宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 感想
 書くよー。ネタバレ注意!





 さて、ヨウツベ等での公式配信があったとはいえそこは忙しい現代人。いちいちチェックしている時間など無く予備知識ほぼゼロの人も多いだろうし、僕自身もそういう人間なんだけど、それでもこういった映画へ足を運ぶからには心に期するものがあるでしょう。

 すなわち、往年の名ヒーローの……正確にはその二代目となるヒーローの大活躍をこの目に焼きつけたい、と……。

 で、この映画の何がいけないってその期待をものの見事に打ち砕いたことだよな(´・ω・`)

 何せ、途中経過が省略され、ほぼ必殺技を撃つだけの機械となってた二代目シャリバン・二代目シャイダー・初代ギャバンのゲスト出演組は言うに及ばず、肝心要の二代目ギャバンも最初の戦いを除けばほとんど一方的にボコられるシーンしかないというね。
 そもそも、上映時間のほとんどを変身前の状態で占めてしまっているわけで、一体全体、製作陣はどのようなジャンルの映画を撮るつもりで撮影したのか理解に苦しむんだぜ。

 また、ストーリーラインもいかにも不味かった。

 未熟な撃が成長し、ギャバンの名に相応しい男へ成長する脚本としたかったのは分かるんだけど、そのために選択したのが「幼馴染三人での三角関係からくる妬みそねみ」って、一体全体、製作陣はどのようなジャンルの映画を撮るつもりで(ry

 当然ながら、宇宙刑事本来のお仕事は地球とか地球とか地球とか宇宙とかの平和を守ることにあるわけで、そんなシナリオにしたから妙にスケールがせせっこましいわ「それは宇宙刑事としての覚悟といえるのか?」となったりするわで、なんだかなあ。

 一応、「親友といえど悪に走ったならば悪即斬」という感じで覚悟は描こうとしてますが、それだってどうも最期の描写を見る限りじゃ極限状況に加えて洗脳効果まで入ってたっぽいしね。自分の意思で悪人となった友を倒すのとはちょいと違う。うん、もうちょっと助ける努力してやってもよかったんじゃないかな……。あと煽ってた初代はどこでそんな情報仕入れたんだよ。

 参考までに、今週の仮面ライダーウィザードにおけるフレイムドラゴン回について触れると、あれは限りなく他人に近い知り合いを自分の境遇と被らせ、救っているからこそヒーローたりえているわけですね。
 それと比べると、こちらの映画は撃自身の問題を解決させただけ。だからヒーローっぽくない。宇宙の刑事っぽくない。

 基本、ヒーロー性というものは他者を救うことによって醸し出されるものなのです。


 えー、そんなわけでまずは特撮ヒーロー映画であることを意識し、ついでに描くべきヒーローの職務というか本質も考えてほしいな、と、そういう映画でした。はい。

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by ejison2005 | 2012-11-01 20:55 | アニメ