週刊少年ジャンプ 12年 31号 感想
 今週のガンダムAGEは、「やりたいことはよく分かるんだが、描写がそれを全然実現出来てない」というこの番組の致命的欠点がいかんなく発揮されているエピソードだったと思います。
 そもそも、イゼルカント様自体が「え? その目的でその行動なの??」という代物ですしね。やはり、土台が悪いとどうにもならんということでしょうか。

 幼女の絵は頑張ってたんだけどナー。

 あと、ガンダム関係ないけど一号ライダーがケーキ工場ではっちゃけすぎワロタ。


 暗殺教室(新連載)

 松井先生が帰って来てくれたんですか!? やったー!

 というわけで、ネウロでおなじみ松井先生の新作ですが、うん、松井先生らしく、得体の知れないオリジナリティをビシバシと感じる代物であったことよw

 そんなわけで、ともかくこの作品第一の売りは、この圧倒的オリジナリティを感じる設定にあるといえるでしょう。他の誰がこんな異常な舞台設定を思いつくというのか? いえ、いません(断言)。
 そして、超絶荒唐無稽な設定をこちらに咀嚼させるためのテクニックも見事で、まずは開幕、「誰もが最初に考えるマッハ20で動く生物の倒し方」を生徒達に実践させることで、インパクトを与えると同時に、本作が何をする漫画なのかや、殺せんせーがその程度で倒せるほど甘い存在ではないこと、生徒の安全性は配慮されていることなどを、端的に伝えてきてくれている。
 その上で描く回想シーンにおいて、成功報酬をどどんと百億円提示! もうこれで、生徒達の動機付けとかもバッチリ完了ですよ。うん、自分が死なず、というかやらなければ地球滅亡で、かつ、百億貰えるんなら誰だって挑戦するよな。というか、俺が挑戦したい。金には魔力があるって福本先生が描いてた!

 それでも、月がそんなことになったら地球が地球が大ピンチじゃないのか? などの不明点は残されてますが、そこら辺は先生に特攻を持つ兵器開発済みな政府が「話せない」と明言していますからね。何も語っていないも同然ですが、それだけで「理由はあるけど語らない」だけなんだな、と強引に納得させられてしまう。実際問題、そこら辺の細かい部分は謎として含みを持たせた方が興味を抱かせられるし、説明パートばっかで冗長になっちゃいますからね。

 そんなケレン味たっぷりというかケレン味以外の何物も存在しない中、殺せんせーのデザインをゆるキャラ風(にしつつ触手で自己主張)しているのは、ネウロでの連載経験を得て松井先生があざとくなったのを感じられて、なかなかに感慨深いものがありますね!
 やはり、頭が鳥でCV子安では子供受けが悪かったの……いや、それ以外に色々と問題があるんだろうな。うん。

 そんな感じで舞台設定では独自ロードまっしぐらな一方、話作りの方は実に古典的というか、教師漫画の基本に忠実で、「落ちこぼれの生徒達が個性的な先生に出会って精神的に成長する話」がしっかり描けています。付け足すなら、単に「落ちこぼれの生徒と個性的な先生」というわけではなく、「誰からも注目されなくなった生徒と誰からも(色んな意味で)注目される先生」ということで、互いが互いに対比関係となっているのですね。

 だめ~な感じの作品を見ていて、「これは基本が出来てないのに奇をてらってるから駄目なのではないか?」という感想を抱いた方も多いとは思いますが、この作品こそまさしく、基本が出来た上でかつ、奇をてらっている作品であるのだといえるでしょう。

 でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。

 渚ちゃんは男の子なのか、それとも女の子なのか……それが問題だ……。というか、松井先生ってばあんまり変わってないようでいて、さりげなく画力がめっちゃ向上してないですかね? 『どんな手を使っても』のシーンで渚ちゃんが見せた小悪魔的頬笑みと、ちょっと天然入ってそうな茅野ちゃんには萌えざるを得ないんだぜ。

 ちなみに、女の子なら萌えますし、男の子なら萌えます。


 ワンピース

 おそらく何処か(カイドウ濃厚)の部下であろう新キャラ、ヴェルゴさんの顔に何故ハンバーグが付いているのか? そしていつの間にサンジは覇気を使えるようになったのか? そんなことばっかり気になってしまう今日この頃。サンジに関しちゃ、僕が忘れてるだけの可能性も濃厚ですが。

 錦えもんさんに関しては、焼き斬る方はともかくとして、炎斬りに関しちゃまたえらい限定的な剣術を身に付けてきたもんだと思いますが、こともなげに爆炎を斬ったまででござると述べる彼の姿はとても格好良かったので、まあいいかなと思いました。こう、さらっと述べてるのがいいよね。ドヤ顔にもドヤ顔の良さはありますが、コブ付きである彼の出自にはあってる。


 トリコ

 んあ、副会長とか所長とか服がラップと似てる鉄平とかは別に第0の職員じゃなかったってことなのかな? それとも、実力的には適うけど、人間界での実務的な問題から残してきた人員という感じなのでしょうか。特に鉄平は、与作の仕事を引き継がないといけないし。

 で、顔見せしてくれた第0職員の皆さんは現状だと色モノコスプレ集団以外の何者でもありませんが、今後の活躍で凄味を見せてくれると信じている……信じている、が、送り込むのが一人だけなのはどういうことなのだろうか。
 相手も腕利きの料理人(強力な戦闘者とほぼ同義)をさらいに来る以上、相応の実力者を派遣してくるわけで、ここはもうちょっと戦力を割いて確実にやって来るそいつらをこの機会で潰し、戦力の減少を狙うべきだと思うなあ。

 まあ、栗坊さんも派遣しそうな雰囲気ではあるのですが、この流れだとどちらかがほぼ確実に裏切り者だろうし、ね。


 ナルト

 ありゃ、百豪の術ってイコール創造再生だったのか。この辺、相当昔のVS大蛇丸戦で説明があったかもしれないけど、いかんせん昔のことなのでさっぱり思いだせんぜ。

 お話の方は、都合良くドラマチックにお別れできる術をダンさんが知っていて、マダラさんもマダラさんでこれまた都合良く穢土転生継続の方法を知っているという、まっこと都合の良い作劇であったと思います。まったくかんたんだー!


 斉木楠雄

        ____
      /      \
     / ─   ─ \ とりあえずいい感じに盛り上がってきたけど、どこへ向かってるんだ……
   /   (●)  (●)   \ おっさんがどうなったかも気になるし、まぁ続きはマジで気になるわ
   |      (__人__)     |
   \     ` ⌒´     /ヽ  このまま最後までコメディタッチな展開になるのかな?
    /              \ 幸せなオチでよかったわ
    (  ヽγ⌒)        ヘ   \ これから燃堂の扱いはどうなるのか……
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄

 ネタ抜きで感想書くと、冒頭のゲームへの例え話から流れるように自殺志願者の世知辛い失敗談へとシフトしていき、燃堂君のイイ人っぷりと斉木君の粋なステマで自殺志願者が救われつつ精神的成長を果たし、最後にオチをつける、というスムーズで美しい話の組み立てが良かったと思います。全編に渡り、善性に満ち溢れているのもグッド。


 ニセコイ

f0029827_783576.jpg

f0029827_784397.jpg

 明らかに後方に位置する主人公の傘は、前を歩くヒロインの眼前で開くことが出来るのか?
 開閉機能の構造や世の物理法則を無視して、鼻面を抑えることが出来るのか?

 出来る! 出来るのだ!

 正気にては大業ならず。ニセコイとはシグルイなり。

 あと、先週に引き続いて主人公の変顔がキモかったです。


 ハイキュー

 先週抱いた疑問に対する解答は「直接戦わせる」というものでした。なるほど、この上ないくらい分かりやすく伝わってくるわ。その発想はなかったけど、極めて納得のいく代物であったぜい。

 もちろん、これはセッターだけに言えることではなく、現役エースである旭さんとエースを目指す主人公日向君、そしてリベロがいるチームといないチームの対決にもなっているわけで、これを瞬く間に采配して見せた鳥養監督のキャラ立ても含め、いつもながらの一石で何鳥も狙う見事な脚本であると思います。

 これによって、各々の試合における立ち周りなどがドラマ性を交えつつ、解説されていくわけで、僕みたいなバレー知識ゼロ人間にも優しい。


 こち亀

 ノリ気じゃなかった中川と麗子が徐々にテンションアップしていく姿が、いかにもカラオケという感じで読んでて微笑ましい気持ちになりました。
 オチはちょっとねーよって感じだけど、そこが良かったからいいや。


 パジャマ

 幼馴染みの子が見せた扉絵でのブラチラと、冒頭での汗拭きがが非常にエロかったです。


 マジコ(最終回)

 う~ん、この漫画はまず、魔法関連の設定がいかにも不味かったと思います。前にも書いたけど、この世界観だと一週間晩御飯に松屋へ通うだけでも魔法発現したりしそうだもの。習得過程のワクワク感が全然ない。ついでに述べると、使い捨てだから多分、気持ち良く暴れてるラスボスさんは勝ったとしても、「ウソ……私の残り使用回数少なすぎ!」ってなったと思う。

 あとは、適当に悪役を出して戦う適当に悪役を出して戦う、という展開の連続だったというのも問題かな。
 いや、一応はそれぞれのエピソードで「兄を超える」とか「恋敵を退ける」とかテーマはあったんだけど、この作品のメインテーマは疑似夫婦関係にある主人公とヒロインの関係性にあるのだから、邪魔者を排除する方向ではなく、二人の関係性を強化する方向での試練を与えるべきだったと思うんだぜ。だってこれだと、外的要因によってもたらされたマイナスがゼロに戻るだけだもの。このテーマが要求しているのは、ゼロをプラスにしていくことだと思うの。
 バトルの内容も、後出し新技を出すだけだったしね。

 そんなわけで、総合すると魔法とそれにまつわるバトル描写がいけなかった、というところでしょうか。次はそういった要素を排除した作品を描いてみるといいんじゃないかな。ジャンプカラーじゃないけど、それこそファンタジー世界での日常漫画みたいな。


 スーパーヒーロータイム

 フォーゼ #41

 先週から引き続いての、サプライズに継ぐサプライズで見る者を飽きさせないな~と思います。いや、本当、まさか教授がこっから更に裏返ってくるとは思わなかったわ。

 それはいいんだけど、来週以降、江本教授の退場によってバルゴ戦略がうやむやになってしまったりしないかは心配かな。非戦闘員やその友人を狙うというのは有効な戦術なのだから、思いついた以上は実行してもらいたい。それか、理事長の個人的教育理念とかであえてやらないという展開にでもするか。

 サプライズといえば、ロケットステイツも随分なサプライズでしたね。純粋に嬉しかった。ただ、これも何で使わなかったの? という話になってしまうから、弦ちゃんが辛い記憶故に封じていたけど、友を救うために使用を決意した、みたいな理屈付けは欲しかったと思う。

 アクション面では、バルゴが人質を取りながらライダー二名の肉弾攻撃をしのぐ辺りが面白かったです。


 ゴーバスターズ #19

 今週の話で、ウィンスペクターにおいてバイクルが分解される回を思い出した人は僕だけだろうか。ファイヤースコードが登場する話。あの話、竜馬が大怪我するわバイクルがバラされるわで、なかなか絶望感が半端無かったよね。デミタスのおかげでバイクルは現地修理されたけど。

 まあ、それはともかくバイクの人ことニックメイン回であり、彼の人間性とヒロムとの絆を見事に描きつつ、コメディ要素もふんだんに取り入れた良エピソードなのですが、惜しむらくはやはり、ヘラクレス登場と喰い合ったことだよね。玩具の販促なども考えると、どちらかといえばヘラクレス登場に至る流れを丁寧かつ、スポット当てて描くべきだったようにも思える。何というかこう、別にそこまでして合体する必要も感じなかったし。

 アクションでは、陣さんとの共闘でヒロムが見せたダガーを腕の中に畳みこむような動作が格好良かったです。戦隊のレッドといえば、やはり長物のイメージがある中で、ダガーなりの格好良いアクションを頑張って模索してるよね。


 スマイルプリキュア #21

 とりあえず、夏服が妙にエロく感じられますハァハァ。

 で、まあ、この作品のテーマは忘れがちだけどハッピーエンドにあるわけで、今週は中盤のパワーアップ回……であると同時にテーマ掘り下げ回にもなるであろうエピソードに向け、持ち上げてから落とす手法で一気にどん底へ突き落してきたって感じでしたね。ハッピーエンドになるには、まずバッドな状態にならないとってところ。最初から王子と相思相愛のシンデレラじゃ話にならないともいう。

 同時に、悪の皇帝さん側も何らかのアクションを起こして大きく話が動くでしょうし、中盤のターニングポイントとして相応しいエピソードへ昇華されてくれそうです。

 しかし、今週の戦闘は完全にプリキュアしてたな。この子達も、成長したってことなんですかねえ。


 聖闘士星矢Ω #14

 ピーコックさんがすげえイイ人で、とにかくその師をキャラ立てさせることに注力してたのが印象的なエピソードでした。

 特に、単にパンを与えるのではなく、仕事を与えてやる出会いのエピソードが良かったですね。乞食に与えるは魚ではなく、魚を取る方法だという故事もあったと思うし、お人良し的な意味ではなく、本当にイイ人だ。

 そうすることによって、ユナの師匠越えという成長劇も栄えてくるわけで、今週は本当にピーコックさんを中心に回ったと思う。

 しかし、そういった感動や余韻も全て、次回予告が消し去ってしまうのであった。これ、収録の時どんな顔をして読み上げたのかすげえ気になるんですけどwww公式が病気過ぎるwwwww

[PR]
by ejison2005 | 2012-07-03 07:22 | ジャンプ感想