週刊少年ジャンプ 08年 08号 感想
今回の赤マルは、勇者学とP2だけちょろっと立ち読みしてきました。
で、意外だったのは、あのまま連載が続いてた場合、ヒロム君は秀鳳の部長に勝ってたんですね。
流れから考えて、多分追い詰められてからのイヤボーンだと思うんですけども、それはそれで何とも打ち切り漫画的な展開になってたと思うなあ。この漫画の場合、ヒロム君の弱さがリアリティの裏づけになってたから(主人公だからって短期間で強くなれると思うなよ的な)、それも失うことになるし。
僕としてはやっぱり、打ち切られるべくして打ち切られた漫画だったかな。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


アイシールド
今回のお話は、ちょっと理屈が先行しすぎて感じられました。
ヒル魔の利き腕が変な方向に折れ曲がってるのは、白秋の面々もしっかりきっかりと目撃しているわけですし、やっぱり集中的にヒル魔を攻めて止めを刺した方が良いと思うんですけども(ついでにいうなら、泥門はプテラクローの人に止めを刺すべきです)。
大体、ロングパスが成功したところで「ならやっぱり危険じゃないか。潰せ潰せー!」としかならないんじゃないかな。
結局、何をどうやっても白秋に選手潰しの思想がある限り、ヒル魔の身が危ういことに変わりはないのです。峨王アタックをしかけなくても、普通に攻めれば消耗させられるしね。

それはそれとして、モン太は切り札だとか言ってないでヒル魔を止めようぜ。というか、他の面々も傍観してないで止めようぜ。むしろ、お医者さんがドクターストップをかけようぜ。


ワンピース
ちょ、これはくまさん譲歩しすぎでしょう。
目撃者全員の壊滅 → ルフィの首 → ゾロの首? → サンジの首? → ゾロを痛めつける
という具合に、どんどん本来の目的から遠ざかっています。テレフォンショッピングの「もう一息攻勢」じゃないんだから。
しかも、相手から求められてないのに譲歩しちゃった部分もありますしね。

とはいえ、尾田先生の気持ちも分からなくはない自分がいます。
状況的にくまさんが見逃すのは不自然で、周囲にはルフィ達を助けてくれそうな第三者も存在せず(そういう設定の島だし)、ルフィ達が逆転しちゃった日には七武海の株価暴落は必定(これから黒ヒゲと戦うっぽいのに……!)という状態ですからね。
その全てにベストな解決を示しつつ、ルフィ達が窮地を脱する展開はちょっと思いつかないかな。せいぜいが、くまさんの構造的に弱い部分を集中的に攻めて撤退へ追い込むくらいです。ガンダム試作一号機が、ガトー少佐の駆る二号機との戦いでシールドの冷却装置を破壊して撤退させたアレみたいな。

万能戦士くまさん
モリアも相当なもんでしたが、この人はこの人で明らかに能力の範疇外なことをしてますね。ダメージと疲労を抜き取れるとか、肉球と関連性がないにも程があります(それをいったら衝撃を弾いてるのもそうだけど)。
オマケにサイボーグとか、ちょっとキャラ要素を詰め込みすぎの気が……。


ブリーチ
マユリ様による冒頭のオサレ演説はさて置いて、中盤のギャグパートがやっぱり面白かったです。マユリ様はキャラクター的に何でもありだから、理不尽なことをして回りがツッコむだけで笑いが発生しますね。
あと、どうせ超頑丈な部屋を作るのなら「高価な実験機器」とか「夜通し書いた論文」とかも一緒にしまっとけばいいんじゃないかと思いました。

ノイトラさんは最高の防御力を持っています
ドラゴン最強の盾とかもそうなんですけども、これはやっぱり剣八に鋼皮を貫かれるフラグなんだろうな(最強は破られる法則)。
すげえ昔のナルトでガアラが骨使いの敵と戦ってた時、最強の防御力を誇るという触れ込みの技が本当に敵の攻撃を防ぎきった時は、(あんまり盛り上がらなかったけど)ちょっぴりテンプレから脱しようという心意気を感じたので、久保先生にもここらでひとつお約束からの脱却を目指して欲しいです。


ナルト
やっぱりボケーッと突っ立ってるだけだった幻術バトルは置いといて ミ□
今週のナルトは、九尾の格を下げた最大の要因である「サスケにびびって退散する九尾」というイベントに「車輪眼は九尾を手なずける能力があります」というアンサーがもたらされたのが良かったと思います。一応、九尾には作中最強にして最恐の存在であって欲しいので、マダラやサスケの実力が素で九尾を凌駕しているという展開にはなって欲しくないんだ。
でも、他の暁が尾獣を倒しちゃってるんだよなあ。倒されちゃった尾獣がザコかっただけだと思いたいけど、最近のナルトでそれを期待するのは酷な気もする。


テニスの王子様
ウヒャー、許斐先生がものすげえ勢いでまとめに向かいだしました。なんかリョーマを通じて「今回の大会は逸材揃いだったなあ」と総括しちゃいましたし、あくまで普通のテニスで変態テニス技を完封する幸村部長との戦いは、
オーラとかに目覚める → そんなのテニスじゃねえだろというツッコミが入る → オーラ出そうがシンクロしようがテニスは楽しいスポーツなんだ!
という読者へのメッセージ? 的なものも感じますし。
今終わっちゃえば、綺麗にまとまりますしね。漫画は終わり際が大事だと主張する身としては、この期を逃して欲しくないという思いはあります。
でも、テニスがなくなっちゃうとジャンプからひとつ突き抜けたものを失ってしまうんだよなあ。すごい喪失感だ。


サイレン
こないだ大勢のキャラを大したドラマもなく死なせてしまったのは失点として感じられましたが、今週のサイレンは「圧倒的な力を持ったクリーチャーから追い詰められる恐怖」をかなり上手く描写していたと思います。
何の必然性も無い「頭を壁から突き出して登場」とか、特に良かったですね。確かに必然性は無いし、それをやってみて誰もいない部屋だったりしたらクリーチャーなりに恥じらいを感じたりするのかもしれないけれども、そんなの気にしなくてもいいじゃない。格好良いんだもの。
また、ただ単に追いかけられるだけではなく、時には鉄パイプによる攻撃で弱点(かもしれない)脳味噌をむき出しにしたり、雨宮がオサレポエムを用いてボウガンを防いだりと、人間側が抵抗し、それがある程度の結果を出しているのもナイスでしたね。山あり谷ありってのはやっぱり基本で、こういう風に希望をちらつかせるとメリハリが出てグッと面白さが増してきます。
あと、アゲハの首がへし折られたことに関しては、「ゴール地点だからゲームマスター的な存在に再生してもらえる」のだと予想しておくよ。ガン……げふんげふん……みたいな。


マディ
そういえば、医療関係のバイトって基本的に高額なんですよね。新薬のモニターですとか、宇宙開発とかにも関連している「一ヶ月間片脚だけで生活する実験」の参加者とか、結構儲かっているという話をテレビで見た覚えがあります。
そんなわけで、軽くグーグル先生に調べてみてもらったところ、こういうサイトが見つかったよ。飲み薬のモニターが三泊四日×2で12~14万円も貰えるのか……浜松市に施設があるみたいですし、一口噛んでみるのも悪くはないな(ゴクリ)。

で、それを踏まえた上で思ったんですけど、コランダムさんはとりあえず採血の協力者だけ一万~二万円で募っとけば、グッと安い経費で事を終えられたんじゃないでしょうか。適合者だけ後から拉致するという。


スケットダンス
僕はこの漫画の生徒会があんまり好きじゃないんですが、それは主にギャグパートへ絡まない(そしてこの漫画のシリアスパートはあまり面白くない)からで、今回みたいな流れなら普通に歓迎できますね。
あと、細かいところですがヤバ沢さんのアバターが似てるか似てないかという点について、ボッスンとヒメコが積極的に体型の問題をスルーしているのが良かったですね。思いやりを感じた。


サムライうさぎ
いや、ちゃんと奉行所へ訴えようぜー。何、自分達の問題みたいに処理しようとしてるんですか。既に練兵館の門弟が多数犠牲になっており、これからあの流人達が罪無き人々を手にかけないという保証も無いんですから。

ところで、
「ヤツが何かお前らに知らせたという事…」
なら、斬りつけるべきは岩破さんじゃね?


ネウロ
笛吹さんが血族に狙われてることを察知し、きっちりきっかりと対策を練っていたのもグッドでしたが、今週のネウロはそれ以上に、警官の皆さんを前にしての演説シーンにおける演出力の高さが光ってましたね。
これがナルトやブリーチだったら、どこかしら滑らせちゃってオサレだとか何だとか言われちゃうと思うんですけども、そういった隙がこの演説シーンには見当たらないのです。松井先生スゲー。

あと、敵陣営が警察長官とかをとりあえずうっちゃっておいて、むしろ中間管理職の方に狙いを定めていたのもオリジナリティが感じられましたね。確かに現場は大混乱するだろうから、説得力も高いですし。


こち亀
オリジナリティの高い創作ゲームを披露して「こんなの遊んでみて~」と思わせつつ、接待ゴルフというジャンプのメイン読者層にはなじみの薄い題材について解説するという、二重構造が面白かったです。
接待型AVGとか、実際作られてたらちょっと遊んでみたいぜ。絶対に売れないだろうけども。


エム×ゼロ
前回の試験にもそういう要素はあったけども、ちょっとこれ魔法の力とかそういうのとは別ベクトルの能力を査定してるんじゃないかな。
そんなわけで今週のエム×ゼロは、タイトルの頭に賭博覇王伝とか付きそうな展開でした。


OBAKE LIFE(読み切り)
色々と置いといて、ヒロインが幽霊を見ることのできる能力者だというのが全然伝わってこないのは問題だったと思います。冒頭のナレーションだと、「これから幽霊を見れるようになるんですよ」ともとれるし、「すでに幽霊とか見える体質ですよ」とも、「というかヒロインのことじゃねえよ」とも、とれますからね。
『真っ赤な瞳と真っ白な肌をした――少年の幽霊だった』
というシーンも、主人公とヒロインが邂逅する場面だというのに、足が無かったり体が透けてたりといった幽霊としての特徴付けを怠っているために、「え、幽霊なの?」という疑問符が浮かんできちゃうもんな。


To LOVEる
天条院さんが単に暴れて終わりというのでは、ちょっと締めとして弱かったと思います。そこは自分が生み出した爆風で天条院さんの服が剥けたりする自業自得オチにするとか、もう一工夫欲しかったぜ。
いやまあ、いつもはオチが強いかといえばそういうわけでもないのですが。

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by ejison2005 | 2008-01-23 03:28 | ジャンプ感想