週刊少年ジャンプ 12年 33号 感想
 ドラゴンボールの新作映画だって!? やったー!

 いやー、素直に嬉しいですわ。もちろん、脳裏には様々な不安要素が浮かんでは消えていくし、何で他の皆はブウ戦後仕様なのに王子だけお馴染のプロテクター着てんの? とかも思ってしまうけど、とにかく嬉しい。
 それに、今回は鳥山先生が自ら脚本に関わっているとコメントしてくれてますからね。期待もうなぎのぼりってなもんです。ワクワクもでかいぜ~♪

 ちなみに、好きなのはとびっきりの最強対最強~銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴辺りの話ですね。要するに、スーパーサイヤ人へと覚醒してからブウ編に至るまでの話が好き。


 スケットダンス

 「匿名掲示板に慣れてないなら~」から「裏サイトは凶器だ!!」の辺りで、学校でたまに配布されたりする「麻薬に手を出すとこんな風になって破滅するよ漫画」みたいな印象を受けました。

 これ、明らかにキャラクターの台詞じゃないんですよね。ネットに詳しくない割に自分は匿名掲示板に慣れてるというスタンスで話してるし、当の裏サイトが存在する学校に通っている人間が教育委員会からの出張講師が如き大局的視点で裏サイトの危険性を熱く語ってるし。
 ぶっちゃけてしまえば、作者である篠原先生の考えをそのままキャラに言わせてしまってるのが気持ち悪く感じられるんですよね。

 別にね、社会問題を絡めてエンターテイメントしようっていうのは否定する気ないんですよ。その手法を取った名作映画なんていくらでもあるし。例を挙げると、映画のアイアンマンなんて当時の情勢とかを照らし合わせればいくらでも深読みできるよね。

 但し、それで面白くしようとするならば、調べた内容をドストレートに垂れ流さずエンタメとして昇華させるという絶対条件があります。アイアンマンはあくまでトニー・スタークが正義のヒーローとして奮起する姿を描いたエンターテイメント作品であって、別にアメリカの軍需産業とかその裏の構図とかを描いた作品ではないのです。
 どうしてもそういう形式にしたいならば、それはもうノンフィクションとかルポ作品の領域になるわけで、インチキ占い師のエピソードなんかも併せて考えると、どうも篠原先生にはそこら辺の認識が欠けてるように思えるかな。


 ナルト

 急にイイ人になったー!? (ガビーン!)

 何でしょうねこの人。「お前とすごした数年間……悪くなかったぜ……」とか言いながら、サスケを庇って死にそうな雰囲気まで出してますよ。いかんせん、退場したのが何年か前のことなんで記憶もあやふやですが、そんな師匠的心理に到達するようなキャラだったかなあ。
 いやまあ、今さらこの人関連でゴタゴタされても困っちゃうし、いいっちゃいいんですけどね。

 あと、青崎橙子さん理論に当てはめるならば、大蛇丸さんって半ば目的を達成しちゃってるような気がしますね。もしくはスワンプマンか。
 もっとも、彼の場合は同一性やアイデンティティーを重視してるのかもだけども(それも既に失われてしまいましたが)。


 斉木楠雄

 漫画界あるあるネタにツッコミを入れつつ、オチで斉木君が自らボケて見せる話というところでしょうか。結局のところ、彼自身も常識からかけ離れたところに住んでる人間であることに変わりはないと。

 ところで、この能力を行使するためには斉木君がいずれかの状況でこれらの行為を実践するなり改変する必然性に迫られるなりする必要があるわけですが、他はともかく衣服の股間残しはどういう状況でそんなことになったというのだろうか。猛烈に気になるぜ。


 トリコ

 わざわざ助言を打ち切って戦場に臨んでも「まあ、何とかするだろう」と思わせる辺り、この漫画は四天王に対する信頼感が揺るぎないなー。作中での実力も頭角を現してきた若手ってくらいなのにね。「やめとけ!」「余計なことすんじゃねえ!」と読者に思わせつつ敵が完全体になる手助けをしちゃって、案の定手に負えなくなってたどこぞの野菜王子とはえらい違いだ。

 とりあえず予想してみると、多分言い忘れてた内容のひとつは「倒しても何らかの理由で食えない」って点じゃないですかね。じゃないと、こんな危険生物を野放しにしとく理由もないし。
 もうひとつはわからんちん。

 前半の会話部分に関してですが、前に四人集まった時は釣り競争でそれどころじゃなかっただけに、一旦雑談に興じる姿を見せて四天王が幼い頃からの友人同士であることを強調しとく狙いで入れたんですかね。その方が、会長のビデオメッセージにも有難みと深みが出るし。


 タカマガハラ

 最序盤のエピソードであるというのに、登場人物の誰一人としてスタンスを変えた人間がいないというのがいかもまずいなーと思います。主人公は元からこういう奴ですし、番長さんは別に負かしたのが主人公でなくてもこうしただろうし、唐突に出てきた敵能力者は常にラリッたままです。

 それはつまり、物語において必要不可欠な要素である精神的成長を誰も果たしていないということなわけで、それが故にとてつもなく平板な印象をうけるのでしょう。
 このエピソードでいくと、主人公は「襲われていた友人を助けるために」「謎の能力を宿してしまった右手で」「悪役を殴る」というイベントで精神的成長を果たす必要があるわけですが、

 「襲われていた友人を助けるために」……登場時からそんな場面あったら助けそうな男でした。

 「謎の能力を宿してしまった右手で」……不思議だなーと思ってたくらいでこれで殴ることに躊躇いを感じるような要素はありませんでした。てかこれで漫画描いてました。

 「悪役を殴る」……先週も殴りました。

 こんな具合になっちゃっているわけですね。
 この場合、友人を助けに行けないヘタレでも謎の能力に震えまくってるビビリでもいいから、何かこう葛藤を持たせるべきだったんじゃないかな。その葛藤を他者との関わり等によって克服してこそ、ドラマは生まれるってもんなのです。

 もしくは、水戸黄門形式で誰か困ってるNPCを助けて精神的に成長させてやるとかね。

 一応、先週は殴りたくないという葛藤中に兄の助言を思い出して成長し、悪役を殴るようになったという成長劇があったんですけどね。まあ、僕は読みながら「蹴れよ」と思ってたけど。

 あと、代理教師として来てる能力者っぽい人はんな危険な能力者がいるんなら野放しにせず何とかしような。


 ニセコイ

 銃持ってる子の変装姿がモデル並の美少女として描写されてるのを見て、担当編集者さんはもうちょっとマシなファッション誌か何かを資料として渡してあげてくださいと思いました。


 ハイキュー

 先週の旭さん関連を少々補強しつつ、菅原さんを成長させるためのエピソードかな。

 もちろん、最大の見せ場は旭さんが叫ぶところだし、それをもって彼の復活劇は完了を果たしているわけなんですけども、前半部分で明らかに多く尺を取ってるのは菅原さんですしね。

 で、一連の復活劇を順番に並べると、

 1.日向君達の手で成長させられた旭さんが西谷さんに詫び(みたいなの)を入れる
 2.それをもって西谷さんが完全復活しフォローを決める
 3.今までの出来事を思い出しつつ旭さんも完全復活しトスを呼ぶ
 4.日和っていた菅原さんもそれで決意を固め直す
 5.三人の復活劇が完了した証として三枚ブロックをぶち抜いての攻撃が成功する

 という具合で、何とも無駄なく繋がっているのが分かりますねえ。そして最後に、復活劇の火付け役となった主人公コンビへバトンが投げ渡されると。

 これで今回のエピソードにおける上級生ズのお仕事は終わったも同然なわけで、来週は彼らと下級生ズ+田中さんとの対決や、監督の采配なんかがメインになるのかな。監督のエピソードに関しては、練習試合まで引っ張りつつやりそうな気もするけど。
 この漫画のことだから、この試合はもうそんなに引っ張らないと思う。

 ところで、小さなツッコミ所ですがビブスはどっちか片方だけが着といた方が分かりやすいですね。白黒媒体だし。


 暗殺教室

 出たー! 教師漫画の定番「キレてる生徒」だー!

 いやあ、松井先生は本当に外さないですねw

 今週は、その前振りとして新キャラの彼がいないE組はそれなりにまとまりつつも不穏分子がいるという描写回でしょうか。そしてやっぱり、見所となるのは殺せんせーのキャラクター性。

 とりあえず、百億円の使い方に悩んでる女の子が可愛かったです。


 リボーン

 リボーンとツナが紡いできた関係性の終着点として、良いエピソードだったと思います。何やかんやで連載続けて七年だか八年、積み重ねてきたものを爆発させているわけですし。

 だから一番目を奪われたのはカラー扉の水着ユニだとか絶対に言っちゃいけないぞ! 絶対にだ!
[PR]
by ejison2005 | 2012-07-15 01:34 | ジャンプ感想