スーパーロボット大戦Z 感想レビュー

スーパーロボット大戦Z

バンプレスト



 割と以前にクリアしていたスパロボZ。思い出したように……というか、まさしく思い出したのでレビュー及び感想。
 難易度はノーマル。主人公はセツコ。
 辿ったルートは、太平洋ルート→周辺の警戒→ifルート。

 ネタバレなし!


 シナリオ

 さて、幾多のロボット作品が競合出演して物語を織りなしていくスパロボにおいては、シナリオの重要性が通常のキャラゲーとは比べ物にならないくらい重要なわけですが、今回のシナリオに関して個人的な見解を述べるのならば……と、いえるんじゃないかな。
 中でも良かったのが、多元世界という舞台設定の新鮮さですね。今までのスパロボは、宇宙世紀なりコズミック・イラなりのガンダム的世界観を串にし、他作品の組織なりキャラなりの素材を通していく、いうなれば串焼き型の舞台だったわけですが、今作では新規参戦したオーガスの設定を上手く活用して、素材の統一性などおかまいなしに鍋へぶち込んだ寄せ鍋方式の舞台となっています。
 例えに使ったのが全然別系統の料理であることからも分かる通り、その味わいは全くの別物! 参戦する作品はもとより、ストーリーの流れそのものが2000年発売のα以降、テンプレ的でマンネリとなっていた本シリーズへ、見事に新たな息吹を投入してくれています。
 主人公を始めとするオリジナルキャラクターたちが、それほど積極的にストーリーへ絡んでこないのも特徴的で、α以降、主人公がシナリオの中心核のような扱いを受けてきたのに対し、本作の主人公はあくまでも多元世界を救う正義の組織へ参戦した、一正義の味方とでもいうべき立ち位置。オリキャラでハァハァしたい派の僕にとっては、若干薄めの味付けにも感じられましたが、オリジナル要素をどこまで前面に打ち出すべきかについてはユーザー間で様々な意見が出されているわけで、たまにはこういったスパロボがあってもいいんじゃないかな。別に存在感皆無というわけでもないんだし。ラスボスは無駄にインパクトあったし(笑)。

 あとはまあ、シナリオ書いた人もキラきゅんの扱いに困っているのが肌で伝わってきたわな(苦笑)。しかし、スパロボには今後も、ソレスタル・ビーイングという巨大な壁が立ちはだかってくるのである。ミスリル辺りと絡ませるかあ?

 主人公別ルートに関してですが、ここでガラッと参戦作品を分けたのは良い試みだったんじゃないでしょうか。ランドとせっちゃんで話の展開も大分違うみたいですし、何より周回プレイをする意欲が違ってくるというものです。ランド辺は最初の数話だけ遊んだけど、終始暗いノリだったせっちゃんとはえらい違いだ(笑)。


 戦闘面

 今作において、何よりも僕がほっとしたのは敵ユニットのHP。OG外伝の時は、敵が硬くて硬くて硬くて硬くて硬くて、おまけにダークブレイン戦はSP回復がほぼ必須という理不尽さで、本当に嫌気が差しましたもん。スパロボのシステム上、ある程度はHP設定で難易度を調節せざるを得ないのは分かりますが、それにしたって加減というものがありますよ。藤木源之助だって、もう少し手心を加えてくれるよ。
 そんなわけで、今作は敵が程良い硬さなのが一番嬉しかったです。
 耐久力といえば、味方側のタフネスが根本から見直されているのも特徴的でしたね。とても頑丈になっている。今までと違い、攻撃を重ねられれば重ねられるほど被弾率が上がっていく仕組みなので、以前みたいにリアル系だからと紙装甲にしていたら、詰みかねないというのもあるのでしょうが。
 結果として、今までは頑丈だという謳い文句にも関わらず、壁役・囮役としては明らかにリアル系に劣っていたスーパーロボットが、かなり頼もしいことになっている。個人的に今までの、雑魚から攻撃を数発もらったら死にそうになるスーパーロボットなんて、何かしっくりとこなかったのですが、今回は非常にいい塩梅でした。

 そんなわけで、ユニットが墜としやすい&墜とされにくい仕様となった一方、敵の数がハンパねえことになっていたのは、どうにかならなかったんでしょうか。やたらと増援が多いですし。結局、終盤はMAP月光蝶で何度も文明埋葬する羽目になったよ。よく地球無事だったな。

 小隊システムについては、僕はちょっと否定派かなあ。敵が多すぎてうんざりした理由のひとつが、間違いなくこれですし。フォーメーションという新要素を加えたりと努力は伺えるのだけれども、倒しても倒しても敵がいるというのはものっそいストレスが溜まるのです。あとは、これは僕にはあまり気にならなかった点だけど、小隊編成って面倒臭いしね。

 戦闘アニメに関しては、地対空などでアニメーションが微妙に変化する(ちゃんと空に向かってビームを撃ったりする)など、ますます芸コマになっていたのが好印象。爆発エフェクトも画一的なものではなく、ちゃんと原作準拠な爆発の仕方をしてみせるなど、職人気質なこだわりが感じられました。


 管理人ZEUTHの撃墜数TOP5

 ここからは感想パート。


 第一位 セツコ・オハラ
 習得技能
 SP回復 援護攻撃L4 ヒット&アウェイ サイズ差補正無視 集束攻撃 見切り
 射撃338

 なんてったって主人公ですから。バルゴラが全体攻撃に向いていることもあって、直撃などを駆使しバンバン小隊単位で撃墜していきました。バスケでいうスリーポイントシューターの立ち位置。
 援護役としても大活躍!


 第二位 アムロ・レイ
 習得技能
 ニュータイプL8 ブロッキング 再攻撃 集束攻撃 Eセーブ ヒット&アウェイ
 
 ご存じ元祖ニュータイプ。せっちゃんと同じく、殲滅戦担当。ディジェやニューガンダムを活用するなら、最初から持ってる再攻撃は、いっそ上書きしちまっても良かったかもしれない。


 第三位 天空寺斗牙
 習得技能
 カウンターL7 気力+(命中) 見切り 再攻撃 Eセーブ ガード

 ルート選択の関係上、基本的にベッタリな状態だったため、必然的にボスキラーとなった。技量も高く、機体も単体攻撃型なので、再攻撃との相性はバッチリ。ボスキラーなのにこの順位なのは、一機一機着実に撃破していたからだと思われる。


 第四位 シン・アスカ
 習得技能
 SEED ブロッキング 戦意高揚 サイズ差補正無視 気力限界突破 Eセーブ
 空A→空S 宇A→宇S (機体がSアダプター装備)

 ボスキラーその二。スパロボ補正のおかげか、今作ではちゃんと主人公でいられた(笑)。ルナマリアそっちのけでせっちゃんと絡んでいたため、たまにこっちが恋人なんじゃないかという錯覚に囚われた。


 第五位 ゲイナー・サンガ
 習得技能
 オーバーセンスL9 ゲームチャンプ ブロッキング 再攻撃 サイズ差補正無視 見切り

 ボスキラーに囮役に雑魚殲滅にと、あらゆる局面で安定した活躍を見せた便利屋さん。セツコルートでは離脱帰還が長かったため、シナリオでの目立ち度はいまいちだ!


 番外編 カツ・コバヤシだったで賞 レントン・サーストン
 習得技能
 リフテクニックL7 底力9 気力限界突破 サイズ差補正無視 見切り 集束攻撃
 空A→空S

 機体も改造し、目にかけているはずが妙に被弾率の高い困った子。よその家では猛威を振るったというセブンスウェルも、うちでは発動前に墜とされることが多かった。何故だ!
 ラスボス戦では、雑魚を葬るべく発射したMAPメガ粒子砲(精神未使用)にうっかり巻き込んでしまい、撃墜してしまった。サーセンwwwwwでも当たるなよwwwww


 管理人の選ぶ戦闘アニメTOP5


 第一位 フル・ウェポン・コンビネーション(デスティニーガンダム)

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 原作では単品ずつでしか活用されなかった、デスティニーの豪華絢爛武装を上手に組み合わせた珠玉の戦闘アニメ。ラストの残心は必見!


 第二位 ザ・グローリー・スター(バルゴラ・グローリー)

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 主人公後継機の必殺武装。とにかく揺れ……げふんげふん。ほら! ラストの雪が舞うシーンとか綺麗だよね!


 第三位 超重炎皇斬(ソルグラヴィオン&ゴッドΣグラヴィオン)

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 笑顔が素敵すぎるランクイン。美しい……。


 第四位 ファイナルダイナミックスペシャル(マジンガーZ&グレートマジンガー&グレンダイザー&ゲッタードラゴン)

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 しんっじられっるっか、こっのパゥワァー♪ というわけで、ダイナミックプロチームのフルボッコアタック。使用条件が厳しいだけあって、発動した時にはちょっと達成感が湧いてくる。無論、威力はお墨付き。


 第五位 オーバーヒート(キングゲイナー)

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 原作でも何故こんな装備が搭載されているのかはよく分からなかったが、スパロボでも何故こんな装備が搭載されているのかはよく分からなかったぜ! 戦闘アニメ時のゲイナーいわく「愛と勇気は言葉! それが分かったらオーバーヒートだ!」とのこと。よく分からんがノリノリだぜ。
 まあ、キングゲイナーはオーバースキル自体、何ができて何ができないのか不明瞭だしね。


 まとめ

 そんなわけで、主にシナリオ面で新機軸を打ち出している感のあるスパロボ新シリーズ第一作です。買う人は買い、買わない人は買わないシリーズなので、あえて勧めたりとかはしない。
 三月発売のファンディスク(みたいなもの)では、後日談が遊べるらしい、ぜ。


スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク

バンプレスト


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by ejison2005 | 2008-12-26 01:58 | ゲーム