千葉工科大学 スカイツリータウンキャンパス
http://www.it-chiba.ac.jp/skytree/

 ↑これね。行って来たので自分用メモ。


・入場無料。撮影オッケー。

・目玉となる廃炉作業用ロボ「ローズマリー」は、単体では内部撮影しか出来ないが、その積載量を活かした外部ユニットを装着することで、諸々の作業に対応できる。話を聞く限りでは、ガンダムからストライクガンダムへ進化したような感じらしい。

・その悪路走破能力は凄まじく、実演ではガレキを模した木材の山や、急こう配の階段を見事に登攀して見せた。

・一名だけ操縦させてもらえるとの話なので、見学客の中から男の子と、おまけで中学生くらいの女の子も操縦させてもらってた。僕もやりたかったが、流石にちびっ子の中で「はいはいはーい!」は気がひけたので断念。

・操縦体験といっても、さすがに壊れたらやばいので階段はNGで、ガレキを模した木材の山だけ越えさせてた。

・ちなみに、コントローラーはPC用のゲームパッド。以前は専用のコントローラーを使っていたが、壊れた時に直すのが面倒なので、ちょっと手を入れるだけで使える市販品を採用したらしい。高専のロボットみたいである。

・もうひとつ、ローズマリーの機能で目玉となるのは充電方式。従来だとユニットを付け変えなければならず、手間がかかってしまったので、電気自動車と同じコンセント方式に変更したそうな。それに伴い、稼働時間も従来の三~四時間から五~六時間に拡大。

・光学カメラの精度は、やや遅いくらい。携帯電話のカメラを起動して左右に動かすと、画面内で実際より少し遅延して表示されるでしょ? あれと同じくらい。

・男根の如く雄々しくそびえ立っているのは、3Dセンサーで、周囲の物体の高低を探知して立体図(といっても赤青緑のサーモグラフィーみたいな代物だが)を表示する機能がある。


 ~ここからは僕が個人的にそこらを歩いてた教授(っぽい人)に聞いた話~


・ローズマリーは本体重量約四十キロで、積載量は五十~六十キロ程度。巨体ではないがうなる。空は飛ばない。

・実演では無線方式だったが、現地では有線運用だそうです。

・バッテリー方式を変更した最大の理由は、作業員の被爆量を抑えるため。当然、現地から戻って来た機体には各種整備や充電作業を行わなければならないのだが、ここで時間がかかってしまうと、作業員の被爆量が増えてしまう。その点、コンセント刺すだけなら大幅に時間を短縮できるというわけである。

・作業員の被爆量は一定以上になると、「もうこの作業しないでね」「この区画に入らないでね」となってしまい、熟練者から順に作業を離れてしまうことになる。よって、最大の懸案事項のひとつである。

・分かりやすく例えると、先輩バイトがどんどんやめてしまうファミレスみたいな状態。やばさが伝わっただろうか?

・冷温停止の目処もろくに立たず、現状では三十~四十年スパンで地道に改良を重ねていくしかないそうな。

・そのため、もうひとつ大きな懸案事項となっているのは、技術の継承とそこからの更なる発展らしい。いかんせん、今ロボット作ってる先生方って結構年がいってるので、作業完了前に引退or他界してしまうからである。

・その点でも、現地作業員の被爆量を減らし、少しでも長く作業に携わって技術的蓄積を行えるように改良することは急務なのだとか。

・あまりに急務すぎて、現場はほぼ不眠不休の状態。

・整備性を考慮していることから分かる通り使い捨てではない本機だが、それでも壊れて立ち往生ということはままある。そのため、無線式の「お助け用ロボット」も作っているらしい。

・ただ、どのくらいの時間でどれほど放射線が溜まるのかなど、取りたいデータも多いので、壊れたロボはあえてそのまま座礁させといたりするのだとか。

・今後の方向性としては、ロボットに充電ステーションユニット(今僕が勝手に命名)を運ばせて設置。また運ばせて設置のリレー方式で行動範囲を広げさせたいらしい。

・充電ステーションユニットってのはアレよ。ロボット掃除機ルンバが充電する時のアレ。ロボットが勝手に充電する仕組みにしたいのだとか。

・何故、行動範囲を広げたいのかって? 実は現状、五百メートルくらいまでしか潜れてないからさ! HAHAHAHAHA!

・というのも、実験では上手くいった動作が本番では上手くいかないなど機材の問題もさることながら、東電が内部の見取り図を消失していたり、東電がくれた見取り図と実際の階段や通路の幅が違っていたりなど、枚挙に暇がないほど東電絡みで問題が起こってるというのが大きいらしい。

・そんなわけで、どこの放射線量がどのくらいで、どこが通れるのだとか、手さぐりもいいとこらしい。水も実際にはどのくらい溜まってるのかさっぱり。言っとくけどこれ、ウィザードリィでもなければ世界樹の話でもないよ。

・しかも、これだけ苦労しといてタダ仕事である。ガチ無料。ロボットのレンタル代とかも貰ってない。

・僕が見る限り、すごく欲しそうにしていたのが印象的だったが、お金を取ると色んな偉い人がうるさいらしい。

・そんなわけで、予算・時間・人手の全てが足らないハイパーブラック企業状態である。

・現地は不眠不休と書いたが、ほとんど意地とプライドと学術的探究心と趣味でやってるのだとか。

・いや、そんなくだけた言い方はしてなかったけど、少なくとも陣頭指揮を執ってる副学長さんだとかの「俺はロボットいじれてればいいから」という個人的意欲に支えられてるところが大ではあると言ってた。

・ところで、NHKなどの放送で流れてる廃炉内の映像は、ここが作ったロボットによって撮影したものである。その撮影したロボット偉いよ流石ローズマリーちゃんのお兄さん!

・「廃炉の様子は報道しても、それを撮影したロボットについては報道してくれないんだよね……」

・やめてください世知辛すぎて死んでしまいます。

・最近は実績が認められ、徐々に助成金が出されたり、他の研究機関から提携を申し込まれたりしているのだとか。

・「でも……成功してから金を出してもらうんじゃなくて、成功するためにお金が欲しいですよね……」←俺

・「うん、本当にそうなんだよ……」←先生


 ~感想~

 大人になるのが怖くなった(二十六)。

 その他にも、火星探査船操縦シミュレーター(僕もやりたかったがちびっ子にまざってry)や、魔法のカードON THE FLY PAPER、超巨大ロボティックスクリーンなど、面白いものが色々あるので、スカイツリー観光を考えてる方には是非、訪れてみて欲しいですね。

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by ejison2005 | 2012-06-23 21:55 | 雑記