週刊少年ジャンプ 08年 06・07合併号 感想
今月号のSQ読んだよー。
内容の方は置いとくとして、今月は紅が明らかに未完成の状態で掲載(トーンで埋めたくらいじゃ誤魔化されんよ)していたり、ギャグ漫画日和まで登場人物が(ギャグの意図としてではなく)首だけになってる不気味なコマが存在したり、エンバーミングに至っては休載していたりで、何だかカオスな状況だったなあ。
年末の漫画家がクソ忙しいというのは聞いたことがありますが、雑誌創設期のあれやこれやも重なってそれを加速させてしまったのでしょうか。南無。
それでは、今年最初のジャンプ感想と参りましょう。


ナルト
今週のナルトは、ひたすら読みづらかったです。目がすげえ疲れた。
この分解写真漫画っぷりは、本当どうにかならんもんかな。それぞれのコマを上手く繋げてgifにしたら、違和感なく動いたりしそうな勢いです。
あと、今回の幻術合戦は、
攻撃! → ドロン! 変わり身の術!
反撃! → ドロン! 変わり身の術!
攻撃! → ドロン! 変わり身の術!
反撃! → ドロン! 変わり(ry
という、変わり身の術や分身の術による攻防と大差ないわけで、作中最強レベルの忍者も、見習いの下忍も、やってることは似たようなもんなんだなと思いました。


ワンピース
くまさんが(少なくともルフィに関しては)殺る気満々でいてくれてるのはいいんですけども、何をやってもルフィ達を殺せる気がしないのが問題なんだよなあ。いつもの事とはいえ。
例えば、ペローナを消したトリックも能力から考えて「ペローナを周囲の空間ごと圧縮した」という事なんでしょうけども、それでも何故か生きてそうな予感がするし。
どうでもいいけど、「相手を周囲の空間ごと圧縮する」ってエターナルフォースブリザードみたいですね。


ブリーチ
んー、マユリさんの言ってることがオサレすぎてさっぱり分からなかったです。それは感覚が研ぎ澄まされているのではなく、意識だけが過去の時空へ置きやられ、なおかつ時間の進みさえも遅くなるという謎現象を引き起こしてるんじゃね?
あと、前回のコメントで書いたんだけど、ザエルアポロさんはメタルクウラみたいに自分自身を量産しとけばいいんじゃないかな。


銀魂
ギャグはいつも通りに面白かったんですけども、これガチで首吊って死んだ人の霊とかなのかな。
そこで何らかのオチが用意されてないと(実は幽霊じゃなく宇宙人だったとか)、微妙に後味が悪くなってしまう気がします。幽霊本人が気にしてなければ笑い話にもなるんだけど、彼ら普通に恨めしそうなんだよな。


うろおぼえウロボロス(読み切り)
西尾維新先生の作品は読んだことなかったけど、その信者さんの多さから期待はしていたんですね。
しかし、今回の読み切りを見る限りでは、ちょっと期待外れだったかな。主人公がウロボロスなんだろうな~と思いながら読み進めていたら、本当に何のサプライズもなくその通りで、あとは一切苦戦せずに剣道部の皆さんをボコボコにするだけでしたし。
しかも、ウロボロスのイラストを描いたシャツを事件後も着っ放しという分かりやすいツッコミ所までありますしね。報復から逃げない決意を固めたという表現かもしれませんけど、それなら背中を見せる妙な格闘技を使わず、普通に殴って倒せばいいです。

あと、キャラクターのプロフィールに記載されてた「何でも世界一」って何の意味があったんでしょうね。「この学校はあらゆる分野の世界一優れた学生を集めた特殊な施設なのだ!」とかそういう設定かと思いきや、別にそんなこともありませんでしたし。
ペンを柱に突き立てたところまでは、完全に「特殊な能力者を集めた学園モノ」のノリだったんだけどね。あれは単なるバカ力だったのか。

ストーリーの展開上、全く意味の無かった近未来チックなビジュアルもそうなんですが、もうちょっと的を絞ってフラッシュアップして欲しかったな。


スケットダンス
「集中力」という絶望的にセンスの無い特技に関して、作中でつっこんでいたのが非常に面白かったです。篠原先生自身、この設定は失敗したと思ってたんだろうな。
あと、「絵が上手い」という特技の否定は、P2が連載終了して間がないだけに、ちょっと江尻先生が可愛そうになりました。
そして今回のネタで最大の難点は、生徒会もあんまり個性的ではないということなんじゃないかな。少なくとも、キャラとして魅力は感じないです。


アイシールド
げげぇーい! さすがにフィールドへは戻らないと思っていたが、そんな事もなく戻られてしまったぜ!
唯一救いといえるのはボールを握ることさえできないという点ですが、キッドとヒル魔の間に存在するこの耐久度の違いは何なんでしょう。

とまあ、色々いいつつも負傷した体で試合に戻るのはお約束みたいなもんですし、その事自体はそんなに気にしてなかったりします。ただ、上の文章でも書いた通り比較対象としてキッドが存在するのが頂けないんですよね。
同じ状況に陥っても、脇役だとそのままダウンで主人公格だと雄雄しく立ち上がってしまうこの展開は、どうしても神の見えざる手を感じて白けてしまうのです。


サイレン
雨宮は情緒不安定な設定でファイナルアンサーなのでしょうか。こんな極限状況で導き手にトリックスター要素を課す必然性はうかがえませんので、これはこの間のツッコミ所をサルベージしたんだろうな。

あらまた死んだ
う~ん、ようやく名前が判明した杉田も死んでしまいましたか。バンバン死ぬのは別に構わないんだけど、一人一人の死に様にあんまりドラマが感じられないのは難点かな。
この前、AVP2を見てきたんですけど、あれを見た後だと尚のことそう感じられるのです。あの映画は、登場人物の死に際にいちいちドラマ性を加味してましたからね。死に方そのものもバラエティに富んでたし。
杉田は及第点だったといえるけど、その他の面々はやはりアッサリしすぎだったかな。


マディ
今週は、クレイが「研究所へ身を置くこと」は目的ではなく手段だと気付いたくだりが非常に面白かったです。あの瞬間、閉塞的だった世界観が急に広がって感じられた。名声欲があるなら話は別だけど、彼は単に研究したいだけのタイプだったのか。
どうするのかと思われていたストーリー上の縦糸も、「マディの目的達成こそがクレイの目的」という上手い落とし所を見つけましたし、総じてレベルの高いお話でした。


テニスの王子様
「力はあるけど打球が単純すぎる………」
「ボールは分身などしない…常に一つだよ」
「ボールは決して消えたりなどしない」
い、今までの超常テニスがことごとく否定されていく……。
色々と考えたんですけども、ひょっとして幸村の正体は「世界意思的な存在が生み出したテニスプレイヤーを倒すための新人類」とかそういうオチなんじゃないでしょうか。
近年、テニスプレイヤーの進化は留まるところを知りませんでした。中学生レベルでこれ程の死闘を演じて見せるのですから、プロともなれば米軍一個艦隊くらいの戦力は有していてもおかしくありません。
しかし、光あるところにまた闇あり。かつて生態系の頂点を極めた恐竜が、哺乳類に卵を食われることで絶滅を早められたように、自然界は最強の生物種であるテニスプレイヤーに対して、カウンターとなる存在を用意した……それこそが幸村部長だったのです。
うむ、これなら神の子とまで呼ばれているのも納得がいくぜ! 何だか、アンチスパイラルと螺旋族みたいな関係だ。


ネウロ
おー、やっぱりホームレスさんの正体は、本城刹那のお父さんでしたか。HAL編から関連性を疑われていた刹那とサイの症状といい、松井先生はどこまで見据えた上で作劇しているんだろう。
少なくとも、刹那に関して設定した時点で「サイと刹那は遠い血縁関係」だというのは決まってたと思うんですよね。それを踏まえると、HAL編の前振りをしていたデイビット・ライス編で既に大まかな構想はあったのか。凄ェ!

あと、今週は新しい血族に対する人間の無力さをガッチリ表現した上で、それでも人間側に対抗できうる戦力が存在することを示すという構成になっているのが良かったです。一旦人間の評価を落としたところから改めて持ち上げているので、本城さん達の存在がより頼もしく感じられる。


キックアウトセン
前回の感想でも書きましたが、やっぱり閃は頑丈すぎるよ~。
主人公のキャラ特性だから百歩譲ってこのタフネスは認めるとしても、すでにプロの選手を倒すほどの実力者である青藤を追い詰めちゃったのはやりすぎですね。幕ノ内一歩でさえ、初めて宮田と戦った時は手も足も出なかったんだよ。基礎を身につけた上で再試合して、ギリギリの勝利。
主人公がちょっとばかり天才すぎるせいで、キックボクシングという「技術」の魅力が全然感じられないといえば分かりやすいでしょうか。そして、悲しいけどこれキックボクシング漫画なのよね。


サムライうさぎ
軽く1トンくらいありそうな巨大鍋を、軽々とひっくり返すシーンで吹いた。ま~た、サラッと超人を出してきたなあ。新しく登場した彼女が垂直跳びをした日には、ツェズゲラさんも真っ青だね。
あと、流刑地って武器庫とか船とかが存在し得るもんなのでしょうか? 誰か詳しい人いたら教えて!


To LOVEる
いくらか前に、「天条院さんが恥じらうなんて!」という感想を書いたんですけど、今回の話を読む限りでは、彼女が恥じらうのってザスティン様の前限定なのかもしれません。彼に見られるまでは、明らかに一定の余裕が存在しますし。
また、ララをバカ力呼ばわりしてますが、それに耐えて騎乗し続けたあなたと、(最終的に転んだとはいえ)それでも倒れずに立ち続けた綾さんも大したものだと思うよ。


ムヒョ
この期に及んで思いっきり仲間割れしようとしているシューターさんが、あらゆる意味で流石だと思いました。何とち狂ってるんだよ(笑)。特に、
「ヒーローになれるとでも思ったのか!?」
「それとも我々が倒れ、死にゆくのを見物に来たのか!?」
と言うシーンが素晴らしかったですね。前者はともかく、後者はどんだけ被害者意識が強いのでしょうか。
でもまあ、この人もある意味被害者ですね。一般的な魔法律家なら、本当にあざ笑うためだけにやって来たりしそうですから。

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by ejison2005 | 2008-01-08 03:06 | ジャンプ感想