週間少年ジャンプ 44号 感想
唐突ですが皆さん、最近は戦うヒロインものが人気です。
いや、古くから一定の需要が存在するジャンルではありますが、ここ数年は特に増加傾向にあるというか。
パッと思いついただけでも、灼眼のシャナとか舞-Himeとかね。
そういえば、前に自分で書いた小説もよくよく考えたらそういうジャンルですし(思えば、あれは色々と薄かった)。
そんな折、本屋をうろついていたらちょっと興味深い雑誌があったんで、

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後学のために買ってみました。
で、読んでみたんですけど……。

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あの……、これ成人誌なんじゃないの?
基本的に、

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こういう展開の漫画ばっかなんですけど(でも一応は一般紙なので18禁画像じゃないよ)。
つーか、今更だけど表紙で気づけよ俺。
えーと、まあ、とにかく今週のジャンプ感想と参りましょう。


06年 ジャンプ the REVOLUTION!
エンバーミング

ジャンプ the REVOLUTION!は読みたいと思う漫画が全然無かったんで、立ち読みで済ませちゃいました。てへ。
でも、真面目な話として読み切り作品ばっかり大量に掲載されていても全然嬉しくないんですよね。
というわけで、和月先生の新作(?)『エンバーミング』の感想です。

前作から変更された主人公コンビ
ちなみに、前作は武装錬金の10巻に収録されてます。
で、その時から(世界観はそのままに)主人公は変更されてました。
多分、すでに何らかの雑誌で連載することは決まっていて、今回はプレ連載的な意味合いがあるみたいなんで、連載版では前作主人公と合流してチームになるんでしょう。
で、その新主人公なんですけど、斗貴子さんとは別のアプローチで作り上げたヒロインという印象かな。
能力的にも、美肌効果でビジュアルを重視しつつ(笑)結構強力でいい感じ。
接近戦でなければ使えないという、微妙な不便さもいいですね。それでいて、アース代わりになるといった応用技も見せてくれてましたし。

何故か自分の製造者を捜しているエルム
ラストの方で、エルムをフランケンシュタインにしたのはアシュヒトの父親だと分かるわけですが、わざわざその人を探しに行くなんていう嘘(だよね?)をエルムに吹き込んでるのは何でだろう? 
普通に、
「ちょっと上から命じられて旅に出るから、一緒について来てね」
でいいと思うのですが。
まあ、連載を意識してるみたいなんで、何かしら理由を設定しているのでしょうが。
父親の失踪とかかな?

総評
プロの底力を見せつけられた感じ。
同じ読み切りでも、そこらの代原とはレベルが違うなあ。
いえね、作画面でも勿論なのですが、特に作劇面が。
ストーリーは、代原読み切りでありがちな、
「Aの依頼を受けてBを退治する主人公。しかし、黒幕はAだった!」
というパターンなんですけど、そのミスリードにはこだわらずにあえてバレバレにしているのが好感を持てます。
このパターンはあまりにも使い古されてる手法ですし、ページ数が限られている読み切りだと『読者に不公平さを感じさせないで騙し切る』のは超絶技巧を必要とされます(それすらも、和月先生は前作でやり遂げましたが)。
それを逆手にとり、アシュヒトの言を借りて読者に、
「こいつが犯人ですよ。こいつが犯人ですよ。こいつが犯人ですよ~」
と分かりやすく説明する事で、活劇としてストレートな楽しみを与えてくれてるのが良いですね。
なんだか、新人の漫画家さんたちのためにお手本として描いたんじゃないかという邪推さえしてしまいますよ。


ハンズ(新連載)
あちゃー、前号の予告でいやな予感はしてましたが、やっぱりか。
読み切りの時は、けっこう面白かったのに。

主人公
まず、主人公からして打ち切り臭がプンプンします。
この少年、家庭環境とかは置いといて、とにかくウザすぎ。
ナルトから悪い面だけを抽出すると、こういう子供になりそうです。
必要の無いシーンで大声を出すのもウザイですね。英雄がどうとか街中で叫びだしたりしているシーンに至っては、もはやイタイです。
これもう、小学生だからとかそういう問題じゃないですよ(11歳だし)。
おそらく、過酷な家庭環境が原因で心の病を患っているのではないでしょうか?
西岡先生は、一刻も早く彼を病院へ連れて行ってあげるべきです。

ヤクザの皆さん
このヤクザの皆さんも、相当ありえない思考回路をしてます。
ヒロインの子を人質にされてるシーンに躊躇するとか、ありえないでしょう。
子供の戯言なんぞ無視して、そのままふん捕まえるのが当然です。
「それならそれで、オマエの親から金をとればいい」
というシーンに至っては、何をぬかしてるのでしょうか?
君ら、普通に誘拐犯だから。組も絶対に庇ってくれないし、僕が組長なら率先して始末しますよ、こんな部下。
あと、極道の癖に子供へ銃を突きつけるなよとか、そもそも借金回収が滞っただけで組長に合わせる顔が無いって、あんな返す見込みの無さそうな奴にいくら貸しちゃったんだよとか、ツッコミ所が満載です。

そもそもの問題
ハンドボール漫画なのに、ハンドボールをするシーンが存在しない件について(背景で練習とかはしてたけど)。
当たり前ですが、あんなナレーションではハンドボールについて描写したとは到底いえません。
序盤はいつでも不良漫画へ転向可能な構成にされていたスラムダンクでさえ、第1話ではちゃんとバスケットに触れてたよ。

今後の予想
今後の予想を歌で表現すると、こういう感じ(音声注意)でしょうか?
先週P2の感想でロケットの画像を貼ったのも、実は布石だったり。
あと、この漫画は『ハンドボール漫画』としては読めたもんじゃなさそうですが、『心の病を患った少年の記録漫画』としてなら、読めそうな気がします。


ワンピース
バトルが終わったら急に楽しくなってきました。

閉じられた正義の門
この門を閉じる事で生み出した渦潮に翻弄されて照準がずれまくるというアイデアは、見開きの絵もダイナミックで、原理も分かりやすいのでワンピース本来の読者層である低年齢層がついてこれないという事もなく、素晴らしい描写だったと思います。
あと、サンジはガチンコの戦闘よりもこういう工作とかをしてる時とかの方が光りますね。

「コイツの経験値を甘くみるな!!! メリー号は上空一万メートルを飛んだ船だ!!!」
不可抗力とはいえ、そんな事ばっかりしてたから壊れちゃったんじゃないかな。

「この艦隊と島を見れば~」
艦隊はもとより、やっぱり島を焦土にしちゃったのは痛手のようです。司法の象徴ですし。
今回のお話って、麦わら一味が与えた被害よりも海軍が自爆して発生した被害のほうがはるかに大きいんだろうなあ。

脱出成功
ミッション終了という事で、次回は造船所でメリー号とお別れする話でしょうか?
船首の飾りだけ取って、新しい船に移植しそう。


ナルト

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いくらなんでも、喋りすぎ!
そりゃ、シカマルが敵の能力の秘密に気づくかどうかが要点なのは分かりますけど、これはないでしょう。
解説シーンを入れるにしたって、
冒頭でシカマルが飛段さんを円の外へ出す → 意味を察したアスマさんが呪いを解けたのかを確認して素早く首チョンパ → アスマ班撤退 → 逃げる途中でシカマルが解説
くらいの流れにすべきだったと思います。
とにかく、敵味方そろってシカマルの解説を聞いてる姿が間抜けでたまりません。
だいたい、42号では頑張って撤退しようという趣旨の会話をしてたじゃないですか。どうして逃げないの?
そして、これだけ長々と戦っても誰一人死なないので、間延び感だけが残っています。
バジリスクの薬師寺天善みたいに、最初の奇襲でとりあえず飛段さんは死なせておいて、後で甦った飛段さんが油断したアスマさんとかを不意打ちで倒しちゃえば良かったのに。


ディーグレイマン
全員でかかればいいと思うのですが。
放っておけば確実に主人公たちを始末できた状況で必死に塩を送った敵といい、何故か騎士道精神にのっとって一対一で戦おうとする主人公たちといい、彼らはどうしてそこまで自分を追い込むのでしょうか? 馬鹿なのでしょうか?
こういう何も考えてないのが丸分かりな作風は、なんか天上天下みたいですね。
あの作品、一度最初の巻から通して読んでみた事があるのですが、それでも何がどうなって現在の状況になっているのか全く分からなかったです。
この作品も、同じように意味不明漫画と化してきてると思います。江戸へは何しに行ってるんだっけ?
ぶっちゃけると、漫画の形をしているだけで漫画になってないと思う。


アイシールド21
う~ん、今回は進の言ってる事が変であまり面白くなかったです。
進は元から(対人面で特に)変な人なので、彼らしい話ではあるんですよ。
ですけど、これはなあ……。
本人が言ってる通り、陸も別に教える必要は無いですし。
進のMAXが見たいという理由なら、陸が自分で教えに行った方がまだ自然だったと思います。
「俺は最高のアンタが見たい。そしてそれを破ったアイシールドか、アンタ自身と戦いたい」
とか言いながら。

茶度ストロングゴーレム敗れる
あ、やっぱり負けた。
静岡人としては頑張って欲しかったところですが、うん……まあ負けるよね。
こち亀やテニスみたいに地方レイプされなかっただけ、マシだと思っておきましょうか。


リボーン
幻覚でできた内蔵って何だろう??
深くツッこんでるとキリがないのは分かるんですけど、血液の循環とか消化物をどうするのかがすごく気になります。特に消化物。
とりあえず、リボーン世界の催眠術は『本人が信じ込んでれば何でも現実へフィードバックされる』という事でいいのかな。


ブリーチ
紅茶は、もっと飲み口の広いカップに淹れた方がいいと思いますよ。
というかそれ、コーヒーカップなんじゃ……?

「奢らず、逸らず、ただ座して敵を待てばいい」
その台詞がすでに、思いっきり奢ってませんか?
というか、あなたが潜入していた護廷十三隊は同じ対処をして散々にひっかき回されてたんですけど、何も思うところは無かったんですか?


P2

「すごいすごい、この土日だけでもう10万Hit」
うあ、これは知欠ポイントだ。
そんなに大きいミスじゃないけど、ボディーブローのようにじわりじわりと効いてきます。
前回の入部テスト(どんだけ人数多いんだよ)もそうなんですけど、この作品はこういう細かいミスが積み重なって完成度を大きく損ねている気がします。
こんなしょうもない内容(ヒロム君の観察日記)で10万って、この世界の人たちはどれだけ娯楽に飢えてるんだろう?
それにしても……土日で10万ヒット!
冒険の書なんて、多い時でも1000ヒット越えが関の山だよクソッタレー!
アフィリエイトで稼ぐなんて、夢のまた夢です。そもそも設置してないし。
頻繁に張ってるAmazonへのリンクは本当に張ってるだけなんで、何の見返りも無いしなあ。

「最初に断っておくが、君達への指導は俺達の義務ではない」
何でだよ。ちゃんと指導しろよ。
顧問の先生とか全く出てきてないんだけど、この分だとロクな奴じゃなさそうです。
というか、この学校は教育活動の一環である部活を何だと思ってるんだろう?
これがゆとり教育の弊害か……!


ムヒョ
ち、生き残りやがりましたか。

同調は最小限だったそうです
頑張って同調しないとパワーが足りなくて勝てないという話だったのに、最小限に抑えておいたというこの矛盾。さすがです。
イサビさんが悪魔長の足元にも及ばないヘタレでない限り、ありえない話なんですけど。

「もぎとったっすよ……!!! 希望…!!!」
ああ、いよいよ退場してくれるかと思ってたのに生き残ってしまいました。
でもまあ、これも(クソ漫画としては)正しい選択なんでありかも知れません。
これで来週、
「ごめん、やっぱ無理だった」
とかイサビさんが言い出したら、それはそれですごくムヒョらしくて良いですね。


To LOVEる
うおお、半端じゃなく掲載順位が落ちてる……!
ラブコメとして普通に面白いのに、やっぱりパンツが無ければ駄目なのか!
でも、周りを見回せば斬とかP2とかオーバータイムとかハンズとかムヒョとかエムゼロ……。
うん、何の問題も無いですね。
もて王も、まだまだ安泰だよ。

モブキャラのお嬢さん

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君、レギュラーキャラ入りを狙ってみないか!?
矢吹先生、モブキャラの女子生徒に気合入れすぎ。
どこのネギまだよ、このクラス。

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そして、男のモブは適当すぎ(笑)。

全ては理紗ちゃんと未央ちゃんの計 画 通 り !
ここら辺も普通に上手いです。
レン、理紗ちゃん、未央ちゃんというトラブルメーカーキャラで主人公を囲んだ現状を上手に利用してます。というか、このために用意されたキャラだしね。
来週以降は、普通にエロ分も補充されそう。


もて王
実は、ラブコメ作品としてはTo LOVEるよりも好きだったりします。
普通に楽しみじゃないですか? 宏海が誰とくっつくのか。
ギャグ作品ですけど、あくまで基本的なメソッドはラブコメのそれですし。
あくまで、話の基本的な部分だけど。

「おかしいわね、四角く見えたんだけど…」
あれを最初に読んだ時、僕も同じ事を思いましたけど、インパクトに押し切られましたよね。
アバ茶をクラゲで吸い取った時とかも、ツッコミ無用で押し通されました。
あの後、ジョルノはどうやってアバ茶を捨てたんだろう?
あの頃のゴールド・エクスペリエンスは部分構築が出来なかったんで、クラゲを外すと歯が無くなりますし、外さないで元に戻すとえらい事になりますし。

「やった! これで完全体になった!」
こういうのを確か、トランジスタグラマと呼ぶんでしたっけ?
オタク界の流行は無い乳ですし、僕も乳は余分だと考える派ですが(巨乳も嫌いじゃないけど)、ことトランジスタグラマに関しては、その未成熟な肢体とそれに相反するかのような胸のアンバランスさが以下自主規制。


エムゼロ
う~ん、全然全くこれっぽっちも萌えません。
今週からではなく、あの幻愛花ちゃんイベントからずっと。
幻だからどうとかではなく、ろくにキャラも立てないまま放置されてたのが大きい気がします。
絵が綺麗なら良いわけでもないんだなあ。
正直な話、今週のもて王であいすが棚ボタゲッチュした胸を強調してるシーンの方が何倍も萌えましたし。
ところで、この試験は先にクリアした人間が手助けしちゃってもいいの?
合格確定状態とはいえ、成績の査定とかにも少なからず関係しそうなもんですが。


オマケ(という名の言い訳)


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メンテナンス中だった。

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ガリガリガリガリガリ。

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by ejison2005 | 2006-10-04 05:36 | ジャンプ感想 | Comments(4)
Commented by 黒川 at 2006-10-05 23:55 x
> ナルト
いやぁ、先週の「命がかかった勝負何だから…」という予想は「命がかかった」という最初の部分から勘違いでしたね(--;
そりゃ、命がけじゃないなら別にアレで良いのか…てか、見たまんまなのに、シカマルが長々と説明するのも、それに上忍達が感心するのもなんか…(--;

> 今後の予想を歌で表現すると、こういう感じ(音声注意)でしょうか?
それは、プラネテス級の秀作になると言う事でしょうか?!
いやぁ、プラネテス良かったなぁ…特にラストの酸素ボンベをめぐる話とかw
Commented by ejison2005 at 2006-10-06 01:33
>>ナルト
『読者の誰もが気づくあからさまな仕掛けに天才キャラが気づいて長々と解説する』って、何かのコントみたいです。
というか、本当に命のやり取りをしている緊迫感がないなあ。スポーツでもやってるみたいだ。

>>プラネテス
頑張って突き抜けて欲しいですね! 色んな意味で。
プラネテスは神作品ですよねえ。コンスタントにこのレベルでアニメを出してくれるならNHKもマンセーされてるでしょう。
Commented by fu-i at 2006-10-06 15:44 x
>『心の病を患った少年の記録漫画』としてなら、読めそうな気がします。
私もそうだと思います。
Commented by ejison2005 at 2006-10-06 23:53
我ながら見切りをつけるのが早すぎる気もしますが……微塵も期待感が持てないんだもんなあ。
ワンピの第1話とかは、そりゃもう期待感タップリだったものですが。
だいたい、面白い漫画を描けるなら第1話から面白いのを描くに決まってますしね。