週刊少年ジャンプ 07年 49号 感想
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世界に告げよ! 新たな時代が来ると!
というわけで、ちょこっとゲキレンジャーの話でも。
獣力開花からマク撃破までの流れは、最終クールへ向けて最高のスタートだったといえるでしょう。強敵を倒したと思ったら新たに幻獣拳などという敵まで出てきて、オラゾワゾワが止まらねえぞ!
ジャン達や理央様をドーピングする事で、拳聖や拳魔をはるかに超える力を身に付けさせたのも英断だといえるでしょう。過激気を習得した辺りから、ちょっと矛盾が生まれたりしてゴチャゴチャしていた作中強さランキング問題が、ピシッと解決した印象です。
その分、拳聖達の威厳は低下してしまいましたが、どうせ不闘の誓いで参戦できないのですし、デカマスターみたいなのが七人も味方陣営にいたらストーリーが崩壊しちゃいますので、これは仕方がないですね。
この作品は、今のジャンプ漫画に足りないものが色々と詰まっているので個人的にすごく見応えのある作品となっています。非常に正しい少年漫画だ。特撮だけど。
あと、ゲキトージャがガンダムMk-IIの如くゴウ兄さんに受け継がれたのが個人的に嬉しいです。去年のダイボウケンも最初から最後まで大活躍してたけど、それはアルティメット化とかがありきですからね。ほとんど素の状態なのに、ここまで最前線で戦い続けた一号ロボットというは初なんじゃないでしょうか(追加ロボットの無い時代は除く)。
ちょっと熱くなりすぎたので、ここら辺でジャンプ感想と参りましょう。


ブリーチ
ここに至るまでの流れに問題がありすぎるのは承知していますが、それでもあえてこの感情を表現するならばワクワクした、という事になると思います。
増援としてやって来たのが、剣八とか白哉なのが大きいですね。マユリ様も、石田に敗れた事があるとはいえ、不思議とヘタレた印象はありませんし。
これで日番谷隊長とかがやって来たら、「ま~た確固撃破の対象になりに来て~」とかツッコミを入れてしまうところです。
日番谷&恋次のかませ犬コンビを除くと、久保先生は護廷十三隊の強キャラ描写に関して一定の成果を挙げているという事でしょうね。この漫画における、最後の生命線とでも呼ぶべき存在だといえます。

剣八さんによる状況解説
……とはいえ、やっぱり状況そのものには問題アリアリなんですけどね。
この理屈だと、単に突入準備中だから先走っちゃ駄目だよと一護達に告げておけば済む話ですし。
何のかんのいって、山本さんってば一護達を鉄砲玉にしたのかもしれません。混乱さえ生み出せば良し。まかり間違って十刃の一人でも道連れにすれば儲けもの、みたいな。
そう考えると、この状況もしっくりきますしね。自分達が愛染さんに騙されてたのが原因とはいえ、あれだけ自陣で好き勝手やってたくれた相手を信用しろというのも酷な話ではありますし。
この戦いが終わったら、一護達はまた色々と難癖つけられて最前線へと送り込まれるんだよ。


ワンピース
案の定というか何というか、モリアの能力が明らかに影を操るそれではなくなっています。ホワイトゴレイヌとかがごっちゃになってる。
個人的に、限定された能力を上手く使ってこそ強者だと考えているので、これはちょっと残念ですね。これじゃ、チートとかそういう類の強さだよ。

「痛みは人体を守る信号なのに、それがないなんて強みでも何でもない!!」
さすが、ワンランク上のノスフェラトゥ様は仰ることが一味違います。必要なのは痛みをどうこうする能力ではなく、傷口そのものを超回復させる再生能力なのですね!
それにしても、あのサイズでのゴムゴムのガトリングを喰らって尚、サンジやチョッパーには止めが必要っぽいですね。何かRPGを彷彿とさせます。倒されても最後の一撃を加えられるまでは、気絶してるだけであって死んでるわけじゃないという。


リボーン
割と予想の範疇ではありましたが、レオ君の招待は骸の依り代でした。
ここで白蘭さんが負けちゃうとお話が進まないので、骸が敗北するか良くてドローだというのは目に見えてますが(多分リングの性能差が問題になる)、それでもこのボスキャラ対決には心躍るものがあります。さすが強キャラの威厳を保つことにかけては定評のある天野先生。


ウィリアムス(読み切り)
作中でもちょこっと述べられてますが、全体を通して結局は「金持ち坊ちゃまの道楽」でしかないのがややツライところでしょうか。今日を限りに家を飛び出すかならともかく、主人公は事が終わったら帰る気満々ですからね。すんごいセーフティゾーンにいるので、狭い所から広い世界へ飛び出そうという、テーマ的な部分でも損をしています。
そもそも、物語というのは主人公を追い込んでナンボですし。本人的には乗り気じゃなくても、お金持ちの跡継ぎとして生きてく道はそれなりに満ちたりてるでしょうからね。どちらにせよ勝ち組じゃん、という感じなのです。
何よりも問題なのは、全体的な設定が劣化したツギハギ漂流作家でしかないというところでしょう。この漫画の場合、どうしてそれだけの発見をしてる男が空想上の存在として捉えられてるんだ? という疑問点を生み出しているのですが、漂流作家の設定にアラドフを当てはめるとそこら辺が驚くほどしっくりくるのです。
打ち切り漫画のデチューンでは正直どうにもなりませんので、古味先生にはそこら辺をもうちょっと詰めて頑張って欲しいかな。


銀魂
どうせ菌がどうこうという描写をやるんだったら、思い切ってもやしもんにコラボを申し込んだりとかして欲しかったです。あんだけ色んな漫画にゲスト出演してるのだから、頼んだら普通にOKしてくれる気がしますし。
ちなみに、男性器を触った時にテイクアウトされるのは陰部白癬といいます。かもすぞ~。

センサー式手洗い導入計画
ところで、僕は清蔵さんのセンサー式手洗い導入計画に関して異議を唱えざるを得ません。このトイレに必要なのは、そんな小手先の改革ではないかと。
具体的にいうと、

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この様なタイプのトイレタイルへ、変更すべきなんじゃないかと思います。
僕の主観で書きますが、トイレの清潔感で重要なのは日頃の掃除ではなく(それも大切だけど)、元のデザインです。
特に重要なのは、壁とタイルですね。この二点を如何様にするかで、そのトイレの命運が定まるといっても過言ではないでしょう。
今回登場した新撰組屯所のトイレみたいに、コンクリート剥き出しの壁に安物のタイルではいくら掃除しようとも、蓄積された汚れは到底落とせません。汚いものをさらに汚く使うという、負のスパイラルを生み出すだけです。
それならば、もっと水はけがよくて汚れがこびりつかない素材で壁や床を覆うべきなんじゃないかと思います。
便座とか手洗いとかは結構、二の次三の次でどうにかなると思うんだ。


To LOVEる
今週も狂的なパワーという面ではいまいちでしたが、春菜ちゃんの想いを知ってるお静ちゃんがノーリアクションというのもおかしな話ですから、必要なエピソードではありますね。
今回のお話を通じて、今後お静ちゃんと春菜ちゃんを絡ませやすくなりましたし、全くの無収穫というわけでもないと思います。


サムライうさぎ
今週、デモンストレーションで道場を破壊していた新キャラ二人もそうですし、あっさり大砲二つも抱え込んでその状態のまま発射させた鰐淵さんもそうなのですが、この漫画ってサラッと超人が出てきますよね。そういえば、こないだの菅谷も刀で屋敷を破壊するという偉業を成し遂げてたな。
しかし、その割に彼らに対してあまりスゲーと思えないのは、まさしくアッサリと流しちゃってるからでしょう。周りの人間とかが、目の前で起こってる現象についてリアクションをしてくれないので、それが作中世界においてすごいことなのかどうなのかが、読んでいる僕らには伝わってこないのです。
こないだも近い事を書きましたが、福島先生はリアルな時代劇をやらないならやらないなりに、作中世界における「ルール」をきっちりと定義するべきだと思いました。
ちなみに、既存の漫画でそこら辺がものすごくキッチリしているのはハンターとかハガレンとかね。

「加四郎ちゃんがいりゃとりあえず…うさぎ道場が金の面で困る事ァねェし…」
?????
ここ、素で意味が分からなかったんだけど、どういう事……?
そりゃ、返済しやすいようにナニワ金融道の灰原さん程度の優しさでもって良心的な返済計画を用意してはくれていますが、別に資金面でうさぎ道場を支援してくれているキャラではなかったような……。
どちらかというと、(借りた方に責任があるとはいえ)うさぎ道場を金銭的な面で苦しめている立場だと思いますよ。

特別企画! 講武館と御前試合をしよう!
やだなあ、これ。ものすごく伊達にして返されそうじゃないですか。虎眼流と同じくらい試合をしたくない相手です。何せ、彼らは筋金入りのキ○ガイですからね。仮に試合で勝ったとしても、ブチギレて真剣を持ち出したりしてきそうですよ。
しかしこれ、大砲を持ち出す時に「老中から許可が下りて~」とか言ってるんでおそらくは上様公認なんだろうけど(御前試合だし)、ひょっとしたら講武館撲滅計画だったりするのかもしれないね。
清木さんが勝ったと判断して木剣を寸止めした次の瞬間、相手は「上様は止めよと申しておらぬ」とか言いながら手を止めずにそのまま打ちのめしてくるんだよ。


ネウロ
ええー!? 同僚の机に置かれてたアニメDVDを無断で捨てるとか、普通に酷くないですか。こち亀の婦警並な理不尽さです。これは石垣さんが可哀想。五千円くらい損してるよ。
案外、等々力さんも新しい血族なのかもしれませんね。ただ純粋に、憤る石垣さんの顔が見たくてアニメDVDを捨てたんだよ。
というのは置いといて ミ□
前回は微妙だった石垣さんの有用性に関して、それなりにフォローを入れてたのは良かったかと。あのまま流されたらどうしようかと思った。


初恋限定
いやあの、山本さんは何でドキドキしているの……?
有原君はひょっとして、相手に飴玉を舐めさせることで自分に惚れさせる念能力者か何かなのでしょうか。
何か第1話以降、どんどん惚れるまでのシーケンスが適当になってますね。この漫画。


ハンター
細かいことを書きますが、一回の動作で五~六秒なら一万回を突き終えるまでに十四時間くらいで済みますね。きり良く一回五秒で計算すると若きネテロ会長は分間十二回の感謝の正拳突きが可能であり、一時間辺り七百二十回こなせることになるのです。あとは一万割る七百二十で、13.8時間かかるという。
ものすげーストイックな修行をしてるように見える若き日のネテロ会長ですが、お昼休憩とかネット巡回とか挟みながら行っていたのかもしれません。食料調達だとしても、後のハンター協会会長なんだから当然サバイバル能力は高いと思われるので、そんなに時間はかからないでしょうし。

龍の雨
しかしこれ、敵側が脅威に捉える描写ばっかりになってますけども、目下突撃開始中のゴン達にとっても、かなり驚愕すべき存在なのではないでしょうか。この状況でゼノさんが手を抜くとも思えませんので、直撃したら相応の傷を負うはずですし。
会長と事前の打ち合わせをしてない以上、ゴン達としても想定外の代物なのですから、一概に有利な状況だとは思えないなあ。


エム×ゼロ
九澄たちは何か普通にスルーしちゃってますけど、使ってはならない魔法まで駆使して妨害などを働いてた以上、十字の彼は普通に制裁を受けるべき存在ですね。
しかし、前金と合わせてもわずか一万円でこんなあからさまに怪しいメールの言いなりになるなんて、可愛いなー。ちょっとだけ、読んでて微笑ましい気持ちになってしまいました。


ムヒョ
どうでもいい部分ですけど、
「やっぱそれが目当て――」
のコマから、
「ケンジ逃げて…!!」
のコマへが微妙に繋がってませんね。間に、背後から迫り来る謎物体へ気付くシーンを入れとかないと。

半霊ベクトール
これは漫画的に重要な部分なのですが、半分人で半分霊という彼の設定を全くビジュアルに出来てないのは痛いですね。そのためか、いまひとつモノローグに説得力がありません。というか、時代的には十~二十年くらい前のはずなのに、彼の捨てられた土地が中世にしか思えないのもどうかと。どこのファンタジーワールド出身なのですか。
ビジュアルにできないというのは、西先生の大きな弱点かもしれませんね。
『その場にいたものは皆逃げ出した』
というシーンも、お産直後の様子を描くべきなのに全く理解不能な何かのシーンになってますし。皆逃げ出すくらい不気味な存在なのに、誰が出産後に台へ移動させたのか? そもそもここは病院なのか? お湯すら用意されてないのは何故か? 等々、諸々の問題が丸投げされてしまっています。
そういった表現力の部分が、作品の明暗を分けるんだろうな。

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by ejison2005 | 2007-11-07 03:18 | ジャンプ感想