劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵- 感想
 かんたんなかんそう。

 貧乏性というか普通に貧乏な僕のこと、ファーストデー千円を利用してタイバニとの梯子視聴となったわけですが、最初に抱いた感想はやはりタイバニ同様、「平常運転の偉大さ」というものでした。

 なんというかねー東映まんがまつり的なノリってすごく大事だよね、と思う。劇場版サイズできっちりきっかり解決する後腐れのない事件を用意し、それをオールスターがそれぞれの見せ場をもって解決するというね。そんな保証はまったくないけど、「ここで終わらず、今後も元気にやっていきます」的な空気というか。

 タイバニはもちろんとして、モーパイの面々もヒーローなんだよね。彼らの航海に終わりはなく、劇場版という大きな節目を経てなお、これからも元気にボンボヤージュしていってくれるだろうという未来を感じさせてくれるっていうのが、すごく嬉しいことなんだ。

 彼らは今後もこうやって色んな事件に関わっていくだろうし、ひょっとしたらそのうちのいくつかはまたTVシリーズなり劇場アニメなりで僕らも拝むことができるだろう、というね。

 それはさておき ミ□

 タイバニとの相違点は、あちらが能力減退とかリストラとかに悩むオジサンの成長劇を縦糸としていたのに対し、こちらはゲストキャラクターである彼方少年を実質上の主人公として位置づけ、すでに精神的に完成されたヒーローである茉莉香との関わり合いを通じての成長劇としているところでしょうか。

 その彼方少年も屈折したところはあるものの、礼節の類はきちんとわきまえており、成長前の凹んでいる部分を好意的に捉えることのできる、よいショタキャラであったと思います。途中まで男装してる女の子だろうと思ってたのは内緒よ。

 そして、彼方少年の成長を象徴するシーンであり、クライマックスであり、サプライズであるw ロボット大変形に関しては壮大すぎる「これがやりたかっただけだろシリーズ」の匂いを感じましたともw

 あと、情報収集パートが相変わらずよかった。これは、ものすごく個人的な意見なのですが、僕はPCカタカタやるだけで情報収集するシーンというのが嫌いで、「ネットは広大だけど浅く、んなディープな情報がそうそう集まるわけねーだろ」というのがその理由なんだけど、その僕をしてなんとなく納得させられてしまうのがこのアニメのよいところだよな。

 これはきっと、組み立てがよいんだろうね。どこのセキュリティソフトが原因かまでは超高校級のハッカーに突き止めさせ、そのセキュリティソフトを作った会社の根っこにあるところは色々と繋がりを持っているのだろう弁天丸クルーが調べ上げる、と。合体オデットにしてもそうですが、キャラ毎にきちんと役割分担させ、見せ場を与えている。

 その間、どうしても絵的に地味になってしまう部分は「いつの間に作ったんだよ?」とつっこませる気満々のSD茉莉香劇場でもたせているのも好印象。

 そんなわけで、総括するとゲストキャラクターの成長劇を中心に、オールスターそれぞれの見せ場盛り盛りなサービス精神に溢れた作品であった、というところでしょうか。

 まだまだ原作ストックもいっぱいあることだし、ぜひまたTVシリーズで見たいものです。

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by ejison2005 | 2014-03-05 21:45 | アニメ