週刊少年ジャンプ 08年 52号 感想
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 表紙でちょっと笑っちゃった。「かませ犬四人が主人公に挑む」図。


 ブリーチ

「『伏火』に『赤火砲』を練り合わせたものを縛道二十六番の『曲光』で覆って見えなくして~」
 と、これまで聞いたこともなかったり、あっても馴染みがないような単語を並べ立てての解説を行う雛森さん。なんだかルー語を聞いてるみたいだ。『ベンドダウンファイヤー』に『レッド火砲』を練り合わせたものを縛ロード二十六ウォッチクラッカーの『曲ライト!!』で覆ってショーアップなくした感じ。
 前々から思ってたんだけど、GI編でこういった現象を防ぐためにスペルカード全種をドドンと提示した冨樫先生みたいに、鬼道は一度全術名及びその効果をさらして欲しいな。オマケページみたいな扱いでいいから。

 どうでもいいけど、浮竹隊長と戦おうとしてるエスパーダは女の子だったんですね。言われるまで分んなかった。アラビア風のベストみたいなのをつけてブリーフはいた男の子だと思ってた。


 ワンピース

 ルフィは偶然に頼る部分が多かったとはいえ七武海の一角を戦場に引きずり出し、ナミはパワーアップアイテムが手に入りそうな場所で目覚め、サイボーグであるフランキーはクリティカルにくまの素性が探れそうな場所へ到着、と、どうもくまさんは意図的に麦わら一味を飛ばしてたみたいです(バシルーラ前にわざわざ聞いてることから飛ぶ場所は任意で指定できるみたいだし)。
 そんな中、一人だけゲイ王国へ飛ばされているサンジが非常に面白かったです。高確率で、この島も何らかの重大な秘密なり伏線なりが存在するのでしょうけども、このままギャグとして押し通しちゃってもそれはそれで面白いかもしれない。扱いが悪いのはいつものことだし。


 バクマン。

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 顔芸には定評のある尾畑先生であり、デスノでライト君が見せた面白顔の数々は繰り返しネットでネタに利用されるほど浸透していますが、やっぱり一番上手いのはこうやって緊迫した表情を描く時だなあと再確認。
 技術的に何がどう優れているのかはまったく分からないけども、尾畑先生がこういったコマを描くとググッと紙面が引きしめられて感じられるんだ。服部さんってキャラデザ的にもそんな描き込まれた顔している印象はないんだけど、それでここまで読み手の目を引き込ませるのはマジですごい。

・いつも辛口の相田さん
 前職はさくらテレビのプロデューサーなんですね。分かります。

・亜城木夢叶
 金剛番長の必殺技みたいなネーミングセンスだ。打舞流叛魔!!

・担当も勝利宣言
 あ、これ負けたなー。必殺技を当てた後の「やったか!?」並みに言ってはいけないセリフだったと思う。というか、あなた方自身で邪道だと言うとったじゃないですか。
 漫画的にも、ここで主人公達が本当に勝っちゃうとエイジの存在価値が無くなってしまうので、ここはなんとしても負けさせたいところ。おそらく、マニアタイプの漫画読みであるサイコー&シュージン&服部さんには面白く思えたけど、一般受けはしなかったという結末になるんじゃないかな。でも、一部の層には人気があったからエイジ共々売り出されていくと。
 ところで、このシーンで出てくる赤マルの表紙がトリコなんだけど、それは今度出る赤マルでリアルにそうなるということなのかな。そこそこのボリュームでトリコの番外編が載るなら是非読みたいぜ。


 トリコ

 すげー。わずかワンエピソードのうちに、GTロボのスペックをかなり深いところまで描き、なおかつ主人公の能力を全て引き出しながら、それを応用しての新必殺技披露までやってくれました。ものすげー密度の攻防です。
 これ、普通の漫画だったらGTロボのスペックを描写するところで一週、主人公の能力を全て引き出すところで一週、それを応用しての新必殺技披露で一週の、合計三週間くらいは使ったんじゃないかな。

・GTロボの装甲材
 色々と置いといて、チタン合金や強化アラミド繊維でトリコの攻撃を防いだ事実にビックリです。もうちょっとこう、ガンダリウム合金的な不思議装甲で覆われているのかと思っていたよ。先週明らかになったGTロボの正式名称といい、美食カイ側は現代科学を盛り込んでいく趣向なのかな。
 そしてどうでもいいけど、この組織は「カイ」の字がどうしても変換できない。

・食技
 食技=食器のダジャレだと予想。トリコのフォークや所長のフライパンチも食技なんだろうね。
 さりげなーく登場したこの名称ですが、「美食屋及びその関係者が使用する必殺技の総称」として考えると、これら必殺技の価値がググーンと上がって感じられます。上手く表現はできないんだけど、今までは「『フォーク』や『ナイフ』という名前の単なるすごい抜き手及び手刀」だったのが、「『フォーク』や『ナイフ』という名前の必殺技」にクラスチェンジした感じ。
 トリコの「幼稚な器具(わざ)ばかりだな」というセリフもグッドですね。このひと言だけで、「実力者は調理器具を模した必殺技を体得している」「中でもベイのそれは稚拙な部類」という二つの情報がさらっと伝わってきます。
 極力説明はおこなわず、にも関わらずニュアンスはキッチリ伝えてくるこの漫画力。イエスだね!


 銀魂

 すごくポジティブな意味で読者をバカにし、足蹴にし、嘲笑ってくれたと思います。最高だw


 ネウロ

 笹塚さんの死によって奮起した笛吹さん及び警察最精鋭の皆さんが万全の構えで罠を張ったわけですから、多少の犠牲は出しながらも葛西さんはここで是非仕留めて欲しい! 欲しいが……! しかし、ユキがボコられた伏線も存在するし、ここで仕留めるのは漫画的に難しいか……!
 笹塚さんが殺される現場には吾代さんもいましたし、警察の手で深手を負いながらも逃走に成功しかけたところへ、二人揃って参戦するというのが一番ありそうな展開でしょうか。


 サイレン

 どういう理屈でか、普通に生き残っちゃった影虎さん。そりゃねーっすよ。ライズの達人がどうとかってレベルじゃねーよ。

 しかも、恐るべきことに一緒にチンされたはずの携帯電話は絶好調で稼働しております。さすが不死身の影虎……! その携帯電話もまた、不死身……!


 ぬらりひょん

 犬神消滅の際に書いた「人手不足なのに幹部殺すなよ」というツッコミですが、牛鬼のひと言で上手いこと処理されてしまいました。まだまだ増援が呼び込めるのかー。で、爺ちゃんが四国に旅立ったのは、その可能性を断ち切るためと。

 しっかし、リクオと牛鬼が二人でニヤニヤしてるからには牛頭と馬頭を送り込んだのは、相談して決めたことなんだろうな。補佐がついているとはいえ、いつの間にかこの少年、かなりダーティなことも平然とやってのけてます。バビル二世や伊賀の影丸みたいな主人公だ(良い人だけどすげえシビア)。


 いぬまるだし

 ラストのバクマンパロがツボにはまりました。こないだといい、大石先生はバクマンが気に入ったのだろうか。
 あと、この作品はフルチンネタに走ってない時はかなりの安定感を示すようになってきましたね。そろそろズボンはいて、この設定はなかったことにしてもいいような気がする。


 ハンター

 あーやーしーいーなー。ここでゴンが見せたという視線の揺らぎは、限りなく怪しい。五分五分でこの子、わざと隙を見せているよ。忘れがちだけど野性児設定があるから、ハエに対する知識とかからプフの能力を推察しちゃったりしていそうだよ。
 その場合、飛んでったプフ本体も来週辺りでゴンに捕獲される可能性があるわけで、意外とプフは手早く片付けられちゃうのかもしれません。

・主人公側最高戦力が思いっきり不意打ちしてる件
 ……と、ここまでプフはバレてるよ説を書いといてなんですが、今週における会長の不意打ちっぷりを見ると、案外バレてないかもしれません。
 だって、技を放っているのは会長ですからね。有効でない攻撃を放つわけがありません。見た目にもピトーに使った時とは比べ物にならないくらいの本気っぷりですし、無防備マンと化していた王には相当な痛打でしょう。腕とか無くなってても僕は驚かない。
 さすがにそれは期待しすぎだとしても、これが原因で王の戦力が激減し、会長と互角以下の戦いになる可能性は高いです。となれば、勝敗を分かつのは当事者たちにとって予想外の存在(プフ)による介入となるのではないでしょうか。


 バリハケン(最終回)

 うーむ、作品としてのテーマを描き切り、すっごく綺麗にまとめあげてくれました。長く続けばいいというものでもないし、ここらで気持ち良く終われたのは(例え打ち切りだとしても)幸せなことだったんじゃないかな。次回作にも期待したいです。

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by ejison2005 | 2008-11-26 14:18 | ジャンプ感想