週間少年ジャンプ 07年 32号 感想
地味に週刊オリラジ経済白書という番組を、毎週楽しみに見ていたりします。
「どんな街にも存在するさびれた金物屋は、早朝に大工さんが工具を買っていくから利益が出ている」とか、この番組を見てなければ分からなかったでしょう。いい感じで知識欲が満たされる。
というわけで問題です、このブログにおけるひと月辺りのアフィリエイト収入はいくらでしょう?
答え(反転):そもそも「ライフログ」という機能しか使ってないので、アフィリ収入はありません。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


ベルモンド(新連載)
赤マルを通じて青田買いしていた方達から、コメントに「こいつは期待できそうだぜ!」と書き込んで頂いていたので期待していたのですが、結論としては確かになかなかの良作だと思います。
でも、何だかバトル漫画化しそうな匂いがプンプンするんだよなあ。
特にラストの、
『やがて、運命は彼を外の世界へとひきずりだす』
という一文が猛烈に不安を湧き起こすぜ!
ところで、絵柄がかずはじめ先生に似てるんですけど、お弟子さんなんでしょうか。うがちすぎかな。

魔法で拷問します
↑の設定から、僕も毎週感想を書いてる魔法少女リリカルなのはStrikerSという作品を連想しました。
この作品は、主人公であるなのはさんが殺る気満々にしか見えない破壊魔法を相手に直撃させても、「非殺傷モードだから絶対に死なない」というギャグみたいな設定が存在するのですが、彼女もその気になれば立派な拷問吏になれると思う。いかに非殺傷モードといえど、ディバインバスター辺りを二・三発当てれば口の滑りも良くなる事でしょうし。
それはさて置くとして、この作品の重要なオリジナリティは「拷問」という週間漫画誌として異例の題材を扱っている事なのですから、そこを魔法で誤魔化してしまったのは非常に残念でした。
個人的には、実際に使われていた拷問技術を漫画内で再現して見せるとか、そういう展開を希望したかったな。間違いなくPTAから訴えられるでしょうけども。

気絶する瞬間に質問の答えを観れるよ
この設定なんですが、拷問シーンをファンタジー的に処理するならするで、それに必要性を持たせて欲しかったところ。これだと、バットか何かでボコボコにして気絶させる瞬間に相手の瞳を覗き込めば十分ですからね。
似た様な代物で逆転裁判に登場する「サイコロック」というのがあるんですけど、こちらは使用すると相手の「嘘」や「誤魔化し」が鎖のイメージとして出現し、証拠品を提示したりするとその鎖がひとつひとつ粉砕され、全部破壊したら相手に真実を喋らせる事ができるのですね。
どちらも要は読心術である事に変わりはないんですけども、サイコロックの場合は過程である証拠品集めなどにちゃんと意味を持たせているわけです。
この漫画も、途中の拷問に何か必然性が欲しかったかな。
ネウロみたいに、「わざと屈辱的な方法で相手を屈服させる事によって、心理的な隙を生み出す」とかそういう設定が良かったかも。

「ロラン、後で地図を書いてやる」
外に出た事は無くとも、何故か風景を見ただけで詳細な場所を割り出す事の出来る漢、シィエン・ベルモンド。この世界には、Google Mapsでも存在するのでしょうか。
いやまあ、あれはイメージ映像みたいなもんで、実際には記憶を丸ごと分捕ってるんでしょうけども。

「私が必要とする世界の広さとは…地下室ですべてだ」
色々と書きましたが、最初に述べた通り総合的にはそう悪いレベルの作品じゃないと思います。この台詞には、素晴らしい個性を感じましたし。
おそらく、「自分がここを出たら、修道院に迷惑がかかるから」というマイナス方面の心理から出た発言ではなく、あくまでも「いや、俺はここだけで十分だし。好きで引きこもってるだけだし」というプラス方面の心理から発した言葉なのが良かったんでしょうね。
不幸な境遇で、ただ悲壮感に浸っているだけの人間より、何千倍も好感度が高いです。


ワンピース
とてもとてもとても真っ当に組織戦をしていて、かなり楽しかったです。
アレな作品だと、コマ内に存在しないキャラは時間を止めていたりするのですが、CP9戦といい、ワンピはその辺が非常にしっかりとしていますね。きちんと他の場所でも時間が流れてイベントが発生し、大勢に影響を及ぼしています。

結局敗北ブルック
バトル内容的には何らいいところを見せられずに負けてしまったブルックですが、僕はむしろその結果を賞賛したいです。小策を弄してないガチ勝負で、設定的に上のスペックを持っているキャラが「想いの力」とかでやられてしまったらかなり萎えていたと思う。
大体、剣士キャラにはゾロが存在するのですから、ブルックがそんなに頑張る必要性もありませんしね。
チョッパーやウソップにもいえるのですが、尾田先生には頑張って「ある程度の戦闘力は有しているものの、ガチ対決ではあまり活躍できない主要メンバー」を描いて欲しいものです。

将軍ゾンビ(同士討ちで)全滅
こいつらを攻略するのに何週間かかるんだろうと、多くの読者が辟易していた将軍ゾンビ軍団ですが、何と一撃で全滅させられました。ネガティブホロウもスピード攻略でしたし、ここら辺の流れには尾田先生の成長を感じそうです。これなら、スリラーバーグ編もそんなに長くならないで済みそうだ!
↑ここまで書いて気がつきましたが、もう半年くらいやってるんですよね。スリラーバーグ編……。
何かもう、すっかり調教完了している感じです。ワンピに関しては感覚が麻痺してる。


ナルト
ものすごく得意気なサスケですが、ここでちょっと冷静に現状を分析してみましょう。
・サスケもデイダラさんもチャクラを使い果たしている
・現在、お互いに武器を持たない徒手空拳の状態である
この段階で、そんなに喜んでもいられない事がわかります。互角の状況になっただけだよ。
・というか、トビさんは元気一杯で待機している
さらに、トビさんの事まで考えると逆にサスケ詰まれてるんじゃね? という感じが……。
状況から判断するに、サスケは死んだふりをして逃げるのが最善策だったんじゃないかな。
あと、デイダラさんは車輪眼対策を練っていたんなら「車輪眼使いの眼前で印を切ってはいけない」事くらい勉強しとこうぜ。

千鳥でC4を打ち消しました
属性云々を語る前に、血液の中に電流を流したら確実にあの世行きな気はしますが、そこは漫画的な「騙し」としてギリギリありかな~。が、
「この眼はチャクラを色で見分ける…そう…言わなかったか?」
という台詞は、いやそれ違うだろうと。地面を透かして見てるじゃん! いつの間に、車輪眼は透視まで可能になったのでしょうか。
もはや、車輪眼を持たずば忍者にあらずという気さえしますね。どれだけ作者補正が強いんだろう。


ブリーチ
織姫を庇う一護を見て、

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アストロ球団のこれを思い出しました。ちなみに、バットボールで選手潰しを狙ってきた相手への対抗策として考案された特訓です。
この漫画で使われていた理屈によると、「背中は急所が少ないから死球を受け止めるのに最も適している」そうなんですが、一護も同じ理論で背中を向けたのでしょうか。
というか、

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↑どう考えても織姫に当たらなそうな攻撃まで防いでるよね(左腕の部分)。


リボーン
ああ、やっぱり獄寺君&山本のコンビじゃ勝てませんでしたか。
前にも書きましたが、結局は負けてしまうのなら、わざわざ仲違いをさせたりしたのは何だったんでしょうね。

ヒバリ参戦
そんなわけで、獄寺君&山本コンビの戦いはガッカリな結果に終わりましたが、ヒバリとγの対決はかなり楽しみです。
強者同士の対決をじっくりと楽しみたいですし、できれば過去からヒバリが来て戦いを中断させたりはせずに、大真面目に決着をつけて欲しいな。
そのくらいバンバンと強キャラを消耗していった方が、今後の展開にも緊張感が芽生えるでしょうし。


To LOVEる
天条院さんとザスティンさんっていう、この漫画における二大人気キャラのカップリングというだけで、お腹一杯になって釣りがきます。
人間的にも(双方常識が無いけど)好感の持てる二人ですし、これは是非とも幸せになって欲しいですね。

ゴミみたいな目で見下ろしながらリトを踏んづけていく天条院さん
妙に面白かったシーン。
「ツッコまない」というのは、ある意味で何よりも雄弁なツッコミになるんじゃないかな~と感じました。
そして、いつもの事ながらリト君はちっとも羨ましくありません。今回もキッチリ制裁を受けてましたし。


サムライうさぎ
マロの女装道具は自前でした。どうやら、伍助から仕置きを受ける事は避けられそうです。

「あんた、もしかして志奈乃藩七万五千石の…」
とりあえず、ヤマネコ道場の師範代さんは周囲にいる大勢の家臣軍団からもっと早くVIPが敵勢に紛れ込んでる事を察するべきだったと思います。
ひょっとして、この道場がボロイのはその辺りの機微を全く察せられなかったからでしょうか。今回の話でも、「大名家だろうがお構いなしだぜ!」という意味の台詞を口走りながら、全力で襲いかかってましたし。
そりゃ、出世できないはずだよね。

「…何であんなの見て泣いてんの、あの人?」「バカかこいつら…」
ですよねー。
読者としてはなかなかに感動的なエピソードですが、ヤマネコ道場にはそんなもの察しようもないですしね。
そういった冷静なツッコミを作中の人物が入れてくれると、読んでる側も安心できるというものです。その程度の事には気づいていて欲しいし。
ところで、先程までの師範代さんが相手だったら、このやり取りをしている最中に攻撃されて負けたんじゃないかな。


瞳のカトブレパス
何だか、ゲキレンジャーのトライアングルを彷彿とさせる展開でした。たまきお婆さんとか、立ち位置的にマスター・シャーフーみたいなもんですし。

つつがなく継承式は終了
あら、先週出てきた敵幹部が強襲をかけてくるのかと思いましたが、特にそんな事はなかったです。まあ、それはそれでどんだけご近所に秘密基地を構えてるんだよという話になってしまいますか。
ミーコさんの呪いも複雑な設定の割にアッサリと解呪されてしまいましたが、よくよく考えたらこれは雑魚ヨーマの使う呪いで、時生達はそれを払うスペシャリトなわけですから、まあ解呪されて当たり前か。


勇者学
更衣室を開けたらそこにいるブタの存在がとても素晴らしかったです。もはや、存在するだけでオチとして成立している。
もて王に登場したエロリックとか、大体そんな感じでしたね。
あと、店長はコスプレしてないだろうしメロンソーダも出ないと思うけど、こういうお店は秋葉原に行けば本当にあるみたいですよ。
「中世騎士時代」の商品を調べてみたら、チェインメイルが四万円前後でフルプレートアーマー(ゴシック甲冑……むしろスーツメイルかも)が三十五万円程度みたいですね。フルプレートには手が出せないけど、チェインメイルは気が動転したら買ってしまいたくなる。部屋に飾りたい。


エム×ゼロ
今回はかなり良かったです。面白かった。
何が良かったかというと、やはり一人のキャラに焦点を当てて掘り下げるという、この手の漫画におけるフォーマットをちゃんとなぞったからでしょう。お約束な展開というのは、「それに万人が納得でき、かつ面白い」からこそ存在するわけですし。
できれば、ゲストキャラクターではなく在学中のキャラにこそこの手のエピソードが欲しいですので、今後はその辺を期待したいところです。現状だと、ワンキャラクター辺りの情報量が乏しくて、今ひとつ感情移入しきれない局面も多いですし。


後日追記

ラルΩグラド(最終回)

ぐおっ! 最終回なのに思いっきり感想を書き忘れてた!
……しかし、僕の中ではその程度の漫画でしかなかったという事なんだろうな。
個人的には、キャラクターが持つ情報量の少なさが非常に気になる漫画でした。
アイアとか、最後の最後まで何を考えてるのかサッパリでしたしね。
ラストでラルがグラドに友情を感じてるのも、唐突といえば唐突でしたし。
今までの話をかんがみると、この二人の関係は割とドライなものだと思うのです。
まあ、何はともあれお疲れ様でした。

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by ejison2005 | 2007-07-11 04:21 | ジャンプ感想