BORUTO ボルト -NARUTO THE MOVIE- 感想
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 見てきたよー。ご覧のとおり、伝・在の書も無事に入手。
 映画本編と通してナルトに最大ダメージ与えてるのがヒマワリでワロタw

 やー、THE LASTが良すぎただけにハードル上がってましたがそれを軽々と超えていってくれましたわ。
 軽く調べたところ、やはり岸影ががっつり製作に関わってるみたいなんですけど先生は長期連載でダラダラ~ッとやらされるよりもこういうビシッと決められた尺でお話作る方が向いてるということなんでしょうね。

 ナルトの正統続編としても、「努力」「親子の絆」をテーマにした少年の成長譚としても極めて完成度が高い作品です。もうすぐ公開終了だろうから、見てない人は劇場へ急げ!

 すっかり便利道具と化してきた「カグヤは何に備えていたか?」もまた語られるよ!

 あと、ジャンプの外伝でほうれい線が強調されてた旧ヒロイン達はちゃんと若々しく描かれてるよw


 以下は感想。ネタバレ注意。





 受け継がれる卑の意志……!

 さて、今作の特徴は「一度見始めたら最後まで打ち切らずに見る」という映画の特性に合わせてボルトのヘイト展開をがっつり盛り込んでいることですね。
 同時にナルト世代に比べて近代化が進んだ世界観も端的に描かれてるわけですが、ともかくまーこのボルトsageの入念さが凄まじい。

 かつての主人公であるナルト自身第一話で顔岩への落書きと巻物盗奪を通してヘイト展開は盛り込まれているのですが、あちらは即座にカタルシスへ昇華されていたのに対してこちらは鬱々としたパートが非常に長い。
 これなど、その時その時で読者人気を得ていかねばならない週間連載では使えない手法であるわけですが、映画媒体では先述の特性もあって非常に有効に働くわけです。

 また、それが故に終盤のカタルシスが増大するわけで岸影ってばマジストーリーテラー。


 ちゃんと大人しているサスケェ……

 さて、先日ジャンプにて連載された外伝では実の娘に刀向けちゃう大チョンボをしでかしたサスケェなわけですが、反省したのか何なのか本作ではすごく大人してましたね。

 特に感心したのはボルトの卑劣な螺旋丸を見抜きつつもあえて咎めず、突き放しもせずに面倒を見たことでここら辺はサスケェの成長が見られて大変よろしかったです。
 思い返してみれば、サスケェの修行は常に「自分自身の能力と工夫が大事なんだよ」と暗に告げるものだったわけで、あのクレイジーサイコホモがよくぞここまで……! と感慨もひとしお。
 かつてのこいつならばそもそも弟子入り自体拒んだだろうし、よくてズルをした時点で見放してたでしょうからね。誰でも成長するもんだ。

 そういや、何で片腕のままなんだろうね。自分への戒めかな?

 あと、ナルトの初期コス持ってくるシーンで「サスケェなら素で持ち歩いてそうだな……」と思ったのは俺だけだろうか?


 逆に木の葉丸ェ……

 お前、ポジション的にかつてのイルカ先生とカカシ先生が複合してるんだからもっと頑張れってばよ……。

 おかしいな。こいつスペック的には相当強そうなもんだが……。



 バトルシーンがすごい!

 本作では敵の特性もあって肉弾戦闘マシマシなわけですが、それが故にアニメーションとして非常に見応えのあるアクションとなっていましたね。
 やはりアニメで大事なのは動きなわけで、エフェクトの異なるビーム砲をぶつけ合うよりは断! 然! こちらの方が僕は好きです。バトルはステゴロしてナンボだよ。

 また、サスケェがモモシキにぶち込んだ一連の格闘攻撃が獅子連弾っぽいアクションだったり、ボルトの格闘に柔拳が組み込まれていたり、ラスボスへの決定打がかつてナルトとサスケェによる初めての共同作業だった「分身変化影風車」と同種の戦法だったりと、細かいところでかつての読者をにやりとさせてくれたのも嬉しい。

 新世代の五影は……まあ、うん……がんばれ。


 うずまきボルトというキャラクター

 ヒマワリが(ギャグで)白眼に覚醒し、親父は尾獣持ち(そのせいで通常忍術使えなかったけど)という特別な能力持ちであることを考えると、びっくりするくらいノーマルスペックな忍者であることが印象的。
 ただ、そこは名前の由来となったネジ同様か通常の修行で会得可能な忍術に関しては天才的な習得速度を見せていたのが特徴でしょうか。

 この辺りは今回の映画では触れなかったけど、まあ今後もなんやかんやと展開していく作品なのだから後々に取っておくということですかね。
 多分、親世代が特別な天才のバーゲンセールだったから対比として彼は普通の天才にするんだと思う。

 中忍試験という絶好の機会でボルトに名前の由来を明かさなかったのも、その辺が関係しているのだろうし。


 まとめ

 というわけで、ナルトという作品の新たな一歩として確かな満足感を与えてくれる作品だったと思います。
 焦点を当てていないキャラクターも非常に多いし、今後はどのように展開していくんだろうね? また映画か、はたまたテレビシリーズか。

 商業的な使命であるコンテンツの相続は見事に果たしてくれたのだから、今後に期待が高まる。

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by ejison2005 | 2015-09-04 06:14 | アニメ