げ出すかという「人間サイド」のストーリーと、どのようにしてエイリアン達を町から駆逐するかという「プレデターサイド」のストーリーとが密接に絡み合って進行していき、人間サイドでは定番のパニックホラーを、プレデターサイドでは異形の怪物同士によるぶつかり合いをド迫力で描いているのです。

無力な人間達が懸命にエイリアンから逃れようとする一方、プレデターとエイリアン軍団とで激しい戦いを行わせることで、ホラー映画の恐怖感とアクション映画の爽快感を同時に味合わせてくれているわけで、一粒で二度美味しい映画といえるでしょう。

このような構図は前作でも存在したのですが、あちらは閉鎖された空間で短時間のうちに終結した出来事であり、登場人物もごく限られていました。
しかし、今回は町ひとつを舞台としており、ガンガン増殖していくエイリアンに一般市民達が襲われて逃げ惑う様を丹念に描写しているため、パニック映画としてのスケール感が段違いなものになっているわけです。

また、前作の問題点として、ストーリーの都合上プレデターが弱く感じられるというものがあり、これはプレデター派の人間にとってかなり納得のいかない展開だったのですが、今作はそこら辺のバランスに考慮したのか、新手のプレデター「ザ・クリーナー」が単騎で地球に降り立ち、プレデリアン以外のエイリアン達は、彼の手でばったばったとなぎ倒されていきます。
その姿は、まさにプレデター無双! 前作であれだけ苦戦してたのは何だったんだというお話です。
一応、設定的なお話をしておくと、プレデターは固体により戦闘力にかなりのばらつきが存在し、前作に登場した面々や、シュワちゃんやダニー・グローヴァーが倒した個体は新兵であり、今回登場したザ・クリーナーは経験豊富な熟練兵だそうです。その昔コミックボンボンで連載してたSSでキング・エイリアンと戦った連中や、アーケードのエイリアンVSプレデターに登場したようなのが多分最精鋭。

そんなこんなで、ホラーあり、パニックあり、アクションありのお得感満載な大作映画として仕上がっています。お正月、何か映画を見たいのならオススメ。エイリアンシリーズのファンなら、思わずニヤリとさせられるサプライズもあるよ!


オマケ ~ニコ動で発見した関連動画~
シュワちゃん無双(    
どう考えてもアーノルド知事が最強のモンスターです。誠に、誠にありがとうございました。てか、これはマジですごい。実際にこのゲームをやったことないと、伝わらないだろうけど。
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by ejison2005 | 2008-01-01 21:12 | 映画
SHINOBI 感想
今日、金曜ロードショーで、

SHINOBI
仲間由紀恵 / / 松竹
ISBN : B000K4WTPA





SHINOBIっていう映画をやってたんで、折角だから感想を書こうと思います。
ちなみにこれ、特撮オタク的には仮面ライダークウガ(甲賀弦之介)と仮面ライダーケタロス(筑摩小四郎)が競演してるんですよね(笑)。
あ、普通にネタバレするんで注意して下さい。


さて、この映画は甲賀忍法帖という小説が原作になってるんですが、結論からいうと原作の魅力は全く引き出せてませんね。
特に、肝であるはずの能力者パートがひどい。
何せ、本来なら十対十であった忍者対決の頭数を五対五にまで減らして、しかも、その内三人は何の能力も披露せずに死にますから。
もうね、この時点で忍法帖を原作にした意味は全くのゼロです。このお話は、「手の合う」能力者達が戦うのを楽しむという主旨で作られてるんですから。
以下、各キャラの感想を。

甲賀弦之介&朧 ~どうしてもクウガとトリックを連想しちゃう~
原作に比べて、すっかりアレな人達になってました(´・ω・`)
平和主義者なのはいいんだけど、これから里同士で殺しあうよっていう話をしている最中、それを承知でイチャつきに行くのはどうなんだろう?
原作でも二人はかなり平和主義者だったけど、少なくとも弦之介様は朧以外にはかなり容赦なかったよ。
あと、朧がもんのすごくパワーアップしてるのもちょっと。
同じく馬を用いているとはいえ、とっくに馬で逃げ出したはずの筑摩小四郎にあっさり追いつくわ、眼力で直接呪い殺しちゃうわ、お幻が言ってた、
「お前は、身体能力とかはあんまり優れてない」
という意味合いの言葉に、欠片ほども説得力がありません。普通に強いじゃん。

お幻&甲賀弾正 ~何やってんのあんたら?~
犬死に。
全くの犬死に。とっても犬死に。
原作と違って人別帖にも名を連ねていないため、この二人が争う理由がさっぱり分かりません。
この展開にするなら、普通に六対六のルールにしとけば良かったんじゃないかなあ? 語呂と区切りは悪くなるけど。

筑摩小四郎 ~ワガタマシイハコウガトトモニアリィ~
どういうわけだか、甲賀方に配置されちゃった人(原作では伊賀方)。
原作では、そのシンプルにして凶悪な能力で大活躍しましたが、今作では何の能力も無い、普通の手裏剣が得意な人になっちゃってました。
他の面々に比べれば割と扱いはマシだった気がするけど、能力を使わないんなら別にお胡夷(今作では未登場)とかでもよかった気はします。

夜叉丸 ~原作のイメージを守れた人その1~
キャラ崩壊が相次ぐ今作の中で、数少ない自身のイメージを守り抜いた一人。
ちゃんと能力も再現されていたし、死に際のあっけなさは原作でも似た様なもんでしたし。
まあ、能力すら使われずに殺されちゃったのはちょっと情けなかったですし、蛍火との恋人設定も破棄されてたけど、その辺は尺を考えたら仕方の無い気がします。
うん、君は頑張った。

室賀豹馬 ~迂闊な人~
冷静な重鎮が一転、迂闊な特攻屋になっちゃってました。
相手に奇襲をかけるところまでは理解できるんだけど、薬師寺天膳を討ち果たした後に朧と蛍火を前にして余裕たっぷりで近づくとか、今一度不意打ちの意味を辞書で調べなおすべきだと思いました。
原作も、キャラの油断大敵ぶりは相当なもんだったけど、戦闘中に意味も無く動きを止めたりはしてなかったよ。

蓑念鬼 ~誰だよあんた~
今作、最大の被害者。
性格、容姿、能力の全てが原型を留めていません。かろうじて原作準拠なのは、毛深い点だけ。
挙句の果てに、あからさまな罠である陽炎の誘いにのって接吻して死んじゃうとか、何しに出てきたんだろう?

如月左衛門 ~目立たないのが身上なのに、あの風貌だと普段目立ちすぎじゃない?~
性格はともかく、能力は原作準拠なんですけど、どう考えても使い方が悪かった……。
相手そっくりに変身する能力なのに、わざわざ敵が三人固まってる時を狙って襲いかかるとか、何をやってるんだろう?
案の定、防がれて殺されちゃいましたし。
この能力は、原作でやったみたいに一人づつ誘い出したりしないと、単なる鉄砲玉で終わるんだけどなあ。

蛍火 ~原作のイメージを守れた人その2~
夜叉丸と同様、割と原作のイメージが守れてた一人。
性格はちょっと違ってましたけど、能力は似たようなもんですしね。
ストーリー的にも、普通に戦って普通に死んだ原作と違い、朧に戦う決意をさせるそれなりに重要な役どころでしたし。

陽炎 ~原作のイメージを守れた人その3~
夜叉丸や蛍火と同様、原作のイメージを守れた一人。
能力的にはむしろパワーアップしているわけですが、まあ、あんな能力を大作娯楽映画で使うわけにもいかないしね。
弦之介様への愛とか、必要な要素はちゃんと描かれてたし、このキャラに関してはそんなに文句無いです。
ただ、薬師寺天膳と心が通い合ったっぽい最期の描写は、何でやねんという感じでしたが。
事前に行われてた、薬師寺天膳と甲賀弦之介の語り合いを見守ってたのかなあ?

薬師寺天膳 ~いい人になれました~
能力のソースは異なるものの(そのおかげで、陽炎の能力で死ぬ事ができた)、能力そのものは原作準拠。
ただ、不死身であるというバックボーンからイメージを膨らませて、原作とは真逆の性格になってましたが。
原作の薬師寺天膳は、いい年こいて欲望の固まりみたいな人だったからなあ。
今作の目指した方向から考えると、この性格改変は正解だと思うんだけど、途中まで朧をけしかけてたのと同一人物とはとても思えないのはちょっと問題かもしれませんね。
日和っぷりでは、人の事をとやかく言えない気がします。

そんなわけで、個人的には原作からの改変部分が改悪に感じられる事が多かったんですけど、それでも終盤のオリジナル展開にはそれなりの評価をあげたいです。
原作のラストは美しかったけど、それだけに救いが全くありませんでしたから。
朧が後追い自殺するのではなく、ちゃんと長としての責任を果たして二つの里を救い、同時に死んだ弦之介様の悲願であった二つの里の融和を成し遂げたのであろうラストは、アナザーストーリーとして原作ファンが求めていたもののひとつを形にしたという事ですので、意義深いものがあったと思います。


まとめると、戦闘パートはそんなに面白くなく、原作ファンにとっては改変ぶりが悲しくなるような出来でしたが、それでもラストのオリジナル展開には見るべきものがあったと、そういう感じでしょうか。

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by ejison2005 | 2007-01-19 23:44 | 映画
平成狸合戦ぽんぽこ 感想
眠くてたまりません(挨拶)。
デスノコラとかネタはあるんだけどちょっと作る体力が残ってないので、丁度金曜ロードショーでやってる事ですし、平成狸合戦ぽんぽこの感想でも書こうと思います。
といっても、昔の記憶を元に書いてるから放送終わる前にUPしちゃうんだけどね。


……さて、ぶっちゃけ管理人はこの作品の事をあまり良く思っていません。
コンセプトとかは、すごく好きなんですよ。
自然開発で虐げられる一方だった狸たちが一念発起して変化能力を身につけ、人間様に歯向かうなんて、管理人の眠れる反骨精神がビンビンですよ。血沸き肉踊る
それでも、この作品に僕が抱いた評価は低いです。
細かい点をついてたらキリが無いと思うんだけど、大まかに原因を考えるとこんな感じかな?


1.狸が本気で勝つつもりだとは思えない
この映画、前半部分の問題点ですね。
もう本当に、彼らに勝つ気があるとは見ていて到底思えないんですよ。
人間をちょろっと脅かしては宴会するばかりって、そりゃゴン太もキレて怒鳴り散らしたくもなります。
彼らは現在進行形で餌場と住処を失い続けてるわけで、割と生死がかかった事態のはずなんですが、見ていてそれが全然伝わらない。
それこそゴン太がやってたみたいに、次々と人間たちを闇に葬ってもおかしくないどころか、むしろそれが自然な展開というものです。
人間を何人殺そうが狸には関係ありませんし、連続であの世に送り続ければ確実に工事が中止される事くらい、ちゃんと人間について勉強してたんだから分かりそうなもんなのですが……。名づけて、ビン・ラディン作戦。
中盤の妖怪大作戦にしたって、ビルとか壊したりするわけでもなく、本当に驚かすだけじゃ……ねえ?
人間だって生活かけて引っ越して来てるわけで、自分たちの戦う相手を舐めているとしか思えないのです。


2.後半は、いくらなんでもカタルシスが無さ過ぎる
で、人間たちに居座り続けられるどころか、それを利用されて更なる窮地に追い込まれるわけですが、ここからはもう最悪というしかありません。
まず第一に、後半部分の時間が長すぎます。
20分やそこらならともかく、40分から50分くらいかけて長々とやりますからね。これ。
見てる側の体力と集中力は無尽蔵じゃないんだから、それまで1時間30分近く視聴し続けた上にそれでは、ダレもしますよ。
そして第二に、追い込まれに追い込まれ、負けるのかな~負けるのかな~と心配してたら、本当に負けちまいやがった事。
当たり前の話ですが、普通味方側が追い込まれる展開になったら、逆転劇を期待しますよね?
どっこい、この映画の場合は何のひねりも無く普通に敗北しちゃったわけで。
しかも、ただ負けるだけならまだしも、先にも述べた通り劣勢時の時間が長すぎるために二重苦と化しています。
もっとも、敗北に関してはエピローグでちょこっとフォローがあったわけだけど、あれじゃ一方的に狸が災難をこうむってる事に変わりが無いしなあ。
僕は別に自然愛護家でも何でもないですが、この映画は明らかに自然破壊への警鐘をテーマの一旦に加えているわけで、それでこれはちょっとどうよと。


というわけで、眠くてたまらんからとっとと結論にいっちゃうけど、要するにもっと狸に切羽詰まった感じを持たせて本気で人間を襲わせ、後半部分をもうちょっと短くしカタルシスのある展開にすれば、名作になり得たんじゃないかなあ?

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by ejison2005 | 2006-11-10 22:26 | 映画
ナルニア国物語 第1章 ~ライオンと魔女~ レビュー
皆さんは、魔法使いと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく、多くの方がほうきに乗って空を飛ぶ魔女や、腰にまで達するほど豊かな髭を蓄えた老賢人を思い浮かべる事と思います。
まあ、

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中にはこういうのを連想される方もいるかも知れませんが、少数の例外という事でスルーさせて頂きましょう。

さて、我々が思い浮かべる魔法使いというのは、上の例で分かるとおり(例外は除く)一様に文系の人種ですね。
そんな、一般的魔法使い像に真っ向から立ち向かった意欲作が、今回ご紹介するナルニア国物語 第1章 ~ライオンと魔女~です。

真っ向から立ち向かったと評したのは、本作に登場するラスボスである魔女のアグレッシブなアクションシーンにあります。
本作の最大の見せ場は終盤における合戦シーンなのですが、

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そこで魔女は、自身を討ち取らんと迫るケンタウロスの攻撃を、

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イナバウアーで華麗に回避し、

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逆に、持っている魔法の杖を接触させて石に変えてしまいます。

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さらに、グリフィンが2匹襲い掛かっていくと、

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剣と魔法の杖の二刀流で見事に叩き落します。

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さらにさらに、主人公の弟が命がけで魔法の触媒である杖を叩き折っても、

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剣2本による文字通りの二刀流で、主人公を終始圧倒。

……。

つえー! 魔女つえー!

最終的には、作品世界内での神に近い存在であるライオンに倒されてしまいましたが、その物理的な意味での強さは、後の世に語り継がれる事でしょう。

この魔女こそは、万夫不当の豪傑よ!

そんなこんなで、魔女のアクションシーンが爆笑ものの「ナルニア国物語 第1章 ~ライオンと魔女~」。
皆さんも是非、お楽しみ下さい。


オマケ
この魔女って、

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こういう無闇にでかいお城の中で一人暮らしをしていて、部下はずる賢いドワーフとか犬とか化け物しかいないんですけど、そんな生活楽しかったのかなあ?

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しかも、自分に逆らう者は片っ端から石にしているので、そのうち誰も領民がいなくなる気がします。
何というかこの人、独裁スイッチの話を読んだ方がいいんじゃないかと思いました。

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by ejison2005 | 2006-08-25 23:04 | 映画
ゲド戦記 簡易感想
というわけで、ゲド戦記を見てきましたよ~。
以下、簡単な感想を。



ネタバレします。



















キャラ別感想

アレン……ナメック星からやって来た王子
父親が立派過ぎるのでコンプレックスに悩んでるうち、前向きな心と後ろ向きな心が分離しちゃいましたという、ピッコロも驚く特異体質者。
例によって、2つの心が合わさったら鬼みたいな強さを発揮した。
映画終了後に国へ戻ったみたいだけど、こんな危ない奴が戻っても一生牢獄暮らしの気はする。
だって、父王は別に愛を持っていなかったわけでも、気にかけていなかったわけでも、虐待していたわけでもないですからね。
少なくとも、政治に関わる事は絶対にないと断言できる。
不老不死へとつながる特殊能力を持ってるらしい。
2重人格だったり、不老不死の法に関わりがあったりで、額に第3の目があるよ説が濃厚となっている。
冒頭で暴れてた竜達とは、最後まで何の関係もなかった。
どうでもいいけど、キレると冥王様みたいな顔になる。
「茶番は終わりだ。冥王の力を解放する」

ハイタカ(ゲド)……帰ってきたぞ! 帰ってきたぞ! ウ○ト○マ○!
本名をかたくなに隠してるため、作中では全然ゲドと呼ばれないウルトラマンジャックみたいな人。
特に説明はなかったけど、ゲドが彼の真実の名前だから操られたりしないように隠しているのかも知れない。
敵地へ乗り込むというのに、罠の心配をしないお茶目さんでもある。
後半、急に説教くさくなった人物その1。
農地に愛人を匿っている。

テルー……魔法使いレベル34
ドラゴラムの使い手。
劇中での描写を見るに、モシャスの使えるドラゴンといった方が正しいかも知れない。
ドラゴンのくせに何故、テナーの家にいたのかは最後まで語られなかった。
テナーの説明では、ただの親に苛められて行くあての無い女の子としか思えないのだが……。
ラストシーンで首の骨を折られて死亡するも、唐突に起き上がってドラゴラムし、命を大切にしない人が嫌いなくせに何のためらいもなくクモを焼き殺して、全ての観客のド肝を抜いた。
そのあまりにも唐突な展開が、本作のクソ映画としての地位を確立したといってよい。
また、後半で急に説教くさくなった人物その2でもある。
その饒舌ぶりは凄まじく、本作のテーマを行動ではなく言葉でダラダラと語りきった。

テナー……愛人
ハイタカにぞっこんラブの人。年齢差なんざ見えやしねー!
ハイタカが主役だと考えた場合、急に正ヒロインへと格上げされる。
なんか墓地でハイタカに救われたとか言ってたけど、その辺の経緯は一切語られないため、非常にどうでもいいシーンとなっている。
ちなみに、ハイタカの方もまんざらではなさそうなので、割と相思相愛かもしれない。

クモ……もっと慎重になりましょう
永遠の命が目的なら、コソコソやってりゃいいのに無用の喧嘩をハイタカに売っちゃった人物。
そのため、魔法使いとしては思慮が浅いというしかない。
まあ、アレンに手を出した時点で、ハイタカがもれなくついてくるから先手を取ったとも考えられる。
とっとと殺せばいいのに、超悠長な処刑方法を選ぶのんびり屋さんでもある。
そんなに命が大切なら、1分1秒を大切に!
行動目的も基本的に逆恨みなため、非常にショボイ印象を与えられる。
そのショボさたるや、箱舟と同レベル。


全般的な総評

とにかく、説明不足。
アレンの剣が抜ける意味や、テルーの正体など理由を語るべきものが全く語られないまま終わってしまう。
そういった点を説明したり示唆するシーンを付け足すだけでも、相当マシな出来になる気がする。
あと、塗りが荒く感じられた。
これは、新技術を試したのが原因だったそうな。
何よりキツイのが、声。
声優を雇えよという事もあるし、基本的に声が小さすぎるのも問題。
普通の映画で入る音声より、明らかに小さい。
冒頭で暴れまわる竜が、本編と全く関係ないのも問題だと思う。
あと、戦記だけど戦争はしなかった。


そんなこんなで、やっぱり普通に駄目な映画でした。
駄目さではハウルも相当なもんだったと思うけど、これはそれを上回っている。
つーか、ジブリはもう駄目かもね。

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by ejison2005 | 2006-07-30 22:07 | 映画
マシニスト ハイドアンドシーク レビュー
皆さん、管理人はサスペンス映画が大好きです。
どのくらい好きかというと、試験期間中にも関わらず観てしまうくらい好きです。
そして今日は、大作サスペンス映画、マシニスト ハイドアンドシークを見たので、そのレビューをお送りしましょう。
全面的にネタバレです。注意してください。


まず見たのは、マシニストです。
この映画は、主演のクリスチャン・ベイルが1年間不眠に悩まされている工場労働者に扮するため、30キロ近くの危険な減量を行ったと聞き、
「おお~、そんなに気合の入った演技を見せてくれるのか。こいつは楽しみだぜ!」
と、思っていたんですね。
で、どんなストーリーだったかというと……。

あらすじ
主人公は、極度の不眠症で1年間殆ど眠れずにいた。
そしてある日、主人公は、

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マトリックスに出演していそうな新人アイバンに気を取られ、仲間の腕を機械に巻き込ませる大惨事を巻き起こしてしまう。
しかし、事情を聞いた工場の上司達は、
「この工場に“アイバン”はいない」
と答えるのだった。
一方、主人公の自宅の冷蔵庫には、

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身に覚えのない不気味な絵が貼られていた。
誰かが自分を陥れようとしている、そう信じて主人公は、ますます精神を蝕まれていくのだった。

とまあ、こんな感じのストーリーです。
これを見て、大概の人は、
「実は主人公は精神を病んでおり、アイバンというのは自分で作り出した幻覚。冷蔵庫の絵は、無意識下で自分で貼った」
と、最初に予想すると思うんですね。勿論、僕もそう思いました。
しかし、そんな安直な展開、大作サスペンスである本作でありうるはずがありません。
真相は一体……。

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答えは、「実は主人公は精神を病んでおり、アイバンというのは自分で作り出した幻覚。冷蔵庫の絵は、無意識下で自分で貼った。色々やらかしていた主人公は最後に逮捕」でした。

……。
安直すぎるだろ!!
何という事でしょうか。本格サスペンスに見せかけて、死ぬほど単純なストーリーでした。
もうちょっと、捻ろうよ。

仕方がありません。
ここは、ハイドアンドシークで無聊を慰めるとしましょう。
いくらなんでも、2回連続でハズレを引く事は無いはずです。
では、同じようにストーリーを紹介すると。

あらすじ
母の自殺で、心を閉ざした少女エミリー。
それを見て、心理学者の父デビットは郊外の田舎へと引っ越す事にした。
デビットは、何とかしてエミリーに友達を作ろうとするが、エミリーは誰にも心を開かず、見えない友達「チャーリー」とだけ遊ぶようになる。
戸惑いながら、しばらくは静観する事にしたデビットだが、

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チャーリーによって、徐々に2人の生活は脅かされていく。
娘を救うため、デビッドはエミリーの心の闇を解明しようとするのだが、

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娘が書いたチャーリーの絵は、明らかに大人であり、

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チャーリーの手によって、写真は自分が写っている所だけ破られており、

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昼間に自分が仕事をしていたはずの書斎は、ふと気がついてみると全く荷物が解かれていない状態なのだった。
果たして、真相は……。

こんな感じの、お話です。
これを見て、大概の人は、
「チャーリーの正体は、デビットである。デビットは、本人の自覚の無い2重人格者なのだ」
と、最初に予想すると思うんですね。勿論、僕もそう思いました。
しかし、そんな安直な展開、大作サスペンスである本作でありうるはずがありません。
真相は一体……。

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答えは「チャーリーの正体は、デビットである。デビットは、本人の自覚の無い2重人格者なのだ。チャーリー……いや、殺人鬼デビットはその本性をむき出しにするのだった」でした。

……。
安直すぎるだろ!!
何という事でしょうか。本格サスペンスに見せかけて、死ぬほど単純なストーリーでした。
もうちょっと、捻ろうよ。

そんなこんなで、連続でハズレくじを引いた男が嘆くだけという、映画レビューでした。おしまい。

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by ejison2005 | 2006-01-26 01:39 | 映画
ハウルの動く城 レビュー
ハウルの動く城
宮崎駿監督の送る一大ファンタジー映画です。キムタクと倍賞千恵子が声優を演じるということで、当時は話題になりました。勿論、

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青いイナズマも僕を攻めます。
さて、今日は劇場でこの映画を見て以来、ツッコミたくてツッコミたくてたまらなかった部分にツッコミ入れようと思います。
問題のシーンはここ、

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花畑で和んでいたハウルとソフィーがたまたま近くを通りかかった軍艦を見るシーンです。
ここでソフィーが、
「敵? 味方?」
と尋ねるとハウルは、
「どちらでも同じことさ」
と、何やら不穏な事を口走ります。言うまでもありませんが、敵と味方では全然違います。
更にハウルは、
「人殺し共め」
と怒りと蔑みを込めて呟き始めました。ちなみにハウルは、別に戦争で両親を失ったり戦災に晒されたりといった過去はないです。何でそんなに憎んでるんだろう?
しかし、そこまではいいのです。別にどんな考えを持っていようが知ったことではありません。民主主義マンセー。個人の意見の尊重サイコー。
が、この次にハウルは、

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何やら念力のような力で、軍艦の動力を止めてしまいます。
これはいけません。ぶっちゃけテロ行為です。
例えるなら、自衛隊のイラク派遣に反対してイージス艦に爆弾を仕掛けるようなものでしょうか?
その後もハウルは懲りることなく、

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破壊活動を繰り返します。
それにしても、この既視感はどういうことでしょうか?これと良く似たアニメを最近まで見ていたような気が・・・・・・。
あ、

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・・・・・・これだ!!
結論
この映画は呪いで老婆になってしまった少女ソフィーと、荒地で不思議な城に住む魔法使いの青年ハウル。その2人の純愛を描いたように見せかけた、テロ賞賛映画だったのです。
ちなみに当方、分かった上でネタにつっ走っていますのであしからず。

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by ejison2005 | 2005-12-30 19:17 | 映画