週刊少年ジャンプ 12年 32号 感想
 イゼルカント様の正体は、行動力のあるキチガイでした。
 うん、まあ、これで今までの意味不明なヴェイガン側の作戦行動にも、一本筋が通ってしまった印象を受けるのがなんともはや。キチガイなら仕方がない。

 あとは、何でそんなアホ思想を考えるに至ったのか動機付けが欲しいところですね。息子の死に際回想は、あれだとクローン人間の開発とかに着手する流れだし。流石に、動機付けをやらないってことはないと思う。そう信じたい。

 あと、「機体が俺についてこれない!?」ネタは、アムロさんみたく連戦連勝の御仁が言うからこそ意味があるのだなーと思いました。キオきゅん、負けが込んでるからね。説得力に欠ける。

 戦闘描写に関しては、いかにもなロボゲ脳だなーと笑うことしきり。特に、ビームガンでの零距離射撃が直撃したのに、装甲はおろかカメラアイにすら傷一つ無い辺りが。
 スパロボでのHP???表記でも狙ってるんですかね? MSの戦闘ってやつは、ビームライフルが直撃したら死に、サーベルで斬られたら死ぬ緊張感が大事だと思うんですが。

 どうでもいいけど、これ、ヴェイガンドワーフさんから見ればキオきゅんがイゼルカント様を色気で誘惑したようにアッー!


 タカマガハラ(新連載)

 んー、おそらく、主人公の背景から描写していくことにより、読み切り時と比べて感情移入しやすくすることを狙っているのだろうし、お兄ちゃん達が普通に良い人だったこと、学校の友達や殴り飛ばしたヤンキーさんも普通に良い人だったことで、読みやすさを増し、その狙いは一定の成功を収めていると思います。

 とはいえ、そのお兄ちゃん達が無駄に超人であることによって、まだ詳細な解説もされていない神業とやらの特殊能力感がいきなり薄れてるのが、何だかなあ。彼らの超人性に起因する一連のギャグもいちいち滑って感じられますし、常人レベルの格闘技チャンプとかではいかんかったのでしょうか。

 その方が、どうせやるのであろう神業持ちにお兄ちゃんがボコられ、主人公が覚醒するというイベントの際、常人に対する神業持ちの優位性を分かりやすく伝えられると思いますしね。


 トリコ

 捕獲レベル100って弱くね? 前にトリコがグルメ界入りした時に戦った奴らの方が強いの? と思ったけど、ああ、これまでレベル100だったのは推定で、こっから正確な数値を計測するのね。

 それはさておき、これからグルメ界を中心に物語を展開するにあたって、そこに存在する生物が人間界にとっていかに驚異的な存在なのか、改めて強調するのはナイスだと思います。それだけ、グルメ界で活動してる人々やこれから挑戦するトリコ達が規格外であることが、分かりやすく伝わってきますからね。

 ところで、三百億人以上の大難民と、それを食わせるだけの備蓄食料やその輸送手段があるというのは、よくよく考えたら凄まじいことをしていると思いますが、それを普通に受けいれられる辺り、この漫画は独自世界観の構築に成功してるよなー。IGOなら確かに、それくらい何とでも出来そうだもの。
 個別記事の再生篇感想で詳しく書くつもりだけど、五億人のニートを長期間に渡って食わせてたインサラウムさんも、IGOに食料供給してもらってたんですかね。


 ワンピース

 ブラックキャット主人公トレインが服に付けてた謎ドーナツのように、何らかの装飾品なのかと思いきや、普通にハンバーグだったのかよ。
 これが彼の能力によるものだとすると、ロウが苦しんでたのは謎だよなー。実はものすごくメンタル弱くて過去の嫌な思い出に悶え苦しんだか、さもなくば、何らかの理由で自分の心臓でも抜き取って献上してるんですかね? で、ヴェルゴさんが懐中にそれをしまっていると。

 で、今回の黒幕はドフラミンゴさんかあ……。
 正直、七武海であるローさんと同盟を結んでいて、ジンベエさんともドラフト契約を結んでいる現状だと、あんまり凄味が感じられないなあ。四皇を蹴り落とそうって計画なのだし、四皇の誰かとドフラミンゴさんが更に繋がってでもいるんですかね。

 ところで、前々から謎だった「無機物にどうやって悪魔の実を食わせたのか?」についてですが、マスターさんがそれを可能な技術者であることが判明したわけで、その辺も今回のシリーズで語られるんですかね。


 暗殺教室

 先週に引き続き、根底に存在するのは通常の教師漫画におけるテンプレート「生徒の挫折とそれを立ち直らせる先生」というプロットなのですが、それを実行する先生の圧倒的個性によってこの漫画独自の面白さを抽出している、という感じ。

 そんなわけで、むしろ今週主役と呼べるのは投手志望の杉野君であるわけですが、彼のキャラを立たせるついでに、殺せんせーが野球好きである、という設定も付加されましたね。四川までマーボー食いに行ったりと、人間文化を満喫しているのが伝わってくるので、その辺が見た目のゆるさと合わさり、ネウロよりも親しみやすい感じを与えてくれている。
 まあ、ネウロの場合は逆にあんまり親しみを感じてはいかんキャラなのですが、同じ人外系でも色んなアプローチの仕方があるものです。

 それと、本編全然関係ないけど、暗殺方法をふたつ考えてみたよー。


 ~特製暗殺弁当~

 渚ちゃんでも茅野ちゃんでもいいので、まず手作り弁当を先生にあげる。
 無論、怪しさは大爆発だから初回で成功するはずはないのだが、そこを逆手にとり、初回はむしろ何も仕込まずに真っ当な手製弁当を用意する。
 そうやって真っ当な弁当を何日かに分けてプレゼントし、油断したところでミートボールやシューマイなど、ひき肉を使った一口系おかずにBB弾を一発だけ仕込んだ弁当をプレゼント。油断したところでの爆殺を狙う。

 採点:そもそも弁当あげた時点で策があるとバレバレです。わざと問題を起こして先生に怒られ、詫びの印としてプレゼントするなど、極力不自然さを無くす工夫が必要でしょう。


 ~古来からのイタズラアタック~

 黒板消し落としの要領でBB弾をドアに挟み、暗殺を狙う。

 採点:先生は先生でも、はたけカカシ先生を殺すためのアイデアになってる気がする。


 ナルト

 世間体を気にして、「どっしよっかなー本気出してもいいけどみっともないよなー」となってるマダラさんがちょっと可愛かったです。マダラさんも人の子なんだなーと思った。
 こんな彼でも、エロ本を真面目な本に挟んでお会計に出したり、周囲の目をひとしきり確認してからビデオ屋の18禁コーナーのれんをくぐったりした経験があるのだと思うと、胸が熱くなるな。

 友達とラーメン屋に入った時は、「どうしよ……食い足りないけど他の奴らは満足してるみたいだし、俺だけ替え玉したら笑われるかな……」とか考えてたんだよ、きっと。


 黒子

 あまりに早い試合展開とボコボコぶりに、まさかあの流れでまた黄瀬をかませにするの? と少しビクビクしましたが、ラストで納得。ううん、今週はいいように踊らされたなー。すっかり手玉に取られちまったぜ。

 しかし、全キセキの技を使えるってことは、ひょっとして赤司の能力って本人より先に黄瀬が披露してくれるんですかね。まあ、そもそもの話、ビデオを探すか黒子に聞けばいい話なのだから、別にどうってことでもない気もするけど。


 ハイキュー

 先週予想した比較検討によるものではありませんでしたが、しかし、今週はリベロの凄さをしっかり描写しつつ、ドラマを展開しきって見せましたね。リベロというか西谷さんが凄いのだという感じですが、とにかく、通常なら相手の得点で終わってしまうところを繋ぎ、チャンス継続してくれる役割なのだと思えた。

 ところで、あのモップは一体どういう経緯で停学に繋がってたのかと思ってたら、思ってたほど関係はありませんでしたねw
 まあ、モップに八つ当たりしたところから端を発してるわけだし、菅原さんが接着剤で繋げた壺を大事に抱えてても仕方ないかw


 銀魂

 このシリーズのシリアスパートは、そもそも操られてるだけで、オビワンさん自体に落ち度はないという点で、説教臭さが無いのが読みやすいなーと思いました。


 こち亀

 僕のところだと、ノートにパラメータを書いて、六角鉛筆に1~6の数字を書きこみ、それを転がして出た目によってバトルするのが主流だったかな。バトえん形式。


 パジャマ

 リア充爆発する前に、駄目になった夕食の代わりに焼き鳥屋台をチョイスするそのセンスは高校生としてどうなのだろうか。これ、明らかに濱田先生が焼き鳥食いたかっただけだよねw


 スーパーヒーロータイム

 フォーゼ #42

(OMO)「結局生き残ったのは私……え? 寝かされるだけだったの? マジで??」

 ダディは犠牲になりそうなのだ……。まあ、コントでフォーゼと友達になっててくだしあ。

 そんなわけで、バルゴことタチバナさんこと江本教授が故人となられるエピソードでした。南無~。
 まあ、経緯はよく分からんし、教授が最期に残したジェリドっぽい台詞によって大穴の「歌星=悪人」説も浮上してきてるけど、とにかく殺人は殺人だし、色々と悪さもしてたんだろうしね。その罪を償いつつ、謎を残して終盤を盛り上げるという事で、死亡による退場は妥当だったと思います。難点は、場所が分かるにしたって橘さん達が来るの早すぎなところくらいでしょうか。

 また、今回の退場劇によって、理事長のキャラも随分と深みが増しましたね。友情がテーマの作品で、ついにラスボスは親友を失い、完全に孤立してしまったわけか。
 元宇宙飛行士でもあることだし、「宇宙じゃ人は一人で生きられない」みたいな話も絡ませつつ、最終決戦へと移行してくのかな。そもそも、裏切りがなければ仲良くやってく気満々だったわけだし、そこは鍵となりそう。
 あ、いや、まあ……正確には孤立してないんだけど……残ってるのがあの凸凹コンビじゃなあ……w

 来週、ジェミニとなったユウキちゃんとツーショットしてたことも合わせて考えると、かねてより目をかけていた彼女に、一縷の望みを託しちゃう感じでしょうか。まあ、確かに残ってるのがあの凸凹コンビじゃ(ry


 ゴーバスターズ #20

 やっぱり、今週の白眉は整備描写だよな。こういうの見てると、なんつーかイキリ立つぜ!
 特に、合体済みの状態からいちいちパーツを外したりするシーンが良かった。最近、めっきり出番の減ってた気もする整備員さん達も大活躍してたし、久しぶりにゴーバスターズの特色である「後方で戦う人もひっくるめてゴーバスターズ」という部分が強調されてたと思う。戦うなら、全ての仲間とじゃないとね。

 そういった男心をくすぐる演出に加え、ヒロムの精神的成長の証みたいな形で誕生したことも相まって、初見だとダサく見えたグレートさんもえらく格好良く思えましたね。まだまだ力を扱い切れてないだけで、本調子ならもっと圧倒的な力を出せそうな描写もグッド。スーパーロボットに相応しいスーパーさです。


 スマイルプリキュア #22

 改めて決意表明というか、今まで敵がお気楽お笑い集団で部活みたいなノリで戦ってたから、事実上は初の決意表明回。
 スマプリから抜いたバッドエナジーにより強化された敵を、更に強化されたスマプリ自身が倒すなり一時的に封印するなりして、この子達の精神的成長を分かりやすく描写してくれるんでしょうね。

 個人的にちょっとマイナスなのは、一人語りの部分が饒舌に過ぎて感じられたことかな。こういうのは、短冊の内容だけキャンディのモノローグで出して、決意するところ自体はキャラの表情や仕草で見せて欲しいと思う。子供向きだから分かりやすくってことかもだけど、子供だってそのくらい伝わると思うし。

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by ejison2005 | 2012-07-10 03:32 | ジャンプ感想