リーンの翼 レビュー
皆さん、フィクションの世界でよく行われる展開のひとつに、
「異世界から主要キャラが空間転移してくる」
というものがあります。
特にファンタジー作品でこの展開が使われた場合、それらはロー・ファンタジーと呼ばれます。ちなみに、完全な空想世界で作品が完結する場合は、ハイ・ファンタジーです。
そして、それらロー・ファンタジーと呼ばれる作品群に先鞭をつけたのが鬼才・富野監督による聖戦士ダンバインを初めとしたバイストンウェル・シリーズです。
今日は、その最新作であるリーンの翼のレビューをお送りしましょう。

さて皆さん、言うまでもありませんが異世界に飛ばされるというのは大変な出来事です。
どのくらい大変な出来事かというと、

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このくらいです。

なんと言っても異世界ですから、良く分からん生物に命を狙われたり、ジャンプでの掲載順位が一気に下がったりと、ろくでもない目にあいます。
まあ、上の画像の作品の場合は登場人物というよりも、読者が異次元に吹き飛ばされましたが。

この作品では、そんな次元転位の大変さが非常に細かく描写されています。

まずは冒頭。
主人公、エイサップ鈴木とその愉快な仲間達は、

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今日も元気に、テロを仕掛ける毎日です。
もちろん、相手は在日米軍。
鬼畜米英なんざクソくらえだぜ! という事でしょうか?
とりあえず、このご時勢で臆面も無くこんなストーリーを採用した富野監督は、まことにロックなお人だと思います。
さて、エイサップ達が若さゆえの過ちを堪能しまくっていると、

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突如、海を割って謎の飛行戦艦が出現します。
そして、その時のドサクサでエイサップは飛行船の甲板に放りだされてしまいました。
落とされまいと、必死に甲板にしがみつく主人公。
その目の前では、

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この作品のヒロインであるリュクス・サコミズが、マトリックスみたいなポーズを決めているところでした。
ところで、この戦艦は動力がトラブルで動かないので、リュクスの履いてる魔法の靴から伸びてる「リーンの翼」によって支えられている状態です。
ですが、浮力は靴の力だとしても、それを支える握力は彼女本来の物のはず。
まるでパーマンみたいですね。
実に恐ろしいです。人間など、簡単に肉片にできるのではないでしょうか?
そして、次々と転位してくる4隻の浮遊戦艦。
戦艦の艦長達の会話を統合すると、リュクスは異世界(多分バイストン・ウェル)にある国の王女様であり、勝手に靴を持ち出したのが原因でこのような事態になったようです。

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家臣の皆さん、お疲れ様です。
なにはともあれ、戦艦群は必死に態勢を立て直します。
原因はさておき、来てしまったものは仕方ありません。
ここは、できるだけ友好的に接して現地(この世界)の人々の信頼を勝ち得る必要があります!

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↑注:異世界の戦艦。

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デストローイ!

友好? 信頼? 何それ美味しいの?
このアニメ、過激派以外のキャラは存在しないのでしょうか?
更にはノリノリで主砲も発射し、

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街は火の海に包まれます。
しかも、リュクスの父親(要は王様)は日本からバイストン・ウェルに飛ばされた人らしく、艦長は、
「サコミズ王からは、日本が堕落しておると十分に聞き知っております!
とのたまってくれました。
大きなお世話です。ほっといて下さい。
そしてサコミズ王も、いらん事を吹き込まないで下さい。
これには、在日米軍も頭にきたのか、

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戦闘機が攻撃を開始します。
こうして、異世界人同士の争いとしてはかなり頭の悪い理由で戦いがスタートしましたが、ファンタジー技術満載の浮遊戦艦にはミサイルでも歯が立ちません。
これを見て、戦闘機のパイロットが取った行動とは……!

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OH! カミカゼ!

アメリカ人のくせに、大和魂溢れる行為です。こんな奴ばっかりかい!
ちなみに、何度も巻き戻しましたが、脱出した形跡はありませんでした。

そして、この爆発が原因でリーンの翼が(周りにいた地上人とかを巻き込んで)再び異世界転位を始めます。
そう、オーラロードが開かれたわけなのですが……。

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何故か、大量のワカメが。
僕の貧困な脳味噌では、

こんなのわけワカメ!(こんなのわけわかんねえ!)

という、しょうもないギャグしか思い浮かびませんでしたが、何かの意味が込められているのでしょうか?

というわけで、僕の脳味噌を異次元空間へ放り込んだまま第1話は終了しました。
……。

え~、そんなこんなで富野監督やりたい放題だなあという感じの「リーンの翼」。
米英クソくらえな方や、ワカメが好物の皆さん。
別にそんな物に興味の無い皆さんも是非、お楽しみ下さい。

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by ejison2005 | 2006-05-18 00:57 | アニメ | Comments(1)
Commented at 2006-05-19 00:00 x
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