週刊少年ジャンプ 09年 03号 感想
 風邪っぴきの書くジャンプ感想。みんなも気をつけような☆ リンゴ食べたい。


 ぼっけさん(新連載)

 前々からうちのブログを読んでくださってる方はご存知の通り、僕ってムヒョのことがすごい嫌いなんですよ。
 そもそも、金未来杯にエントリーした作品なのに一位を差し置いて(一位も相当にアレな作品でしたが)連載が開始されたりという連載開始経緯も何だかなーという感じですし、内容的にも好感度ゼロの登場人物、どう考えても諸悪の根源な味方組織、ショボすぎる敵の動機などなど、目も当てられないような代物でしたし。
 そんなわけで期待値ゼロの今作だったわけですが……やべ、面白いし!

 この漫画で僕が西先生スゲーと思ったのは、前作での問題点をきっちりと修正してきたことです。まず、とっつきにくい外見だった主人公は普通にさわやかなタイプにされています。これは大きい。
 やっぱ、ビジュアルって大事ですからね。ムヒョはその段階で、相当に損をしていたと思うのですよ。感性的な問題ではありますけど、まあ、一般受けする主人公のビジュアルじゃないわな。
 そして、最も大きな点はキャラクターの内面でしょう。今後の展開にもよるでしょうが、少なくとも、第一話を読む限りでは善性に満ちた行動を取っています。主人公は根暗だけどいざという時にはヒロイックな行動が取れるし、ヒロインは菩怪化した主人公を見ても動じない度量の広さを備えています。
 特に後者の存在は大事ですね。滅多に見られんいい子だ。そりゃ、主人公だって命がけで守ろうとするよな。

・刑事のヤノさん
 中盤に警察の捜査シーンを入れたのも上手いなーと思うところ。今回のエピソードだと、主人公たちは幼女がどういう境遇に置かれているのかを知るよしはないわけですが、このシーンを間に挟むことによって神視点の読者にとっては、極めてスムーズにお話が進行していきます。のみならず、リーダー格であるヤノさんが街の伝承に詳しいという設定にすることで、さほどの無理もなく設定を開示することに成功している。
 また、ただそれだけでは、主人公たちの動きとはかい離したシーンとなってしまうのですが、あらかじめダイブツとカニさんに主人公たちと賭けボーリングをさせているのも上手いところ。次回以降、主人公たちが保護した幼女を警察に引き渡す際、この因縁が幸いして菩怪に関する情報が引き出せるのだろという期待感を与えてくれます。ベネ!

・第一話の総括
 西先生の趣味(化け物)を絡めながらも、ストレートな少年漫画として非常に順調な滑り出しだったと思います。第一話の中だけで、主人公の内面的な問題点を指摘しながらもそれを克服させているわけですしね。
 少し不安なのは、最初から敵の狙いを「この街(の破壊?)」に限定させているあたりかな。菩怪様の戦闘能力も、主人公に不意を打たれて全力が発揮できなかったとはいえ、少年漫画界の標準から考えたらあまり高いものではないと予想できるので、ちまちまとしたご近所バトルが展開されていく気がビンビンします。
 僕はそういうの好きだから別にいいんだけど、果たしてアンケが取れるのか? それが問題だ。リュウケンドーみたいに、ご町内の危機が世界の危機に直結するような構造が必要になるかもね。


 ナルト

 うわー、これでペインが死んだふりをしているのではなく、ガチで倒されたのだったらちょっとげんなりしちゃうなあ(死んだふりでも十分しょぼいけど)。僕としては、ひとコマ目の蹴りで木の葉丸の首をへし折って、バトル終了させて欲しいくらいですよ。

 げんなりしたといえば、数年前に螺旋丸を教えていたというくだりのシーンも相当にげんなりさせられたシーン。確かにナルトはそういう性格の奴だし、子供らしいっちゃらしい行動ではあるけども、自分の身の丈を超えて増長しているだけの場面を見せつけられるのはすごい不快感だ。
 シメに自来也が出てきて人に教えるなど十年早いと怒ったりしていれば、それもなかったでしょうに。

・「奢るな」
 ここら辺の数ページは、素人の僕にも「あー、岸本先生は演出力が無いなあ」と感じられました。何の進展も意味もない会話を、顔のどアップゴマで連発するだけとか、白紙提出されたような気分です。
 「奢るな」のコマも、ペインがチャクラを放つシーンとか入れないと、まったく意味がないですしね。僕たち読者はチャクラ見えないんですから、絵で表現してくだせえ。

・「ナルトは強いぞ」

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 他のサイトで、「綱手様がナルト教信者として宗教的な信仰心を持っているなら納得できる」と書いてあったんだけど、そうだとするならこれは新たな神を自称するペインと現状の神であるナルトとの壮大な宗教戦争だといえるのかも……ねーよw

・どうでもいいけど
 これで本当に止め刺しちゃってたら、ナルトを差し置いて木の葉丸が、螺旋丸でのワンキル目を見事獲得しちゃうという……大した奴だ。


 トリコ

 おー、リーガルマンモスはまだまだでかい親が存在したのか。美食カイを引き立たせるためとはいえ、ここのところモンスター勢がちょっと瞬殺されすぎな印象はありますので(今回も15レベルが大量にノッキングされたし)、親マンモスにはちょっと頑張って欲しいなあ。GTロボの一体や二体は倒して欲しい。食材探索はこの漫画の大切なオリジナリティだから、高レベルモンスターにはまだまだ威厳を保っていて欲しいんだ。
 洞窟の砂浜に上陸したオペレーターの機体が混ざっているっぽいから(鎖巻いてる奴がそれっぽい)、いずれにしても、VSGTロボへとシフトしていくんだろうけどね。

・サニー!!
 四天王の三人目は、インビンジブル触手の使い手でした。急にファンタスティックな能力者が登場しちゃったけど、でもまあ、しまぶーなら何か納得できる理屈をこねくり出してくれるか。
 性格的には、ちょっとナル入ってるけどそれ以外は普通にとっつきやすいあんちゃんで良かったです。ココも最初は変人ぽかったけど、その後にどんどん今の性格が形作られていったし、この人も普通にいい人なんだろうな。


 バクマン。

 いつ触れるんだろうと思ってた亜城木コンビに対するエイジの評価というネタを、おそらくは読者の誰もが予測していなかったであろう形で見事に消化してくれました。こいつは意表を突かれたぜ!
 というか、同年代の亜城木コンビに対しては、割とまっとうな対人能力を見せているのが一番びっくりした(笑)。彼らは面食らってたけど、冷静に考えればそりゃ、「仲良く頑張りましょう!」になるよな。
 振り返ってみれば、大音量でかける音楽も騒音被害をもたらしているわけではなく、人混みなどの問題が起こりそうな場所は自分から避けているこの子は、僕が思ってたよりもずっと社交性を備えているのかもしれない。今回の新連載騒動も、雄二郎さんいわく「わざとぼけてる」みたいだし、おそらくは、クロウを連載したいけど反対されてるのは分かり切ってるからあえてこういった行動に踏み入ったのでしょう。

 逆に、全く全然これっぽっちも社交性を感じさせないのが担当編集である雄二郎さん。あなた、こんな行動に出られるなんて完全に見切られた上、舐め切られてますよ。ネームチェックとかも怠っていたわけですし、現実的に考えたら彼の首はつながらないと思う。
 でも、漫画的に考えたら彼の無能さを利用してエピソードを作りやすいですし、きっと担当編集のままなんだろうな。一生懸命にやってるのに、どうにも空振り気味な服部さんが、かわいそう。

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by ejison2005 | 2008-12-17 20:02 | ジャンプ感想