週間少年ジャンプ 07年 24号 感想
先週、何かを忘れてるな~と思っていたのですが、そうだ。赤マルジャンプの感想を書いてなかったんだ……。
いや、感想を書くも何も読んですらいなかったのですが。
いつもなら、何か一点くらいは読みたい作品が存在してお金が微妙にもったいない……でも買っちゃう(ビクンビクン)となるものなのですが、今回はそういうのが見あたらなかったんですよね。
まあ、そんなわけで赤マルに関してはスルーした次第です。期待してた人いたらごめんね。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


ぼくのわたしの勇者学(新連載)
早期の突き抜けを予感させる、鉄板の打ち切り漫画という印象でしょうか。我ながらひでえことをいってますけど、他にどんな感想を抱けというんだ。
う~む、読み切りの時はここまでつまらなく感じなかったんだけどな。むしろ、普通に笑ったりしてたのに。
しかし、主人公の名前を「鋼野 剣」としたのはちょっと共感を覚えました。個人的にはロトの剣や天空の剣を手に入れた時よりも、鋼の剣を購入した瞬間の方がよっぽど嬉しい。
でも、ファイアーエムブレムだと重い上に命中率も下がるから鉄シリーズの方が好きです。銀? あれはセレブの使う武器だ。


ブリーチ
?????
ザエルアポロさんの言ってることが、よく分からなかったです。
いや、僕の目からはバッチリと刺さって貫いた風に見えたよ。
今回彼が行っていた現象は、「最初から刺さってない」というよりも、「刺さった後に超速再生した」と説明した方がしっくりくる気がするかな。
はっ! もしやこれはザエルアポロさんが織姫と同質の能力を所有しており、サブタイトルの「Monster」が真に示しているのは彼だという伏線なのでしょうか!?

「何してんのよあんた…」
そういえば、この人は織姫の再生能力を知らないんでしたっけ?
だとすると、彼女視点では散々辱めた対象が身動きの取れない自身の下半身に両手を伸ばしてきているわけで、何してんのよというかナニしてんのよという感じでしょう。確かにこれは恐ろしい。


ナルト
暁の皆さんによる、一話まるまる使ってのまったりとした状況説明。
ここ半年以上の流れが、このワンエピソードに集約されている……! うん、嫌味だよ。
それにしても、暁のこの威厳の薄さと危機感の無さは何なんでしょうね。
自他共に認める作中世界最強メンバーである暁の人間が、二人も返り討ちにあったというのに「まあそれは置いといて」と言わんばかりの軽いノリです。比べるのは酷だと分かりきってはいるんですけど、ウボォーギンが死んだ時のハンターを踏まえるともうね。

九尾は最後に封印します
ここも、何だかな~という話ですね。
何ら機能していなかったとはいえ、「暁のメンバーがナルトを絶えず狙っているぞ!」というのはストーリー上の重大な枷となっていたわけで、それを自ら外してしまってどうするというのでしょうか。
いっそのこと、既に九尾以外は全て集まっていて、ナルトが捕まったらいよいよ封印像が破壊されるという状況の方が良かったと思います。
とにかく、この緊迫感の無さをどうにかして欲しい。

「鬼人・斬不斬の再来と呼ばれた神童ですよ」
もはや、何がすごくて何がすごくないのかさっぱり分からないこの漫画の現状において、斬不斬の再来と呼ばれることにどれほどのメリットが存在するというんでしょうか。
魔人ブウ編でフリーザ様を一撃で殺せるほどの達人だと喧伝するくらい、よく分からない基準の気がします。


ワンピース
「斬った所でゾンビだぞ、また立ち上がる」
という台詞で思わず笑ってしまいました。
この作品に出てくるキャラは老若男女ゾンビ問わず、斬られたくらいじゃ死にはしないと思うな。
むしろ、弱点を突かれたらきっちりと成仏してくれる以上、ゾンビの方が耐久性においては劣っているかもしれません。

モリアの能力はカゲを奪ってそれを従えるというもの
ガンガン敵が出てきた上、この先更に王家七武海の一人であるゲッコー・モリアとの対戦が控えているのかとうんざりしていた僕ですが、その能力が明かされたことで多少の希望が抱けました。
能力は危険だけど、彼本人はそんなに強くないというオチが待っているかもしれませんから。
恒例である「顔見せ戦闘での敗北」も、今回のお話でこなしましたしね。
ところで、肉体が違う以上は能力が使えないはずのルフィって、彼らの喜びっぷりに見合う働きができるものなのでしょうか。


銀魂
新撰組内のゴタゴタを見逃さず伊東に手を貸し、内部をとことん引っ掻き回しただけでも十分に秘密結社としてカッコイイ鬼兵隊ですが、「裏切り者なんか最初から信用してないよ」と示すことで更に格を上げた感じです。やっぱり、団結を重視する敵組織は魅力的だ。
トドメとばかりに列車を爆破することで、一枚上手の悪者ぶりを見せつけてますしね。


ネウロ
思いもよらず、アイさんの方がフューチャーされる形となりました。
コメントの方で「純悪=アイではないか?」という意見を頂いてたんですけど、この調子だとそれが真相かもしれません。
それはそうとして、アイさんは即刻昔の髪型に戻すべきだと思うんだ。

人を殺す石
調べてみたところ、どうも殺生石と呼ばれるもののようです。
この伝説とか特にそうなんだけど、日本の伝説はまず祟りありきで形作られるケースが多い気がしますね。
つまり何がいいたいかというと、弥子さんが人喰いの化け物として恐れられ、お供え物を用意されたりするのは極めて日本的な反応だということです。


サムライうさぎ
何で敵に貢ぐためにせっせと金策に励んでるんだろう……と思って調べてみたんですけど、本編でもチラリと伍助が触れている通り、好き勝手に決闘を申し込んだりすると挑んだ側も挑まれた側も罪人となって切腹を命じられるのが原因みたいです。伊良子や藤木がぬふぅ兄弟と戦う際、覆面をしてたのもそれが理由だったのか。
でも、奥さんを泣かされて乗り込もうとする場面にしては、変に冷静な気はするかな。お義兄さんというストッパーがいるんですし、もうちょっと強引に試合を挑んでも良かった気はします。で、お義兄さんから「……切腹させられるぞ!」と釘を刺されて止まるとか。

道場を質に入れるよ
ここは、「古臭い体面を捨て、妻のために頑張る」というこの作品のテーマとも合致していて、普通に見事だったと思います。
でも、借金の形に刀を求められて恥知らずと言わせるのは、このテーマを強調させるためにせよ強引だった気がするかな。
金貸しが担保を求めるのは当然の行為ですし、「ドけち!」とかならともかく、「恥を知れ!!」とは普通言わないと思う。


メゾン・ド・ペンギン
あちゃー、終わってしまったか。
個人的には嫌いじゃない……むしろ好きな部類の漫画だけど、でもまあ終わる理由も分かりすぎるくらい分かるし、仕方がないかな。
ところで、今後も何らかの四コマ漫画を誌面に入れて欲しいと願ってるのは僕だけでしょうか?
ストーリー漫画がずらっと並んでる中に、ちょこんと四コマ漫画があるとすごく嬉しいんだ。お弁当の中にある漬物みたいな感じで、何らかの箸休めが欲しい。


To LOVEる
春菜ちゃんが野放しにしたからああいう状況だったと説明した古手川さんの弁は、確かに今週の内容を踏まえると当たっているかもしれませんね。
バッジの実験をしてる時とか、春菜ちゃんは苦笑いしてるだけで何の助けも差し伸べてませんでしたから。
しかし、これは彼女なりに学習してきた成果といえるかもしれません。
ララの存在を置いても素でアニマル喫茶を提案したりするような人々ですし、この世界においてエロとは必然なのです。霊長の意思なのです。
それならば、古手川さんみたいにエロスを消去しようと積極的な介入を図るよりも、春菜ちゃんのように多少のエロスは仕方がないと苦笑いで流すくらいの方が、精神的なダメージは少ないといえるかもしれません。
つまり、これは春菜ちゃんにとってある種の自衛的行為なのです。
それに、古手川さんは自分から首をつっこむことで、本来なら春菜ちゃんがこうむるはずだった被害を引き受けてしまったわけですしね。
最強の護身とは、危ない出来事に関わらぬことなり……!

投票の結果、春菜ちゃんが委員長に
オチとしても古手川さんの報われないキャラを確立していて普通に良かったと思いますが、エロスに対するクラス全体の総意として考えると更に面白いかもしれません。
彼らは、ララに投票して積極的にエロスを推進させるのでも、古手川さんに投票してエロスを撲滅させようとするのでもなく、春菜ちゃんに投票してやんわりとエロスを受け流すことを決定したのです。
何だか、自然災害に対する考え方みたいですね。
無理に失くそうとすれば生態系を崩して手痛いしっぺ返しを受けたりもしますし、ある程度の被害は仕方がないと諦め、許容していった方が最終的な被害は少ないものなのです。


リボーン
未来のメンバーが減ってしまったのは残念ですが、展開そのものは非常に少年漫画らしくて良かったと思います。
主人公が分かりやすい雑魚敵と戦って、きちんと勝利するお話なんて久しぶりに読んだよ。
最近の漫画だと、素直に勝つことはまず無いですからね(例:チョコラテの人)。そして、それが原因となって主人公の強さをいまひとつ実感できません。
いつから少年漫画っていうのは、こんなひねくれたフォーマットが主流となってしまったんだろう?

「そういう…ことかよ」
どうやら、獄寺さん(24)が言いたかったのは、
「破棄したリングが必要となったので、過去から君たちを呼び寄せたんだよ」
とか、そういうことだったみたいです。
過去メンバーとの入れ替えも、それなりに意図があったわけですね、
……でも、それだったらイーピンやハルは未来バージョンのままでも良かった気はしますけども。特にイーピン。


アイシールド21
何かよく分からないうちに乱打戦となってしまいました。あの、「守備の王城」からいかにして点を取るのかが主題だったのでは……? 
ところで、どぶろく先生が監督ぶりを発揮してるシーンはちょっと嬉しかったです。この人、すっかり発言しなくなってましたし。


ラルΩグラド
今週はすごく楽しかったです。
敵拠点の攻略から新しい味方たちの確保までスピーディにこなしているため、ワンエピソードとしての情報量が多いというのもありますし、
敵が大勢いる拠点に乗り込む → だったらこっちも軍勢を引き連れていく
という思考がとても正しくて好感を持てたのが何より大きいです。
RPGをやっていて、城の兵士とかもっと支援に来いよと思った人もいるんじゃないかと思いますが、それを実行したかのような展開だ。戦いは数だよ兄貴ぃ!
ビグザムみたいなヒーローユニットは確かに強力ですけど、最近じゃどれだけ強くても、よく分からん回想シーンを入れられただけで一兵卒にやられちゃったりしますしね。
もっと具体的にいうとアーロ……げふんげふん。


ディーグレイマン
それは、大剣と呼ぶには微妙に重量感が無かった。
大きさの割には厚さを感じさせず、しかもコマ内に収めるのが大変だった。
それはどことなく、マガジンのワンピースで主人公が使ってた剣を思い起こさせた。

というわけで、アレンのニューウェポンがペラペラして感じられるんだけど僕だけかな?
あと、
「何の幻術(マネ)だ少年」
というルビを使った台詞に対し、
幻術なんかじゃないですよ」
と切り替えしたアレンは、さりげにエスパーだと思いました。こりゃ勝てんわ。
目に宿ってた力もパワーアップして車輪眼化しているとか、そういうオチでしょうか(ないない)。


テニスの王子様

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形容しがたい異臭がたちこめ、焼けた脂肪が焼肉の網にしたたり落ちた。

御けじめを……って、色んなとこでやってるだろうしいいか。

「熱ぢぃ~~~っ!!」「比嘉の恐ろしさはこれからだばぁ!!」
う~ん、ここはちょっと残念に感じられた部分です。
比嘉中に関しては、何も理由を説明せずに退場させた方が楽しかったと思うんだ。
別に、「肉を粗末にしたから敗北した」という自分の予想が外れてむくれてるわけじゃないよ。

「うけぇ~~~っ!!」「リョーマ君、何で何で~っ!?」
「俺は主人公でも容赦なくギャグ要員にして見せるぜ!」という、許斐先生の職人魂を感じたシーン。イヴ(にそっくりのロリっ子)を脱がせた矢吹先生と同じベクトルです。
でも、跡部様がコーヒー飲んで気絶するシーンでは、ヅラ(まだ疑惑だけど)を落としてくれなかったんだよね。微妙にすくたれてます。
これに限らず、今週のギャグはまだ理性の範疇なのでいつも程の破壊力は感じられませんでしたね。面白いんだけど、恐怖とか狂気は感じられなかった。


ムヒョ

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↑のコマがすごく面白かったです。
何だか、「身体測定を受けたくないと駄々をこねて逃げ出す小学生を追いかけて、無理矢理に身長を測ろうとしてる先生たち」みたいな構図だ。

「でなきゃ、エンチューに証明できねェんだよ……!!」
ギンジからすれば、「んなもん知ったこっちゃねえよ。確実に勝てる手段を選べよ」というところでしょうか。
やっぱり、魔法律家に関わるとロクな……といいたいところですが、現実にもいそうだなあ。変なこだわりで非効率的な方法を取る上司。


エム×ゼロ
今週は、いつにも増して強引な展開に感じられました。
大門といい、愛花ちゃんといい、その状況でその結論に至るのは無理があるでしょう。どこのキバヤシですか。
アイシのヒル魔とかとおんなじで、ちゃんと九澄は頑張ってるんだから、そこまでして持ち上げる必要はないと思うな。
愛花ちゃんに関してはもうすぐ連載一周年なんだし、魔法が使えないのをばらした方が美味しいんじゃないかというのもあります。
本来なら、柊父やルーシーの立ち位置は彼女がいて然るべき場所ですからね。

シャツが破れる程の一撃!
死ぬ! これ外れて変な所に当たったら九澄が死んでしまう!
パトレイバーの太田さんだって、あれだけ射撃が得意なのに乗員の死を恐れて末端部を狙ってたんですし、大門はもうちょっと自重すべきだと思うんだ。


もて王
嗚呼、これで終わりなのか……。
これもメゾペンと同じで、終わる要因ははっきりしているのでショックはそれ程でもないんだけどね。来るべきものが、ついに来たのかという印象。
それにまあ、漫画というのは惜しまれる内に終わるくらいが花だとも思いますし。ある意味、美味しい終わり方をしたとか思えねえよド畜生!
何だかんだで87週もやってきたわけですが、まだまだ読みたかったなあこの漫画。
ストーリー的には、幸運香という過去エピソードで登場したアイテムを上手に使って解決したのがディ・モールト素晴らしかったです。
そして連載が終了した今、気になるのは大亜門先生の今後ですよ。
先生の作風全てを凝縮した作品であるもて王は打ち切りとなってしまったわけで、今後の道が、
①漫画家から足を洗う
②作風をガラリと変えた作品を発表して勝負に出る
この二つくらいしか思い浮かびませんからね。
勘違いしてほしくはないんだけど、①はネタとかじゃなく大真面目だよ。霞食って生きていけるわけじゃないんですし、安定を求めるのも立派な選択肢です。
でもまあ、亜門先生ならきっと②でしょうね。
今はとにかく、次回作に期待しましょう。

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by ejison2005 | 2007-05-16 01:36 | ジャンプ感想