週間少年ジャンプ 07年 15号 感想
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ちょっと話題としては遅いけど、このジャイロを見てくれ……どう思う?

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すごく……エメリウム光線です。
ところで、上のセブンはその構えだと本当は出るべきエフェクトが違う(反磁力光線になるはず)だと思うのですが、緑色の方が見栄えが良いからそれはいいか。
それにしても、上のジャイロは一体何をしているシーンなんだろう?
ジャイロの鉄球技はありえねーくらい万能スペックだから、これもひょっとしたら何かの技なのかもしれませんが、「エメリウム光線のポーズを取りながら両手の指先に鉄球を乗せるシチュエーション」というのが、全く思い浮かばない。
でも、だからといって格好悪いわけでもなく、見ているとすごく不思議な気分になる。シュールと表現するのが、一番近いかもしれません。
それでは、今週もジャンプ感想と参りましょう。忙しいので微妙に縮小更新。


バレーボール使い郷田豪(新連載)
先週のサムライうさぎが、全く期待してなかった割に意外と良作でしたので、「もしやこれも!?」と思っていたら、特にそういう事も無く普通の打ち切り漫画でした。
読み終わった後、僕が抱いた感想を端的に表現するとこんな感じ(音声注意)。
ところで、ロケットガールって僕は見てないんだけど面白いのでしょうか?
いくらなんだって、最近のアニメ業界は多作すぎだぜ!

つかみ
「嗚呼……この漫画には一切の期待を持たない方がいいなあ……」
そう確信するに足る、だだ滑りのオープニングシーンでした。
アニメや小説もそうなんですけど、こういうのは出だしでつまらないと判断されて、読むのや見るのをやめられてしまったらそこで試合終了なんですから、実力のある漫画家先生なら最も気合を入れる部分なんですよ。
従って、出だしが駄目=力を入れる部分を見誤ってるか純粋に力量不足という図式が成立し、その時点で激しい脱力感に見舞われるわけです。少なくとも、僕は。
この漫画の場合だと、郷田が登場するシーンで、
「うお、バレーボール使いってすげえ! 何なんだこいつは!?」
と思わせなければならないのですが、この状況だと、
「目前までトラックが迫っているというのに、これだけ喋ったり暴れたりできるってクロック・アップでもしているのか?」
とか、
「バレーボールを車輪に咬ませたりなんてしたら、勢いはそのままに横転し、更なる大惨事を招くんじゃね?」
などなど、疑問の方が大きくなってバレーボール使いがどうのと騒ぎ立ててる場合じゃありません。

「ウチの学校のを一個持っていきなよ…」
いやいやいや、君は何を言っているんだ?
まるで、学校の備品が自らの所有物であるかの如き傍若無人な振る舞いです。
「犯罪だけど…お金が貯まってから返すっていうんなら協力するよ」
とも言ってますが、バレーボールの一個くらい君が買ってあげればいいじゃない。命の恩人なんだもの。
というか、ネオって命を救われた事に対して全然恩義を感じてないよね。ひでえ。

二年の教室へ乗り込む郷田
逃げ場が無く、衆人環視に晒される教室の中でイジメっ子を糾弾するというのは、正直な話としてカタルシスも得られるし割といい展開(そこに至るまでがグダグダすぎるけど)なんですけど、その後の黒田先輩の行動が有り得なさすぎて止めを刺された感じです。
黒田先輩……何か自分の哲学を語ってくれちゃってますが、それはイジメをしたと教師や他の生徒の前で認めてるも同然です。バレー部から追い出した事に関しては、認めたも同然どころが100パーセント完全完璧に認めちゃってます。
しかも、その後は女子に(未遂とはいえ)手を上げちゃってますし。
何が彼を、ここまで追い立てるのだろう?


ブリーチ
「今更こんな時間稼ぎの小技――」
とか言ってますが……。
いや、有効ですよこれ。強力だよ、時間稼ぎの小技。
イングラムだって、ワイヤーを有効活用してブロッケンやグリフォンを倒したわけですし、十刃であるアーロニーロさんの動きをある程度とはいえ止めている時点で、使い勝手は非常に良いです。
今週撃ってた攻撃魔法も何だかすごそうな破壊力ですし、ルキアは剣を捨ててこれ一本で戦ってればいい気がします。
あと、術を使う時のオサレポエムもさすがでした。
というか、これだけ強力なのにそれをメインに戦う死神が全然いないのは何でなんだろう?
やっぱり、一人一能力の方がキャラ立てさせやすいからかな。

海燕の正体
「あー、日光が弱点で、それが敗因となってルキアに破れちゃうのか。何だかショボイな~」
と思ってたんですけど、モシャスが解けた以外は意外と元気そうです。
こうなると、ますますこの人が海燕に化けてルキアを騙そうとした理由が分からないかな。
十刃である以上、素の実力でもルキアに軽く勝ってるはずですし、同士討ちを狙ってたにしては演技が騙す気ゼロでしたし。
いや、愉快犯とかなら動機としてありではあるんですけど、あれだけページを割いたんなら漫画的に何らかの必然性が欲しいのです。


ワンピース
単なるギャグシリーズかと思いきや、七武海との対戦もほのめかされて俄然盛り上がってきたワンピースですが、同時に不安も胸いっぱいです。
いやね、また例の如くだらだらだらだらとバトルをやり続けるんじゃないかと。
CP9編とか、途中まではすごく面白かったのに、バトルが始まった途端、すさまじい勢いで引き伸ばしが始まりましたからね。あの海列車でのバトルとか、結局捕虜の数も減ってないんで全く無駄な白紙の如き展開でした。
今シリーズは、折角ここまで登り調子で盛り上げてきたのですから、あと一~二ヶ月くらいで綺麗に終わって欲しいな。エースの生死とか気になりますし。
ゲッコーモリアを倒さないとブルックを仲間にできない以上、戦闘は不可避なのですが、どうにかこうにか短めまとめてくれる事を願っておきましょう。


ラルΩグラド
何だか、オブスキュリアの周りにいる雑魚カゲの皆さんが好きになれそうです。
こんだけ悩みが無ければ、きっと人生も楽しいんだろうな~。
「オオオトモグイ!」「トモグイ!」
とか、何をそんなに大喜びしてるんだ。あんたら。


ナルト
倒されたと見せかけて、痺れ毒でサスケを行動不能に追い込んだのはぎりぎり面目を保った感じですけど、何だか展開的に「大蛇丸はサスケに乗っ取り返されました」とかなりそうでそれはちょっと嫌かな。ストレートにそうなるのではなく、もう一捻り欲しい感じです。
というのも、大蛇丸が転生の儀式中に最も優先して封じるべき車輪眼をわざわざ最後に残しちゃってるから、果てしなく間抜けな印象があるんですよね。
しかも、ご丁寧に回想シーンで以前にも車輪眼の前に敗北した事を示す事で、鳥頭ぶりが強調される形になってますし。
角都さんや飛段さんといい、岸本先生はそこまでして暁をヘタレ扱いしたいのでしょうか。

いまさら事態に気づくカブトさん
このアジトがどれだけ広大な作りなのかは分かりませんが、巨大な蛇が暴れたり翼をつけた怪人が動き回ったり殺気をぶつけ合ったりしてる中で、一人のん気に薬を調合していたカブトさん。
この人も、敵キャラ総ヘタレ化の影響を受けまくってます。前は縛られてたし。
忍者のくせに、ここまで鈍くて大丈夫なのかな。


サムライうさぎ
今週から普通につまらない話になっちゃったらどうしようと思ってたんですけど、普通に一定レベルは超えていて一安心です。
この調子なら、安定したクオリティが望めそうですし、となるとやはり問題となるのはアンケが取れるかどうかなんですよねえ。
というわけで、今週もアンケ出してこよう。

手をつなぐ事を拒否する伍助
何だか、初々しすぎて微笑ましくなってくる光景です。
妻といえど恥ずかしいとかそういう問題ではなく、時代的に手をつなぐのは通常ありえない事だと思うのですが、この作品はがちがちの時代劇をやりたいのではなく、その設定を通して訴えたいものが他にあるから、そこら辺はいいか。
ちなみに、To LOVEるだとこの後に志乃ちゃんが指を「はむっ」ってして股間を押さえながらお面を渡すよ。

(何故かはわからぬが、志乃がオレの手助けをしてくれている事は確かだった)
いや~、志乃ちゃんいい子だ。これは萌える。
かつて、これ程までに内助の功を見せつけたジャンプヒロインがいただろうか? いや、そもそも既婚者が全然いないから比べようもないけど。
志乃ちゃんのキャラクター性にそって地図がアバウトだから、鳶の皆さんには分からず伍助にはちゃんと意図が伝わってるのも良いんだけど、どうせなら、「鳶の皆さんが何でうさぎの面を買ったのか」がしっかり描写されていればなお良かったと思います。
例えば、大量生産したおかげで安売りされていたとか。そういう理由を付け加えておけば、もっと完成度が上がったんじゃないかな?

もてたくて硬派を気取ってました
途中のギャグは微妙だったんですけど、これは落とし所としては良かったと思います。
異性から良く思われたいっていうのは万人共通の欲求ですから、よっぽど変な行動でも「もてるため」という理由をつければ納得できますし(太臓とかまさにそう)。
それにしても、志乃ちゃんが嫁の伍助は勝ち組だ。
僕の目にも、鳶の皆さんと同じく彼に後光が差して見える。

(立派な道場を建ててくれた)

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のちょげもそうなのですが、ここら辺が福島先生のついていけないところで、何故ここでボケようとするのか、意図がさっぱり分かりません。
普通に立派な道場にすればよさそうなところを、謎のうさぎ(?)面ですもんね……。
(立派な道場を建ててくれた)
という一人語りと合わせて、シュールギャグでも狙ってるのかと勘繰りたくなるくらいです。
これは普通に悪癖だと思うんで、不必要なギャグは飛ばさないで欲しいな。


To LOVEる
途中、犬と化したリトが欲望の限りを尽くすだけで、一向にオチへと収束していく気配が無いのは何でだろうと思ってたんですけど、最後にお風呂へ入ろうとする春菜ちゃんを見てにやり。
来週、センターカラーという事で、それに関する前振りの話だったのか~。
冷静に考えて、犬を洗うために春菜ちゃんまで入浴する必要など微塵も無いのですが、そこはそれ、この漫画はTo LOVEる。
バレンタインに校内エロホテル化&クラスメイト淫獣化というイベントを乗り越えた今となっては、「犬を洗うために自分も入浴」などHBの鉛筆をベキッとへし折るくらい自然な出来事に感じられます。実際、入浴はともかく濡れるから服を脱いだりはするし。

「な…なんか、すごいワンちゃんだね~」
そして、この漫画のすごいところはこれだけ羨ましい立場にいるはずのリトに対して、読んでてちっとも妬みを抱かないところ。
何せ、リトのドキドキ入浴タイム中にも肉体の方はガンガン恥を積み重ねていますから、彼はこの至福の時間を得るために、町中で変態として認識されるという代価を払っている事になります。
正直、春菜ちゃんと入浴するためだけにそこまでリスクを払いたいかと聞かれれば、そりゃNOですよ。メリットとデメリットが、全然吊り合ってません。これと比べれば、特異点と契約して仮面ライダーになるのはものすごい好待遇です。
うん、リト君はやはり(羨ましくないから)いい奴だ。
それにしても、真中やのび太君が妬ましい。あいつら、ノーリスクで女の子の裸を拝みまくりなんだぜ。

今週の天条院さん
何の必然性も無く、ただ犬リトの獣性を満たすためだけに現れた天条院さん。
常に体を張るこの人の姿勢が、大好きだ!


ネウロ
最初に睦月ちゃんを見た時、弥子さんの親戚か何かかと思いました。
多分、ステーキ食ってるジャック・ハンマを見つめる烈海王みたいな表情をしてたよ。僕。
弥子さんにあかねちゃんをくっつければ、長女アヤ・次女弥子さん・三女睦月ちゃんでいけると思う(何が?)。
それにしても、睦月ちゃん祖父の存在感は尋常じゃねえ! 登場して三コマと一ページだけでキャラ立ったよ。
この人も、ウィルス食らって犯罪を行ったり……してたな……ほぼ間違いなく。
こうなってくると、ウィルスを食らって変態と化す一般ピープルの皆さんよりも、ウィルスの影響を受けなかった一級犯罪者達の方が人間として真っ当に思えてきます。何だこのコペルニクス的展開。


ディーグレイマン
あれ……今回のアレン達って、いくらなんでもひどくない?
神田とクロウリーが現在進行形で生死の境をさ迷ってるであろうこの状況で、よくもまあこれだけ大はしゃぎできるもんです。
アレンは、
「不安な時は楽しいことを考えるんです」
とか言っていたし、それも確かに一理あるのですが、それにしたって時と場合と状況ってものがあるよね。
神田とクロウリー可哀想。マジで可哀想。

そしていまさら二人を思い出すリナリー
遅っ! 思い出すの遅っ!
知らないうちに命をチップにされてた花京院もびっくりするくらい、あの二人の命は軽いです。
悲劇に浸りたい時だけ、都合良く思い出す人達だな……。
まあ、作者である星野先生がすでに心の中で二人の存命を決定しているからこそ、かように軽く扱えるのでしょうが、何だかな~。

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by ejison2005 | 2007-03-13 04:18 | ジャンプ感想