ARIA レビュー
ARIA
天野こずえ先生原作の、大ヒットアニメーションです。
今日はその、DVD第2巻までを見ましたので、ついでにレビューをしようと思います。

ではまず、簡単にあらすじを説明しておきましょう。
時代は、遙か未来。
AQUAと名づけられた、水の惑星が舞台です。
そこで主人公、

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水無灯理が水商売のお姉さんを目指すというのが、大まかな流れです。
彼女達の住むネオベネチアという街は観光業が盛んで、日々の営みに疲れた者達が安らぎを求めて訪れます。
そんな彼らに癒しを与えるのが、彼女達のお仕事なのです。
う~ん、何だか急にアダルティに感じられますね。
ところで灯理は、驚きの15歳。
別に水商売じゃなくても、色々と問題のありそうな年齢です。
彼女の境遇が気になるところですが、4話時点では過去の記憶は一切語られていません。
おそらく、思い出すのもツライ過去なのでしょう……。

そんな彼女を引き取ったARIAカンパニーの社長が、

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このUMAです。
はい、皆さんも色々思われたと思いますが、ここはあえてスルーしようと思います。
まあ、最初に言ったとおり遙か未来のお話ですので、きっと品種改良されて知能の発達した特殊な猫(?)なのでしょう。
そう考えると、この猫(?)を見る目も変わってきますね。
よくよく考えたら、こいつは小規模とはいえ水商売のお姉さん達を束ねる会社の社長。
おそらく、世の中の吸いも甘いも熟知しているに違いありません!
この顔も、猫(?)だからこんな風にデフォルメされていますが、

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擬人化すると、こんな感じなのではないでしょうか?
社長の話題は置いといて、まだ修行中の身である灯理を指導しているのが、

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こちらの女性、アリシアさんです。
こう見えても彼女はAQUAで水商売をする人々の中で、3本の指に入るスゴ腕です。
彼女もまた、人生の裏街道を知り尽くした者の1人という事ですね。
アリシアさんは灯理が自分と同じように、

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未来が舞台にしたって時代を先取りしすぎなファッションのストーカー男に付きまとわれたりしないよう、影となり日向となって見守っているのです。

そんな灯理の友人は、この2人。

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老舗の水商売人見習いの藍華と、

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新興勢力「オレンジぶらねっと」で水商売人見習いをしているアリスです。

第3話「その透明な少女と…」では、そんな彼女達の打算にまみれた友情が展開されます。

この話はアリスの初登場話で、ある日の早朝灯理と藍華が水商売の修行をしていたところ、いきなりアリスが割りこんできます。
ちなみにAQUAで水商売を営む者は手袋で格付けを決められていて、灯理と藍華は手袋1個、アリスは2個。少ないほうが格上です。
が、普通に技術で敗北する藍華。
この時、彼女の瞳が僕には光って見えました。
そう、新人潰しを企み始めたに違いありません!
実力のある新人は潰される。それが、裏の世界の掟(多分)です。
藍華は早速、勝負を持ちかけました。
手っ取り早く負かす事で、自分に対する敗北感を植え付けようという配慮でしょう。
もし負けたら自分が敗北感を抱く事になりますが、とりあえず深い事は考えていないようです。
しかし灯理が、

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花を摘みたいと言い出し、勝負はお流れになってしまいます。
このシーン、灯理の天真爛漫さを表現したシーンに一見すると見えますが、真相はそうではありません。
恐らく灯理はアリスの才能を見抜き、潰すよりは懐柔して自分の手駒にした方が良いと判断したのでしょう。
生き馬の目を射抜くような街、それがネオ・ベテチアです。
タイミングも逸脱ですよね。
自分の隣に、いきなり新人を潰そうとする粗暴な人間が配置されているおかげで、相対的に良い印象をアリスに与える事が出来ました。
社長やアリシアさんの様な裏の世界に精通した人間ならともかく、アリスは技術があるといっても所詮14の小娘(灯理も15ですが、気にしてはいけません)アッサリと陥落され、灯理の事が頭から離れない状態に。

この女、堕ちた!

機は熟したと見たのか、灯理と社長は街中でアリスに接触します。
しかも、例のストーカー男にわざと絡まれ、偶然の出会いまで演出してです。
とある小説で読んだのですが、そういったドラマティックな出会いを自演するのは工作員の基本戦術だそうです。
皆さんも、運命的な出会いがあったら工作員の可能性を疑ってください。
閑話休題。
アリスはこの工作に簡単に騙され、灯理の仕事っぷりにイチイチ感激し、

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ついには、顔を赤らめながら灯理の方を見るまでに。

この女、やはり堕ちた!

新興勢力期待の新人が、ARIAカンパニーに篭絡された瞬間です。

この様に、ハートフルな心温まるお話に見せかけた人生の裏街道を描き出す意欲作「ARIA」。

皆さんも是非、お楽しみ下さい。

それともうひとつ。


分かっているとは思いますが、ネタですので!
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by ejison2005 | 2006-04-28 00:54 | アニメ | Comments(2)
Commented by ミスタ at 2006-04-30 05:54 x
水商売…その発想はなかったです。
たしかに灯理には「実は計算してんじゃねぇの?」と思わせる場面が多々あるので、水商売のお姉さんの仕事をしても歌舞伎町辺りでナンバー1になれるような気がします。
Commented by ejison2005 at 2006-04-30 21:24
「笑いをとる事、その点に関しては僕は必死だ…」
灯理が計算づくの天然だと仮定すると、一気にこのアニメは感想が変わってきますよね!
まあ、そんな味方をするのは僕くらいでしょうが。
いや本当、歌舞伎町辺りでナンバー1になれそうです。