ファイアーエムブレム 暁の女神 感想
さて、以前にレビューしたファイアーエムブレム 暁の女神をクリアしましたので、今日はその感想を書いてみようと思います。


ネタバレ満載です。注意してください。


まずはストーリー関連。
色々と言われている今作のストーリーですが、個人的に最も気になったのは血の誓約関連ですね。
いくらなんでも、条件が軽すぎだろうと(苦笑)。
劇中の描写を見る限りは、ペラッペラの紙にサインしちゃえば成立しちゃうっぽいですからね。ドラえもんの秘密道具みたいなお手軽さです。
これ、ペレウスも勘弁してくれよと思った事でしょう。名前書いただけでそんな物騒な呪いが成立するなんて、予想もつかないっすよ。
今後もこの世界では、書類詐欺みたいなお手軽さで国家存亡の危機が訪れちゃうわけで、本当に想像するだけでも恐ろしいです。
そしてもうひとつ気になったのが、女神アスタルテの唐突な介入ですね。
いやね、単に女神と戦うだけなら僕は大した問題を感じないんですよ。終盤で人外魔境と戦うのはシリーズの伝統ですし。
でも今回の場合は、アスタルテが介入してしまった事で、主人公達がかえって楽になってしまっています。これは頂けない。
最大の懸案事項であった「自分達が勝手に動けばデインが滅ぶ」という問題が、女神パワーによって全人類総石化されたせいであっさりと解決してしまってますからね。それどころか、元老院議員を刺客として差し向けてくれたおかげで誓約書も無事に破棄できてしまいましたし。
デインからしてみれば、女神アスタルテ様様ですよ。あの国の未来を救ったのは紛れも無くアスタルテですから。
今回のお話でこのネタをやるのでしたら、「苦難の末に誓約を破棄して戦争を終結させるもメダリオンに蓄積された負の気は限界を超えており、やむをえずに呪歌で封印を解く」とか、そういう展開にして欲しかったかな。
ラスボスから塩を送られまくる展開にしちゃって、どうするんですか(苦笑)。


また、レビューの時にも書きましたが、やっぱり今作最大の問題点はキャラ育成ですね。ファイアーエムブレムで一番楽しい部分なのに、スポイルされる形になってしまっている。
あちらこちらに視点が移っているせいで落ち着いて育成できないというのもありますし、そもそもが第一部の新キャラ勢以外は育てるまでもなく、最初から強いですしね。
その新キャラ勢にしたって、主役格であるミカヤとサザ以外はほとんどストーリーに絡んでこないから、いまいち育てる気が沸きませんし(気がついたらローラしか育ててなかった)。
別に無理して育てなくても、第四部はラグズ王無双をやっていればどうにかなっちゃうのがまた。
思うに、聖魔の光石と同じ方式を採用して、最初の段階でミカヤルートかアイクルートを選べるようになっていれば良かったんじゃないかな?
ストーリー展開は若干変わってきてしまいますけど、旧キャラメインのアイクと新キャラメインのミカヤとで上手く対比になりますしね。
どうでもいいけど、アイク達のお話を遊んだ後で暁の団に視点が戻ると、味方のあんまりな貧相さに泣きたくなった。NPC兵士大活躍。


キャラクターに関しては、気がついたら何十人もの大所帯になっているのも原因でしょうが、とにかく薄さが目立ちます。
拠点会話もそれほど数が多くないので固有のイベントも少なく、出番の少ない人々はまるでキャラが立ってない。
特にフリーダ様の扱いの悪さは凄まじく、四駿の娘だというのに拠点会話は無いわパラメータは低いわで何のために出てきたのかさっぱり分からなくなっています。エディとかレオナルドにもいえるけど、こいつらは育てればそこそこ戦闘で活躍できるもんな。
最初弱いキャラは育てれば強い法則だろうと思って拠点でフリーダ様に経験値をつぎ込んだら、育っても弱いままで泣きたくなりました。
支援のシステムが変更されてしまったのも、キャラを薄く感じさせている大きな要因でしょうね。
今作は、従来までと違って誰とでも支援が結べるわけですが、そのせいでキャラクターの会話がテンプレ化してそっけないものになってしまっています。
僕は支援を結ぶ事でそのキャラクターの背景を知ったり、カップルを誕生させてエンディングでニヤニヤするのが好きでしたので、次回作では是が非でも従来の方式に戻して欲しいです。


システム的にはレスポンスもいいし、wiiリモコンだと若干ステータスが開きにくい以外はこれといって問題が見当たらないです。この辺りはさすがの任天堂クオリティ。


そんなこんなで、新しい試みがしたいという野心は感じられるし、その姿勢は素直に賞賛したいのですが、どうにもこうにも空回りして感じられたというのも事実です。
まあ、元々が蒼炎の軌跡のファンディスク的な存在なんですし、次に出す新作でこそ真価が問われるのでしょうね。
それでは最後に、エンディング後の個人戦績ベストテンを記してまとめとしましょう。

第十位 イレース 大賢者 
何気に全キャラ中最も使用可能期間が長いので、コンスタントに活躍して十位にランクイン。
第四部終章のドラゴンが沢山出てくるステージでは、レクスボルト+陽光で屍の山を築き上げました。
どうでもいいけど、大賢者時のコスチュームはエロすぎると思います。ハァハァ。

同着第八位 ケビン 黄金騎将 
赤緑の騎士は育てるというマイルールに従って、見事にランクイン。
オスカーとの差は、参入時期と敵の思考ルーチン(支援を結んで一緒にいるとオスカーの方が狙われやすい)によるものか。
支援Aにしたオスカーと共に「回復」や「治癒」をセットして突撃させれば、二人だけで敵軍の壊滅も夢じゃないです。でもホースキラーだけは勘弁な。

同着第八位 エディ 剣豪
何と同着とはいえ第八位にランクイン。大殊勲じゃないか!
誰が一番驚いたって、プレイした僕が一番驚きました。お前、そんなに活躍してたのか!
今回ベストテン入りしたメンバーの中では、唯一のノーマル上級職。見事なまでに何の目もかけていません。
後半は出撃した記憶もまばらなんで、第一部で稼いだ分が効いているのでしょう。いや本当にびっくりした。

第七位 エリンシア 女王
無限に使える強化型勇者の剣であるところの、アミーテが彼女の全て。
弓矢と風魔法が怖いので無双プレイとはいきませんが、それを補ってあまりある強さを発揮しました。納得の七位。

第六位 ネフェニー 聖槍使い
攻めて良し! 守って良し! の万能選手。
常に大安定の強さで活躍してくれました。
第六位に甘んじているのは支援などを考慮した結果、第四部終章に参加できなかったのが原因。
参加さえしていれば、おそらく順位はもっと上がっていたと思われます。

第五位 ミカヤ 巫女
なんてったって主人公ですから。優先的に止めを刺させたりもしてましたしね。
序盤は敵の攻撃で一撃死したりするので、最初から支援Aのサザにくっついてビクビクしながら行軍していたのも良い思い出です。
最終的には、リザイア持って無双プレイをしたりしてたよ。か弱かった彼女はもうどこにもいない。

第四位 オスカー 白銀騎将
ケビンと支援を結んでの突撃が功をそうしたか、堂々の第四位。
攻撃力がケビンよりも低い関係で、敵から狙われやすかったのも理由でしょう。
我が軍の切り込み隊長として、文句の無い働きぶりでした。

第三位 アイク 神将
ダブル主人公の片割れが第三位。何だか少年漫画の人気投票みたいな順位だ。
最終的に誰も恋人がいなかったという、ファイアーエムブレム主人公にあるまじきすくたれ者っぷりが印象に残ってます。
その傍若無人なまでの強さをみると、ラグネル入手はもうちょっと遅くても良かったんじゃないかな。でも魔法には滅法弱い。

第二位 ボーレ 斧雄士
斧戦士最強伝説は今作でも健在。余裕の第二位。
自軍最強の破壊力で、目前の敵をことごとく粉砕してくれました。
まっこと斧は強くなりもうした。昔のファイアーエムブレムでは、考えられない光景です。
あと、何でミストと絆支援があるんだろうと思っていたら、エンディングで結婚してて吹いた。
そういやシャツを繕ってもらったりしてたけど、それらしきイベントがあれだけじゃ分かりませんよ。
もしかして僕が知らないだけで、旧キャラ達ってカップルが多いのだろうか……?
これも支援システム変更の弊害ですね。

第一位 ワユ 剣聖

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自分、女剣士偏愛主義者ですので。
剣はダメージが低いからボーレ程豪快な活躍はしてないんですけど、そこら辺は注いだ愛の差でカバー。
アイクと支援Aで回避が+23されるために、敵の攻撃をひょいひょいとかわしてくれます。
心残りは、奥義である流星の五発目を見る事がついぞかなわなかった事かな。
剣聖流秘剣流星! 何人もこの魔技から逃れる事は出来ない!

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by ejison2005 | 2007-04-19 03:08 | ゲーム