週間少年ジャンプ 07年 18号 感想
ワンピ・ナルト・ブリーチの「三大看板漫画」って、「三大戦闘シーンがつまらない漫画」といいたくなるくらいにバトルがつまらないじゃないですか。
ネタも無いんで、折角だから何故つまらないのかを今一度確認しておくと、個人的には「死」の喪失が最も大きいんじゃないかと思います。ワンピでよくいわれる、「すっげえ頑丈だなこいつら」問題ですね。
もっというのなら、「一撃が軽い」という感じ。
例えばシグルイとかすごく戦闘が面白い漫画なんですけど、あの漫画のバトルが面白いのは「相手の一撃でこちらが死ぬ」というリスクが常に存在するからです。
「この攻撃なら死ぬんじゃないか」「今度こそ、止めを刺されるんじゃないか」という緊張感が常にあるからこそ、実質の内容がほんの数合斬り結ぶだけの話でも読者に深い満足感をもたらすのです。

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つまり、今ジャンプで最も面白いバトル漫画はテニスという事ですね!
まあ、前からの気もしますがガガガ。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。
かな~り更新が遅れたけど、普通に忙しいのです。実働十時間とかだから。


ワンピース
あ、七丁念仏だ。
それはそれとして、「ズババァン!!!」という衝撃まで後からきてるのは何でだろう?
これだと、ノロノロビームの範疇に入ってる気がします。
どうでもいいけど、ちょっと斬ったくらいじゃ彼らは虫に刺された程度のダメージしかないので、とっとと止めを刺して二度と蘇生したりせぬよう遺体を荼毘に付すべきだと思います。

将軍ゾンビ軍団登場
ぐっはあ。尾田先生がまた悪い癖を発揮してる。
足りないのか! 先週出てきた四人組ではまだ引き伸ばし足りないのか!
今回のスリラーバーグ編における要点は、
1.シンドリーの謎
2.ホグバッグの真意
3.ブルックとサムライ・リューマの関係
4.ゲッコー・モリアとの決戦
この四つなわけで、つまり敵側に最低限必要な人員はシンドリー・ホグバッグ・リューマ・モリアの四人に絞られるわけです。設定上、雑魚ゾンビ軍団とかは必要でしょうけど、こいつらはまあオマケみたいなもんですから無視しましょう。
それに対して、ぶっちゃけ物語を進行するだけなら全然全くこれっぽっちも必要ないバトル用の中ボスがペローナ+アブサロム+将軍ゾンビ軍団……!
不要な人材ばっかり、どんだけ多いんでしょうか。時流に乗ってもうちょっとリストラしてくれないかな。
それはそうと、雑魚ゴーストとか敷きグマを倒したシーンはテンポもいいし普通に良かったと思います。
ぜひ、将軍ゾンビ軍団とかペローナとかもこんな感じで倒して欲しい。


ナルト
岸本先生はもう、疲れてるとかそういうレベルではなくなってる気がします。
来週から「第三部 NARUTO Ω」にでもタイトルを変更して違う人に全てを任せ、とっとと引退した方が読者のためにも岸本先生自身のためにも良さそう。
我ながら半端じゃなくひでえ言い草だとは思いますが、いやだってこれはな……。
やる気無いにしたって、海とか空にトーンくらい貼りましょうよ。せめて。

何故か大蛇丸の死を知ってる捕虜の皆さん
ここら辺からして、クエスチョンマークが満載です。
大蛇丸のアジトには、水月みたいにカプセルに入ってるっぽい人を除けばカブトさんとサスケしかいなかったんですし、何をどうやってアルカトラズもびっくりな絶海の孤島まで情報が伝わったのでしょうか。
百歩譲って「Lからの定期連絡が無い=死」と定義づけたワイミーズハウスみたいに、本来あるはずの指示が無かったから死んだと考えたにしても、どうしてまた捕虜の皆さんにまで情報が伝わっているのでしょうか。全くもって意味が分からんぜ。
ひょっとしたら、帝愛の地下労働施設みたいにペリカを貯めれば一日外出できたりして。

初登場した同エピソード内なのにキャラが二転三転してる香隣
岸本先生は一体、何がやりたかったんだろう……?
いえね、最終的にはできそこないのツンデレモドキの風上にちょこんと遠慮しながら置いた様な感じに落ち着いたわけですが、最初に水月が語った人物像とも全く一致しませんし、ひょっとしてキャラ設定とか現在進行形で考えながらネームを書いた上に、後から推敲してつじつまを合わせるという事を一切しなかったんじゃないでしょうか。
設定メモとか、ペラ紙の一枚でもあれば上等なもんだと思うよ。
というか、この子って管理人としての仕事を全くしてないですよね。
別部屋(今いるここは部屋なの?)へ案内する事を要求した時に、「そんなものは不要だ!」とか言いながら襲いかかったりしませんし、水月が捕虜を解放する時にも全く邪魔をしませんし。一切の山も谷も無く普通に仲間入りしちゃいますし。
大蛇丸は人事を間違えてるって絶対。

地味に混ざってたトリックアート

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水月の座り方は、刀身がペラペラ曲がる柔軟な素材で構成されてるか、床がものすごく急勾配な下り坂になってない限り、背中の首斬り包丁がつかえて不可能な気がするんだ……。

捕虜を解放するシーン
ここ、水月が無駄に邪悪な笑みを浮かべてるのと首斬り包丁の前任者である斬不斬がそういう性格の人だったのが合わさって、てっきり捕虜を皆殺しにするのかと思っちゃいました。
「死という自由をくれてやるわー!」
とか言いながら。
ところで、水月の目論見通りに事が運んだらますますナルトとサスケが争う理由は無くなるわけで、普通の漫画家ならそれも計算の範疇でしょうから心配はしないのですが、今の岸本先生だと不安だ……ものごっつ不安だ……。


ラルΩグラド
今週、読んでて何か腑に落ちないものを感じていたのですが……あれだ、きっとラルが強くなる必要を全く感じなかったから腑に落ちなかったんだ。
ゲンスイを強くするのはともかく、今回ラルが窮地に陥った原因は己の実力とは全く関係ないところに存在しますから。
彼の場合、仏門にでも下って性欲を抑制する修行を積んだ方が良いと思う。


To LOVEる
わ~い、いつものTo LOVEるが帰ってきた!

持ってくるのは猿山で実行するのはリト
ここら辺が長谷見先生の采配を感じる部分で、あくまでもカラーツイストを提案するのは猿山にする事で、美味しい目を見るリトへの不快感を極力やわらげています。猿山も猿山で、きっちりとやらしい事を考えた報いを受けていますし。
それにしても、リトは組んずほぐれずという状況なのに、最初にスカートを覗きそうになった時意外は至極真っ当にゲームを成立させようとしてますね。これだと、一人だけドキドキしてる春菜ちゃんがいやらしい子みたいだぜ。
そんなにつらいのなら、とっとと諦めてしまうのも手なのですが、何が彼をそこまで駆り立てるのだろう。
あ、スカートでツイストする事に関しては、テニスで流血が起きるのと同じベクトルで自然な事だと思いました。
そして、全然関係ないけど「私尻尾が特別敏感なの!」とか言ってるラディッツを一瞬想像してしまった……。

まさかのアラレちゃんオチ
To LOVEるっていうのは意図してストーリーを停滞させてるタイプの漫画なのですが、ここへきていきなり話が進展しました。
これはあれかな。作中の時期が三月になったので、クラス替えのイベントを挿入したくなったのかな。リトとララが別のクラスになって、他の面々がそれをフォローしようとする展開とかありそう。


サムライうさぎ
先週も書いた通り、僕は「ナナ菜が雑草だと気づかない村人はアホではないのか?」とか「今回の話って神像の上で酒盛りしたり、神像にクワを刺しっ放しにしたのに対して、バチが当たっただけなのでは……?」とか思っちゃってるんですけど、話の流れ的に意図してそうしてるわけだからそんなにつっこみ所でも無いかなあ……と思い始めました。
それにしたって、ナナ菜に関してはもうちょっと読者受けしそうなものに変えた方が良かったとは思いますけど。

組み合わせてみた

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こないだ、かがみさんのネラジでチャンピオンREDの「BLUE DROP」という作品について語り合ってたんですけど、みんな盛り上がりすぎだと思うんだ。

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いや、僕も煽ったんだけどね。
あと、彼岸島の丸太に対する食いつきも素晴らしかった。全員マルティストかよ!
というか、これもう感想じゃないな。

今週の伍助
「言いたいな~でも流石に本人には言えないな~」
と思ってすごくオロオロしてたら、相手の親族が何かこちらの言いたい事を代弁してくれたので、折角だからと尻馬に乗る姿はおそろしく格好悪いけど、伍助のキャラクター的に考えてかなり良い描写だったと思います。見た目は子供、中身は中年。


ブリーチ
さすがギリアンのアーロニーロさん! ルキア如きに殺される! そこに痺れる憧れる!
本当にすげえ! よく殺されたもんだなこの人!
愛染さんも、こんな「道端で転んだら水溜りに顔がはまって溺死した」みたいな話で文句言われても困ると思うよ。どんだけ不可解な死に方をしているのかと。
ザエルアポロさんは「始解じゃ十刃は傷つけられない」と仰ってましたが、これはおそらく恋次を侮っていたのではなく、
(そうだよ……きっとそうだ! そんな情報は微塵も無いけど、朽木とかいう死神は卍解が使える隊長クラスの実力者だったに違いない! いくらアーロニーロだって、そこらの一般兵には負けないだろう)
↑みたいな感じで、必死に自分へ言い聞かせていたのではないでしょうか。


ムヒョ
「魔法律協会には無尽蔵の憎悪が常に溢れてる」というくだりに、かつてない程の説得力がありました。
うん、そりゃあ魔法律協会だもの。そんなもの、売り物にするくらいあるでしょう。

海の王子パケロ感想三部作完結編
パケロにはここ最近(というか作中時間では呼び出されてからの十数分)、心に思うことがありました……。
それは、「あれ、ボクってこいつらからかなりなめられてない?」というものです。
先週もパケロは一生懸命に頑張ってるのに、何もしてないエビスが「真面目にやれ」と文句を垂れましたし、今週は今週で真面目に攻撃してたらまた文句を言われました。どうしろというのでしょうか?
さすがのパケロも、いい加減に我慢の限界です。瓦礫を防ぐのやめたろかいという話です。
しかし、真っ向から「ボクは真面目に頑張ってるんだから、ちゃんと正当な評価をしてくれ」と言うのは海の王子としてのプライドが許せませんし、エビスは今カイジが麻雀的なゲームをやってる社長と同じタイプの「減点評価型人間」なので、おそらく意味がありません。
感謝知らずの男・・・・・・! これがエビスの習性・・・・・・!
100% 減点法の男・・・・・・!
他人が自分に完全に奉仕できてギリギリ合格・・・・・・!
100%出来て・・・ ギリ合格の50点・・・・!
1つでもミスをすれば40・30・20・・・・・
それがエビスの思考法・・・・・・!
スーパー減点法
恐るべき男・・・・・・・・・!

この手のタイプは、他人が完璧に尽くすのが当たり前でちょっとでも不足を感じたらすぐに文句を言います。上司にはしたくないですね。
そこでパケロは考えました。どうすれば、こいつの鼻を明かせるのかと。
結果、出した答えが今週の「わざとピンチっぽい演出をする」というものです。パケロはわざと食われて死んだかの様に見せかければ、エビスも自分のありがたみに気づくだろうと考えたのです。
結果、エビスはパケロの力に感嘆して評価を改めている様子です。
自分の能力に対して正当な評価をさせるというのも、なかなかどうして一筋縄ではいかないものですね。
今週のムヒョは、そういったアダルティな部分にまで切り込んだ大変意義深い一話だったといえるでしょう。
あー、それにしてもパケロの出番はこれで(多分)終わりか。いい切り口だったのに。
来週からのムヒョ感想、どうしたもんかな。


リボーン
今週ラストの方の数ページは、敵から逃げ隠れしたり相性を気にしたりとかなりハンター的で面白かったです。
こう、「圧倒的に強い敵にびびりながら逃げ隠れする」シチュエーションって何気に熱くていいですよね。


エム×ゼロ
あの……何で女の子なのにカブト虫……?
この漫画は「媚びない部分が良い」とよく言われ、叶先生自身もそれを売りにしてるんだろうけど、でも女の子にカブト虫のコスプレをさせるのは狙いが分からないっす。
↑ここまで書いて気づいたけど、これってチェスのクイーンかな? どっちにしろ、もうちょっと可愛い格好にしてあげればいいのに……。


ネウロ
あれ、もしかして今週かなり真面目に推理漫画してない……?
何か真面目に情報収集したりしてますし。
ラストで、
「あなた方3人の中で…仲間外れがひとりいます」
と言ってたから、睦月ちゃん犯人説は外れか~。松井先生だから翻しかねんけども、さすがに今回はやらないと思う。
この中だと、一人だけ名前を覚えてもらってない登呂が仲間外れだと思うんだけど、トリックは分からないかな。
これでトリックに関するヒントも普通に今までのシーンに存在して、ごく普通の推理漫画みたいに終わったら、今までにないくらい犯人とトリックを当てられなかった事が悔しく感じられると思う。だってネウロだもん。


テニスの王子様

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インフルエンザでダウンです。
少し緊張しつつあのタミフルを服用していました。 <剛>


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あの君さまはいつが盛りよな
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by ejison2005 | 2007-04-05 02:22 | ジャンプ感想 | Comments(6)
Commented by かがみ at 2007-04-05 14:58 x
ブルードロップのゲロには何も感じなかったけど巫女さんのゲロには萌えそうになった自分に猛省を促したい。巫女が好きすぎる。
Commented by 黒川 at 2007-04-06 01:49 x
実家のPCトラブル(会計ソフトが動かない)で呼び出されて、ただいま帰宅!
実家出たの1時ですわ(--;

> 三大戦闘シーンがつまらない漫画
ああ…確かにシグルイと比べては(^_^A
でも、ワンピはわざとその路線だからまだ良いとして、ナルトやブリーチは別に「勝った→相手は心が砕けたからもう何をやっても負け犬→命取らなくて良い」と言うカラーを売りにしてる訳でも無いのに、シグルイと比べるとまるでママゴト…(--;
でも、週間少年ジャンプの漫画でレギュラーキャラが片腕になるとかだと、障害者への配慮とか訳の分からない事を編集が言い出してストップかけたり、人気のキャラは死なない方針出したりと、妙な規制が多そうだと言う事もあって、チャンピオンの漫画と比べるのは可哀想かも…
てか、シグルイアニメ化らしいですね…あれを放送していいんだ(--;

アニメ化といえば、クレイモアはちゃんと人が死ぬし、主人公も片腕になるなぁ…何か、週間ジャンプに引っ越すと言う話だけど、いきなり人が死ななくなったりしたらヤダなぁ(^_^A
Commented by ラゾーナ at 2007-04-06 10:44 x
>↑ここまで書いて気づいたけど、これってチェスのクイーンかな?
角度を変えたコマで確認しましたがそれで間違いなさそうです。
ベタの塗り具合の影響で、誤ってかぶと虫に見えてしまう人が他にも居そうな気がします。
Commented by ejison2005 at 2007-04-07 01:41
>>かがみさん
巫女も素晴らしいですが、シスターも捨てがたいと主張しておきます。
Commented by ejison2005 at 2007-04-07 01:42
>>黒川さん
シグルイと比べる以前の問題ですねえ。
あんな濃いのを週間でやれといっても困るだろうけど、ワンピナルトブリはそういうレベルの問題じゃない。

>クレイモア
読んだ事ないんで、今度貸し本屋でレンタルしてこようと思ってます。感想書く事になるかもしれないし。
Commented by ejison2005 at 2007-04-07 01:43
>>ラゾーナさん
やっぱり、クイーンで確定っぽいですね。
叶先生、可愛い衣装やエロイ衣装の引き出しは多いだろうに、何故よりにもよってこんな……。媚びないにしても、これは意味がよく分からん。