仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE/特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 感想
 見てきたよー。

 ネタバレ注意!





 特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!

 いつもより豊富に使える予算でのアクションやロボット戦を楽しむための映画でしたなあ。去年のゴーカイジャーと路線としては同じ感じ。

 スポットを当てるのかと思ったカエルロボットちゃんについても、割とサラッと流して全編に渡りエネタワーを守るための作戦行動を描いてましたからね。後述するフォーゼに関してもそうだけど、尺の関係もあるから割り切るところをきっちり割り切った感じです。

 それだけあって、尺のうち七割くらいはアクションしてたんじゃないかと思える特撮アクション好き歓喜な映画であったと思います。普段は予算の都合なのか何なのかやらない俯瞰視点による殺陣とか、いつもよりド迫力でお送りするリュウジさんの怪力アタックとか、複数機で入り乱れるロボットバトルとか見所は実に多い。

 しかしまあ、何故この時期にスカイツリーではなく東京タワーモチーフなんでしょうね。普通に考えりゃどう考えても前者だというのが気になります。

 そもそも、エネトロンそのものが原子力を暗喩する設定であるわけでしょうし、それに倣うなら何かの含みを持たせていたのかなあ。ちょっと僕には分からん。
 ……単に許可と予算の都合だったらどうしようw


 仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!

 完全な悪役だったり、味方になったと思うや否や爆発四散したりとキョーダイン勢の扱いが半端無くひでえことになってますが、彼らの尊い犠牲によってお話そのものは「機械とも友情関係は成立するか?」という点へ集約させることに成功しており、完成度が高くなっていたと思います。キョーダインは冗談抜きで犠牲になったのだ……上層部からの無茶振り企画の犠牲にな……。
 うん、僕は見たことないからあれだけどキョーダインファンが怒るならそれは無理のないことだと思うってばよ。


・キョーダイン勢の皆さん
 そんなわけで、原典リスペクトが流行してるこのご時世で元設定ガン無視ーの悪役になりーのとギャバン超羨ましスな彼らですが、悪役としての存在感と説得力はなかなかのものであったかと。
 公開時はそこまでテレビの話が進んでなかったからあれだけど、要するにこれは立ち位置の違う賢吾なわけですからね。素生としてはコアチャイルドみたいなもん。賢吾と違って素体となってるのが強力な鉄人ですから、そりゃ強いのも説得力あるわという話です。
 で、その辺を考えると多分この人達、元々はキョーダインと大して関係のないオリジナルの悪人として設定されてたんじゃねーかなと思ったり思わなかったり。


・星心大輪拳の絆
 弦ちゃんを殺すことに定評のある寸勁アタックがゲストキャラとの友情を築くとは!
 しかし、流星は「星心大輪拳を学んだ者がこんなことするなんて!」と激しく憤っておられましたが、お前の親友はゾディアーツスイッチ押すし、お前自身も弦ちゃんにフェタリティかましてるしでむしろ星心大輪拳を学んだ人物でまともなのってインガさんだけなん……おや外に隕石のような光が……!


・「今夜は俺とお前で……ダブルアンガールズだからな」
 ※ただの通常アンガールズです。
 まあ、お遊び企画。アンガールズ先生ももうちょっとイイ目を見て欲しいキャラだったなあ。いやまだ終わってないんだけど。


・インスタント☆特訓
 ここはTVシリーズにおける選抜試験編を更にグレードアップしつつ、ライダー部員個々のギャグに特化した感じで日常描写スキーも満足できるんじゃないかというシーン。
 で、流星は特訓と名のついたものにはホアチャー! と叫ばずにいられんのなw


・「俺達は」「地球を守る」「十二使徒」「だ」
 フォーゼとメテオとウィザードは理事長達に酷いことしたよね(´・ω・`)
 理事長はそのキラキラネームが物語る通り自分第一主義の御仁であらせられるわけですが、それでも別にアッパラパーな人じゃないなと思わせる行動がこの映画では見受けられたと思います。
 というのも後から通して考えてみると、どうも理事長はキョーダインの目的を察していてその阻止に動いていたと考えられるんですよね。コピーホロスコープスの派遣といいラストのスイッチオンといい。橘さんと立神さんにインガさんを追わせなかったのも、おそらくそういうことなのでしょう。
 エクソダスのことも含めて考えるとオストレガシーと財団Xには繋がりがあったと考えるのが妥当だし、コピースイッチ(らしいですwikiによると)譲渡も含めて色々と裏設定あったんじゃないかな。

 でまあ、何が言いたいかというとTVでも謎スープ振る舞いイベントなんかで描写されましたが、理事長は自分の目的が絡まない範囲では善良なイイ人なんだなあと。
 その辺、ジェミニ編辺りでいかに普通の少年が妄執に取りつかれるようになっていったかを強調して描いていたら、現在の理事長に対する見方も変わったかなあと少し思ったりした。


・というわけでフォーゼとメテオとウィザードによる酷いこと
 MOVIE大戦でもそうでしたが、やはりフォーゼの真骨頂は数あるスイッチを使いこなしてのバトルにあるなあと再確認。あと執拗な爆熱シュートに少し笑った。
 フォーゼ、メテオ共に持ち得るギミックの全てを動員してのバトルなわけで、ぶっちゃけキョーダイン戦よりも個人的には盛り上がった戦闘でした。

 で、気軽にライダー名乗っちゃう新米に関しては、細身の造形であることも相まってなかなかアクションシーンが面白いことになりそうだなあと。それだけならダブルと大差ないわけですが、こちらは腰のヒラヒラで動きを付けれるのが大きいですよね。色々と印象的なアクションが作れそう。


・劇場版パトレイバーはっじまっるよー♪
 大鉄人17とは友達になりつつ、内部の警備ロボットに関しちゃ誤解が解けた後も思いっきりぶっ壊してるわけですが、少しだけフォローが欲しかった気はしなくもない。まあ、放っといたらこちらが死んじゃうのだけども。
 そして何より、何か仲間が増えたドーザー達のバトルも楽しめましたしね。予算がある時のキングとドーザーは輝いているぜえ。


・大鉄人17のじょーじょーゆーじょー
 宣伝では全く強調されてないけど実は自分の番組持ってる大鉄人17との友情がこの映画のテーマにあたるわけですが、wikiによると人間を庇護するべしとの思想を抱えていたらしい原典をリスペクトするかのような大鉄人の行動といい、映像的にも見ごたえのある弦ちゃんのダイナミックな救済といい、テーマとして持ちだしてきただけあって満足かつ納得のいく描写であったと思います。特にコズミックステイツはここのところ負けがこんでるだけに、映画で美味しい見せ場があるのは嬉しい。


・仮面ライダーフォーゼ メテオフュージョンステイツ
 これまで出会って来た人々や挙げ句の果てにはTVシリーズのラスボスまでもが協力して誕生するこの形態は、劇場を舞台に別に仮面ライダーフォーゼという番組の集大成として登場したという感じですね。各員にスイッチを渡すシーンは、これまでの積み重ねもあって非常に感慨深いものがあった。だから皆! ムスカの彼が入院してないことをつっこむなよ! きっとこの後滑って転んで頭を打って搬送されたんだよ!

 アクションシーンも、中の人がやりたかったのか何なのかやたら気合いの入ったホアホアボイスと共にステゴロ戦を演じてくれたり、ダイザーを使用しての大迫力カー(?)バトルを演じて見せてくれたりと、〆に相応しい出来であったと思います。


・大鉄人&仮面ライダー部大勝利! 希望の宇宙へ……レディーゴー!
理事長「あれ……私も乗っけてってもらえばよかったんじゃね……?」

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by ejison2005 | 2012-08-24 00:24 | アニメ