アニメ版 BLACK CAT レビュー
BLACK CAT
その美麗な絵柄と、他の有名漫画とほぼ同じ構図のシーンが多数存在する事で一世を風靡したジャンプ漫画です。
今日はそのアニメ版、第1話のレビューをお送りしようと思います。
  
まずはOPから1シーン、

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・・・・・・。
あの日交わした約束も、砕けて散りそうです。
何でしょうか、これは。
どっかのサーフィンするロボットに、描写が酷似しちゃってるような気が・・・・・・。
まぁ、BLACKCATはそういう作品ですし、気にせず本編に移るとしましょう。
というわけで本編、

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開始早々、最強の鈍器ハーディスが唸ります。
BLACKCATを知らない方には、何で拳銃でわざわざぶん殴っているのかサッパリ分からない事でしょう。
が、これは極めて原作に忠実な描写なのです。
というのも、原作は劇中でついうっかり「弾丸の速度は時速30キロメートル」という設定にしてしまい、作者の矢吹先生もヤケになったのか、主人公トレインは立ち塞がった強敵の殆どを、愛銃でぶん殴る事によって倒しているのです。
序盤からこのクオリティ、こいつは期待が高まります。
シーンは変わり、ファミレスで食事するスヴェン。
今回の物語の舞台は、ギャングが知事になった街であり、それが原因でゴロツキが流れてきているという設定です。
が、

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ファミレスにたむろするヤクザ者達って、どうよ?
一見すると治安が悪くなっているように感じられるこの場面ですが、よくよく考えると意外に平和な場面なのかもしれません。
実際、第1話の終わりの方で彼らはキッチリと料金を支払っていたことが明らかになります。
スヴェンは彼らを見て、紳士ではないと評しましたが、この手のゴロツキとしては異例なくらいに紳士的です。
むしろ、支払いをツケにしてもらったスヴェンは見習うべきではないでしょうか?
ゴロツキ以下の紳士であることが判明した男、スヴェン。
しかし、金さえあればそんな日々ともおさらばという事で、今回のターゲットである例のギャング知事の就任祝いパーティに潜り込みます。
ところで皆さん、知事の就任祝いパーティというのは、一般的に考えてツケで飯を食い、街の住人ですらないスヴェンが入れるような所ではありません。
当然ながら、スヴェンは裏で何らかの工作を行ったはずなのですが、特にそういった描写はありませんでした。
代わりといっては何ですが、

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物語とは何の関係も無い、知事の婚約者の美少女に関する描写には、無駄に力が入っています。
これはおそらく、背後を取ったら必ず声をかけたり、事前に自分の能力を仔細洩らさずに説明したりと、極めて心臓に優しい作りだった原作を忠実になぞった結果なのでしょう。
いい感じに興が削がれ、軽い眠気さえ覚えます。
そして物語は進み、色々あって知事が5分後に殺される事をヴィジョン・アイで知ったスヴェン。
そんな事は絶対にさせないと、自らの意気込みをモノローグで語ります。

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(車のローンも払えない。飯も食えない上、煙草代も危ういんだぞ)
・・・・・・。
焦っているのは、先に手柄を取られると賞金が貰えないからのようです。
見たまえ、悪人とはいえ人がゴミのようだ。
こんな雑念にとらわれた男に、勝利の女神が微笑む筈も無く、哀れ知事はトレインに殺されてしまいました。
ちなみに、スヴェンがトレインを防ぎきれなかった理由は、

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トレインに放ったネットが、無関係なデフォルメキャラに当たっちゃったからでした。
この時点で視聴をやめたくなってきましたが、もうすぐ第1話も終わりなんで頑張ります。
惨状の現場を立ち去るトレインを、スヴェンは追いかけ、

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「悪い奴は生きる資格が無いってのか!!」
と詰め寄ります。
あの状況で煙草代を心配していた人間の言葉には思えませんが、そんな思いも吹き飛ばす程ツッコミ所満載のキャラが2人の前に姿を現しました。
それはコイツ、

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今は亡き知事の側近です。
なんかもうね、見た目からしてアレなのがお分かり頂けるでしょう。
その風体と武器がブーメランであることから、一瞬、アニメオリジナルのクロノナンバーズかと思ったのはここだけの秘密。
それにしてもワザワザ敵討ちに来るとは、見上げたまでの忠誠心です。
婚約者の美少女からも別に毛嫌されていた風ではなく、それどころか遺体にすがってワンワン泣かれていたことからも察するに、知事って意外にいい人だったのかもしれません。そう考えると、知事のおこぼれを期待して集まったファミレスのゴロツキ達が、妙に紳士的なのも納得できるというものです。
 
今日の名言:紳士の下には紳士が集う

で、標的以外は殺さない主義のトレインはコイツを殺さず、適当に動きを封じてその場を立ち去りました。
が、そこにグリードが出現、戦いの最中にトレインの顔にちょっぴり傷がついたのが許せないらしく、命を奪ってしまいます。
その悲鳴を遠くで聞いたスヴェン。
「何だ!?」
と、身をこわばらせます。
おお、ここで様子を見に行ったスヴェンがグリードと邂逅するのか。
管理人、すっかりだらけていましたが気を持ち直します。
が、その直後にスヴェンの腹が鳴り、
「悲鳴を上げているのはオレの腹の方だぜ」
と呟きながら、帰ってしまいました。
つくづく、心臓に優しい展開です。
そして、第1話ラストシーン。

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トレインの目の前に、関わってはいけなそうな人物が現れました。
しかも画像では分かりませんが、この人物、そこら中に響き渡る声で歌を歌っています。
いうまでもなく、物語のキーパーソンであるサヤなのですが、原作に輪をかけてアレな感じです。
そんなこんなで、違う意味での期待には存分に答えまくったアニメ版BLACKCAT。
暇なら、鑑賞するのも悪くは無いかもしれません。

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by ejison2005 | 2005-12-30 15:36 | アニメ