クレイモアの感想的なもの
何やら、週間少年ジャンプにクレイモアという漫画が移籍するらしいという情報を目にしたので、ジャンプ感想がメインの当ブログとしては予習が必要だろうと判断し、取り急ぎ貸し本屋においてあった第一巻から第六巻までをレンタルして読んでみました。
折角ですので、返却する前に感想的なものを書いておこうと思います。

さて、最初にこの漫画の基本ストーリーについて説明しておくと、

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こういう感じの人達が化け物退治していくお話です。
ちょっと脱線になるんですけど、上の画像を見て頂ければお分かりの通り、本作はたまに(特に初期は)怒涛の勢いで解説を始める事があり、楽しんで読むためにはそれらを乗り越える事を要求されます。
笑えるのが、解説時にはそれまでのキャラが豹変して小説のト書きみたいな口調に変わるところで、まるでイマジンでも乗り移ったかのようです。

話を戻しましょう。上でも書いた通りしばらくの間は中世ファンタジーな世界を舞台に、特殊な能力者が化け物を退治していくというステロタイプなお話が三巻くらいまで延々と続いていくのですが、正直な話としてそこら辺はあんまり面白くないです。読まなくても十分なくらい。
この作品が面白くなるのは三巻で始まる過去編からで(余談ですが、あんまり唐突に過去エピソードへ突入するので読んでてしばらくは過去編だと気づかなかった)、軽いネタバレになるんですけど、主人公の恩人で作品タイトルでもある「クレイモア」と呼ばれる戦士達の中でも最強の戦士が自分達の所属する組織を裏切り、同組織内でもトップクラスの精鋭達と一対多数の戦いを繰り広げるのですが、そこから先の展開がかなり熱いです。
スペシャリスト同士の対決という時点で既に漫画として美味しい展開な上に、現在の時間軸で存在しない以上、その最強キャラは過去編で故人となる事が半ば確定しているわけで、師匠キャラとの別離という重大かつ悲劇的なイベントも同時進行していくわけですね。
更に、その二つのエピソードだけでも十分に面白いのですが、過去編のラストには大どんでん返しが用意されていて、そこら辺で盛り上がりは最高潮に達します。

過去編が終わった後は、その中で明らかにされたある強大な敵との戦いがストーリーの主軸となるんですけども、そこで主人公の新しい仲間となる人物達がなかなかいい味を出しています。
彼女達はよくある「最初は主人公の事を侮っているが、後から真の実力を見せられてびっくりする役回り」のキャラクターであり、そのせいか読んでいて思わずノーマークになってしまうんですけども、実はそんな彼女達が本人も知らないある重大な秘密を握っていると分かるくだりがとても面白いんですね。
そういったパッと見で大した事なさそうな連中から隠れた実力者が現れるのはハンター×ハンターでよく見られる手法でして、その瞬間は同作品の面白さに迫るものを感じました。

第六巻はその人達とのパーティーをひとまず解散して、再び単独行動(オマケもいるけど)をしている最中に更なる強敵と出会ってしまうところで終わっているのですが、そこから先のお話が非常に気になります。
ストーリー展開にちょっと強引なところ(二巻ラストのあれとか正体バレてる以上最初から準備しろよという感じですし)もあるんですけど、総じて良質の作品ですね。
週間ジャンプでの連載は当座の腰かけで、月刊ジャンプに代わる新雑誌が創刊されたらそちらへ移ってしまうんでしょうけども、その間だけでも読んで感想を書くのが楽しみです。

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by ejison2005 | 2007-04-21 01:33 | 漫画