第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇 感想 上

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇

バンダイナムコゲームス



 書いてくよー。
 システム面と戦闘アニメに関しては、ほぼ破界篇の延長なのでそちらの感想を参照ってことで。
 しかし、新規参戦作品のアニメを見ると第1次からの参戦組がちょっと陳腐化して感じられてしまいますね。一応ところどころで強化は図られてますが、種勢なんかは根本的に頭身が違ってしまっていますし。

 というか、新規参戦勢がえらいスラッとしているのかな。SDというより小さめのリアル頭身という感じ。


 バランス

 まず、数字バランスに関しては良好な作品だったと思う。
 数字バランスというか、スパロボの場合はボスユニットのHPですね。極端に多いのはラスボスのガイオウくらいなもんで、他はせいぜいが五万~十万の範疇だったからさくさくと遊ぶことが出来た。
 ゲームシステムの関係上、ボスキャラのHPを多くしてもただただ作業量とプレイ時間が水増しされるだけなので今後もこの路線を貫いて欲しい。

 あとはSRポイントの取得条件かな。
 最初の方はバラエティを持たせようと色々頑張ってたけど、途中から明らかに力尽きて早期殲滅ばかりになってしまったのは残念。


 シナリオ(クロスオーバー)

 まず、ひと言だけいわせて欲しい。グレンラガンとは何だったのかと。

 いやまあ初参戦時に前半部分しか組み込まれなかった挙げ句、ようやく全部組み込まれたかに思えたサルファで何故か激龍神がオミットされるという仕打ちを受けたガオガイガーみたいな例もあるにはあるんだけどね。お前ら、Wでちゃんと再現されて良かったなあ。

 そんなわけでグレンラガンの扱いに関しては遺憾の意を唱えたいところもありますが、クロスオーバー部分は破界篇に比べて大幅に増量されたのが嬉しい。
 特に、ウィング、00、ギアスの三本はメインストリームとして要所で交差していましたね。終盤はそこへマクロスFも絡んでいった感じ。

 ただ、逆をいえばそれら以外の作品は基本的にいるだけ参戦or原作内で再現するだけといった感じで、かな~りクロスが弱く感じられたりしたのも事実。それでも、竹尾ゼネラルカンパニーを21世紀警備保障が買収しようとしたり、ローレライがブラックオックスの面倒を見たり、相変わらずグレンラガン勢とチェンゲ勢が仲良かったりはしたんですけどね。

 おそらく、物足りなく感じられてしまうのは「キャラクターの関係性によるクロスオーバー」は行っていても「設定レベルでのクロスオーバー」がウィングと00を除いて、ほとんど存在しないからでしょう。

 僕がクロスオーバーという点で最高得点を付けたいのがWなわけですが、思えば、あの作品は設定レベルで色んな作品が複雑交差してましたからね。それぞれの原作からやってきたキャラクター達が仲良くするのではなく、発祥からして既に同じくするキャラクター達として独自のスーパーロボット大戦Wワールドを生み出していた。
 出会ったキャラクター達が会話や行動で意気投合するのは当たり前、その上でそれぞれの世界観や舞台設定を悪魔合体させて、独自の二次創作として昇華させて欲しいっていう意識が僕の中で存在するのでしょう。

 ただ、連作形式である据え置きスパロボだと追加でやってくる連中がいる以上どうしても難しい部分があるし、忠実な原作再現が望まれている部分というのも確かにある。それに、そもそも参戦作品数が膨大だし。なかなか難しいところですなあ。

 スパロボ補正という点に関しては00ギアスという、原作そのものに問題がある作品を上手いこと受け入れられるものに仕立て上げてたのは見事だったと思います。特に、ifルートにおけるギアスは色々な点で救われていた。
 それというのも他版権作品のキャラクターから影響を受けたりなどして、原作で駄目だったところを矯正されているのが大きいわけで、「キャラクターの関係性によるクロスオーバー」という点では十分に満足のいく出来であったといえるでしょうね。


 シナリオ(オリジナル)

 火星に住めるんなら最初からそうしてくれませんかねえ……? (困惑)

 はい、そういうわけで色々と置いといてふっつーにEDで入植成功させちゃってる時点で、インサラウムの皆さんが侵略挑む必然性がどこにもないんですよね。いや本当、何がどうなったらその状況で全面戦争しようなんて考えるようになるんだぜ??

 このように根本的なところで矛盾に満ち満ちているシナリオだったために、インサラウム関連は正直ちょっと評価するレベルにも達していません。異世界の魔王がひゃっはー! と侵略戦争仕掛けてきたとかの方が、まだマシに感じられるレベル。

 本当、何だったんでしょうねこのシナリオは。全力で君は綺麗だったのか、はたまた絶望的に未完成なのか、とりあえずお前ら剣を捨てて交渉の席につこうな。

 ついでに述べると、ユーサーさんは五億人のニートをどうやって長期間に渡って食わせてきたんでしょうかね。五億人五億人と気軽に言ってのけるけど、日本人口の四倍くらいタダ飯食らいが存在するんだぜ?
 作中では次元の狭間に築いた間に合わせのコロニーで暮らしていたらしいですが、その中で五億人の人口を養っていたということは相応の社会制度、インフラ、経済などを内部で築いてたわけで……あの……そこでずっと暮らしていけるんじゃないですかね。聖インサラウム王国は既に再建されていたんや!
 よしんば、劣悪な環境だったとしても最初に述べた通り火星に移住すれば済んだ話だしなあ。やはりどうにもならん。というか今気付いたけど、そのコロニー内部の描写をゲーム中に挿入すべきだったんじゃないでしょうか。

 ガイオウ様も右に同じで、本人の目的が作中で述べた通りのものだったとしたら勿体ぶらず今すぐ話せとしか言いようがないですね。お前は世界を守りたいのかそうでもないのか、どちらなんだという。

 ドラマ面に関しては多分、今回のシナリオってプレイヤー部隊に追い詰められた敵が徐々に覚醒し人間的に成長していくような話をやりたかったのだと思います。思いますが、あんまり上手くいったとは思えなかったかなあ。

 まず第一に、それは悪役に求められる役割ではないという点。もちろん主人公の強化に合わせての物理的パワーアップなどは大事ですが、精神的な変化などは基本的に求められていない。
 彼らはゴール地点として、作品に一本芯を通すためにブレのない存在としてそこに在ってくれるべきだと僕は思うのですよ。
 実際、この再生篇でも「侵略する理由ないじゃん」というツッコミ所を生む温床になってしまっていますからね。僕がツッコミ入れたアホ設定の数々も、全てはユーサーさんの成長劇っぽいものをやるためのお膳立てだと考えられるわけですから。

 とはいえ、成長した悪役ってのもないわけではないんですけどね。例えばハドラー様とか。
 もっとも、彼の場合は悪役といっても最初からラスボスではなくライバルのポジションですので色々と事情が異なるのですが。所詮は中間管理職なので悪役サイドの基本方針を変えたりはしなかったから、彼の行動によって物語全体の流れが変わるようなこともなかったし。ユーサーさんと違って色んな意味で身軽だったわけですね。

 第二に、彼らの成長劇はあまりに~も主人公サイドとドラマ的な関わりが薄かった。
 これは特にウェインさんが顕著なのですが、基本的に機体越しに戦場で出会ってボコッてやることしかこちらはしてないんですね。
 そんな感じに極めて関わりの薄いところで、彼らは勝手に盛り上がって奮起したりとかしてるわけで独りよがり感が半端じゃなかったのですよ。
 言うまでもなく彼らは悪役で悪役のお仕事は主人公サイドを引き立てることにあるわけで、その職務を放棄して勝手に盛り上がられていてもちょとわずかに困ってしまう結果に終わるわけです。そんなに彼らを盛り立てたいのなら、彼らを主役にしたゲームを作れば良い。
 エスターちゃんにユーサーさんが話しかけるイベントの数々も、どうせなら人間状態で誘拐した方が会話劇も楽しめるしエスターちゃんに色々と影響を与えられたのにね。いかんせん、怪獣状態だったからエスターちゃんもふわふわとしか覚えてないし、ユーサーさんも道端のお地蔵に話しかけてたようなもんだよ。キャラの関わりがあるようで、ない。

 マリリンに至っては、一番大事な変化するきっかけとなったであろう部分が何故かキング・クリムゾンされているという。いやあの、そこを描かないと何の意味もないのですが……。

 アンブローンさんだけは、きっかけも描かれてるし版権キャラとも交流したしでマシな部類かもしれない。

 最後に、版権キャラをビビリにしたりなどのsage描写で敵をすごく見せようとするのやめてくれませんかねえ……。ウェインさん初登場時など、イライラがマッハでしたとも。しかも、でかい口叩いといてそこまで強くねえし。


 活躍ユニット達

 モヒカンZコの中でも、特に目立った戦績を残したユニット達。


 MVP賞

 リ・ブラスタR(ブラスタ)
 ブラスタEs

 主役とヒロインは伊達じゃない!
 というわけで、撃墜数的にも綺麗にワン・ツーTOPで文句無しのMVP。
 特にリ・ブラスタは使いやすいMAP兵器に加え、実弾装備とEN消費装備をバランス良く揃えているという主役ユニットに相応しい高性能さだったと思います。パイロットの腕も良い。

 ブラスタEsの方は実弾装備オンリーですがそもそも総弾数が多いのでやはり継戦能力が高く、修理装置も嬉しい使い勝手の良いユニットだったと思います。エースボーナス次第で低燃費の愛を使用出来るのも嬉しい。


 メイオウ賞

 蜃気楼
 ∀ガンダム

 外道ッ! 説明不要ッッ!!


 最優秀スーパーロボット賞

 真ゲッター

 エースボーナスで自軍トップクラスの打撃力に加え、養成可能な三人乗りパイロット。ユニット能力も高くて合体攻撃まで存在するのだから当然の結果と言える。
 戦闘アニメも乗り手に合わせて変化していく凝りようだったのが嬉しい。


 最優秀リアルロボット賞

 キングゲイナー

 流石キングは格が違った!

 弱点は宇宙適応が悪い点ですが、そこはスーパーロボット大戦。いくらでも補う余地はある。僕の場合、逆にフル改造ボーナスとエンブレムでのドーピング育成で宇宙こそ最も力を発揮できるユニットになっていたw
 ユニット性能面では強力なオーバースキルで基礎強化&分身が付与され、武装面でも二刀流に加えてオーバーヒートが復活し最大攻撃力・継戦能力共に強化されるという隙の無さ。
 パイロット能力も高いですしリアル系最高峰ユニットの一つだと思う。


 最優秀助演賞

 シャトル
 トライダーG7

 これもまた説明不要ですね。
 カスタムボーナスで気力低下無しの補給が行えることに加え多人数ユニット故の豊富なサポート精神能力を持つ神ユニットと、育成計画そのものに影響を及ぼす強力な固有スキル持ち。

 それにトライダーは強力な合体攻撃の一員でもあるので、普通のスーパーロボットとしてもなかなかの戦闘力を発揮することが出来ました。


 キチガイ賞

 ファイヤーバルキリー

 歌が通じる相手に対して問答無用の凶悪さを誇るのは元より、使い方次第では無尽蔵にSPを生み出して好き放題出来るという……w

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by ejison2005 | 2012-07-21 03:19 | ゲーム