週刊少年ジャンプ 08年 27号 感想
Y十Mが最終回を迎えました。終盤における、堀の女達の空気っぷりは異常。これ、原作でもそうなのかな?
この漫画で残念だったのは、何かにつけて十兵衛が台頭してきて、実際七本槍のうち一人は自分の手だけで切り殺しちゃってることですね(最後の一人もほぼそうですが)。堀の女達が、知恵と勇気で鎖鎌使いのお爺ちゃんを倒した頃が最も輝いていたと思う。次点で、VS空手使い戦。
そんなわけで、初期テーマの消化という意味ではちょっと以上に難点のある本作ですが、サプライズはかなり多かったですし、それなり以上には楽しめる作品だったと思います。次回作にも期待大。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


どがしかでん(新連載)
そういや、一時期はやけにスポーツ漫画の新連載が多かったですよね。ことごとくが打ち切りになったせいか、ここのところは大人しかったのですが、また力を入れていく方針なのかもしれません。今やってるスポーツ漫画、目下最終決戦突入中のアイシールドしかないしね。

で、肝心の内容ですが……うん……その……10週コース臭が……。
最低限、「不良がゲームに協力した経緯」「ゲームの勝利条件(一点先手なの?)」くらいは描写しといてくれないと、お話として成立しないんですよね。
今まで散々練習してきたはずの主人公が、いまだにシュート一本まともに入れられないというのも、感覚的にどうにも納得いかない。少なくとも、シュートに関しては才能がどうとかいうレベルの問題じゃないと思いますし。

最後に、このラストでは致命的なまでにカタルシスが薄いです。才能の無い主人公にちょっとの偶然が味方して実力者に勝利するというのはお約束ですが、それで面白くなるのは相手が人格者である場合なんですよね(例:スラダンのゴリ)。
今回、主人公が対峙したのは完膚なきまでのDQNなわけですから、むしろ100%の実力でもってけちょんけちょんにした方が良かったんじゃないかと思います。


ワンピース
単に天竜人が怒るからオークションへ参加するだけなら(ルフィ達にしては)チキンだな~と思ったのですが、首輪爆弾をケイミーにはめたのはいいですね。これによって、猪突猛進な麦わら海賊団が慎重策を取る理由に説得力が生まれましたし。

ただ、正直お金で友達を買い戻すというのは個人的にしっくりこないです。そこは無事に売買が成立しても、ケイミーに断固買い取られ拒否して欲しい。
あずみに主人公が身売りされた親友を買い戻そうとする話があるんだけど、その親友は「金で買い戻すなんて友達にすることじゃない。品物扱いしないで!」みたいな事を言って激怒するんですよね。これ、僕もまったくの同意でお金を出して「購入」しちゃった時点で、すでに友人同士の関係ではなくなっていると思う。
まあ、合法的に(?)身売りされたあずみの方と違い、こちらは人さらいに誘拐されての結果だからアリだとは思うのですが、それでもどこか気持ち悪い感覚が残るのです。


ブリーチ

ぶ……ブリーチが特殊能力を有効活用している……だと……!?

幻術でアリバイ工作を行い! 相手の感覚を奪う能力で不意打ちし実力者達を瞬殺! いまだかつて、斬魂刀がここまでスマートに使われたことがあったであろうか!? いや無い!
そんなわけで、今週のブリーチはとても正しく能力者バトルをしていて非常に面白かったです。愛染さんも東仙さんも、直接相手をぶちのめす能力じゃなかったのがいい感じ。頭を使って工作&不意打ちする形になりました。

いやはや、本当にビックリ。まさかブリーチで、こんなバトルを拝める日が来るとは。


トリコ
お菓子の家はトリコの個性をさらに際立たせる設定だと思うんだけど、これどうやって建造したんだろう。部分的にお菓子を用いているとかいうレベルではなく、ネジ一本に至るまで全てが食材で構成されていそうですし。
どっかの秘境で発見し、それを丸々移植したとか、そんな感じの豪快なエピソードを期待したいところです。放っとくと数日で食い尽くしそうだから、無限再生機能付きでひとつ。
まあ、秘境云々に関してはトリコの生活圏が危険区である可能性もあるのですが。第一話といい今回といい、近所に結構な強さのモンスター達が生息してるっぽいですし。
でもその割に、新聞が届いていたり小松が単身で依頼に来たりしているんだよな。どんな場所なんだろう。

ノッキング
何と、トリコはこのごついガタイでネフェルピトーと同じスキルの保有者でした。省略されてしまった戦闘シーンでは、シャクレノドンに針を突き刺して「あ」「あ」とか洩らさせていたんだよ。きっと。

トロルコング
一瞬、「インフレ展開かよつまんねーな」と思ってしまいましたが、ラストのウジャウジャいるトロルコング達を見て考えを改めました。一匹や二匹くらいなら仕留めるかもしれないけど、こりゃ島袋先生、正面突破作戦を描く気はねーなー。
何せ、トリコはその気になれば瞬殺可能なガララワニでさえ「夜行性だから昼間にハントしよう」と提案するプロフェッショナルですし。今回は相手の規模や習性が事前に調べられる上、突入するタイミングはこちらが任意で選べるわけですから、何らかの頭脳プレーで切り抜けるのでしょう。

エリア内の動植物を食い散らかしている描写から考えて、最終的にトロルコングは餌の枯渇が原因の共食いで全滅するんじゃないかな。
それによって発生する「人口的に作り出した自然環境の壊滅」を利用して、IGOの品種改良が抱える問題点を描写するのでしょう。


ナルト
なwwwんwwwでwwwだwwwよwww

仮にマダラの話が真実だったとして、それで「木の葉を潰す!」という考えに至る理由がさっぱり分からないです。君もしかして、話の最中に居眠りしていたんじゃないかい。
いやまあ、「(兄をそこまで追い詰めた)木の葉を潰す!」という意味でなら分からなくもないんだけどね。兄の遺志は兄の遺志。サスケの意思はサスケの意思だし。
でも、それはイタチの決意を思いっきり踏み潰す行為なわけで、「イタチはいい人だったんだよ」回想を散々やった後に何の枕も置かず展開するのは、やっぱり不適切だと思うのです。


ダブルアーツ
案の定というかなんというか、一般ガゼルの皆さんは金で雇われただけの人間でした。
「ガゼルの暗殺者」なんてひと括りにしているから、組織内に深く根付いた存在だと思っていたぜ。これだと、「ガゼルに雇われた暗殺者」じゃね。
確かに、スゴ腕の暗殺者に渡りをつける資金力とツテは恐るべきものがありますが、それは恐怖のベクトルが全く違うなあ。


ネウロ
大量の組織票を抱えて引きつる石垣の図が良かったです。ここら辺の風刺センスは、本当に松井先生らしい。

本編の方ですが、「重傷だー」「重傷だー」と周りが騒いでいる割に、当の吾代さんが意外と元気そうなのが残念です。毒ガスと田楽刺しのコンボなんだから、息も絶え絶えくらいのバランスを希望したかったかな。

ただ、ラストの巨木投げでギリギリ緊張感が維持されているのは評価したいです。まだまだ絶望感はたっぷりだし、冗談抜きで誰かの脱落を前提にしたバランスでいって欲しいな。


銀魂
前回、「こいつはどうにもならねェー!」と思わされたわけですが、神威と鳳仙が争い始めたことで一気に光明が射してきました。
二人が戦う理由も十分に納得のいく理由ですからご都合感はありませんし、日輪・鳳仙・晴太の関連性に関する伏線もバッチリ張りましたしで、満足感はかなり高いお話だったと思います。 


ぬらりひょん
リクオが能動的に妖怪としての能力を引き出し始めたことで、話がグッと面白くなってきたと思います。うん、このテコ入れは正解だわー。
彼がヒーロー性を発揮し始めたことで、つららも大分ヒロインらし立ち居地になってきましたしね。本来ヒロインやってなきゃいけない人が放置されている気がしますが、そこは積極的に目をつぶろうと思います。

あと、牛頭丸さんはせっかく分断作をとったんですから、もう少しお互いの距離が離れるまで待ってから襲いかかったほうがいいと思うよ。


サイレン
今週のサイレンは、読んでいて「ハンター」とか「Dグレ」という単語がチラチラ頭に浮かんできちまったぜ。

あと、「キュア」云々は完全に蛇足だったと思います。そんなに使い手がゴロゴロしている能力でもないのに、何でそんなに系統立っているんだろう。


To LOVEる
ラストは「ここで天条院さんが喰らってくれたら面白いな~」とか思ってしまった自分がいる。彼女なら、そのくらいの汚れ役は引き受けられる気がするんだ。
でも、やっぱり冷静に考えてそれは無謀か。男→女の変換は余裕で萌えられるけど、女→男への変換はきついよね。美少女というフィルターが無ければ、萌え行動って単にウザいだけの場合が多いし。
つまり何がいいたいかというと、リコ可愛いよリコ。

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by ejison2005 | 2008-06-05 22:29 | ジャンプ感想