週刊少年ジャンプ 12年 42号 感想
 よし貴様ら! ルールとマナーを守って楽しくハルトオオオオオオオオオ!


 クロス・マネジ(新連載)

 基本的な話の流れそのものは読み切り時と似たようなもんなのですが、主人公のキャラクターだけは随分と変えてきたなーと思います。
 相違点について述べてみると、

・無気力ダウナー系 → かつてはお前と同じ競技者だったが膝に矢を受けてしまってな
・ラクロスは頑張って勉強した → 競技者だったので最初からある程度適正あり
・部活やりたくない → 部活そのものはやりたい

 という具合。

 要するに、「何も持たなかった主人公がヒロインからそれを与えられる話」から「大事なものを失った主人公がヒロインにそれを与えられる話」へと様変わりしているわけですね。

 それが功を奏するかどうかはまだまだ始まったばかりでなんともいえませんが、主人公がどこへ進めばいいのか分からない状態から明確な目的を持つようになったことで、話そのものはぐっと展開しやすくなったんじゃないかと思います。

 もうひとつ、大きな変更点としては主人公がヒロインの言葉に従う動機を軽いものに変更してますが、これはその気になれば「そうだ! あんなんで従う必要はねえ! 直談判しよう!」→読み切り時と同じ流れにも出来ますので、今んところは気になんないかな。動機の強化なしに話を進めたら問題だけど。

 まあ、なんにせよ童貞は扱いやすいってことですね。ちょっと煽ればカードゲームの専門校へだって留学しちゃうぜ。

 あとは、読み切り時に懸念された「ラクロスそのものの面白さは描けていない(ルールすら不明)」という点をちゃんと克服できるかと、そもそも女子が競技する姿を描いてジャンプ読者に受けるかかなあ。

 前者はともかく、後者は分かった上で実験も兼ねてるだろうけどどうなるかね。


 暗殺教室

 僕も渚ちゃんに殺すと言ってクスッと笑われながら殺気飛ばされたい……!

 そんなわけで、今週はこれまで説明部分では存在したE組の蔑まれ設定について描写を深めつつ、殺せんせーとの出会いによってE組がいかに変わったのかという話だったかな。

 ポイントだったのは、前半部に蔑まれ描写を集中させたりとかではなく、烏間先生とビッチ先生の登場で一旦雰囲気を和らげてから最大級のイジメを行い気分が悪くなったところで救世主殺せんせー登場という流れにしていることでしょうか。
 これによって、烏間先生とビッチ先生がE組再起に貢献していること、そして何といっても最大の立役者が殺せんせーであるということが分かりやすく端的に描写されています。
 また、下げて上げて下げて上げて下げて上げてという具合に鬱パートとその払拭を交互に行う事でひとつのエピソード内に山と谷を複数構築し、読み手を飽きさせないようになってるのもポイント。

 あと、理事長に関しては初登場時に「なんだかよく分からないけど大物」という雰囲気を漂わせてたのが、いい感じにネウロベクトルの変態犯罪者臭を漂わせ始めてきたのがとっても懐かし嬉しいです。
 そもそも、この学校の設定はどうやっても荒唐無稽なバカ設定にしかなりませんからね。理詰めな大物にしてしまうと絶対にボロが出てしまいますが、変態の並々ならぬこだわりならばいたしかたなしとして問答無用で押し切れることでしょう。やれるやれる。松井先生ならいける。


 ワンピース

 SAD……サド……すなわち茶渡……だと……!?

 た……確かにこいつはただじゃ済まねえ……。トラファルガー・ロー……なんて恐ろしい計画を企んでやがるというんだ(ゴゴゴゴゴ

 は!? いや待てよ! そういえば今までマスターは常に“M”と表記されてきた。
 すなわち、製造されているのは……サド!?
 いったいどんな天ごもとい地獄絵図だというんだ(ゴゴゴゴゴ


 トリコ

 ライブベアラーさんの頼もしさは異常。

 なんというかこう、戦力的な意味でもネタキャラ的な領分でも頼れる兄貴然としてきたライブベアラーさんですが、何だか面白いお友達も呼んできてくれて存在感半端ないな。ココが瞬殺する程度の実力者なのに。

 そしてそんなお友達のタイランさんは、そもそもが毒料理という意味不明なジャンルの人間であることに加え、毒を扱わせたら右に出る者はいないにも関わらずグリーンレインの毒は完全に消し去れない遅延は容易だ(キリッ)という謎っぷり。よく分からんが流石はライブベアラーさんのお友達です。

 で、肝心の調理方法ですがとんでもなくストレートに物理的な方法できたなあ。
 これまず、材料が足らなくて困りそうなもんですし、繊細な特殊食材のくせにこんな短時間内での蒸し方で完成するんかいという気もしますし、作ったとして配膳はどうすんのという問題もあるし、このままだとちょっとどころではなく説得力が足らないぜ。


 斉木楠雄

 信じさせる証拠も存在せず、普通ならば失笑を買って終わりであろう霊視能力を用いて転校初日にこれだけ交友関係を広げられる辺り、鳥束君はタダ者じゃないと思うんだ。
 わざわざ超能力なんぞ身に付けなくともそれだけのコミュニケーション能力があれば間違いなく大成できるであろうと思ったけど、ラストのオチでなんとなく納得。

 ああうん、こりゃ無理だ。


 スケットダンンス

 窓破壊をあっさり容認するカーチャン豪快すぎワロス。


 ハイキュー

 スポーツ漫画であり、ゲーム漫画であるなあ。

 今回の練習試合、今までと違って明確に越えるべき目標であるとか克服すべき内面の問題とかは提示されてないですからね。だから純粋に烏野を攻略するにはどうすればいいのかという例示のひとつと、音駒がどういうチームなのかを描写するだけのエピソードとなっているんだけど、にも関わらずこれだけの満足感があるのは「レシーブを上達させるとこういうこともできるんですよ」というスポーツとしての描写と、日向君が徐々に攻略されていくゲームとしての描写をしっかり描けているからか。

 日向君だけでなく、月島君もしてやられたり逆に影山君がスパイク決めてみたりと脇キャラの動きも描くことでちゃんと集団戦やれてるのも良いですね。主人公が頑張ってる間、他は何やってんのーというスポーツ漫画あるあるな展開を頑張って避けている。また、そこで見せる動きも「バレーにはこういう動きがあるんですよ」という描写になってるからバレーそのものの面白さを描くことに繋がってるし。


 銀魂

 残念。シリアスパートに影響はしないのか。して欲しかったなあ~。なんてことないギャグエピソードからシリアスへ移行するのはこの漫画における定石ですが、今こそその定石を踏んでもよかったと思う。

 しかしまあ、ここでヅラと友誼を育んだことは後々になって活かすだろうし、何よりギャグエピソードとしてここ数週実に幸せな気持ちにしてくれたからいいや。あの将ちゃんに青筋浮かべさせる辺り、やはり真のリーダーはリーダーしかいなかったか……。


 こち亀

 スモールカー関連の話題から流れるように巨大ミニ四駆へ移行していく辺りに職人芸すら感じました。

 電気カーなんざでっかいミニ四駆みたいなもんということで、微妙に説得力あるのがまたw


 タカマガハラ

 自分専用の従順な嫁をいつでもどこでも呼び出すことの出来る能力……だと……?
 ええい! 即刻射殺せよ!

 それはさておき、立てこもり犯も人質も能力者であるという前提のもとに分析していたのはとてもよかったと思います。
 カッターの人や怒張美の人もそうだし先週もそうだけど、この漫画はちゃんと相手の能力を分析して戦うのがいいね。そこは立派に褒められる部分だと思う。

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by ejison2005 | 2012-09-15 06:32 | ジャンプ感想