週刊少年ジャンプ 08年 01号 感想
皇国の守護者最終巻を読みました。
この巻で注目すべきは、やはりお姫様との対峙ですね。物語的に無理だというのは分かっていても、帝国側に加わった新城大尉というのは見てみたかったです。きっとものすげえドリームチームになってたんだろうな。
なんでも打ち切られた理由は編集部と原作者さんとの軋轢らしいんですけど、どこにでも富樫先生みたいな人はいるんだなあ(長期休刊っぷりも含めて)。そういや、A君(17)の戦争も随分と新しいのが出てないな。この小説は、柔らかくなった皇国みたいなお話です。面白いよ。続き出ないけど。
それでは、新年度分最初のジャンプ感想と参りましょう。ジャンプ関係ないけど、この動画(ヤバイ部分はモザイクかかってるけど、グロく感じるかもしれないので自己責任でよろしく)が素晴らしかった。職人スゲー!


サイレン(新連載)
08年度分、最初の新連載はみえるひとでお馴染みの岩代先生でした。多分、皆さんもかなり注目しているんじゃないかな。
タイトルがタイトルなんで、視界とかジャックするゲームを思い出してしまったのはここだけの秘密です。でも仕方ねえよー。「サイレンがやってくる」とか、劇場版の象徴的なシーンでもろに使われてた台詞ですし。
そしたら何か異世界に飛ばされちゃったし、冗談抜きでしばらくはサバイバル展開かもね(さすがにホラーはないでしょうけど)。

ファーストインプレッション
てなわけで第一印象ですが、やっぱり絵が地味だなあ。
岩代先生最大の弱点はクリーチャーセンスと絵柄にあるんじゃないかと思うのですが、そこら辺は今作でもしっかり踏襲されてしまいました。何がいけないのかは分かりませんが、どうにもこうにも野暮ったく感じられるのです。
あと、スタンガン食らっても数秒で復活したり、催涙スプレーを目に受けても結構動けたりと、ワンピ化しそうな兆候を感じたのは不安点かな。

猫探しその他一律一万円
ちなみに、このサイトによると、迷い猫探しの相場は捕獲員一人につき一日一万五千円~二万円だそうです。アゲハ君てば良心的! 素人だしね。
エム×ゼロといい、この漫画といい、ジャンプは一万円の価値が高いなあ。感覚的には十万円くらいで扱われていそうです。

スーパークール&アナーキー
いいえ、邪気眼です。
それはともかくとして、秘密結社サイレンの「秘密結社」という響きと怪人ネメシスQというネーミングセンスはちょっと好きかな。意図したのか天然なのかは分かりませんが、この微妙にダサイ感じが都市伝説っぽい。
でも本当にネメシスQだとちょっとアレなんで、彼にはもう少し真っ当な本名が欲しいところではあります。


ワンピース

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以下エンドレス。

オーズ復活
げげぇーい! 立ち上がりやがった!
何が恐ろしいって、この流れだとモリアも復活したりしちゃいそうなところがです。せっかく(ワンピとしては)短めに終わったと思ったのにー。
しっかし、麦わら海賊団の不死身っぷりは筋金入りですね。どいつもこいつも、モリアからあれだけの攻撃を受けたのに必殺技が繰り出せるくらい元気ですよ。彼らに比べたら、きちんとダメージが蓄積して右腕を破壊されているオーズの方がまだ人間味を感じます。
「…どっちがゾンビだかわかりゃしないわ…!!」
という台詞が飛び出した時は、何かのギャグかと思いました。


ブリーチ
白哉は華麗にスルーを決めましたが、そういや死神って何者なんでしょうね。
死んだ人間がなるものなのかな~なんて漠然と考えていましたが、死神にも既婚者とかがいるわけですし、よく分からん。
意外とこの作品の根幹を揺るがしかねない問いかけだったわけですが、その辺、久保先生はどう考えているんだろうね。


ナルト
ありゃ、金髪の人は四代目じゃありませんでした。
でも、この人が弥彦ですって言われてもあんまり似てないよ~。弥彦=重吾の方が明らかに面立ちがあります(少なくとも僕の感覚では)。何かタネがあるのならいいのですが、単に描き分けで失敗しましたというオチだったら嫌だなあ。
あと、この流れだと金髪をざんばらにした忍者相手なら、自来也はとりあえず、
「…お前は…その顔…弥彦なのか…」
と言うんじゃないかと思いました。四代目と初めて会った時も、「あれ、波の国で分かれなかったっけ? 長門達はどうしたの?」などと問いかけて困惑させたに違いありません。

「その車輪眼…お前はどこまで見えている」 → トビどアップ
例によって、イタチの台詞直後にトビのアップを見せることで「イタチはトビの正体を知っている?」というニアミスを狙っているわけですが、別にそれでストーリーが変わるわけでもなく、何の意味があるのかは明です。
あんまり多用しすぎるので、すっかり読み手側に耐性が出来ているのも問題でしょう。トビのアップが出た時点で、「いつものやつだな」と思い、身構えてしまいましたし。


銀魂
最後のオチには、どうにもこうにも無理矢理感を覚えずにはいられませんでした。ちょっとこれは強引なんじゃないかなあ。台詞にもちょくちょく長引きすぎとあるけど、空知先生ってばまとめ方に窮したんじゃ……。
おそらくは、さっちゃんがゲーマー星人の居場所を調べ上げ、それがGEOだったんだと思うのですが、それならそうと何かひと言欲しかったです。他のメンバーまで続々と終結してるのも、経緯が謎ですしね。


リボーン
普通にγさんが復活していてがっくりです。何でだよー。雲雀には彼を生かしておく理由なんて何一つ存在しないよー。それ以前に体中穴だらけになってたよー。
やっぱり、天野先生にはキャラを殺す勇気なんてなかったのか。これだけで、もう今後何があって登場人物が死亡する気はせず、個人的には入江君が出陣しようが何しようがどうでもいいという気分です。未来編もう終わっちゃっていいよというくらい。
骸も確実に生きてるね。間違いないね。


スケットダンス
これはパロネタだからいいんですけど、魔法戦隊の青い人はマジブルーなんだぜ。マジでブルーなんでしょうか。
そして、プリキュア戦隊の黄色い人もなかなか狂った前向上を述べていたりします。曰く、

「はじけるレモンの香り!」

だからどうした!? と敵側もツッコミたくて仕方ないでしょうが、そこは皆さん華麗にスルーしておられました。大人です。
まあ、何がいいたいかというと現実は時にフィクションを凌駕するということです。


こち亀
ひでー! 今週の中川達は、凄まじい悪意に満ちています。
最初は冗談かと思いましたが、話が進むにつれてガチで両さんを追い出して北条さんを加えようとしていますからね。どう考えても職場イジメです。
肝心のテレビ番組も、クイズという名目で集めた人達を笑いものにして見せたりと、人間の暗黒面ばかりまざまざと見せ付けられる代物でした。でも、現実でも案外そういう番組の方が数字取れたりするんじゃないかなあと思って、少し陰鬱とした気持ちになった。


ネウロ
新しい血族の最終目標から考えたら、やってもやらなくても似た様なもんである「一ヶ月で十万人抹殺大作戦」ですが、絵にしたらそれはそれで大惨事でした。これはなかなか、絶望感のあるお話ですね。
何がいいたいかというと、俗な目的で行動していた一族の出身だったり、今週調子こきまくっていたりすることから逆転される気配バリバリで、「DRは我々の中でも一番の小物……」とか言われそうな彼でさえ、人類史上最悪レベルのテロリストなわけです。彼自身の威厳はあんまり高くないですが、小物扱いすることで新しい血族という敵組織そのものの恐ろしさは逆に増しています。これは純粋に凄い。
あと、中国に縁がある方だったんですね。こんなところでも、見た目で判断できないというキャラ設定は徹底されています。


テニスの王子様
前回、巨大イノシシを一撃で葬り去ったことといい、今回、流木のどこに衝撃を加えれば軌道を逸らせるか一瞬で見抜いたことといい、天衣無縫の正体は(少なくともその能力の一端は)「相手の弱点を見極めること」にあると考えて良さそうです。きっと、一ヶ月くらい時間を与えれば十万もの犠牲者が出るテロ行為を実行できるんじゃないかな。

時間差地獄
これだけだと、何だか普通のテニスみたいですが、描写を見る限りでは完全にゴールデンペアの感覚を狂わせているので、擬似的な心的拳聴状態に陥らせる技なのだと脳内補完しました。許斐先生はストーリーテリングも含めて、メカニズムをすっ飛ばし結果だけ提示するから解釈に困ることがある。それはそれで楽しいんだけど。


To LOVEる
ソルゲムは平和的な組織に違いない! むしろ御門先生による被害者のはずだ!
……と、僕は思っていたわけですが、そんなこともなく普通に悪の枢軸でした。これはちょっといやんな予感がします。
何が嫌かって、ネタに困ったり、終盤で全ての話をまとめたくなったりした時にこの組織をちょくちょく利用してシリアス展開にもってかれそうなところがです。一瞬、ソルゲムにさらわれた(そしてエロイ目に遭わされた)ララをリトが助けつつ告白してハッピーエンドという構図が思い浮かんだ。
やだなー、To LOVEる世界に恒星間規模の陰謀劇なんか必要ないですよ。エロスと暖かさに満たされていればそれでいい。


ハンター
こんなに面白いハンターですが、再開したのが07年45号だから来週で当初提示した十回分の掲載が終わってしまうんですよね。続きが気になるよう。
まあ、まことしやかに囁かれていた「残り十回で完結説」は外れたみたいなんで、それだけが救いでしょう。次は何年待たされるんだろうな。

奥義に目覚めたシュート
こういう時、念能力における制約設定は秀逸だと思うのです。
ブリーチとかならオサレで切り捨てられる彼の格好付け行為が、ハンターなら「己に枷を貸すことでパワーを向上させている」のだと論理的に説明できますからね。
逆境を糧に急激な成長を遂げるという少年漫画的不条理シーケンスを、違和感なく溶け込ませることに成功した漫画。

この時点で約七秒
さて、今週のハンターは前回の王様覚醒話から少々時間を巻き戻してお送りされているわけですが、そうなると気になるのは、王様が慈愛に満ち溢れた動作でコムギちゃんを介抱したり、コムギちゃんの治療を命じたり、場所を変えようと提案したりしていた間、その他の面々はどこで何をしていたのかという点でしょう。
戦闘中というのは無いと思うんですよね。一連の行為を王様がどれだけ大急ぎでこなしたとしても三分間くらいは必要でしょうし、突入してからここまで七秒程度しか経ってない事実から考えて、とっくに決着がついてるはずです。
ナックル&シュート&ユピーはどっちが勝ったにしても重症で行動不能なのだとして、ゴンは何やってたんだろうなあ。真っ直ぐに移動してると数秒くらいで会長達に合流しちゃいそうなんで、モラウさんと一緒にプフと一戦交えていたのでしょうか。殺る気モードのゴンだと、キルアを待ったりはしないでしょうし。
でも、それだとモラウさんの事も放置して一直線に移動してそうだよなあ。やっぱり分からん。ハンターは予想できん。


ムヒョ
敵の伝言係が口上を述べてる最中だというのに攻撃を加え、それを、
「さっすが猛者共だな…」
と賞賛しているのが、素晴らしくムヒョクオリティだったと思います。何か重要な情報を伝え忘れていたらどーするんだ!?
例えば、自爆して果てようとした彼が「我々は自分達の仲間を増やす手段を手に入れたのだー!」とかこの後に告げていたら、ムヒョ達は彼らのレイープ大作戦に関して何らかの対策が打てたかもしれないわけです。
誘拐犯の電話はできるだけ引き伸ばすのが鉄則ですが、あれは何も逆探知するだけが目的ではないのですよ。

起きないムヒョ
いやあの……それってビコが再び眠らせたのが原因なんじゃ?
ムヒョがあの時起きたのって、やっぱり西先生的にもミスだったんだろうな。

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by ejison2005 | 2007-12-06 02:36 | ジャンプ感想