週間少年ジャンプ 07年 40号 感想
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富樫先生がついに復活か。
……どうやら僕も本気を出さなければならないようだな。
何なら一人だけひと月ごとの連載でもいいから、とにかく安定したペースを確保して欲しいものです。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


ブリーチ
今度の映画は日番谷隊長の偽者が暴れ回るお話ですか……瞬殺される姿しか思い浮かばねえ(苦笑)。
いや、むしろ逆転の発想で「本物では勝てない強敵をニセ日番谷が倒してみせる」とか、そういう展開かもしれません。もて王で前にやってたアレね。
そして、その後に日番谷隊長を倒して、
「俺こそが本物だ!」
と叫ぶニセ日番谷に対し一護達は、
「何を馬鹿な事を言ってやがる! 本物がこんなに強いわけないじゃねえか!
「大した凍気だが……本物にできるのは俺の薄皮一枚を凍らせるのがせいぜいだ!
「貴様の必殺技は……すでに死んでいったブラックキグナス日番谷に見せてもらっていた! そして、聖闘士死神に同じ技は通用しない!」
みたいな事を言って切り返し、見事に友情パウワァで勝利を収めるのです。
うむ、我ながら日番谷隊長のキャラクター性を完璧に引き出した素晴らしいストーリーだ!

「何だよ。斬れそうなのは見かけだけか」
どうでもいいですけども、僕が破面に関する設定で最も「やっちゃった感」を抱いているのがこの、「超硬い皮膚」という代物だったりします。
普通の人間と大して外見の変わらない登場人物が、素手で刃物を防いでるシーンが頻繁に登場していると、どうしても本能的なクエスチョンが脳裏に浮かんでしまうのですね。
これは、視覚表現に頼るメディアである漫画だと、何気にかなり不利な事なんじゃいかと思います。
例えば、アニメだと宇宙空間でも平気で旗がはためいたりしますけども、それは僕達地球上に生きる人間にとって、旗とははためくものだからなのですね。
そこを現実に即して旗の描写を行ったりすると、もんのすごく名状し難い感覚を抱くシーンが誕生すると思います。それだけ、僕達の中に存在する常識の力は大きい。
何より、「斬れない刀バトル」ってどうなのよと。

ネルの正体は元十刃
元は十刃だったと聞いて、何のために存在しているんだかよく分からないネルの立ち居地にもかなり合点がいきました。
ガンテンバインさんとか、本当何をしに出てきたんだろう。
そして、今後ネルの仮面を砕いたのがノイトラさんである事が判明し、一護の「お前みたいな奴は絶対に許せねえ!」アタックで倒されそうな気配がプンプンします。
この予想が正しかった場合、ノイトラさんはある意味一護をパワーアップさせているね。


ワンピース
「億を超える様な奴らはどうせ潰れたくらいじゃ死にゃしねェ!!!」
という発言に笑ってしまいました。
確かに、麦わら海賊団のメンバーが踏み潰されたくらいで死ぬ様なタマとはとうてい思えません。
よしんばダメージを受けたとしても、肉と酒があれば……ってよくよく考えたら食料は奪われたままなのでした。なるほど、これなら踏み潰す事で適切なダメージを与えられれば、生け捕りも不可能ではないかもしれません。

踏み潰されたホグバッグ
どうしよう……どうしよう……すごく生きてそうな気がします。
でも、ワンピ世界には階段からの転落事故で帰らぬ人となった、くいなみたいなイレギュラーも存在はしますし、今週、ホグバッグさん自身も、
「こんなトコから落ちて頭でも打ったらお前、世界の財産!! 天才の脳ミソがカチ割れちまうぜ!!!」
と自らの常識的な耐久力を主張していましたから、今回ばかりはちゃんと死んだのかな。
キャラを殺さない事に関してこだわりを持っている尾田先生だからこそ、逆に死者を弄んだ悪党であるホグバッグには、きっちりと制裁を与えたかったのかもしれません。

普通に逃亡するモリア
もはや七武海としての威厳は微塵も感じられませんが、この戦法によって彼のキャラクター性はかなり高まった気がします。
戦術的には正しいですし、こういう欠点が存在するからこそ、むしろオーズの様な脅威を操れる彼の長所が輝きを増すと思うんだ。

すでにアプサロムさんを倒してたと思ってたらしいサンジ
いやいやいやいやいや、君は何を言っているんだ。
逆に僕の方がびっくりです。一体、あの描写のどこをどうとれば倒したと認識するに至るんだろう。逃亡したとかなら理解できますが。
透明になる能力者の姿が見えないのに油断してるんだもの、そりゃナミだって連れ去られるよ。
個人的な予想では、アプサロムさんは目が覚めたナミの手で改めて倒されるんじゃないかと思います。
透明化の能力も、ナミの武器なら何とでもなりそうですし(例:水蒸気で輪郭を浮かばせる)。


リボーン
パワーアップしたグローブの凄さを見せつけるのではなく、むしろそのリスクを強調するかの様な構成が面白かったです。やっぱり、パワーアップには弱点が必要不可欠だと思うんだ。僕はブラスターよりアクセルの方が好きなんだ。
ラストで見せた起死回生の一手が、スリ取ったボックスでの攻撃だというのも意表を突いている上に、理屈としても納得できてナイスでした。
火事場の底力とかではなく、ちゃんと現存の力で状況を打開しつつ、読んでいる側を熱くもさせる良い新武器お披露目エピソードだったといえるでしょう。


To LOVEる
古手川さんの、
「若い男女だけで海水浴!? そんなの風紀が乱れるわ!!」
という台詞に、今は亡きエロリック臭を感じたのは僕だけでしょうか。
しかし、この漫画の恐ろしいところはもて王だとギャグで済まされるこの台詞が、
「うん、まあその通りだな。風紀が乱れるな
としか受け取れない事でしょう。
もて王世界の非常識こそがTo LOVEる世界の常識……って、何か前にも似た様な事を書いた覚えがあるな。
あの時は確か、最終的に新條まゆ先生こそが最強という結論に達したような。

無人島に取り残されるたリト達
普通の展開ならば、今週大暴れしたイルカで脱出するなり何なりするのでしょうが、いかんせんこの漫画はTo LOVEる。イルカはお胸サンドイッチをした以上、己の役目は終わったとばかりにこのままフェードアウトしていく可能性も非常に高いです。
ところで、今週猿山は逃げずに立ち向かっていれば、リト程でなくともそれなりに美味しい目には遭えたはずなんですよね。学園祭といい今回といい、彼は本能の赴くままにセッティングを行うところまでは良いのですが、詰めは甘いです。
最終的にエロスを一身に受けているのはリトですし、彼はある意味、リトへのエロ供給という点では誰よりも尽力しているんじゃないでしょうか。


クレイモア(特別掲載)
相変わらず新規読者の開拓をする気が一切無い番外編ですが、イースレイ対プリシラという強キャラ対決はそれなりにドキドキしました。ただまあ、両者とも余力をたっぷり残したまま和解しちゃったんで、結果的には微妙かなあという気もしますが。新しい能力とかも登場しませんでしたし。
本編中の回想シーンとかだったらともかく、ひとつのエピソードとして考えた場合、オチも弱かったですしね。


ナルト
ペインさんは、イルミ方式(顔に杭を打つアレ)で顔を変えた四代目だと予想してみます。
それなら、あのタイミングでわざわざ四代目に関する会話をさせた岸本先生の意図も理解できますし。ちょっとあざとすぎるけどね。

何故か下っ端を尋問し始める自来也
てっきり、バーテンとして酒を飲ませながら話を引き出そうとするのかと思っていたら(どうせ下っ端に知らされてる情報なんて酔った勢いで口に出せる程度のもんでしょうし)、いきなり大技でひっ捕まえたりしてびっくりしました。
安全を確保するためにガマの中へ入るにしても、捕まえるだけならその辺で適当なのをボコればいいだけだと思うけどな。どうせ、無差別なのはバーテン方式でも同じですし。
大体、こういう時はもっと身分の大きい者から情報を引き出そうとするのが鉄則なんですが、何で下っ端を尋問してるんだろう。そりゃ、捕まえるのは楽でしょうけど、聞きだせる情報も全然無いと思うよ。


P2
「何でアンタまで入ってんのさ」
とツッコミが入るまで、自然に読み進めていた自分へ猛省を促したい。
そういやそうだ。ヒロムは隠れる必要がどこにも無いんだった。
以前、ネウロで弥子さんに化けたサイが鞄から何気なくナイフを取り出した際、全く気に留めず読み進めたてしまったんだけど、あの時と同じ様な感覚だ。心理的盲点を突かれている。


ネウロ
今回のお話で特に良かったのは、結果的に破局したとはいえシックスさんは一応、真面目にネウロを仲間に引き込もうとしていた事じゃないでしょうか。こういう打算的でかつ、合理的な悪役は大好きだよ。
養殖された謎にしたって、単にネウロの趣向を知らなかっただけでシックスさん的には最高の贈り物を用意したわけですからね。バッフ・クランに降参しようとして白旗を揚げたら、逆に最上級の宣戦布告として受け取られてしまったソロシップの面々みたいなもんです。

「悪意」の定義
この作品における悪意が強い人の定義なんですけど、僕が読む限りでは「手段=目的」と化している人の事なんじゃないかと思います。手段のために目的を選ばないタイプ。
「闇雲に人をぶち殺したいよ~! 不幸せにしてやりたいよ~!」という人間は、確かに人類という種族の観点でいえば間違いなく「悪」ですからね。


不恋愛戦隊ハヤタ☆ジョー(金未来杯出展作品)
ひと言でいうと、主人公がウザかったです。
ふた言でいうと、主人公がとてもウザかったです。
この作品の場合、最初に主人公の方向性を間違ってしまった上に、「~ジャー」という不要な口調まで与える事で、それを更にイライラさせる方向へ助長させているのが非常にマズイですね。
あと、大塚さんが取った行動も普通に意味不明でした。何で君は白昼堂々、学び舎でレイプしようとしてんの?


ムヒョ
あれ、もしかしてまだまだ続くんでしょうか?
もう回収し忘れた複線も無いですし、正直、続けようもない気がするんですけど、一体どうするつもりなんだろう。
ところでムヒョが、
「さっさと魂元に戻して帰ってきやがれクソヤロー…!!!」
と言ってたんですけど、ひょっとして半霊化が直ったら無罪放免というからくりなのでしょうか。
いや、エンチューの場合、明らかにそういうのとは無関係な悪意が原因で行動していたので、魂が戻ってもきっちり懲役を続けて欲しいんですけど……。


瞳のカトブレパス
う~ん、打ち切りか。能力者バトルをやりたいという、志は買いたかったんだけどなあ。
ネーミングセンスが悪いとかそういう細々とした問題も積み重なってはいますけども、大きい部分ではキャラを掘り下げないうちに、どんどんと状況だけ進めていったのが特にマズかったんじゃないかな。
結局、複線も回収しきれないまま終わってしまいましたし、ジャンプではホットスタート作品はあまり受けないのかもしれませんね。同じやり方だったユンボルも切られちゃいましたし。
過去の人気作品を見ても、最初の内はいつでも終われるような一話完結エピソードで、キャラを固めていった作品が殆どですしね。
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by ejison2005 | 2007-09-06 02:41 | ジャンプ感想