週間少年ジャンプ 07年06・07合併号 感想 下
ユンボル
ライバルキャラの確立、そして見せつけられる圧倒的な力の差、更に主人公と同等の力を持つ敵幹部達の存在を示唆と、正しい少年漫画のあり方を地で行ってますね。
ドリルが何の理由もなくユンボルやリベッタ姫を見逃しちゃったのだけは納得できないけど、それ以外の部分は高次元でまとまっていて良かったです。

「ゲンバー大王の意思に反す私的工事の数々、情状酌量の余地なし」
細かいところだけど、ここでロッドの悪行がゲンバー大王の意思とは関わりのないものであるというのが示された事で、ゲンバー大王の評価が高まっています。
あの独裁を容認してないという事で、逆説的にゲンバー大王の施政が良好なものである事が分かり、同時にゲンバー大王が立場こそ主人公達とは対立していても、人格そのものは善人である可能性も提示されているわけですね。
それはつまり、この作品が単純な勧善懲悪ものではなく、敵側にも国を思うゆえの思惑があり、序盤のバル隊長達に対する容赦ない奇襲もそれが理由である可能性があるわけです。
ドリルもきっと、ロッドを殺したのは始末されて当然の悪党に裁きを下しただけであり、善行を積んだと思ってるよ。
自分の殺戮衝動を満たすためとか、そういうステロタイプな理由じゃなさそう。

10人とも敵側でした
さあ、これから仲間を探しに行くぞという希望のある話をした上で、この展開。
いや、本当に上手いなあ武井先生は。
物語を面白くするのは逆境だというのを、良く分かっています。
これ、普通にユンボル10人が敵に回っているのを知らされるより遙かに衝撃的ですよ。
上げて落とす。上げて落とす。


ネウロ
そういえば、ネウロと弥子さんが偶然事件に巻き込まれるのって、今回が初なんですよね(第一話は導入なので除外)。
基本的に行く所行く所が屍の山となる傾向にある探偵物において、珍しい例かもしれません。

「…もー…、どーせ借りて返さないつもりでしょ」
それを分かった上で、電話をかけようとする弥子さんも相当なもんです。
いざ借りる時には、何も言わずに黙認するだろうしなあ。
まっこと、強うなりもうした……。

由香さん再登場
ワンピの感想でもちょっと書いたけど、主人公に影響を受けたチョイキャラが成長して再登場するというのは良いですね。
ついでに、既に故人である絵石家先生のキャラまで深めてますし。
それにしても、読んでると新しい家具が買いたくなってきたぜ!

呪いの机
感嘆しながらも、何でこんなにインテリの奥深さについて強調してるんだろうと思ってましたが、そうきたか。
実はこの机そのものに何らかの仕掛けがあるとか、魔界777ツ道具を使ってその机が過去に経験してきた記憶を調べたりとか、そういう展開かな。


To LOVEる
一体全体、矢吹先生と長谷見先生が、

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前々から黒猫のキャラを出したがってる傾向はありましたし、ザスティン様とかクリード様そのものだったけど、本格的にスター・システム化してきたなあ。
そしてまあ、誰もが気になってるであろうこの娘のパンチラはあるのかという問題ですが、多分無いんじゃないかな?
蜜柑も今まで(入浴は一度だけあったけど)パンチラはありませんし、この作品は幼女に対してはお色気要員と考えてない気がします。
むしろ、絶対領域化させる事でエム×ゼロの領域侵犯を狙っている気が……。

(親父が世話になってるし、たい焼きでも買って帰るか)
うお、高校生とは思えない気遣いの良さだ。
この作品は、キャラ同士が普通に仲が良いのが売りなんですけど、何気ない描写にそれが極まってる感じ。
これなら、いいお嫁さんになれるな!

婚約者候補ナンバーワンのラコスポさん
何だか、ドラゴンボールに出てきたピラフ様みたいだ。
しかし、こんなのをナンバーワンにしちゃっていいのかなあ?
この先、本気で有能な婚約者候補とか出しづらくなると思うんですけど。
逆にいうと、本気で有能な婚約者候補を出す気は毛頭無いという事でしょうが。

『そのころザスティンは…ララとはぐれていた』
安定したザスティン様オチ。
この人が迷子になってるだけで、ここまで和めてしまうのは何故なんだぜ?


チキンガン(読み切り)
ミスフルの鈴木先生が描いた読み切りという事で、連載を経験した漫画家はもれなく高レベルな読み切りを描いてくれるのが通例だったから期待してたんですけど、ものの見事に駄目駄目でした。
というか、斬が連載されたのは編集部の気まぐれとか何かの冗談とかではなく、本当の本当に現在ジャンプ編集部が抱えてる漫画家の中では杉田先生が一番マシだったからなのか……。
いや、そうとしか思えないくらいひどい出来ですよ。これ。
ギャグがダダ滑りな上に、魔女だの宇宙人だのが現れる過程が唐突すぎ……というよりも、冒頭部分に落ち着きが無さ過ぎて全く感情移入できないです。
これに比べりゃ、タカヤでさえ名作に思えてくる。


エム×ゼロ
とにかく、小石川の行動がアレ過ぎて全然感情移入できなかったです。
意中の人が他の男と仲良くしている → 人目もはばからず不意打ち
とか、そりゃ嫌われもしますよ。
というか、観月の男性不信はこいつが原因なんじゃ……。
彼には、

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ロッククリムゾンの爪の垢……は無さそうだから岩の欠片でも、煎じて飲ませてあげたいですね。
どうでもいいけど、静岡は今週がこのお話だったわけですが、まさか岩で恋愛ストーリーを成立させてしまうとは……広井王子さんはすごいなあ。


ムヒョ
いや、秘密にしてないで魔法律家総勢で探せばいいんじゃないかな……?
大体、こないだトロイのベルなんてド派手なもんを発動させたんですから、異常事態が発生してるのは周知の事実でしょうし。
あと、今更仮入学させる理由もサッパリ分からなかったです。
それにしても、親がわざわざ子供を連れ戻しに来るって、お膝元ですら魔法律家は信頼されてないんだなあ。
この親御さん達は、協会にすら不審を抱いているのに何故こんな危険地帯に住んでるんだろう?
ここ、普通に禁魔法律家達が襲撃に来たりしますよ?

ハイエナ・ジグロさん
彼の一挙一投足に爆笑。
すげえ腐りっぷりです。流石は魔法律協会。
何ら手立てを講じず、部屋に閉じこもるだけというのも素晴らしい。


テニス
いつからテニスにおける力比べというのは、イコールで対戦相手を死へ追いやる事になったんだろう?
今週のテニスを読んでると、
「争いというのは、何も生み出さないんだなあ」
とか、わけの分からん感想まで抱いてしまいます。
コートに叩きつけられるだけじゃなく、爆発まで起こってるとかどういう次元の話なんだろう?
いつの間にやら、観客席が閑散として避難完了状態なのもまた。
きっと、この世界ではテニスの試合が行われる前にアナウンスで、
『え~、力勝負が行われたりした際には、速やかに席を立って非難して下さい』
という注意をしてるんだろうなあ。

アオリ『旧友の死線に突如現れた阿久津!!』
……とうとう、死線という言葉が用いられました。
それにしても、23式目でこれなら25式では確実に場外へ飛ぶね。

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by ejison2005 | 2007-01-07 05:06 | ジャンプ感想