ここが薄味だよ! 仮面ライダー鎧武
 さて、1クール終了したところで鎧武のプチ感想なのですが、ダシは効いてるんだけどどうにも薄味に感じられるな~というのが僕の正直な感想。

 で、なぜそう感じたのかちょろっと書きとめてみる。


 主人公が普通人すぎる

 これはまあ、「ごく普通の少年が街をめぐる陰謀に巻き込まれる~」というのが本作の基本プロットであるから仕方ない面もあるのだけど、にしても、本作の主人公たる紘汰少年は普通すぎるな~と思います。
 お人良しで困った人を見捨てない人間なのはいいんだけど、それも晴人みたく特別な使命感があってだったり、火野さんみたく強迫観念じみているわけでもなく、五代さんみたく素で完成されてるからってわけでもない。単純にお姉ちゃんの教育が良かっただけってのが、キャラの強さとして消化しきれていない理由だと思う。

 いってみれば、紘汰少年には欲求が足りないんですよね。「どうしてもこうしたいんだ! 俺はこういう奴なんだ!」というのが今のところ感じられない。逆にミッチや戒斗さんにはそれがあるので、番組内の相対的な印象でもいまいちキャラが弱くなってしまっています。


 話が動き出してない

 ユグドラシルの陰謀を少しづつ探っていくという基本プロットも関係しているのですが、にしても話が動き出してないというか、スロースタートな印象を受けます。

 これは主人公のキャラを薄くする遠因ともなっていて、おそらく本作の見所はまどマギサイコパスガルガンと同様、「与えられた状況に主人公がどのような選択をするか?」という点にあるのだと推察されますが、いまだに主人公は「え? なにすればいいの? 今どうなってんの?」という状態だというw

 ニーサンも(圧倒的に有利であろう強化ベルトを入手してから)「そろそろ本気出す」宣言をしてくれてるので、近いうちにユグドラシルの狙いとヘルヘイムの正体は明かされるんじゃないかな~と思うのですが……。

 龍騎で例えると、今ってバトルロワイヤルしなきゃいけないってことすら明かされてないですからね。そう考えると、今までのって全部序章的なお話なんだなあ。


 殺陣がパッとしてない

 個人的に最大の不満点。

 エフェクトが地味だったりするのは別にいい(というかカブト辺りは控え目エフェクトで実にスタイリッシュな殺陣だったので使い方次第)のですが、どうも印象に残るバトルがないな~と思います。

 おそらく、本作の見所はライダーバトルになっていくのだろうと思うのだけど、現時点でそれは本格化してないから紋切型の怪人相手になんとなく新発売玩具を使用してる状態なんですよね。

 結果として、キウイはろくな活躍の機会を与えられず、ニーサンは力の底すら見せていないのにパワーアップしてしまったという……。

 また、ロックシードが気軽に入手できすぎてフォームチェンジにドラマ性がともなっていないというのも大きいんじゃないかと。マンゴーとキウイっていつの間に入手したっけ? となったのは僕だけじゃないと信じたい。

 友情の証とか、ロックシードの力が強すぎて装着できなかったけど精神的に成長したので使えるようになりましたとか、なんでもいいからそれぞれのロックシードにまつわるドラマがほしいものです。


 まとめ

 結論を述べると、もったいぶりすぎなのかなあと思います。一番根っこにあるのが「謎の小出し」で、それが「主人公の薄さ」と「本格化しそうでしないライダーバトル」につながっちゃってる感じ。

 1クール終了ということで、サラダやスープはもう味わったからここいらでガツンといきたい気分に、どう応えていくかが今の見所かなあ。

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by ejison2005 | 2014-01-06 21:27 | アニメ