ハンター 344話 感想
 お、冨樫先生の得意技が出たエピソードですねー。

 何がっていうと、病気の妹を持ってる彼のことですね。ひいては、ビヨンドの手下たちに関しても。

 冨樫先生がハンターで多用する手法として、最初にキャラクターたちをザラッと出して、後からエピソードをもって印象付けるんですよね。例えば、ネオン護衛チームにおけるセンリツとか、ゴレイヌとか、十二支んや幻影旅団なんかもそういう感じです。とにかく、最初に顔見せさせる。でもって、後からキャラを積み立てていく。

 これの真逆をいく例として出すのが、ちょうどパズドラでコラボもやってる聖闘士星矢で、こちらはあらかじめ「~というすごい人たちがいるんですよ」と前振りしておいてから、小出しにしてキャラを立てていく方式ですね。

 両手法における違いってやつは、主に「個としての強さを重んじる作品であるか否か」って点にあるのだと思います。一人一人が一騎当千の強者で、主人公たちをまとめて屠れるボス格なら十二宮でどしっと構えてりゃいいけど、ハンター世界で旅団がそれやるわけにもいきませんからねw
 逆に、黄金聖闘士たちがやたら慎重で襲撃に対処するため数名づつで行動したりしても、それはそれでなんか違うのです。

 あとは、意外性でしょうね。「ほう、このキャラにはそんな背景が……」という驚きとともに、すいっとキャラが読者の中に入ってくる。ま、この辺は今週号を呼んだのならくどくどと解説する必要もないでしょう。

 そんなわけで、目立ったのは妹が病気の彼ですけど、他にもキノコ頭の人とか、コックの人とかも現実的な打算を見せている感じで、マンガマンガしたやり方じゃないけどキャラ立ってんなーと思います。メガネ君もジンとのやり取りで、知的好奇心優先なんだというのが伝わってくる。
 ここら辺は、イベントではなくセリフ回しによるさりげないキャラの立たせ方であるなあ。変な語尾とかつけりゃいいってもんじゃないってことですね。

 あと、ジンからもてつをの親友で凄腕スリーポイントシューターでFBIで聖杯戦争とかに参加しそうなオーラが漂っていると思います!
 今週の気安げな講義シーンとかどうなるんだこれw


 ハンターの金銭感覚

 それにしても、今回キャラ立てされた彼の件も含めて、たまにわけわかんなくなるのがハンターの金銭能力ですね。

 58億のGIが(個数の問題も大きいとはいえ)、入手難易度Gで、星持ちで金のためだけに動くツェズゲラさんが半年以上(経過時間合わせると一年?)、賞金500億(しかもチーム内で分配)のために活動していたってのが、ひとつの指針になりそうな気がするんだよなー。

 ツェズゲラチームが大きな案件として取り組んでいることから、500億は金を目当てに活動する熟練ハンターチームにとっても、魅力的な金額であると考えていいでしょう。ついでにサブデータとして、ビスケがゴレイヌから40億の話を聞いた時、目の色を変えてる(でもビスケの金銭感覚はあてにならなそう。宝石ハンターだし)。

 以上から考えると、一般ハンターにとって、一戸建てくらいの感覚が58億なのかな? ゼパイルの言を信じれば、しかるべき筋でライセンス売れば100億ちかくで売れるかもしれないわけだし。

 モラウが病棟建てたり、ノブがゴン専用医療チームを組織したりしてたのは、まあ、この人たち十二支んの次くらいの精鋭だろうからまた別の話なんでしょう。逆にビスケェ……やっぱ散財してんだろうな。

 ジンに至っては、この人GIの製作者なんすよ。他にも色々やったんだし、そりゃお金持ってるわな。

 結論:200億以上の負債を抱えている妹の入院してる施設ぱねーな。額もすごいが、取りつぶしになってなかったのもすげえ。ちなみにレオリオが医者目指した動機はご存知の通りなので、こういう境遇にしたのはそこら辺で接点を作るためかもわからんね。

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by ejison2005 | 2014-06-26 20:52 | ジャンプ感想