冥王計画ゼオライマー 感想
唐突ですけど皆さん、06年10月17日まで冥王計画ゼオライマーGyaoで全話(といっても全4話)配信されるよ~。
スパロボを遊んで興味を持ってたんだけど、レンタル屋とかに無かったので見れなかった人とかはこの機会に見てみるとよいでしょう。
というか、僕がまさにそういう人間なんだけどね。
せっかくですし、各話の感想を書きました。普通にネタバレするんで注意してね。


第1話「決別」
とりあえず、最初のナレーションによる怒涛の説明ラッシュで爆笑。
すげー、ほとんど全ての設定をスタートの1分で語りつくしたよ。
それだけならまだしも、ゼオライマーに秘められた秘密についてまで喋っちゃってるんだけど、それはいいの??

ヒロインの子はスパロボに出てた時ちょっと可愛いなとか思ってたんだけど、あまりの性格の悪さに絶望。
この女、屈強な黒服たちにボコられてる主人公を見て薄ら笑いを浮かべてるよ。ひでえ。

鉄甲龍が表向きの会社を壊滅しちゃったのは何でだろう?
せっかく、「世界中に電子機器を輸出してるのに実体が謎に包まれている」という超設定があるんだから有効活用すればいいのに。
一気に世界征服に乗り出すのかと思えば、ゼオライマー奪還という目先の事しか考えてないし。
まずは敵のいない所を侵略しようとか、この手の侵略者はどうして考えないんだろうね。
ヒント:お約束。

幽羅帝と風の人が恋人なのは知ってたけど、まさかセックスシーンまであるとは……。
なんで八卦の人たち全員が二人の恋仲について知ってるのか不思議だったんだけど、これで納得がいきましたよ。
そりゃ、プレイ中に女官を部屋に控えさせてるんだもん! この女官が噂を広めたに違いないよ!
その上、女官たちにはこれといって口止めしてなかったし、幽羅帝ってば性に対してものすごく大らかな考えを持ってるのかな?
こんなゴシップを流しちゃってるから、ああまでグダグダな組織になっちゃったと思うんだけど。
一番偉い人が堂々と逢引きしてるんだもん、下の人間だって好き勝手やり始めて当然ですよ。

「主人公の戦闘意欲を高めるためにわざと酷い目にあわせました」
というのが味方組織のサングラスかけてた人の主張なんだけど、それはどうなんだろう?
そんなに戦闘能力を高めたいなら、ヒイロ・ユイみたいに戦闘マシーンとして育てりゃいいじゃん。
本当は、ただ単にこの人がドSだったからだと思うよ。

風のランスター弱っ!
最大奥義のデッドロンフーンを使って傷ひとつ負わせられない時点で、勝敗は決してましたね。
神風アタックを敢行しても、角を肩にちょこっと突き刺しただけで終わっちゃいましたし(そして消滅)。
スパロボ同様、この圧倒的にも程があるゼオライマーの強さを堪能するのが正しい楽しみ方のようです。

ラストで幽羅帝自ら乗り出すと宣言したのは好印象。
そうそう、馬鹿みたいに一人ずつ出撃して各個撃破の対象にならず、最初から全力を出しましょうや。


第2話「疑惑」
冒頭で火の人と水の人が合体技を披露してるわけだけど、あのくらいの岩ならデッドロンフーンでも砕けたよなあ……。しかも、失敗しそうになってるし。
結局、どうあがいてもゼオライマーには勝てそうにない事を証明しただけのような気がします。

火の人と水の人が入浴し始めた時には普通に眼福としか思わなかったんだけど、直後に雷の人まで乱入してきて笑いました。
そして、火の人と水の人が怒るポイントはそこなんだ?
あなた方、裸を見られてるんだよ? 隠さなくていいの? つーか、女湯に入って来た事を咎めなくていいの? 
もしかして、鉄甲龍は混浴がデフォルトなんでしょうか? 
幽羅帝があんなんだから、鉄甲龍は性に関しては相当大らかな体質になってそう。
特に雷の人は顔がエロそうなんで、偉いのをいい事に平然と夜這いとかしてる気がします。

主人公の護衛についてる人たち、クソの役にも立たないな。
顔つきのキャラに倒されるならまだしも、敵も名無しのエージェントが一人で来ただけだし。
ムヒョの魔法律協会みたいな無能さだ。

サッサと殺せばいいのに、幽羅帝ってばのん気に過去話を始めちゃったよ。
案の定、救援が駆けつけちゃったし。
この人、ロクな事しないな。
一緒に来た火の人と水の人も、いい加減呆れてるんじゃないかな?
だいたい、前回ラストであれだけ気合を入れてた割には幽羅帝って専用のロボットを持ってないし。
護衛の手間とかをかけさせてる分、かえって火の人と水の人の足を引っ張ってるだけの気がする。
本当に役立たずだな、幽羅帝……。

あの合体技って、水のガロウィンのビームが敵を拘束するのかと思ってたら、普通に動けるのかよ! 何の工夫も無しにそんなノロクサやってたら、そりゃ避けられるよ!
なんかもう、本格的に駄目な装備だ。
この二人は、何をどう判断してゼオライマーに勝てると思ったんだろう?
これなら、風の人のほうがよっぽど健闘してたよ。

ついに冥王様へ人格チェンジ。
街の住民を犠牲にする事を敵が躊躇したら儲けだとか言ったり、想像以上の鬼畜ぶりです。
しまいには、街ごとメイオウ攻撃で消滅させてるし。
このアニメ、敵も味方もろくでなしばっかりだな。
でも、ここまで突き抜けられるとそれが魅力になってくるから不思議。


第3話「覚醒」
前回で主人公を拉致した名無しの敵エージェントさん、今度はヒロインをさらっちゃったよ。すげー。
明らかに八卦衆の誰よりも活躍してるんだけど、そんなんでいいのか鉄甲龍?
幹部よりも戦闘員の方が活躍した敵組織として、少なくとも僕の記憶には刻み込まれました。

そして月の人登場。
この人も無駄な行動が多いなあ、さっさと決着をつければいいのに。
あと、月のローズセラヴィーは無茶苦茶燃費が悪いね。
だいたい、他の八卦ロボ(特にゼオライマー)はやたらと派手な攻撃を乱発してるのに、急にエネルギー消費云々と言われても説得力がないよ。

わお、今回のお色気シーンはSMで攻めてきたか。
まあ、それは置いといて ミ□
この拷問も、情報を引き出すのが目的ではなく、風の人が死んだ腹いせが主目的なんですよね。
小さい、小さいよ幽羅帝。
この人、あらゆる意味でダメッ子すぎ。
人の上に立つ器じゃないね。
そして、こんなにホイホイ拉致できるならロボット対決なんぞせずに暗殺を狙おうよ。
どうせ、ゼオライマーに乗れるのはあの二人だけなんだし。

雷の人が思いっきり謀反を企んでるんだけど……うん……まあ、企みたくもなるよね。
あんな無能な上司の下で働いてたら、命がいくつあっても足りないだろうし。
そして、地の人が山の人に心配してもらった時にすごく驚いてたけど、そんなに珍しい事なんかい。
味方が心配してくれただけでここまで驚ける組織って……。
すげー、完全に魔法律協会を超えたよ。
どこまで連帯感が無いんだ、こいつら。

Jカイザーすげえ! なんでそんなオサレネームなのかは謎だけど。
初めてゼオライマーを倒せそうな武装が出てきたよ。
今までの敵は、いくらなんでもショボすぎましたからね。
でも、所詮は主人公が人格交代するまでの天下だというのが悲しいところ。
ところで、この人が仮面を被ってるのは「武人なのに女の顔だから」なんだけど、それはどうなんだろう?
第一に、普通にイケメンじゃん。作中に出てくる他の男性キャラたちと比べても、余裕で男認定できるよ。
第二に、あなたが仕えてる幽羅帝は女で同じ八卦衆にも女がいるんだけど、もしかして心の奥底で彼女たちの事を馬鹿にしているのかな。
この人の場合、プライドが高いというよりも狭量な気がする。

ヒロインの子が次元連結システムなのは知ってたけど、まさか骨格むき出しになって変形するとは思ってなかったのでビックリしました(胸部の光球に吸い込まれると思ってた)。
今のアニメ界じゃ、ちょっとできないだろうなあ。
ところで、わざわざ人格を与えて独立駆動にしたのは何でだろう?
特に説明は無かったですし。
実は寂しがり屋なんでしょうか? 木原マサキ……。


最終話「終焉」
怪獣映画みたいなノリで街を破壊してるけど、一体これは何の意味があるんだ?
幽羅帝の台詞から推察するに、鉄甲龍が選んだ人類以外は皆殺しにするつもりみたいだけど、こんなアナログな方法でやってたら何年かかるか分かったもんじゃないよ。
かといって、鉄甲龍の切り札である『世界滅亡スイッチ(笑)』を使ったら地球環境も壊滅的な打撃を受けて世紀末救世主な世界になっちゃうだろうし。そんな世界を支配しても、つまらないだろうし。
根本的な問題として、少人数で世界支配をしようとする事に無理があるんだよなあ。
まあ、昔のアニメだしあまり深く考えてもしょうがないですかね。バイキンマンみたいなもんだと思いますか。

今度は出撃拒否ですか。
ついでに、木原マサキの目的も分かるみたいだけど、これが成功してもオリジナルの木原マサキには何一つ得が無いんですよね。死んじゃってるし。
要するにこの人、世界中に迷惑をかけるだけかけたかったという事でしょうか?
なんかこう書くと、急にショボくなっちゃったな。

そして雷、地、山の三人組との対決ですが……相変わらず他の八卦ロボは蹂躙されるだけなのね。
雷はなんかすごそうだったし、乗ってる人も唯一ゼオライマーに対抗できるとか言ってたので期待してたけど、全然対抗できてなかったし。
ラストバトルで主人公機が全く傷を負わないロボットアニメなんて、この作品くらいのもんだよ。さすがはゼオライマー。

ヒロインの子はともかく、八卦衆はそんなにいい人ばっかりだったかなあ?
終始いがみ合ってた記憶しか無いんだけど。
そもそも、主人公はモニター越しにちょこっと会話しただけですし。
だいたい、目の前にいる女だって君がボコられてるのを見て笑ってたよ。
生みの親がマサキなだけあって、かなり強烈な妄想スキルがあるみたいですね。

なんか悲壮なムードを漂わせてますが、鉄甲龍にはもうロボットが残ってないので決戦でもなんでもないんですよね。
行って倒すだけ。
その上で無人のゼオライマーを自爆させちゃえば、全てオッケーなんじゃないかな。
ああでも、主人公側は敵に戦力が残ってない事を知らないのか。

そして……これで完結? 嘘!?
どう考えてもジャンプの打ち切り漫画です。本当にありがとうございました。
昔の作品とかそういうのはさし置いても、これはないんじゃないかな?
ジ・エンドォ! よっしゃああああ! 
……で終わったあの漫画を思い出しましたよ。
スーパーロボット大戦Jみたいに、幽羅帝をハウドラゴン(グレートゼオライマー)に乗せて最終決戦して欲しかったなあ。時間的に無理だけど。


まとめ
スパロボ補正の偉大さを思い知った一作。
他の作品も、多かれ少なかれかなりの修正を施されてるんでしょうね。
とにかく、キャラが多い。
4話しかいないのに、八卦衆なんて敵を出すのがそもそもの間違いの気もします(原作18禁漫画には八卦衆いないらしいですし)。
そんなわけで正直いって凡作なんだけど、スパロボを遊んで興味を持ってる人なら楽しめる、そんな作品。
そういえば、スパロボで八卦ロボそれぞれが必殺技を放つ時に出てた『天』とか『風』の文字は、スパロボオリジナル演出みたいですね。
てっきり、アニメで同じ演出をしていたのだと思ってましたよ。
スパロボって、その辺のオリジナル解釈が上手いよね。
八卦衆も、アニメだとあんなにショボかったのにスパロボではすごく強そうなイメージがありましたし。

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by ejison2005 | 2006-09-21 01:46 | アニメ | Comments(4)
Commented by 黒川 at 2006-09-21 22:10 x
実は、原作もOVAもスパロボさえゼオライマーはノータッチだったりするので、全く思い入れの無いスパロボなのですが、そんな私のゼオライマーの思い出といえば、ウチの先輩が「OVA版は駄目だ」と騒いでいた事ぐらいです(^_^A
まぁ、原作は エ ロ 漫 画 ですが(^_^A
しかも、未完らしいし(--;

Gyaoで放送しているうちに、ゼオライマー見とこうかな。
Commented by ejison2005 at 2006-09-21 23:11
なんせ全4話で、配信期間も長いから暇つぶしには丁度よいでしょうね。
ただ、通常のロボットアニメとしては凡作としか言いようがないので、スパロボ補正がかかってる人じゃないとキツイかもしれません。
個人的には、幽羅帝の役立たずっぷりが萌えポイントでした。
Commented by とおりすがり at 2006-11-26 12:12 x
>あなた方、裸を見られてるんだよ? 隠さなくていいの?
いいんです。同一人物ですから。自分の裸を見たって面白くとも何ともない。
Commented by ejison2005 at 2006-11-26 15:38
う~ん、でもこの時点ではそんな事実しらないんですし、火&水と雷の人は他人同然ですから、やっぱりもうちょっと恥ずかしがるべきだと思います。