週刊少年ジャンプ 12年 43号 感想
 都合により、SHT感想は明日以降で。


 ハイキュー

 さすがはスーパーナチュラルボーンヒーロー日向君というべきか、ぶち当たってうじうじということは一切なく一瞬で立ち直ってました。

 で、今週の何がすごいってそれできっちりドラマを作り上げてることだよな。僕が想像していたのはこう、ショックでいじけちゃった日向君に影山君が喝を入れるとかそういう展開だったんだ。上げる下げるの理論でいいくと思ったんだね。
 何故そう思ったかといえば、基本的に物語は足りないところのある主人公がそれを補われるものだからで、この作品も根幹にあるのは一人じゃ飛べない主人公が相棒を得てそれを補われるものであることを考えると、その辺は分かりやすいと思います。

 しかし、今回はそれをおもっくそスポイルしてかつ、満足感のある物語を提供しているわけで、それができているのも驚き役にまわった面々がいい仕事をしているからだよな。
 特に白眉なのが日向君が笑ってる姿に皆が戦慄を覚える見開き(でいいのかなこれ?)のシーンで、直前までの絶望感溢れる流れから一挙に笑った姿へもっていったことと、絵で表現してみせた表情の良さで見事に目的を達成してのけている。
 つまるところ、主人公Sugeeeeeee! 以外の何物でもないわけですが、日向君がそもそも嫌味の無い性格であること、ネバギバ精神の持ち主であることをここまでの物語で強調していることに加えてこのお仕事で完璧に受け入れさせてくれています。

 その後に日向君が見出した打開策に関しては、これは完全にスポーツ漫画としてのお仕事で、土壇場でそれを見出した日向君スゲーをやりつつ「バレーにはこういうテクニックもあるんですよ」といううんちく的面白さを与えてくれています。

 他には、二回目のタイムアウトで励ましてくれるチームメイトに加えて現在日向君を封印中である犬岡君もすげえイイ奴であることが相変わらず気持ち良いなあと。
 まあ、犬岡君に関してはちょっと灰呂君的なウザさも感じるけど……w


 ナルト

 なんか今週だけ単独で読むと「任務で致命傷を負った主人公がしかし、ツンデレ世捨て人に助けられて修行を授けられ、その交流を通じて世捨て人の心を変えていく……」みたいな流れに見えるなーw

 そうならなかったのが脇役の脇役たる由縁なのでしょうが、いずれにせよこっからマダラさんが見せてくれるであろう煽りっぷりに期待していきたい。

 それにしても、オビトさんが大怪我したここって交通の要所であるが故に激しい戦いが繰り広げられてるってロケーションだったと思うんだけど、そんだけ人の出入りがあった場所でよく見つからずにいたもんだなw マダラさんも内心ではビクビクしてたんじゃなかろうか。


 暗殺教室

 扉絵の茅野ちゃん可愛い……!

 浅野さんはあれですね。「さあ! こっから転落するぞ! 来週以降に転落するぞ!」とばかりの調子に乗りっぷりですねw
 しかしながら、場合によっては強キャラとして君臨し続ける未来もあるのかなあ。何やら殺せんせーの秘密を知っていて、単なる学び舎提供者がそれを知らされているとも思えないし。

 でもまあ、やっぱり個人的には次週以降叩きのめされるネウロ展開を期待したいかな。ここまでこの漫画は(題材も題材なので)、基本的に更生させる方針でやってきたわけだけど、たまには後腐れなくやっつけてスカッとするのもいいじゃん。
 もちろん、やり込められて逃げ場を無くした後は変態としての本性を見せるのもワンセットでひとつw

 あと、冒頭の殺せんせー分身は明らかに会話が不可能となるはずなんだけど、これは松井先生のことだから分かっててやってるんだろうな。


 斉木楠雄

 灰呂君メインで笑いを取りにいきながらも、なんやかんやで感化されて手づから入場口作りを行ったこと、そしてそれだけに終わらずクラスメイトの皆も手伝いに現れるのがとてもとても良かったです。心が暖かくなった。

 重要なのは斉木君が常人の地平に降り、「協力して」入場口を作成したことだよね。
 先にやってた通り、超能力を使えば適当に読書でもしながら待つことも出来たわけですが、ここであえて能力を封じ灰呂君と正しい意味での共同作業をする道を選んだわけですよ。彼は。
 となると、先に見せた「超能力を使ってさぼる場面」も斉木君の心変わりを描写しつつ能力使用時のシミュレーションを行う意味で重要性を増してくるわけで、こういうところをさらっとやる辺り麻生先生は本当に巧くなったんですなあ。

 もちろん、台無し感に溢れたオチの秀逸さも忘れてはいけない。


 クロス・マネジ

 スポーツ漫画かと思っていたらリア充漫画だったでござるの巻。

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 あ、お話そのものは主人公の「教えることが上手い」という点を再度強調しつつ、ヒロインの心意気に打たれる話として大変よく出来ていたと思います。


 べるぜバブ

 「いや事情話せよ」というツッコミを最初から知ってましたということで華麗に回避し、多くの人が予想していたクソブラーさんオチを見せつつもベヘモット召喚でその上をいっているのがとても良かったです。
 普段の立ち位置が立ち位置なだけに、古市が男鹿に対して感じている劣等感とかが事前描写されてなかったのが残念ですが、それを除けば今週は期待された展開を見せつつその上をゆくなかなか丁寧な構成であったと思います。


 トリコ

 う~ん、これはちょっと騙されないなあ。随所にツッコミ所が溢れすぎている。
 ざっと思いついただけでも、

・肝心の「何をどう工夫したのか」がサイレント描写なのですごさが伝わらない
・料理人の皆さんは電話し終わったなら調理開始しろw
・召集された奴ら集まるの早すぎて殺せんせーも真っ青
・こんな滅多に使わないだろう食材を集められる卸売り商ぱねえ
・やっぱこれ配膳が間に合わねえだろ
・味追求してる場合じゃねえw

 とこのくらいツッコミ所が存在するという。他にも、三分間で蒸し上がる餅って一体? というのもありますが、これは元々こういった事態を想定された料理なのでそういう食材なのだろうと脳内補完。

 そんな中、謎のブートキャンプを始めるタイランさんがとても面白かったです。何か幸せな気持ちになった。


 リボーン

 珍妙な姿となったバミューダさんによる無双がシュールすぎるんだけど、これちゃんと真の姿とか見せたりするのかなあ。どうもこのデザインは、スッキリした姿こそ最も強いという鳥山イズムを履き違えてる気がする。

 久しぶりに見せた死ぬ気弾は、これまでの集大成という感じでなかなか感慨深かったかな。


 宇宙人と僕(読み切り)

 どことなくコマ同士の流れがぎくしゃくして感じられるのと、ツッコミの弱さが気になりますが宇宙人ネタから同人ゲームへと転がっていくのが意外性もあって面白かったです。一番良かったのはママと宇宙人とチュパカブラが流れるように合わせてボケるシーン。

 でもまあ、連載はちょっと。


 タカマガハラ

 ようやく作品固有の世界観が描写されたのと、当面の目標が提示されたことで割と意欲を持って読むことが出来ました。

 多分、川井先生はこれこそが描きたいことだったんだろうけど、だったらもっと早い段階……おそくとも三話くらいでこのイベントまで進むような構成にした方が良かったですね。宝くじの当選発表じゃないんだし、週刊連載で徐々に盛り上がることを期待するのは無理がある。

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by ejison2005 | 2012-09-25 02:57 | ジャンプ感想