BLEACH レビュー
BLEACH
週間少年ジャンプで連載されており、アニメも絶賛放映中。来年の12月には劇場版の公開も予定されている人気漫画です。
また、現在ジャンプで連載されている作品では、ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 に次ぐツッコミ所の多い漫画としても知られています。
僕がジャンプ感想で、基本的にブリーチとムヒョを欠かさないのは、つまりそういう事です。

さて、この漫画の最大の見所は、斬魂刀同士のド派手なぶつかり合いではなく、キャラクター達が織り成す活人描写の数々です。
この漫画の主要人物達は、死神であるにも拘らず、基本的には虫も殺さない善良な人々です。
それは悪役も同じで、最新20巻でついに本性をさらけ出した悪の黒幕、愛染惣右介も例外ではありません。

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この時も。

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この時も。

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こんな時や。

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こういった時にも、愛染は彼らかませ犬に対して、決してトドメを刺そうとしませんでした。
最近の展開では、それが可能だったのに一護を殺さなかった事で糾弾されたウルキオラさんの行為を、普通に容認していたくらいです。
それどころか、日番谷の救援に駆けつけた卯ノ花隊長に対して、黙っていれば最強クラスのはずの自分の斬魂刀の能力を仔細洩らさず説明したり、双極の丘ではとっとと崩玉を取り出せばいいのに、自分の悪だくみや事件の真相をノンビリと語ってくれる程の超お人好しぶりを発揮していました。
そして、この漫画のバリアフリー描写が極限まで高まった屈指の名バトルが、19巻の一護VS白哉戦です。
この戦いで一護は、

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合計で2度も、白哉を瞬殺する機会があったのですが、両方とも直接白哉を狙わなかったり、わざわざ剣を退いて仕切り直したりします。
勿論、

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背後を取ったら、かけ声を忘れません。
白哉も白哉で、

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心臓を貫くことが可能な状況で、何故かを撃ち抜く紳士ぶりを発揮します。
こいつら揃いも揃って、協定でも結んでいるかの様な不自然さです。
こんな感じで、2人は終始馴れ合い、最終的には何となく一護が勝ったような感じで締めくくられました。
そしてその後、1人のお人好しのおかげで事件の真相も判明した20巻ラストシーンで、この漫画の歴史に残る迷シーンが始まります。

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愛染を取り囲む隊長格の死神たち、これ以上は無い鉄壁の包囲網です。
が、

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普通に逃げられました。
砕蜂とか、ちょっと手を捻れば一瞬で殺せたはずなのですが・・・・・・。
これはつまり、
「アナタが戦力を整えて万全の状態になるまでは、手を出しませんよ」
という、死神達から愛染への隠しメッセージなのでしょうか?
見上げたショーマンシップです。きっと、彼らなら良いプロレスラーになれるでしょう。

そんなこんなで、子供からお年寄りまで安心の心臓に優しい漫画BLEACH。皆さんも是非、お楽しみください。

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by ejison2005 | 2005-12-29 21:19 | 漫画