BLOOD+ 最終話「ナンクルナイサ」
うん、まあ……ナンクルあるよね?
というわけで、一年間続けてきた当コンテンツもこれが最後。
アクセス数アップが目的だったのに、視聴率が低すぎて何らアクセス数アップに貢献しなかったというしょうもない結末になりましたが、めげずに今日も頑張ろうと思います。
それでは、BLOOD+最終話感想と参りましょう。レッツダンス!


最終回のアルジャーノさん
このシーンは一見すると、超至近距離から銃弾を当てられないアルジャーノさんがどこまでもヘタレであるかのように思えてしまいます。
しかし、実際はもちろんそうではありません。
デビットさんが拳銃で撃っただけで翼手が窓の外まで吹っ飛んでいる事からも、この翼手がアルジャーノさんとの激闘で瀕死の状態にあったのは明らかです。
おそらく、これは最後通牒であり、あたら命を散らす事はないと考えたアルジャーノさんの慈悲を描写しているのでしょう。
デビットさんに向き直ったアルジャーノさんの腰が抜けているのは、無駄に命が散ったことに対する悲しみが原因に違いありません。
単なる悪役として負の面のみを強調するだけではなく、正の面すらも描くとは、巧みの技ですね。


三人で出した結論
ここはちょっと真面目に書きますけど、まあこれ以外の結論は無いでしょう。
赤ん坊に関しては、レイプで産まれた子供だし、そもそもディーバ(翼手の女王)の子供というだけで殺す理由は十分ですが、小夜がこれからも生きていくなら殺さない方がしっくりきますし。
が、あくまでもそれは今回のお話単体で見た場合。
ここまでずっと、ウジウジと悩んでる様を見せつけられてる身としては、最終回までそれかよという思いでイッパイです。
ぶっちゃけ、小夜が生きようが死のうが知ったことかという感じですね。すごくどうでもいい。
あと、赤ん坊を生かしておくことに関しては誰か一人くらい反対意見を出すべきだと思うよ。
ディーバと面識の無い面々にとっては、リクをレイプした末に誕生し、やがては世界を破滅に追い込むかも知れない赤子なんですから。


アンシェル復活……そして残像移動できたのかよ!
思い起こせば、小夜の戦闘シーンで記憶に残っているのはその圧倒的な弱さばかりです。
しかし、今日あっさりと! 何故か今まで使っていなかった残像移動を披露されてしまいました。
最終決戦で主人公がパワーアップするのはお約束ですが、この番組の場合はラスボスが勝手に弱体化しているというクソ展開だったので、それはありえません。
ならば、小夜はもともと残像移動を使えた……なのに、使わなかった?
だとすれば、考えられる可能性はただひとつ……。
そう、

小夜は今まで手を抜いていた……それだけではなく、全ての黒幕は小夜だった!

のです!
夜神月もビックリな仮説ですが、これ以外に考えられません。
おそらく、初代ジョエルに養われていた頃から、小夜は何とかして自由な暮らしを手に入れる事を望んでいたのでしょう。それは、ハジの回想からも合致します。
ですが、自分はいつまで経ってもお屋敷から出してもらえず、見れば周りの人間とは老い方も違う。
それどころか、自分は何故か血液を摂取させられている……。
これらの手がかりから、小夜が自分は人間以外の何者かであるという結論へ辿り着いたとしても不思議ではないどころか、むしろそれが自然です。
そこまで考えが至れば、自分がある種のモルモットである事にも気がつくでしょう。
小夜は考えたはずです……この生活を抜け出し、自由を手にするにはどうすればいいのか。
普通に脱走したのでは、必ず追っ手がやって来ます。それは、小夜の望む完全な自由ではありません。
そんな時に出会った、特殊な声音を持つ(おそらく自分と同等の力を持つだろう)幽閉された少女。
この時、小夜の計略が完成しました。
その後は、僕たちが見てきた通りです。
ディーバを下界へ解き放った小夜は、わざと崖に咲いた花を取りに行かせてハジを死に追いやり、シュバリエにしました。
初代ジョエルを初めとした、自分をモルモット扱いしていた連中はディーバの手によって始末されます。
その後は、ディーバを追って打倒の旅へ。
しかし、小夜はディーバを簡単に追い詰めたりはせず、あえて(ハジにはバレないよう適当に追いかけつつ)泳がせました。
アンシェルは初代ジョエルの屋敷に出入りしていたので、彼がディーバのシュバリエになったのは小夜の読み通りでしょう。
強大な権力を持つアンシェルがシュバリエとなった事で、一気にディーバは人間界の天敵へと成長していき、雑魚翼手を量産していきます。
やがて、人間たちの中に対翼手組織が生まれます。もちろん、これも小夜の読み通りです。
小夜は、その『赤い盾』と呼ばれる組織と協力関係を結びます。
その際に重要だったのは、翼手との戦いで決して全力を出さなかったことでしょう。
圧倒的な戦闘力でディーバたちを殲滅してしまえば、それを目にした赤い盾が小夜を脅威に感じることは間違いありません。
そのため、今日まで小夜は戦闘で徹底的に手を抜き、ひたすらウジウジ悩む様を人間たちに見せつけ、自分に対する脅威を減じさせていったのです。
その効果は僕が、
「ぶっちゃけ、小夜が生きようが死のうが知ったことかという感じですね」
と上の文で書いている事からも明らかでしょう。
そう思わせる事こそ、小夜の狙いだったのです!
もはや、(ヘタレすぎるから)小夜が人類の脅威だと思っている人間は一人もいません。
そして、ディーバたち邪魔者は全て始末された。
こうして小夜は……誰にも邪魔をされない、真の自由を手にしたのです!
今回、残像移動を披露したのは、おそらく米軍の証拠隠滅が予想より早かったので焦ったに違いありません。
この計算違いが無ければ、真相に至る事は不可能だったでしょう。
何たる智謀! 何たる策略!

我々はこの一年、ずっと小夜に釣られていたというのか……!

まあ、そんな事はないだろうけどね。


米軍の手によって証拠隠滅
小夜の思い通りですね。
こうして、全ての真相は闇に葬られました。


生きてたっぽいネイサン
よくよく考えたら、こいつは先代女王翼手のシュバリエなんで小夜の血が効かなくても全然不思議じゃないんでした。
そういえば、こいつが何故小夜ではなくディーバを選んだのかも謎に包まれています。
ここまでくると、もう明らかですね。
そう、

ネイサンと小夜は共犯関係にあったのです。

最初に姉である小夜に(おそらく、ディーバを解き放つ前にこっそり)接触したネイサンは、小夜と今回の計画を練ったのでしょう。
その後、ディーバ側に獅子身中の虫として送りこまれたネイサンは、色々とディーバを煽ります。
そして、最終的には小夜と一芝居うって自分が死んだと人間側に思わせる……。
完璧な計画ですね。


エピローグ
ここもちょっと真面目に書きますが、そんなに悪くはなかったです。
ここに至るまでの過程がアレすぎましたが、それでも一年つきあってきたんだからそれなりに思うところもありましたし。
とりあえず、形はどうあれアルジャーノさんが生き残れて良かった!


総括
色々と書こうかと思いましたが、全てが小夜の計画通りだったという真相でひっくり返ったんでやめておきます。

BLOOD+は単なる吸血鬼アニメではない……複雑な陰謀劇だったんだよ!

そんなわけねえだろ! という意見には、もちろんこう答えるのですよ。

ナンクルナイサ!


というわけで、一年間に渡って当コンテンツにお付き合い頂き、ありがとうございました。
来週からは、その週にホニャララな方法で視聴した新作アニメの感想をまとめてUPしようと思いますので、そちらも見て頂ければ幸いです。

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by ejison2005 | 2006-10-01 01:32 | Comments(17)
Commented by 雨人 at 2006-10-01 13:28 x
一年間お疲れ様です。あんな空気に毎週あんなに長文を書けるのは本当に見ていて凄いと思いました。しかし、このアニメ最初は普通に期待していたんですけどね~あの種運命の後だったから、何見ても面白いぐらいの感覚だったのに・・・
気付いたら、種運命はほとんど話覚えているけど、血+はほとんど話覚えてないという結末に・・・世の中分からないものです。
Commented by 麻里 at 2006-10-01 16:02 x
今日は。

前回はコメント返し有難うございました。とっても嬉しかったです☆〃

アルジャーノさんて本当は慈悲深かったんですね。確かにあの距離じゃ弾を外す方が難しいですもんね!そういえば今回のアルジャーノさんの飴はコーラ味っぽかったですよね。

赤ちゃんなんですけど、可哀相だけれど、あたしは殺した方が良かったと思ってしまいました。小夜は人間に危害を加える事は無いでしょうけど、子供達は判らないじゃないですか。だから成長した後の子供達の思想が心配で…。それに余談ですが、カイが父親になるなら小夜が母親になっても良かったんではないかと思いました。小夜が眠り姫になる前にプロポーズとかして欲しかったです。

BLOOD+が陰謀劇で黒幕が小夜だったなんてビックリです!そうするとリクがディーヴァに殺された時、小夜が剣に血を塗らずにディーヴァを刺した理由も此処に在る訳ですね!感情が爆発して塗り忘れたと思わせる、迫真の演技だったんですね。見事に騙されました。そして小夜は最初から戦闘ではなく演技に全力を注いでいたんですね。全て自分の自由の為に。怖いです。

(続きます)
Commented by 麻里 at 2006-10-01 16:04 x
(続きです)

これこそ余談なのですが、空白の一年等、色々と謎が残りましたが、あたしはこのアニメが大好きでした。ディーヴァの綺麗な容姿や奔放で純粋な性格は女のあたしからすると凄く憧れましたし、涙するエピソードもありました。

でも何よりエジソン様の感想や推理が一番素敵です!!
あたしもHPで物書きしてますが、エジソン様の素晴らしい想像力や文章の組立・構成の巧みさに心から尊敬しています。

来週から新しいアニメの感想をUPなさるんですね☆是非拝見したかったのですが、『ホニャララな方法で』にアクセスしてみたトコロ、あたしのお家には未だPCが無いという、超アナログぶりですので見れませんでした。けれどお上手でとっても素敵な文章を書かれるエジソン様が大好きになってしまったので、携帯からでもアクセス出来る『雑記』等にまたコメントさせて頂いても良いですか?そしてかまって頂けたらホントに嬉しいですvV(´∀`人)

それでは一年間本当にお疲れ様でした。

長々とすみません。

失礼します。
Commented by 紅桃 at 2006-10-02 02:40 x
エジソンさん、ホントに約一年間オツカレサマでした。
私は3クールまでが限界でした(苦笑)
4クールのOPで何かが切れたんだ!

途中から戦線離脱しましたが、エジソンさんの感想を毎週読んで、
その回の話をある程度把握できてたから、エジソンさんはスゴイです。
そしてそんなBLOOD+が「ある意味」スゴイw

そして、とりあえずアルジャーノさんが生き残ってよかった!(笑)
あれ、おかしいな…?すぐにアボン予定だったのに…(笑)(オイ

最後のバラを置いたのも、アルジャーノさんだった、と大胆推理してみる!(笑)
Commented by ejison2005 at 2006-10-02 23:13
>>雨人さん
短すぎるのもアレなんで、どちらかというと感想よりも考察をメインにしました。
それでも、後半はキツイものがありましたが……。
血+は、ネタとしても地味だったんでもう本当にどうしょうもないです。

Commented by ejison2005 at 2006-10-02 23:13
>>麻里さん
こちらこそ、コメントありがとうございます。

アルジャーノさんは、実は何らかの格闘技の達人なのかもしれません。
どこぞの漫画みたいに、飴玉の魔力で爆発を起こしたりとか。

僕も赤ん坊は殺すべきだとは思いましたが、それは小夜自殺ルート一直線(少なくとも、カイが赤ん坊を殺すことを肯定するのは、赤ん坊と同種族である小夜を否定する事に繋がるから)なんで、しょうがないかも知れません。

今回書いたのは我ながら超理論にも程がありますし、もちろんジョークとしてやってますが、意外とこの推理でもシックリくるのがまた……。
空白の一年とかに関しては、公式サイトで年表とか作ってるんでそこで補完されるかも知れません。

『ホニャララな方法』というのは、You Tubeというフラッシュビデオサイトのことです。
詳しくは、グーグルなどでお調べ下さい。
あまり誉められた視聴方法でないのは重々承知ですが、アニメ放送の地域格差が悪いに違いありません! 多分……。

コメントはいつでも大募集です。皆さんのコメントが、ブログ更新の原動力となっています。
Commented by ejison2005 at 2006-10-02 23:19
>>紅桃さん
あのOPはキツかったですね。
邪教召喚の祝詞か何かでしょうか?

僕は基本、あらすじとかは書かないんですけど内容が少しでも伝わっていれば幸いです。

アルジャーノさんは何故か(笑)生き残れてよかった。
あのバラは、舐めると甘いんですね!
アリがむらがりそうだ。
Commented by イイニイサン at 2006-10-03 01:43 x
自分は、エジソンさんのレビューを知ってから血はちょくちょく観るようになりました
つっこみに追われていたら話を追えなくなっていた、という
超常現象に見舞われることもしばしばでしたが・・・;
とにかくおつかれさまです。頭なでなで。

(あ、無粋なようですが訂正するとナンクルナイサーの「ナイサー」は「無い」というイミではなく
「なんとかなるよ」というイミなので「ナンクルあるよ」ではナンクルアルのです!
ナンクルあるさはナンクルナクナカッタのです!!サッ(逃走))
Commented by ejison2005 at 2006-10-04 05:46
>>頭なでなで
ありがとうございます。僕のレビューがきっかけで血+を見るようになったのなら、時間をドブに捨てる手助けをしたみたいで気は引けますが(苦笑)。

>>ナンクルナクナカッタ
おお、そういう意味だったのですか。
でも、語感がいいし、知欠ポイントはむしろ残してネタにしとくべきだという判断で修正せずに放って置く事にします。
ご指摘ありがとうございました。
Commented by qa at 2006-10-30 02:48 x
Blood+ に何のカンケイも無いのですが、何故ejison2005さんは、ejison2005なんですか? もう2006ですよ? もしかしてこのサイトを作ったのは2005年だったからですか? それとも他に違う意味が有るのですか? 教えてください。 お願いします。 そして、何があっても頑張ってください。
Commented by ejison2005 at 2006-10-31 03:57
このブログを開設したのが2005年だからです。他意はありません。
コメント返信する時意外は、エジソンと名乗ってますし。

>何があっても頑張ってください。
頑張ります。
死んでいった……アルジャーノさんの分も! (死んでない、死んでない)
Commented by GRACE111 at 2007-07-30 16:09
お疲れ様でした。
私はかなりの血+オタクで、腐女子でもあります。
いま(と言ってもかなり前ですけど)、アニメを小説にした血+のがあるのを知っていましたか?
ディーヴァの子ども二人の名前もわかりますよ★
アニメとは所々違うので、ぜひ読んでみてくださいね☆
Commented by ejison2005 at 2007-08-01 03:15
>>GRACE111さん
余裕があったら、読んでみようと思います。
まだまだ積んでるよ~。
Commented by at 2011-01-22 11:35 x
最近BLOOD+を見始めまして、検索したところここにたどり着きました~。
感想というよりもはや解説、お疲れ様でした!
書くのはとても大変だったと思うのですが、楽しかったです。
ありがとうございました
Commented by ejison2005 at 2011-01-23 06:27
>>夜さん
やあ、ずいぶん昔の記事だけど、そう言っていただけると書いた甲斐もあります。
何事も、完全にやって無駄ってことはないもんだ。
Commented by at 2016-05-14 19:15 x
アニメ全体の揚げ足を取ってるだけの糞みたいな記事だな
2chやまとめでももうちょいまともなこと書いてるやついるけどな
Commented by ejison2005 at 2016-05-15 03:20
>>あさん
十年前の記事ですからねえ。
今だとどんなこと書くんだろ。