ハンター 347話 感想
 いやあの、あなた方に仲良くされてると、「ジンと対立させるためのキャラ投入、というところでしょうか(キリッ)」とか書いてた僕の立場がないわけなんですがそれは……。

 んで、本格的に全員とキャッキャウフフすることになったわけですが、これ、ビヨンドさん的にはどうなんだろーねー? あらかじめ内通者潜り込ませたりとか、色々と手は打ってるわけだけど、十二支んという旅団クラスだろう能力者相手に苦労して脱出してくるわけでしょ? で、やっとの思いで逃げ帰ってきたらチームビヨンドがほぼチームジンみたいな感じになってるの。「はあ?」となるんじゃないだろうか。
 苦労して立ち上げた会社が、知らんうちに乗っ取られてたようなもんだよね。これ。ジンはとにかく何か文句言いたくて来たわけだけど、どっちかというとビヨンドさんが文句言いたくなる流れだと思う。まあ、普通にがははと笑って歓迎させるのでしょうが。


 ジン先生のよくわかるレオリオの能力講座

 これ、かつてレオリオが披露した際には「冨樫先生、レオリオのガチ戦闘描く気があんまないからか適当な能力つけたなー」と思ったんですよ。だって、遠くの敵を殴るだけだよ? 普通に念弾でも飛ばせばいーじゃん、て。

 それが今回、おそらくレオリオ以上の精度・威力で使用しただろうジンの活躍によって、そんな単純なもんではなく、かなり応用度の高い能力であることが明らかになりましたね。

 だってこれ、遠距離攻撃や索敵・医療行為での使用に関しちゃジンが実戦した通りだけども、近距離戦においては当然、発勁のように相手を内部破壊もできるってことですからね。例えば、王は百式観音を直撃してもほぼ無傷ですむくらい防御力が高いわけですが、この技を食らうと内臓にダメージがいって「ぐえー! 痛い!」となったりするかもしれないわけです。

 遠距離・近距離共にこなせ、索敵などへの応用も効く、隙の少ないいい能力だ。弱点はといえば、放出系の本領である遠距離攻撃でタメが長く、威力もパンチと同等程度であるくらいか。反面、ダイバー・ダウンみたいな使い方もできるけど。

 パリストンさんが主に僕をだまして見たがったジンの能力に関しては、「そんなのない」がリアルアンサーなんじゃないですかねー。今週のトレースにつながる先週のオーラ手遊び描写といい、ジンは「基本を極限まで鍛えた能力者」という感じがする。だからこそ、レオリオの能力みたいに特殊な制約やイメージ修行を必要としない能力に関しては、コピーが可能と。

 だから、例えばジャジャン拳みたいに打撃系能力ではあっても、本人の強烈なこだわりが技を強化するタイプの必殺技はトレースできないんじゃなかろうか。


 そしてそのお弟子さんの能力である

「…まあオレは、先に口出しちまって後から『何であんな事言ったのか』理屈を追っかける事が多いんだが、気狂いピエロもその典型でな…だからこうしてカイトに不便かけてるわけだが」

 ↑おそらく、尊敬しているジンさん直伝の必殺技習得修行の真相である。お前、ぜってーおもしろがっただけだろ。

 まあ、カイトは「お助けキャラ」というのが唯一無二の個性(てか物語の発端)であるわけで、面倒かける能力が性格にあってたんじゃないですかね。だからこそ、あの威力と。

 ……いかに強力であっても、死ぬほど使いづらい事実は変わらんけど。


 全体としての感想

 冨樫先生といえば、理詰めで作劇してる印象が強いんだけど、GI終盤における大天使の息吹きをゲンスルーに使うか騒動の時みたいに、キャラクターの感情主体のエピソードもしっかり描けて、それでいてそれを読み手にするっと入りこませるのがすげーなーと思います。

 これは、説明しづらい自説なんだけど、創作物の登場人物って、基本的に理屈で納得できる行動をするものだと思うんですよ。犯罪者への恨みつらみでという「起点」があって、バットマンになるという「終点」へ至るみたいな。

 1+1が2になるように、起点があれば想定される終点へ最短距離で至らせるのが、最も合理的です。んで、人間って当然だけど合理的な帰結を見せられた方が納得がいく……つーか、基本的には合理的でなければ納得できないのです。具体的には、イメージニーサン相手に発狂してる元ぶどうの彼みたいなのを見せられると、到底納得できないわけですね。アルドノアはちゃんと面白くなってくれてよかった。

 ところが、今回のジンは本人も自覚してるように、まったく合理的じゃないんですよね。それをゴレムにも突っ込ませて読者にきちんと提起している。にも関わらず、感情の動きとしてきちんと納得させ、チームとしての結束を固めさせることへつなげてるのは、本当にもう、ただただ見事だな、と。


 関係ないけど今週までのプリパラ感想

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 ↑これ以来の、衝撃的なOP詐欺であった。ふざけんなwwwww

 腹ただしいのは、それが「女の子の変身」という作中テーマにかっちりはまってるということだ。くそうっ! それを隠れ蓑に好き放題やらかしてるだけのはずなのに! くそうっ!

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by ejison2005 | 2014-07-21 22:15 | ジャンプ感想