週刊少年ジャンプ 13年 08号 感想

 ナルト

 ビー様と一緒にガチバトルして十尾を抑えきれず燃料切れになった九尾のチャクラを分けられたモブ忍者達の奮戦で今度は十尾を抑えられるというのはなんかこう、エネルギー保存の法則に抵触してそうな感じがするんだけど、出力方法の違いって考えればよいのだろうか。一応、エネルギー分け与えられた本人達のチャクラも乗っかってくるわけですし。

 それに何より、主役であるナルトをキーマンに位置付けつつこの戦いにおけるテーマである「忍連合軍の術」を強調する作劇になっているのが良いですしね。オラに力を分けてくれー! の元気玉方式は他漫画でもしばしば出てくるわけだけど、その逆というのもまた新鮮さを感じられて良い。

 難点を挙げるとするならば、途中でシカマルパパとイノパパのちょっといい話を挿入してテンポを崩してしまっているところでしょうか。特に心も動かされないし。
 いやまあ、ラストの繋がり云々の問答へ繋げたいからというのは理解できるんだけど、そもそも決戦中に問答してんじゃねえよという話だしなあ。


 暗殺教室

 はあ……ハァハァしながら頬を上気させるビッチ先生とヤりたいじゃなかった殺りたいと懇願するビッチ先生超可愛い……。

 ビッチ先生の作戦もシンプルながら彼女自身の努力と成長を感じさせるものでしたしね。例えば、うちのコメント欄だと「生徒の手を借りるのでは?」という予想もあって、それも確かに正解手だと思うんですけど、こちらの方が殺せんせーの語っていた「苦手と克服」というテーマにそぐわっていてより高級な作劇となっている点に注目したい。

 ロヴロさんのキャラ描写もよかったですね。終始一貫してビッチ先生が無能なんじゃなく向いてないからやめさせようとしてるだけで、そのビッチ先生が努力によって苦手を克服してるのを見るや否やきちんと認めているというのがよかった。ベクトルは少々違えど、彼もまた殺せんせーであるのだと思える描写。

 あと、ラストのオチも良かったw 殺せんせーはなんて男気のないやつなんだw


 トリコ

 いや、ニタァアとか笑ってますけどライブベアラーさんあなた狩られる側っすよwwwユダさんの「身の程を…」という台詞も美食會というかむしろあなたにかけられてるくらいの勢いっすよwwwww
 しかしまあ、せっかくトップレベルの料理人(トップレベルの武闘派の意)が集まっているわけだし、美食會幹部のうち一人か二人は彼らによって抑えてほしいな。その過程で、ライブベアラーさんとかライブベアラーさんとかが犠牲になれば美食會の恐ろしさも強調されるわけだし。
 どうせこの先、グルメ界入りするならば料理人達の大半は使い捨てみたいな状態になるのだろうし、無駄駒を残すくらいならば華々しく散らせちゃっても面白いんじゃないかと思う。

 一方、スター様との緒戦は四天王三人がかりによる必殺攻撃を難なくいなすスター様という構図で、スター様のすごさを強調しつつトリコ登場によるワクワク感を増していたかと。
 それにしても、ポイズンサウンドアーマーって何をどうやって毒飛ばしたんだろうか。


 ソーマ

 げえっ! 野郎の裸エプロンかよ!? その上来週はその野郎がエクスタシーしやがりそうなのかよ!? 何でや! そんなん求めてないんや!

 それはさておき、宴会描写はまさに楽しい宴会でしたね……という感じで、本当にただただ楽しく酒飲んで飯食ってるだけなんだけど、学生宴会のバカっぽさと楽しさがよく出てたと思う。
 特に、ジャーキーやかきあげを称えてるシーンがよかったですね。ソーマスゲー描写が続いて同級生に腕の良い奴が出てきてませんでしたし。彼らはこれからソーマの仲間側になっていくのだろうから、ここで出した料理を通じてキャラ立てしつつ好感度ageしておくのはよい判断です。

 それにしても、この食材達は前回どこへ雲隠れしていたのだろう……。全部彼らの持ち出しなのだろうか。


 スケットダンス

 今回は等身大の問題を等身大の解決策で終わらせていて、スケットダンスのイイ話にしては珍しく上っ滑りすることなく楽しめたと思います。


 ハイキュー

 うん、ゲームしているなあ。

 手の内を全てさらけ出して、なおかつそれに慣れさせないために色々と手を打つっていうのがいいんですよね。すごく考えて試合をさせている。そこら辺の単純な努力友情勝利ではなく、きっちりと戦術練ってるところが「バレー漫画でありゲーム漫画である」という僕のこの漫画に対する印象へ繋がっているのだと思う。

 あと、以前にも書いた通りいまいち立ち位置がふわふわしている月島君は名前通りに日向君との対となるキャラクターとしてデザインしていたのだなあ。それを踏まえると、今までパッとしない活躍に終始していたのもこの立ち位置を強調するためだったのだとも思えてくる。

 そういった諸々を盛り込みつつ伊達工戦のメインテーマである旭さんの復活劇へしっかり繋げてくるあたり、やはりこの漫画は話巧者である。


 斉木楠雄

 燃堂君を襲う決意した時の表情がとてもとても良かったです。デスノート使う決意した時のライト君みたくなってるぞwww

 記憶消去能力に関しちゃ、正直よく分からなかったなあ。それをやると記憶も一日前の状態に戻るんじゃないかと思うし、本来死んでるはずなのを時間逆行で生き延びさせるというのもホラーテイストに感じられて怖い。そもそも、アンテナ外してない状態なら死なない程度の手加減もできるはず(だよね?)だし。
 素直に、軽く叩くと一分くらいの記憶を消せるという能力でも良かったんじゃないかな。

 まあ、形はともあれ前以上に懐かれるというオチはいつもの爽やかさ。神様の粋な計らいということで二重にオチも効いているし。


 アルベリーとアワレな悪魔憑き(読み切り)

 AKABOSHIの天野先生による読み切り……なんだけど、連載経験者とは思えないほどの圧倒的なつまらなさで逆に驚かされる内容となっています。

 AKABOSHIとはまた別のベクトルなんですけど、とにかくこの人は主人公に好感を持たせようとしないよね。何か縛りでも己に課しているのかと疑うレベル。本作でいうと、主人公が手にした力で浮かれるのはまあ、精神的成長劇に繋げるための必要な一手であるとして、愚か者にした意味が全く分からない。
 例えば、時をかける少女なんかでも主人公はおそろしくくだらないことに能力を乱用するわけですが、あれは降って湧いた力で主人公に何のリスクもないからそうしてるわけですからね。寿命五年という恐ろしく重たい制約が課されていて何故そんなくだらないことに能力を使いまくるのか。ひたすら読者の共感を削ごうとしているとしか思えない。

 まあ、文句ばかりいっても仕方ないのですが、こういった展開にしていきたいなら悪魔の目的を「人格悪化させた主人公の魂回収」という設定にして主人公には「ノーリスクで能力使いたい放題」と説明させ、ラストの成長劇へ繋げた方がよほどスムーズだったことでしょう。

 とにかく、主人公を無駄に嫌わせないよう心がけるべきだと思う。


 銀魂

 テイルズオブるから怒涛のゲームネタの数々がすごく面白かったです(小並感)。

 しかしこれ、面白いには面白いんだけどアニメ化する時どうするってんだw


 キルコさん

 バレットさんのキャラを固めつつこち亀のボルボ宅拝見的なトラップハウスネタ。設定が設定だからボルボ宅ほど非常識トラップで笑いをとることはできなかったけど、代わりにちょっといい話ネタも挿入したりできたし、おさげ髪のキルコさん16歳が可愛かった。


 スーパーヒーロータイム


 ウィザード #19

 いやいや、手紙を検閲するのはまあ状況的にしょうがないとして、そういうことならさっさと渡したれよw 前回から引き続き、本当にコミュニケーションを取ろうとしないなあ。マヨネーズとはすぐさま和解したけど、それも前回ちゃんと聞かせとけばよかったわけだし。

 ラストの身も蓋もない解決策とその拒否に関しては、さすがにこれだけだとマヨネーズが戦う理由もなくなってしまうのでまだ何か裏に隠してあるんですかね。

 とにかく全体として、正直あまり完成度の高いエピソードではなかったと思う。

 あと、クリスマス回もそうなんだけど「希望」という言葉を安易に使おうとしすぎて台詞回しがものすごく不自然なものになってるのは改善を期待したい。そこまで強調しなくてもちゃんと小さなお友達は理解してくれるよ。


 ゴーバスターズ #47

 想像を遥かに超えた濃厚なBLオチだったバックアッー! 前回ヒロムにトドメを刺さなかったのはだからなのねん。

 しかし、従順よりもツンがいいとかエンターさんはマジで面倒臭え趣向してるなあw その辺も含めて、人間に近づいているということなんでしょうけども。ヒロムとはこのような結びつきになったわけだし、ワンチャン和解エンドとかあり得るのだろうか。それか、おそらくヒロムに仕込まれているのだろう最後のメサイアカードが暴走してラスボス化し、エンターさん含めた面子で立ち向かうとか。
 そうやって考えて行くと色々な広がりがあるし、好手と呼べる一手であると思う。何よりヒロムのヒーロー性が強調されるからね。今週ギャグ担当だった分w


 スマイルプリキュア #47

 ピエーロ様のお話最後まで聞いたげてよぉっ!

 天然の恐ろしさというべきか、みゆきちゃん二回もまだ言いたいことありそうなのを不意打ちビームしよったで……!

 お話としては、ひたすらピエーロ様のすごさと作画班の頑張りを強調するバトル回でありながらも、これまで助けられる一方だったキャンディが今度はプリキュアを救い、逆転へと繋げるという構成が王道的でかつ、友情第一というスマプリ側の主張にも繋がっていて良かったと思います。

 ピエーロ様の正体が純粋な悪意の塊だったというのは、それこそウルフルンさん達の時みたく「物語にはバッドな要素も必要」ということで受け入れ救ってやるという展開に繋げる算段なのかな。ここまでくると、気持ち良く消滅させてやってもよいだろうけど。

 ともあれ、一年楽しませてもらった総決算を期待したい。

 あと、強化変身のアレはどう見てもウルトラマンだよなw


 聖闘士星矢Ω #41

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   |l    | :|    | |             |l::::   奮戦してるはずなんだ……
   |l    | :|    | |   ''"´         |l::::

 か、勝ったと思うなよ……メディアさんの元ネタ的にロクな目に遭わないことは確定してるんだからねっ!

 本編ですが、何やらウルフクロスに思い入れがあるような台詞も口走ってましたし、どうも命をメディアに握られてたっぽいし、本当は時貞さんってもう少し凝った設定があったんじゃないかな~と思わされましたね。それがどうして面白時間超人と化していたのだろう。
 栄斗の主張も時貞さん別にそんなことなじってないよという感じでしたし、本来のプロットだと過去に戻って云々~という感じの問答が存在していて、何らかの事情でそこを削らざるを得なくなったのじゃないかとか、すごくどうでもいい裏事情ばかり気になってしまいました。

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by ejison2005 | 2013-01-21 17:39 | ジャンプ感想