週間少年ジャンプ 07年 16号 感想
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次週はヤミ&御門先生話に急遽変更。スケジュールの都合でイチから僕が作ることに。がんばるぞ~!! <健太郎>

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正直、何もかも終わったと思った……!

僕は普段、To LOVEる布教のデスノコラ作ったりしてますし、こないだも擁護編をUPしたからこう書くと意外に思われるかもしれないけど、矢吹先生の作劇能力に関しては伊良子清玄の忠誠心程度にしか信頼してないです。つーか、すでに来週のジャンプ感想用として「まるで成長してない……」とやってる安西先生の画像とか用意してるよ、僕。
だって、これまでの実績が黒猫なんだぜ……?
今まで長谷見先生が細心の注意をもって築き上げてきたものが、矢吹先生の手によって粉々に崩される可能性があるのかと思うと、気が気でないです。我ながら信頼しなさすぎだと思うけど。
「スケジュールの都合で、大亜門先生が代わりに脚本を書いてくれました!」
とかだったら、微塵も心配しないんですけどね。
「スケジュールの都合で、松井先生が代わりに脚本を書いてくれました!」
とかだったら、違うベクトルで心配するよ。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。


ナルト
えー!? なんかえらいあっさりと大蛇丸倒されちゃったよ??
まあ、よくよく考えたらカブトさんが見ているこれはサスケの生み出した幻覚であり、本当は死ぬほど苦戦した末にぎりぎりで倒したんだけど、格好つけたくて色々と脚色したのかもしれませんが。
ところで、これは木の葉としては、大きな懸案事項のひとつであった「大蛇丸をいかに処するか」という問題が何の犠牲も無く果たされた上に、代わって台頭したサスケは大蛇丸が残した手勢(遺産?)を駆使してイタチ(=暁)と敵対する気満々なので、丸儲けなのではないでしょうか。
ナルト達としても、サスケを追う理由はもう無いね。
サスケは別に大量虐殺大好き人間とかじゃないですし遠大な野望も抱いてませんから、抜け忍として野に放ったままでも無関係の人間に迷惑をかけたりはしないですし。

「身体の細胞全てを攻撃した…」
その割には、角都さんが原型を留めまくりなのが気になりますが。
そして、ナルトに新技禁止令が出てるんですけど、角都さんとの戦いで影分身が思いっきり風遁・螺旋手裏剣を使ってたから、ぶっちゃけ影分身に使わせれば何の問題も無いんですよね。
本体も安全な場所で身を守れますし、何のリスクもなく連発できます。
これは岸本先生、普通に大ポカだなあ。
ナルトに限らず、これは他の漫画でも内包しうる問題なのですが、キャラクターが特に制限無く新能力とかを学べる設定の場合、どうしてもこの手の問題は出てきちゃいますね(例:劇場版のドラえもんで有効活用されないテレビシリーズの秘密道具)。
それはもう、自分の作品を隅々まで研究して防ぐしかないのですが、それも週間連載だと限界がありますし、ある程度は仕方がない……のかな? 今回のこれは、そういったレベルのうっかりミスじゃない気もするけど。


ブリーチ
アーロニーロさんが何を言ってるのか、最初はよく分かりませんでした。
ルキアが「容赦さえしなければ私はあなたに勝てますよ」と言ってるのに、どうしてそれに対する返答が「舐めてもらっては困りますね。私は何度でも再変身できますよ」になるのでしょうか?
この文脈だと、最初に「いえいえ、これは化けてたのではなく海燕さんの一部なんですよ」と自分の力が変身ではなく吸収だと説明し、その上で影があれば何度でも使えると宣言した方が分かりやすかったです。
正直、バトル中に説明するだけでも萎えるので、せめて説明シーンは分かりやすくして欲しいのです。

自分の秘密を赤裸々に大告白しちゃったアーロニーロさん
今まで全く勝ち目が見えてこなかったルキアですが、今回のこれで急に勝てそうな気がしてきました。
理由はいわずもがな、「オレは十刃の中で唯一のギリアンだ」発言ですね。
同じくギリアン出身の破面であるデイ・ロイさんが、かつてルキア如きに瞬殺されるという大失態を犯してしまったために、どうしても「ギリアンはかませ」というイメージが湧いちゃいますから。
今回アーロニーロさんがした発言は、テニプリに例えると石田師範が「ワシの波動球は壱式で終わりだぞ」と宣言したようなもんだと思う。


To LOVEる
大方の予想通りというか、リトは最後まで春菜ちゃんの裸を拝みませんでしたし、思わず春菜ちゃんの全身を舐めまわす妄想をしてしまい己の理性によるリミッターが限界に達したとみるや、脱兎の勢いで逃げ出しました。さすがです。GJです。
その上で、バター犬マロンを駆使して読者サービスを欠かさないのもナイス。しかも、所詮は畜生なので嫌悪感なんぞ抱きようもありません。
そして、マロンが西連寺家の住人である限り、このネタは半永久的に使用可能です。あらゆる意味で抜かりがありません。

今回大事だった事
今回のお話で重要だったのは、妄想した後にリトが即座に離脱した点で、これが無いと僕は微妙に不快な気分になってたと思うんですよ。
「お前、口では嫌がりながらもやらしい妄想して身を委ねまくりじゃねーか」
という具合で。
しかし、ともかくリトはその場を離れたのです。
据え膳を目の前に用意され、後ろからマロンにはやしたてられても己の良識に従い、しかも心の中で妄想しただけだというのに、脳内ではひたすら春菜ちゃんに謝り続けたのです。
なんという好感度の高さでしょうか! すけべな妄想をしまくり、その妄想通りに身を委ねる気満々な某真中にも見習わせたい潔癖さです。


ムヒョ
先日、かがみさんから、
「これまでムヒョが培ってきた負の遺産を生かしたまま、ムヒョを楽しむ方法は無いだろうか?」
と聞かれたんですが……。

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僕にどうしろと……(´・ω・`)
バイト中一生懸命に考えたけど、どうしても思い浮かばないです。これは難題だ。
今週もエビスが、
「禁じ手を平気で使う卑怯者が笑わせるぜ……!!」
とか言ってた時は、お前が言うなという感じで笑いがこみあげてきましたし。
そういう負から生じる楽しみではなく、純粋に楽しむにはどうするかってのがネックなんですよねえ。

「ここで我々がティキに見付かってごらん…今までの皆の努力が水の泡だ」
こういうのが、この漫画に対する感情移入をかたくなに阻むポイントで、正義の味方を標榜するなら「例えその結果苦境に立たされるとしても」ここで助けに行くべきなんです。
これは例えるなら、ゴンとキルアが選別されそうになってる東ゴルドー共和国の一般市民達を見殺しにするようなものであり、そこは主人公として是が非でも助けに向かって欲しいところ。
ペイジさんの台詞がなかなかに腐っているのも絶妙なアクセントを加えていて、何が悪いかと言うと、
「…今までの皆の努力が水の泡だ」
という言葉の中にある「皆」には、目の前で目下大量虐殺を受けてる方々は含まれてないんですよね。
事情を知らない彼らからすれば、わけも分からず敵の大ボス達にいきなり攻め込まれ、知らないうちにムヒョ達から囮にされているわけです。
これが、「ムヒョ達を敵の目から隠すために奮戦する魔法律家の皆さん」という構図だったらなかなか美しいのですが……。
そして、止めを刺しているのが助けに行こうと提案するのは、主人公であるムヒョでもロージーでもなく、あくまで脇役に過ぎない今井さんだという事実。
ムヒョはともかくとして、ロージーはポジション的にも救出を提案すべきだと思うのですよ。

冥府 海の王子「パケロ」登場
海の王子と言いつつ、従えているのはカエルの軍団。なかなかに深淵な謎かけです。
調べてみましたが、例外中の例外でも「汽水域」という淡水と海水が混ざった場所に生息している種類がいるくらいで、カエルが海で暮らすのは浸透圧の関係で体から水分が出て死ぬのは必至にして必死! しかし、彼らを従えるのは海の王子。
色々と考えた結果、このパケロ君は王子にも関わらずイジメられており、海の住人が滅多に寄り付かない汽水域で一人寂しく泣いているところをカエルになぐさめられ、唯一無二の友になったという美しい脳内ストーリーが完成しました。


サムライうさぎ
この作品が、真面目な時代考証を売りにしているわけではないのは第一話で分かっている事ですが、それを念頭に置いても今回出てきた悪役の行動はちょっと厳しいものがあります。
現代の常識で考えても当時の常識で考えても、取り潰されるでしょうこんな道場。
さらに、伍助が真剣を使って背後から斬りかかったにも関わらず、ボコボコにした程度で帰しちゃったのも納得がいかなかったです。
こんな危険思想を抱えている集団なら、それこそ嬉々として斬り捨てると思うのですが……。
例えば、
「うちの門下生を殺さずに見逃してくれたから、今回だけは斬るのを勘弁してやる」
とか、そういう台詞があれば良かったんですけどね。
そこら辺の詰めは、相変わらず甘いです。
しかし、今回は先々週の「のちょげ」や、先週の「立派な道場」みたいなずっこけたギャグはありませんでしたので、その点においては向上したと感じられます。今後も、そんな感じでひとつお願いします。

「うさぎの面をつけた武家の女が自ら買い物などしておってな…」
この男、すさまじいシックスセンスの持ち主です。
志乃ちゃんの姿を見て、ひと目で武家の娘と見抜くとは……。
只者じゃないぜ!

ところで
どうでもいい話ですが、志乃ちゃんがおかず代を求めたという事は、お金は伍助ががっちりと管理してるんですね。
何となくその辺は志乃ちゃんに丸投げしてる印象があったので、ちょっと意外です。


リボーン
今回出てきた新キャラなんですけど、デザインから察するにおそらくツナ父と一緒にザンザスのアジトへ潜入したりしてたアルコバレーノの一人が成長した姿なのではないでしょうか? バイザーの辺りが特に似てます。
リボーンも行方不明という事で、今回の敵はアルコバレーノなのかな?
だとしたら、今まで味方側の最大戦力にして保護者だった存在と戦わなければならないので、これはちょっと漫画的に熱いです。
過去へ帰れない以上、今後は十年成長した仲間達が続々と登場し、どうにもこうにも出番の少なかった少女イーピンも活躍できる可能性もあるから、何かと楽しそうですし。


ネウロ
亀仙人とか特に顕著なのですが、「常識的に考えて変態に分類されるタイプの人間」でも「何らかの技術を極めた達人である」とか「大会社の社長である」とか言われるだけで、急に真っ当な人間であるかの様に感じられますね。
実際のところ、その人物が変態である事に一切違いはないのですが、突出した何かを持ってるだけで随分と印象に違いがあるものです。
これは、「不良が普通の事をするとすごく良い人であるかの様に感じられる」類の現象かな。

(その翌日…的中してしまう事になるのだ)
うおっ、死んだ!
すげー! あれだけキャラを立てておいて、惜しげもなく殺しました。
これは僕、犯人を許せない気持ちでイッパイだよ! ネウロ頑張れって思ったよ!
おそらく感情移入を誘うのが目的だったのだろう松井先生の目論みは、大成功といって良いでしょう。
今までネウロは、春川みたいに死んだ後にキャラを深める事はあっても、死ぬ前にキャラを深めるという事は無かったので、これはなかなかに新鮮な切り口です。


もて王
ここ数週、とてもとてもとても真面目に恋愛をやってきたジャンプ唯一のラブコメ漫画もて王ですが、本当に告白しちゃった。びっくりした。
これは来週が気になるな~。ここまでやったのなら、二人には普通にくっついて幸せになってもらいたい。
阿久津と彼女になれば、大学生になっても矢射子(となし崩し的に木嶋先輩と吉下)の出番もありそうですし。
ちなみに、僕は木嶋先輩と吉下がくっつく事に関しては否定派です。
阿久津や矢射子は他にも色々な要素があるからそんな事はないけど、木島先輩の場合は「誰にでももてるけど、意中の人にだけは振り向いてもらえない」という一点でキャラクター性を保っていたので、吉下とくっついちゃうとキャラクターとして完成してしまい、イコールで登場人物としての死を迎えてしまうと思うのです。
でもまあ、大亜門先生なら上手くやってくれるだろうから、そんな力強く反対というわけでもないけど。


テニスの王子様
金太郎とリョーマがボールに向かって突撃するシーン。何かもう色々と超越しまくりな光景です。
真ん中にボールがあるから、辛うじてこれがテニスをやってるシーンに見えない事も無い気がしますが、ラケットのガット部分が全く見えてないため、ボールを消すと完全に格闘漫画のそれと化します。
テニスの事だから少し斜め上に予想しておくと、ボールが衝撃に耐え切れず粉々に砕け散ってドローとなるのではないでしょうか。

磔となった赤也
一瞬、車田漫画を読んでるかの様な錯覚に陥った。
その他にも今週は、敵も「日本のレベルを馬鹿にする外国人選手」という事で、すごく車田テイストを感じる一話です。
あとは、とんでも科学で解説してくれる女の子がいてくれれば完璧かな。

デビル赤也
無我の場合はオーラを一点に集中させる事でパワーアップに表現としていたのですが、赤也に関しては今まで眼球だけで起こっていた変異を全身で発生させる事で強化表現としていますね。
スーパーサイヤ人も、3ではものすごい長髪になり、4では半猿人と化していたわけですが、このままいくとテニスもそのくらいの変異は起こりそうです。指は増えた事があるし。
ここまで書いて気づいたけど、これはサムライスピリッツのダメージを受けて全身が赤くなるあの状態なのかもしれないと思った。

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by ejison2005 | 2007-03-21 03:48 | ジャンプ感想