トッキュウジャー 15駅までの感想
 プチっと更新。プチっと感想。

 そんなわけでトッキュウジャーなんですけど、この番組は「起」「承」にあたる1クールから「転」にあたる2クールまでの橋渡しの上手さが、特筆にあたるなーとつくづく。

 1クール目のお話って、基本的にトッキュウジャーの面々をキャラ立てするための話なんですよね。シャドーライン側の人間関係も折に触れて描写しているし、シュバルツ将軍と対面したりもしているのだけども、基本的にはトッキュウジャー側のキャラ立てにつながる事件を引き起こし、トカッチを複数回生命の危機に追い込むための舞台装置に徹している。

 どっこい、それが1クール終盤のゼットさん登場でがらりと反転した。いや、2クール過ぎてもちゃんとトッキュウジャー側のお当番回はやってるし、その集大成として超トッキュウオーの誕生もあるわけなんだけども、明らかにシャドーライン側の事情を語るパートの比率が多くなっている。

 こう、断片的に語られ、パズルのピースの如く散りばめられていたシャドーライン側の事情と人間関係とが、ゼットさんの登場によってカチリと合わさったんですよね。それと同時に、彼らが単なるヒーロー側を盛り立てる舞台装置ではなく、ヒーローと対等に渡り合う強力な個性を持った組織に生まれ変わった。

 いやはや、これは特撮番組における悪の組織の使い方として、ひとつの到達点といっても言いすぎじゃないくらいだと思います。序盤は絶対的にヒーローのキャラ立てをしなきゃいけないから、悪の組織内におけるあーだこーだばかりやるわけにはいかない。しかし、面子が揃ってるのにあんまりあーだこーだやらないのも変ではある。

 そこを、大ボスの不在という設定であーだこーだが少ない理由をつけ、いざ登場させる時には、更なるドラマへの起爆剤とする。

 うーん、美しい。職人芸すら感じてしまいます。

 わざわざ人間の役者を大ボスに起用している辺り、明らかにこの番組は悪の組織ドラマにも力を入れているわけで、そちら方面でどう盛り上げてくれるかが注目のポイントになりそうです。

 ※ちなみに、あーだこーだが少ない理由づけの別手法としては、デーボス軍みたいに比較的仲が良くしたり(中盤でカンフル剤として不和を起こしたりする)。

 ※また、殺陣のロケ地にこだわっているのも好印象。こないだのデパート屋上とか、今回の廃路線活用とか。恒例の遊園地ロケでもそうだけど、特殊なロケ地の地形を殺陣に組み込んで動いてるのが見てて面白いよね。

 ※どうでもいいけど、ディーゼルオーのデザインすごい好き。これぞ2号ロボ!

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by ejison2005 | 2014-06-04 21:05 | アニメ