エイリアンズVSプレデター2 レビュー
AVP2 エイリアンズVSプレデターは、大ヒットした前作の正当な続編として制作されたアクション・ホラー映画です。どちらかというと今回はホラーに比重を置いており、グロシーンも頻繁に登場するので見に行くなら相応の覚悟をしておいて下さい。

さて、物語は前作のラストシーン直後から始まり、プレデターを苗代に誕生することでその因子を取り込んだ新種のエイリアン「プレデリアン」が誕生。それに慌てたプレデターが、宇宙船の内部にも関わらずプラズマ・キャノンを発射! 
当然ながら宇宙船は大破し、ブーメランの如く地球へ出戻って不時着。その衝撃か、はたまたプレデリアンとの死闘によるものか乗組員のプレデターは全滅するも、プレデリアンと宇宙船にサンプルとして保管されていたフェイス・ハガーは無傷のまま人里近くの森へと降り立ってしまった! さあどうしよう!? というのが本作の基本ストーリーです。

要するに、エイリアンが繁殖に最適な人里へ降臨してしまうという、リプリー達も散々心配していた最悪のシナリオが実現したものであり、プレデリアンと彼(?)が率いるエイリアン軍団はそのゴキブリ並な繁殖力を遺憾なく発揮し、街をあっという間に自分達の巣窟へと作り変えてしまいます。

本作はその舞台を活かし、地獄と化した町からいかにして逃げ出すかという「人間サイド」のストーリーと、どのようにしてエイリアン達を町から駆逐するかという「プレデターサイド」のストーリーとが密接に絡み合って進行していき、人間サイドでは定番のパニックホラーを、プレデターサイドでは異形の怪物同士によるぶつかり合いをド迫力で描いているのです。

無力な人間達が懸命にエイリアンから逃れようとする一方、プレデターとエイリアン軍団とで激しい戦いを行わせることで、ホラー映画の恐怖感とアクション映画の爽快感を同時に味合わせてくれているわけで、一粒で二度美味しい映画といえるでしょう。

このような構図は前作でも存在したのですが、あちらは閉鎖された空間で短時間のうちに終結した出来事であり、登場人物もごく限られていました。
しかし、今回は町ひとつを舞台としており、ガンガン増殖していくエイリアンに一般市民達が襲われて逃げ惑う様を丹念に描写しているため、パニック映画としてのスケール感が段違いなものになっているわけです。

また、前作の問題点として、ストーリーの都合上プレデターが弱く感じられるというものがあり、これはプレデター派の人間にとってかなり納得のいかない展開だったのですが、今作はそこら辺のバランスに考慮したのか、新手のプレデター「ザ・クリーナー」が単騎で地球に降り立ち、プレデリアン以外のエイリアン達は、彼の手でばったばったとなぎ倒されていきます。
その姿は、まさにプレデター無双! 前作であれだけ苦戦してたのは何だったんだというお話です。
一応、設定的なお話をしておくと、プレデターは固体により戦闘力にかなりのばらつきが存在し、前作に登場した面々や、シュワちゃんやダニー・グローヴァーが倒した個体は新兵であり、今回登場したザ・クリーナーは経験豊富な熟練兵だそうです。その昔コミックボンボンで連載してたSSでキング・エイリアンと戦った連中や、アーケードのエイリアンVSプレデターに登場したようなのが多分最精鋭。

そんなこんなで、ホラーあり、パニックあり、アクションありのお得感満載な大作映画として仕上がっています。お正月、何か映画を見たいのならオススメ。エイリアンシリーズのファンなら、思わずニヤリとさせられるサプライズもあるよ!


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シュワちゃん無双(    
どう考えてもアーノルド知事が最強のモンスターです。誠に、誠にありがとうございました。てか、これはマジですごい。実際にこのゲームをやったことないと、伝わらないだろうけど。
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by ejison2005 | 2008-01-01 21:12 | 映画