はぶられてしまったムーンフェイス様のレビュー
武装錬金
この秋アニメ化する事も決定している傑作漫画です。
さて、この漫画が、

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変態キャラの数々を売りにしているのは周知の事実ですが、その中でも僕が特に気に入ったのが、

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こちら、ムーンフェイス様です。
その名が体を表しまくりなシルエット、素敵ですね!
ちなみに、最初は物凄く特殊な髪型ととんでもなく奇怪なお髭を蓄えた御仁なのかと思ってましたが、

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ガチでそういう頭でした。
ムーンフェイス様ご自身が、
「昔の名はルナール=ニコラエフ、今はムーンフェイス」
と仰ってるように、この漫画に出てくるホムンクルスと呼ばれる敵は元々普通の人間だったはずなのですが、この人の場合は元から怪物だったとしか思えません。
出生に疑問を持たれつつもムーンフェイス様、自らの「武装錬金」と呼ばれる特殊武器を用いて雄雄しく立ち向かいます。
戦う相手はこちら、

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主人公サイドの誇る変態キャラ、キャプテンブラボーです。
キャプテンブラボーとムーンフェイス様、2人の変態超人が激突します。
先に仕掛けたのは、キャプテンブラボー。
彼は鍛え抜かれた拳を持って、ムーンフェイス様に正拳をお見舞いします。

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キャプテンブラボーは、錬金の戦士中最強の身体能力の持ち主。
上の画像で攻撃を喰らってるのはムーンフェイス様と同様にホムンクルスなのですが、このラッシュの前に瞬殺されてしまいました。
しかも、キャプテンブラボーの誇る防護服の武装錬金「シルバースキン」の防御力は絶対無敵。
1体1での戦いにおいて無類の強さを発揮する戦士、それがキャプテンブラボーなのです。
そう、1体1でなら、です。

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我らがムーンフェイス様の持つ月牙の武装錬金「サテライト30(サーティ)」の特性は30存在する月齢に合わせての増殖。
しかも、1人1人が本物のムーンフェイス様である為に1人でも生き残れば再びそこから30人に増殖可能。
戦いは、シルバースキンの無敵防御対サテライト30の無限増殖という微妙に消極的な展開へと移行します。
しかし、いかにキャプテンブラボーが優れた身体能力を持っていても人間である以上、ホムンクルスであるムーンフェイス様との持久力の差は明らか。
ムーンフェイス様は勝利を確信して笑います。
が、キャプテンブラボーには奥の手が残されていました。

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ムーンフェイス様に殺された部下の残した「核鉄」と呼ばれる武装錬金の源を用いての、ダブル武装錬金です。
場面は移り変わり、主人公達がキャプテンブラボーとムーンフェイス様の戦いのに辿り着くと、

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キャプテンブラボーの奥の手が炸裂し、30人のムーンフェイス様が一斉に倒された直後なのでした。
さて、本編ではカットされてしまったので、後々判明するシルバースキンの特性からムーンフェイス様がどの様にして敗れたのかを考えて見ましょう。

シルバースキンの特性を列挙すると、

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①衝撃に対して瞬時に金属硬化し、欠けた部分を一瞬で再生させる。

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②分解して射出し、裏返した状態で相手に装着させる事で「シルバースキン・リバース」となって外部への攻撃全てをシャットアウトする、無敵の拘束服となる。ちなみに、1名限定でしか使用できない。

以上、終了!


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え!?………………。

ちょ、ちょっと待ってください。
落ち着いてもう1度おさらいしてみましょう。

シルバースキンの特性を列挙すると、

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①衝撃に対して瞬時に金属硬化し、欠けた部分を一瞬で再生させる。

f0029827_2302620.jpg

②分解して射出し、裏返した状態で相手に装着させる事で「シルバースキン・リバース」となって外部への攻撃全てをシャットアウトする、無敵の拘束服となる。ちなみに、1名限定でしか使用できない。

以上、終了!


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!? え!? え!? !?

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こうして、ムーンフェイス様は作品エピソード中最大のミステリーの前に敗れ去りました。

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しかし、慌てる事はありません。
月は満ちたり欠けたりすれど、失くなることは決してないのです。
ムーンフェイス様は、いずれまた時が来る事を静かに待ち続けます。

ムーンフェイス様、その後の足跡。
第7巻、出番無し。
第8巻、出番無し。
第9巻、出番無し。
第10巻、

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最終回にちょこっと出てきて終了!

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やれやれだぜ……。

そんなこんなで、悲しいくらいにはぶられてしまったムーンフェイス様。
アニメ版では、もう少しスポットを当ててあげて下さい……。

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by ejison2005 | 2006-06-15 23:15 | 漫画 | Comments(6)
Commented by 黒川 at 2006-06-16 21:59 x
要するに、リバースで「最後の一人が分身するのを防いだ」と言う事なのでしょうが、一瞬にして29人を倒せるなら、「30人倒すのも一緒では?」って話ですよね(--;
それにしてもアニメ化か…例の兄弟の母親の話はちゃんと放映されるのだろうか?

ちなみに、和月伸宏と言えば、キャプテンアメリカ、ウルバリン、セイバートゥース、オメガレッド等の超人兵士計画に連なる方々の元祖が登場する「ガンブレイズウエスト」も、ワリと好きだったりします。和月漫画はああいったゲテモノ的なのが良いなぁとw
ちなみに、ガンブレイスウエスト連載時に、ジャンプを立ち読みしたら、アメリカの商船が外洋のど真ん中で何故か小船を見つけ、引き上げると干からびて死んだ一人の男が。
アーメンとかやってると「死ぬかと思った!」とその干からびた男…相良左之助が息を吹き返して、西部の地へ…そんな「滅茶苦茶リアリティある夢」を見て、起きた時に「えっ…今の夢?」とか混乱したことがあります(^_^A
Commented by ejison2005 at 2006-06-17 00:04
というか、一瞬で一網打尽に出来る奥の手があるなら最初から使えよ! という話なんですよ。
なんてったって、カズキ達のピンチですからね。
姉弟の話はカットしないで欲しいですね~、あれがあるからキャラに深みがありますし。
ガンブレイズウェストは。僕も最終回でアメリカに渡った左之助がゲスト出演しないかな? と思った事があります。
ごく普通に、打ち切られましたが。
やっぱり、和月先生は一撃で勝負が決まる武器戦闘の描写に向いてないよ(苦笑
Commented by 月顔 at 2007-04-06 10:41 x
アニメでは、ミステリーを改変されましたね。
最終回は、一言も話すことすら許されない。
月顔様を何時までも忘れない。
Commented by ejison2005 at 2007-04-07 01:45
>>月顔さん
あの投網先戦法は良い解釈でしたね。
シルバースキンの特性も活用されてましたし、とても納得のいく倒し方でした。
Commented by ム-ン at 2007-04-08 18:25 x
次回も見るム-ン!という挿絵が入ったので、嬉しかったです。
OPでは、月顔様、キャプテンワタリ、蝶様の所を何度も見返しています。
私も、月顔様を忘れません。
Commented by ejison2005 at 2007-04-09 00:27
>>ムーンさん
皆ムーンフェイス様を愛しすぎだぜ! 大好きだ!