週刊少年ジャンプ 12年 51号 感想
 エヴァは来月1日の1000円デー狙いかな。普通に見に行くと2イゾルデはかかるし。


 新米婦警キルコさん(新連載)

 ヘイトの溜まる主人公は同じくヘイトの溜まるヒロインと組ませればいいのか、なるほどなーという感じの新連載。

 どういうことかというと、この漫画はいわゆる押しかけ女房漫画の変則型となるわけですが、この手の漫画の難点としてメインヒロインが嫌われやすいというものがあります。基本、彼女に何かしらの問題点があるから物語が形作られるわけでして。
 そして、状況の犠牲者たる主人公が何の変哲もない普通の人間だった場合、本当にただの犠牲者となって同情を買ってしまい、ヒロインにヘイトが向くという構図に陥るわけですね。

 が、この漫画の場合は主人公に意図してクズ属性を持たせることである種の自業自得な構造としている。これによって、はた迷惑極まりないキルコちゃんの暴走から生じる悪感情を抑えているわけです。

 もちろん主人公がクズ、ヒロインも暴走娘ではツッコミ役が不在となってしまうため冷静なコメントを送る上司も完備。しかも、彼は上司という立場上ツッコミだけでなく時にはブレーキ役を務めることもできますし、何なら今回やったみたく無茶振りによりお話を動かすことも可能です。一粒で二度三度と美味しい。

 このように、人物設定と各々の物語上における役割を考えるだけでもきちんと練り上げ、発展性を持たせていることが伝わってくる良質な新連載であると思います。

 大元(原型留めてないけど)にあるのは12年19号に掲載されたDOUBLE BULLETであると思うのですが、正直凡百極まりないという感想しか持てなかった当該作に比べると、良い方向へふっ切ったのではないでしょうか。

 唯一欠点があるとすれば、主人公の童顔が過ぎてとてもじゃないけど警察官には見えないことかな。中学生~高校生くらいに見える。ジャンプの年齢層を考えてあえてこのようなデザインにしたのだと思うんだけど、さすがに不自然だと思うな~。
 あと、何か彼の顔だけ藍本松先生みたいなタッチに思えるんだけどアシスタントやってたんですかね。

 キルコちゃんに関してはすこぶる可愛いです。

 ※ちなみに、ラブコメでよく主人公がラッキースケベに遭うのもヘイト調整の一環と見ることはできますね。


 トリコ

 露骨な全選手入場wwwww

 メンバーの中に、メルクに依頼出してた人とか過去のランキング話で名前の挙がった人が混ざっているのが嬉しくなりますね。栗坊なんかもそうだけど、過去にさりげなく出した名前をこのように活用してもらうと細かく読んでる人はニヤリとできます。しまぶー分かってんじゃねえか。

 で、やはりこのようにズラッと選手を並べられると、どいつが噛ませでどいつがダークホースでそしてタイラーさん今度はどんなブートキャンプやるんだろう? とか、予想するのが楽しいですね。
 個人的な予想としては、

 噛ませ……ザウス、節婆、ライブベアラーさん、ユダさん、千流、すみれ
 ダークホース……梅ちゃん、アッポロ

 こんなところでしょうか。
 我ながら面白みのない予想ですが、とりあえずランク上位で小松と交遊のある人物は噛ませフラグ立ってるよなあ。すみれも梅ちゃんと親族っぽいのでやばい。
 ダークホース枠としては、宇宙関係の伏線があったのでやはりアッポロさんは外せず、松竹梅トリオの因縁消化として梅ちゃんも何かしらの形で噛んでくると予想。

 描写としては、CM効果を通じてクッキングフェスティバルのすごさを描写したのは非常に上手かったと思います。例えばこれ書きながら見てるWBCの中継なんかも、合間合間でのCM効果はすごいものがあるだろうからね。ものすごい説得力だ。

 というか、そもそもこういった催しというのはスポンサーにとって宣伝などの旨みがあるから開催されるものだもんな。その視点から切り込むとはさすがしまぶー大人の仕事よ。


 暗殺教室

 この転校生は卑怯すぎるだろwwwww

 いやあ、なんかもうこのビジュアルと名前を出されただけで松井先生の完勝だわ。俺達降参するしかないわ。すごい転校生と銘打って自ら設置したハードルを舞空術で飛び越えていきやがった……。

 そんなわけで、あかねちゃんの血統に属する自立思考固定砲台ちゃんの登場ですが、かように出オチなキャラでありながら謎の発展性を感じさせる辺りが何とも松井節であるよなあ。
 それは祖先であるあかねちゃんで信頼を得ているというのもあるだろうし、作中でも進化する存在であること、そしてそれを強みとするキャラであることを描写し、「その先」を感じさせるからというのもあるでしょう。

 そういえば、自立思考固定砲台ちゃんにとってもう一人の先祖として、やはり電人HALが挙げられるわけですけど、人間ベースに人格を構築したあちらと違い、こちらは全くの無から生じた存在ということでどのような違いを打ち出していくかが、また楽しみなところですね。


 斉木楠雄

 相変わらずラストでさわやかな気分にさせてくれる~と段々この漫画への感想がテンプレ化してきている今日この頃ですが、今回に関してはネックレスを売りつけるあたりまでむしろ占いというものを積極的に肯定し、その効用を描いているところが良かったですね。

 そうそう、占いそのものは別に否定されるべきものではないもんな。悪徳商法と占いとは結びつきやすいだけでまた別口の話であるのだよ。
 実際、僕も街頭で手相見てもらったことがあるけど結構話も上手くて面白いもんね。一回くらいは体験してみるのも良いと思うよ。


 ナルト

「じゃあ…」
「もちろんいつでも…神威で出てこられる」(そして向こうにカカシのガキがいることでオビトってやつは神威での回避が出来なくなる!)
 シュルルン! 「九尾に礼を言っといてくれ」(キリッ)

 カカシ先生ェ……あーたはいつでも出てこれるんだからしばらく向こうで回避を封じといてくれってばよ……。
 オビトさんも分かった上で吸引するほどアホの子じゃないだろうし、せっかく作った必勝の形を自分から崩してどうするというのだろうか……。

 あと、腹パンしてないで雷切なりクナイで刺すなりしてればゲームセットだったよね。よしんば心情的にトドメを刺せなかったとしても戦闘続行不能くらいにはできたよね。確実に。


 ニセコイ

 いつかコレを取り出す方法も見つかるかもしれねぇけど~というフレーズがどうにもミスマッチで気になっちゃうんだよなあ。このペンダントは古代遺跡から見つかったオーパーツか何かで鍵屋のおっちゃんは古代知識に長けた偉大な研究者か何かなの? という。

 その気になったらいつでも「方法が見つかったぞ!」と言わせて新展開に持ち込めるように~という考えなのでしょうが、もう少し自然な形にはできんものか。この漫画は万事がそんな感じ。


 ハングリージョーカー

 確かリンゴ食べるとニュートンが得たのと同じ知識だけでなく、それを操る力まで得られるという話だったと思うのだけど、田畠先生の中ではニュートンって念動力の研究者か何かなのでしょうか。


 銀魂

 あのさあ……。

 はっきり言って甘えなんだよね。現代でも外れ率の高いキャラゲーで更にFC時代だというのに割と楽しめる出来だったハットリ君のボーナスゲームをネタに組み込んでくるとかさ……ぶっちゃけ身内ネタもいいとこじゃん? 不特定多数の大衆向けかつ少年向けの雑誌で、しかも新作劇場版まで予定されてる漫画のネタとしてそれってどうなのよ?

 所詮、類人猿は類人猿。霊長足りえないってことかなあ……?

 つまり、さ い こ う で し た 。


 恋染紅葉(最終回)

 主人公をあんまりにもあんまりな低スペ君にすると話の展開も惚れられる理由もその他諸々の描写も全てが不自然で作者にとっての都合良さ極まりなくなるぞ! 気をつけよう!


 スーパーヒーロータイム

 ウィザード #11

 う~ん、敵も味方も作戦行動に「え?」って部分が多すぎてどうにもなあ。

 まず、警察側は誰を騙すつもりでいたのか? ウィザード? ファントム? 前者はともかく後者は武力で応じるくらいのことはできないのか? という感じ。

 そしてファントム側は、うん……まあ……フェニックスさん何でそんな調子こいてんのか知らないけどがんばりなよ(´・ω・`)
 ガーゴイルさんもさぞかし困惑したことでしょうなあ。「え? あんたが消し炭にされた相手で特に対抗策もないのに俺にどうしろっていうの??」みたいな。

 あと、剣道少年のお父さんはもう少し何か対処する方法があったように思えるので犬死に感ぱない。

 この番組、大筋は良い話なんだけどそれら細部で損しまくってる感じ。


 ゴーバスターズ #39

 うおお!? 何この少年!? 動きが半端ないんですけど??

 ところどころ早回しなどで誤魔化してたのかもしれないけど、それにしたってこのハンドスピード、身のこなし、只者じゃないよなあ。演技には年齢特有の芋臭さがあるとはいえ、将来が楽しみな逸材だと思う。ひょっとしたら十年後の特撮界を担うかもしれないし、大事に育ててほしい。

 そんなわけで、少年の動きばっかりに目がいってしまったけど、エピソード的にもエンターさんの心情をちょろっと出したり、ヒーローと被救助者との精神成長話をやったりとなかなか面白いエピソードだったと思います。

 それにしてもあの少年、何者だったんだろう……?


 スマイルプリキュア #39

 敵の目録見は大概成就したように思えてならないけど、相変わらずスマプリらしい良いカオス回であった。みゆきちゃん可愛い。

 汚れに達するあかねちゃんもこう……興奮しますね。

・次回予告

 よしよし、月島さんかクソガムさんかは知らないけど良い仕事だ。そのままアメ公のことは記憶から抹消してしまえいっ!


 聖闘士星矢Ω #33

 脱がねえ脱がねえと思ってたら精神世界で脱ぎやがったwww

 そんなわけで、勝ち確演出が入ったらそりゃ勝つよなあという話。セブンセンシズ一番乗りは龍峰かあ。さりげなく骨折しても問題なく動けてることへの新規さん向け説明も入ってるのは嬉しい。

 パラドクスさんは、特殊能力で先達に勝ってるけど持久力と単純な戦闘能力で大きく劣る感じですね。まあ、カノンさんみたくギャラクシアンぶっぱを乱発されてもそれはそれで困るし。

 お話としてはそんなメンヘラパラドクスさんへの精神的成長も促しつつ勝利を掴んでるわけで、実に王道的である。

・次回予告
 らめえ! もっかい冥府への扉開いちゃらめえ! それ他はともかくあんたにはド直球の死亡フラグや!

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by ejison2005 | 2012-11-19 01:28 | ジャンプ感想